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佃学(1938〜1994)詩集 『炎天』より
発行日:昭和61年12月20日 発行所:沖積舎 定価:2000円
装釘:藤林省三 photo:住谷みどり
「晩夏まで」の初出:『詩研究』90号(1978年11月発行)
詩集『炎天』は、『詩研究』元同人、渡辺(旧 中西)光子さんから、2003年6月にいただきました
*サイト管理人より
詩集の「あとがき」に代えての詩に、なぜか心がひかれましたので、 紹介させていただきます。
なお、依代には、(ヨリシロ)のルビがついています。
(炎天は)──「あとがき」に代えて
炎天は
わが肉と魂の病い
先験的な夢の炎症
単純なことよりも
複雑で難解で困難な感覚に
運命的に魅かれてきたのである
(たまゆらの
依代さながら
奈利をめぐり)
いま 神無月
ツワブキの花がいくつか
カテーテルのように発熱して
無残なカルテの夕陽をまさぐっているばかり