虫時雨〜長月〜





 約束。
 遠い日の約束。
 記憶から消えていた約束。
 しかし、その約束はふとしたことで甦る。
 それは幼い日聴いた歌だったり、一緒に見た景色だったりする。
 しかし一方が忘れていてももう一方は憶えているというのは良くある話なんだろう。
 わたしは憶えているけれど、彼は憶えているだろうか、なんて思って思わず苦笑する。
 彼がこの街を出てから10年経つけど、連絡も何もなかった。
 忘れられた。
 そう思い、ずいぶん泣いた記憶がある。
 今思うと、あれがわたしの初恋だったんだと思う。
 ずっと一緒に遊んでいた、彼。
 多分、2度と逢うことはないんだろう、と思うと少し苦しくなる。
 苦しくなるけど、それは仕方のないこと。
 そう、仕方のないこと。
 そう思っていた。





 鐘の音が響いた。
「諫早。この学校、どう思う?」
「よく解りません」
「当たり前だよなぁ。でもな」
 うむうむ、と納得している担任――高村は人懐こい笑いを浮かべて言葉を続けた。
「きっと気に入ると思うぞ。っていうか、気に入って欲しいと思ってる」
 そう言ってにこにこと笑う高村に諫早裕樹は好感を憶えていた。
 やがて教室に辿り着き、
「あ、ちょっと待っててくれ」
 言い残し、高村が教室に入っていく。
 しばしの沈黙の後、ざわめき。
「・・・何回やってもなれないな」
 ざわめきを訊きながら裕樹は苦笑した。
 程なく高村の声が聞こえてくる。
「諫早〜入ってきていいぞ〜」
 ドア越しの声を聞き、一呼吸。
「さて・・・行くか」
 呟き、ドアを開ける。
 無言で中央まで行き、黒板に自分の名前を板書した後振り返り、自己紹介。
「諫早裕樹です。・・・10年前はこの街にいたんですけど、巡り巡って帰ってきました。よろしくお願いします」
 挨拶をした瞬間、女生徒が立ち上がった。
「裕ちゃん!」
「へ?」
 裕樹は呆然としているが、少女はお構いなしで裕樹に抱きついた。
「逢いたかった・・・逢いたかったよ・・・!」
 しかし、その嬉しそうな顔は――裕樹の次の言葉で固まった。即ち。
「・・・えーと、誰?」 
「え?」
「俺、君とは初対面だと思うんだけど」
 裕樹はよく解らないやあっはっはと言った顔である。しかし、少女は――俯いた。
「そう、忘れたの・・・?」
「おい、何だよ・・・泣いてるのか?」
 少女は俯き、震えている。裕樹は気遣い、声を掛けたが――次の瞬間思わず飛びずさっていた。恐怖故に。
「うふふふふふふふ・・・」
 笑っている。
 低い声で、笑っている。
「何だか怖いぞ・・・」
 冷や汗を垂らしながら後ずさる裕樹に、
「忘れたのね!あたしを!」
 言うや否や、少女は殴りかかった。
「いきなりなんて事しやがる!」
 何とか避けつつ、文句を言うが、
「忘れた裕ちゃんが悪いんだよっ!」
 と取り付くしまもない。
 その怒った顔を見て、裕樹はある結論に辿り着いた。
 幼い頃、よく見ていた顔――よく遊んだ女の子の顔。その子の名前を記憶から拾い出し、告げる。
「お前、ひょっとして・・・刈穂か?」
「・・・忘れてたのね」
 大地の底から響く様な、低い声。
 刈穂の声音に恐怖した裕樹は教室から逃げ出し――
 刈穂――幾島刈穂は裕樹を追いかけて駆け出した。


「君らね、あんまりと言えばあんまりじゃないか?」
 裕樹と刈穂は仲良く高村に説教を喰らっていた。
 あの後二人を追いかけ教室を飛び出した高村に呆気なく捕まった二人はうなだれるしかなかった。
 うなだれたまま、連行される様に教室まで進んでいく。
「せっかくの転校初日なんだからさ」
 ふぅ、という哀しげな溜息。
「すみません・・・」
「すみませんでした・・・」
 思わず素直に謝る裕樹と刈穂。
 だから、高村は笑った。
「解ればいいよ。ほい、入って自己紹介やり直す様に」
 はぁ、と肩を落としつつ裕樹と刈穂は教室に入っていった。


 恙無く自己紹介は終わったものの、裕樹は多少驚いていた。
 てっきりからかわれるかと思っていたが、その気配が全くなかったからだ。
「?」
「なに不思議そうな顔してんの?」
 前の席に座っていた工藤恭史郎が振り返り、訊いてきた。
「ああ。てっきりからかわれると思ってたから。ああ、裕樹でいいぞ」
「からかえなかったのはね、釘刺されたから。君らをからかったら天井から逆さに吊すぞ、って。ああ、僕も恭史郎でいいから」
 その言葉を聞き、裕樹はそんな馬鹿な、と笑った。
「・・・本気じゃないだろ?」
「本当にあるんだよ、このガッコでは。親も文句言わないし」
「・・・とんでもないとこに転校してしまった・・・」
 冷や汗を垂らす裕樹であったが、
「まぁ、無茶しなきゃ大丈夫だって。でも大変だね」
「何がだ?」
「これからが」
 恭史郎はにこ、と人の良い笑いを浮かべるとある方向を指さした。
 思わずその方向に目を向ける。と。
「?」
「裕ちゃん!ご飯行くよ!」
 刈穂がぶんぶんと手を振っていた。どうやら一緒に食べようという事らしい。
「ほらね」
「じゃぁ行って来るわ」
 困った様な、照れた様な笑いを浮かべて裕樹は刈穂に近付いていった。と思うや否や、刈穂は裕樹の手を掴んで走り出した。
「おう、スプリンター」
 うんうん、と頷く恭史郎であったが、
「恭史郎くん、来たよ〜」
 という声に顔を上げた。
「や、晴日」
「さっきの、誰?刈穂が引っ張っていった人」
「うん、転校生。どーやら幾島さんの幼なじみらしいよ」
「ふーん、刈穂の幼なじみかぁ」
 納得、と言った風に晴日は肯いた。
 


 その頃、裕樹は・・・
「ほら!裕ちゃんが遅いからカツサンドが売り切れちゃったじゃない!」
 刈穂に怒られていた。
「俺のせいか?俺のせいなのか?」
 理不尽な、と不満をあらわにする裕樹であったが、
「裕ちゃんが遅いからだよ!」
 むー、と怒っている刈穂には通用しない。
「んなこと言っても刈穂・・・お前弁当じゃない」
 冷や汗混じりの裕樹に刈穂は、
「しゃぁらっぷ!そんなの、一緒に食べちゃいけない理由にはならないよ。
 それとも・・・あたしとは一緒に食べたくないの?」
 少し潤んだ目で、しかも上目遣い。
「いや、そんなことないけど・・・」
 結局刈穂には甘くなってしまう裕樹だった。


 その放課後、裕樹は刈穂に引っ張られていた。
 連れて行かれた先は四季彩館。
 裕樹は店内にたむろする猫たちに一瞬ひいていたものの、猫嫌いというわけではないし、何より紅茶やケーキが美味しかったので、かなり気に入ってしまっていた。
「再開のお祝い。今日はあたしのおごりね」
 そういった刈穂は妙に嬉しそうで、だから。
「なら、今度はこっちのおごりね」
 そう、約束していた。
 刈穂はその言葉に一瞬目を見開いて――
「うん、ありがと!」
 本当に嬉しそうに、心から嬉しそうに笑った。



 虫の音が聞こえている。
 澄んだ音で編み上げられた歌。
 懐かしい歌。
 子供の頃、彼女――刈穂と良く聴いていた歌だった。
「帰って・・・来たんだな・・・」
 呟く。
 そして苦笑。
「あまり変わってなかったな」
 外見が、ではない。内面が、だ。
 好きだった刈穂のまま。
 それが嬉しくて、裕樹は思わず笑っていた。
「・・・寝よ」
 目を閉じる。
 虫の音がより近くに感じられる。
 すると、子供の頃が近付いてくる様で――
 裕樹は昔の夢を見た。


『――――だよ!』
「うん!絶対だよ!」
『――から』


 裕樹はクラスに――と言うより、学校にかなり早くなじめた。
 それというのも――
「裕ちゃん!一緒にご飯食べよ!」
「ほいよ」
 刈穂が良く話しかけてくることと、
「あ、俺も一緒させて貰うわ」
「あたしもいいかな?」
「ふふふ、俺も行くぞ」
 クラスメートの恭史郎と晴日、晶久。そして。
「貴哉ぁ!待てぇ!」
「初夏、さっきのはお前が悪い!」
「・・・またやってるよ。あ、雪緒。これ貰うよ」
「ああっ!わたしのカニさんウインナー!」
「くーくーくー」
「翠・・・寝るな・・・!」
「よく寝るねぇ・・・」
 その友人達のおかげだろう。



 裕樹が引っ越してきてから始めての雨の日。
「降ってるな・・・」
「降ってるね・・・」
「はい、ヌワラエリヤとシェルパティー」
 四季彩館の窓際のテーブルで、裕樹と刈穂はぼんやりと外を眺めていた。
 普段は外にいる猫たちが雨が降っているからだろう、みんな店内にいる。
 黒猫。
 銀虎。
 砂虎。
 三毛。
 色とりどりの猫があるいはテーブルの下で、あるいはスツールで、あるいは・・・
「何でこいつ等はこんなに人懐こいんだ?」
 裕樹は自分の足の上で伸びている茶虎の猫の喉を撫でながら、ぽつりと呟いた。
「猫をいじめる人はそもそもこの店には来ないもの。嫌いな人もね」 
 確かにそうだろう。
 猫を苛めようものならマスターに相当酷い目に合わせられることは周知の事実であったし、猫嫌いな人間がこの店を見たらまず二度と来ようとは思わないだろう。
 窓ガラスを雨の滴が流れ落ちていく。濡れた窓ガラス越しに降りしきる雨を見ながら、刈穂はぽつりと呟いた。
「でも、懐かしいよね・・・」
 嬉しそうに。楽しそうに。一句一句噛み締める様に。
「約束・・・守ってね。今日は無理だったけど」
 満面の笑みを浮かべて。しかし。
「約束?何のことだ?」
 刈穂の笑みは裕樹の言葉で凍り付いた。
「冗談、でしょ?」
 またからかって。
 そんな口調。
 願いを、込めて。
「いや、冗談じゃないけど。刈穂こそからかってんじゃないか?」
 裕樹は不思議そうな顔だ。
 覚えはない。
 そんな表情。
 だから。
「憶えて・・・ないの・・・?」
 刈穂は。
「約束したじゃない!あの日、約束したじゃない!」
 泣き出した。
 大切な約束だった。
 二人にとって大切な約束だった。
 しかし――裕樹は憶えていない。
 ただ、困惑した顔を見せるだけ。
「あはは・・・馬鹿だね、わたし。私だけ舞い上がってたんだね」
 怒りは悲しみに変わり、笑いが洩れていた。
 悲しみ故の微笑い。哀しい微笑いだった。
「憶えてくれてるって思ってたのに・・・勘違い、してたんだね・・・」
 そして。
「――ごめんなさい」
 それだけ言い残し、刈穂は雨の街に駆け出した。
 傘を、置いたままで。


「約束、したんじゃないの?」
 ぽつり、と北斗が心配そうな声で訊いた。
「・・・憶えてないんです」
 裕樹は寂しそうな声で答えた。
「憶えてないからって無効に出来るわけでもないですけど」
 苦笑。
 歯がゆさ。
 自分を歯痒く感じているのがありありと見て取れる苦笑を裕樹は浮かべていた。
 そして。
「俺、あいつをもう泣かせたくないです。泣いてるの見て、気付くなんて・・・酷いとは思いますよ。でも・・・俺・・・!」
 北斗は裕樹の表情を見、苦笑を浮かべた。 
「しょうがないなぁ。ヒントだけだよ・・・」
 そしてカウンターから出て、ドアの方に向かい――戻ってきて、あるものを差し出した。
「これがヒント。これ以上は・・・自分で思い出すこと」
「・・・傘?」
「とにかく・・・早く思い出せるといいね」
 北斗は笑いかけ、
「はい・・・!思い出しますよ、絶対!」
 裕樹は頷き、四季彩館を辞去した。



 傘が役に立たないほどの強い雨。
 強い雨の中、裕樹は一人歩いていた。
 どこに向かうでもなく、ただ歩いていた。
 周りを見れば家路を急ぐ人たち。
 そんな中、目を引いたのが二人で一つの傘を差して帰る子供達だった。
 思わず笑みが浮かぶ。
「そーいや俺と刈穂も良く一緒に帰ったなぁ。別々の傘だったけど」
 そして――
「ああっ!」
 記憶が再生する。
 遠い日の約束。
 無邪気な、誰でもする様な約束。
「今度雨が降ったら一緒の傘で帰ろうね」
 その約束を交わした場所。
「ずっと待ってるから」
 そう言って笑った刈穂。
 裕樹も刈穂も雨を待ち続けた。
 ずっと。
 ずっと。
 しかし、雨は降らなかった。
 雨が降らないまま転校の日が訪れ――
「約束、して」
 刈穂の泣きそうな声。
「いつか、裕ちゃんが帰ってきてからでもいいよ。雨が降ったら一緒の傘で帰ろう」
 ひとかけらの希望に縋る様な約束。
「待ってるからね!ずっと、待ってるからね!」
 他愛のない、約束。
 裕樹が帰ってこない限り果たされることのなかった約束。
 しかし、今なら守ることが出来る約束。
 だから。
 刈穂は、待っているはず。
 きっと、待っているはず。
「莫迦だなぁ・・・」
 ぽつりと、呟く。
「本当に・・・莫迦だなぁ」
 裕樹は苦笑。
 涙を滲ませた苦笑を浮かべた。そして。
「全く・・・!」
 雨の中、駆け出した。
「・・・・・・やはりあそこだろうなぁ」
 走りながら傘を閉じる。走る邪魔になるから。
「頼むから――合っててくれよ!」
 向かう先はただ一つ。
 小学校の、校門。


「よう」
「うん」
「迎えに来たぞ」
「・・・遅いよ」
「・・・遅かったか?」
「10年、待ったもの」
「それは悪いことしたな。謝るよ」
「でも来てくれたし。赦したげる」
「そりゃどうも」
「感謝しろしろ」
 くす、と笑う刈穂。
 叩き付ける様な雨の中、涙が雨に洗い流されていく。
 涙が洗い流された後に残ったのは、泣き笑いじゃない、本当の笑いだった。
「憶えてて・・・くれたんだね」
「憶えてたんじゃない。思い出したんだ」
「でも、来てくれたじゃない。それだけでいいよ」
 そして、刈穂は裕樹に抱きついたが――
「おわ、冷てぇ!」
 思わず言葉にしてしまう裕樹。
「ムード無いなぁ・・・」
 むっとしながらも本気で
「冷たいもんは冷たいんだ・・・それに覚悟する前に抱きつくな」
「じゃぁ今ならいいんだよね?」
「ん?覚悟なら出来たぞ」
「じゃぁ・・・えい!」
 もう一度、刈穂は裕樹に抱きついた。
 今度は裕樹も刈穂の背中に手を回しかけたが――
「ああ、兄ちゃんたち抱き合ってる!」
「恋人同士だ恋人同士だ!」
 雨が弱まるのを待っていた子供達に囃し立てられ、
「うわぁっ!」
「きゃぁっ!」
 裕樹と刈穂は手に手を取って逃げ出した。


 逃げ出した先の公園。
 いつしか雨は止んでいた。
 空を見れば茜色。
 夕焼け色に染まっていた。
 そして、公園の木の陰、草むら、ベンチの下。
 鈴虫の音を皮切りに、様々な虫が歌を奏でだした。
 鈴虫。
 松虫。
 邯鄲。
 蟋蟀。
 くつわ虫。
 さっきまで降っていた雨に代わって、世界を包み込む様な虫の声。
 歌の中、ぽつりと裕樹が呟いた。
「悪い。約束、守れなかったな」
 歌の中、くすりと刈穂が答えた。
「いいよ。今度に期待するから」
「そう言ってくれると嬉しい」
 そんな裕樹の言葉に狩る補はようやく笑顔を見せた。
「感謝しろしろ」
「・・・全く・・・」
 そして訪れる、刹那の静寂。
 刹那の静寂が破られた後には、虫の歌声だけが響いていた。





「理不尽だ・・・」
 不機嫌な声で僕が呟く。
「仕方ないでしょ」
 楽しそうに君が答える。
「なんで俺だけ風邪を引くんだ?」
 本気で文句を言いたいわけじゃない。
 ただ、言ってみただけ。
 事実、看病されるのは悪い気分じゃなかったから。でも。
「さぁ?運が悪かったんじゃない?」
 しれって言う君に、からかい半分に言ってみる。
「そっか。馬鹿は風邪引かないって言うもんなぁ・・・」
「そんなこと言うのはこの口かな・・・?」
 反撃。
 口を掴んで伸ばされた。
「のいうのいう!」
「ふっふ〜ん。何言ってるか解らないよ〜」
 嬉しそうに言う君。
 悔しかったので僕も君の口に手を伸ばし、引っ張ってみる。うにょん。
 うむうむ、よく伸びるなぁ。
 などと思いつつ暫し無言で睨み合い――
「・・・・・・」
「・・・・・・」
 停戦。同時に手を放す。まぁ、これも良くあると言えば良くある光景な訳で。
 僕ははぁ、と溜息一つ。
 雨の日のことを思い出して切り出す。
「でも、お前はやはり莫迦だと思うぞ。来るか来ないか解らない奴を何で待てるんだ?」
 君はなんだそんなこと、と笑った。
「来てくれるって・・・信じてたからだよ」
 僕は更に溜息をつく。まったく、こいつと来たら・・・
「やはりお前は莫迦だよ・・・。こんな莫迦には誰か着いててやらなきゃなぁ・・・」
「む。莫迦ってのは酷いよ」
 と文句を言う君を遮る。
「と言うわけで立候補するんで宜しく」
 不意打ち成功。
 君は子供の様な無邪気な笑顔を浮かべ、微笑う。
「あはは・・・」
 そして僕たちは。
 お互いの小指を絡め合わせて――
「ずっと一緒にいてね」
「ずっと一緒にいるよ」
 今度こそ破られることのない約束を交わした。





 次回予告
 夜空に冴える銀色の月に問う。
 この夜の向こうはどんなところだろう、と。
 月は語らない。
 ただ、僕たちを照らし、導くだけ。
 でも僕たちは月に導かれ、何処に向かうのだろうか・・・?
 次回四季彩記・神無月『月の船』
 夜空を渡る、銀の船。
 僕はその船で君の元へ飛び立つ。