青い空が
ガラス板となって落ちてきた
と思ったら
次に
赤い空が
おり紙となって落ちてきた
と思ったら
次に
白い空が
氷となって落ちてきた
と思ったら
次に
黒い空が
カラスとなって落ちてきた
と思ったら
次に
紫の空が
バラの花となって落ちてきた。
少女は
ばたばた変わっていく空を見ている。
空が落ちても次にまた
空があって
その空が落ちても次にまた
空がある。
少女は
落ちてきた空に埋まっていく
少女は空に埋まっていく
少女は空に埋まってしまった。
そして、もう
空は落ちてこないで
空のあるところには
何もない。
もう
何もない。