にゃおのインフルエンザ予防接種 6 

     え〜と・・・? 2回接種なんだから、今度はいつ来ればいいのだ?  聞こうにも、センセったら、
     向こうへ行っちゃった。 ぬぅ〜〜〜(-_-メ)  と、そこへ先ほどの、おばさんが忙しそうに
     通りかかったので、にゃおは「あの〜 次はいつ、来たらいいんですか?」と訊ねた。 おばさんは、
     「あら、えっと、待ってくださいよ」と言いながらセンセの消えた方向へ向かう。 何か話し合ってる
     様子だけど、はっきり聞こえてこない。 
     今度は 「ちょっと、待ってくださいよぉ」 と言いながら、どこかに電話をかけている様子。 
     う〜ん? どこへ電話しているのだ? もしかして誰かに、2回目はいつなのかを聞くのか?
     その間に、センセが奥から、「わかった?」 と声をかける。 「待ってください、今かけてますから」 と
     おばさんが応える。 ちょっとぉ、不安にさせるわねぇ。 2回目がいつなのか聞かないといけないの?

     やがて、センセが、奥から声だけで、「あのねー 1ヵ月後!!」 と回答を出した。
     おや? じゃ、さっきのおばさんの電話は関係なかったのか? わからんシチュエーションじゃ。
     ま、次の接種日もわかったことだから、あとはお金を払って帰るだけね。 そう言えば、子供の
     インフルエンザ予防接種は去年は4000円ちょっとだったけど、今年は3300円だった。
     ここは、いったいいくらなんだろう? 病院によって料金は違うらしいから、4000円くらい
     取られるかしら? 予約した時に、値段聞かなかったもんなぁ。 聞いたところで、高いから
     やめますなんて言えないもんなぁ。 にゃおは財布を出して、「おいくらですか?」 と聞いた。 

     「え? ちょっと待ってくださいよ」
     またしても、おばさんの「待ってください」攻撃。   C= ( ̄ー ̄;;) ふぅ〜  ま、気長に待つわ。
     おばさんは再び、アヤシゲな奥の部屋にいるセンセのところへ行く。 以下、そのセンセとおばさんの
     会話(ちゅうてもセンセの声はほとんど聞こえなかったが)をできる限り忠実に再現してみた。

     おばさん:「センセ、代金はいくらにしたらいいです?」 
     センセ: 「△※○×□・・・・」 
     おばさん:「3500円くらいにします?」 
     センセ: 「◎×▲・・・・」 
     おばさん:「それじゃ、3000くらいにしときますか?」 
     センセ: 「う〜ん、そうねぇ」 
     おばさん:「それでいいんにしますか?」
     センセ: 「う〜ん・・・」 
     おばさん:「じゃ、3000にしますよ?」 
     センセ: 「・・・・・・」
     おばさん:「いいですね、そうしますよ?」 

     インフルエンザ予防接種の値段に限らず、予防接種の値段が地域や病院で価格にかなりの
     差があることはネットなどの情報交換で知ってたけど、よもや、こんな風に値段が決まるとは
     思わなかったぞ。  値段って医者の胸三寸で決まるのか? なにか予防液そのものの値段から
     算出されるとか、予約の人数に関係するのかと思ってたけど、すっごいいい加減なんだ?
     これだったら、もしかしたら、もうちょっと値切れたかもしれんではないか!(この辺が、ものすごく
     残念なにゃお)  他の病院の値段も、こうやっていい加減に決まってるのかな?

     「それじゃ、3000円でいいそうですから」 と、おばさんが奥の部屋から出てくる。
     お金を払ったにゃおは、外へ出た。 暖房が効きすぎて暑いくらいだったから、ひんやりとした
     空気が心地いい。 にゃおは大きく深呼吸すると上着を羽織って歩き出した。

     それにしても、なんてここはオモロイ病院なんでしょ。 あのおばさんは結局、看護婦さん
     じゃなくて、事務員さんみたいなお役目なんだろうな。 そうでなかったら、センセが自分で
     注射器の用意しないもんねぇ。 看護婦さんのいない病院ってのも珍しいぞ。 センセも見てて
     飽きないキャラだし、なんだか、いっぱいネタが拾えそう。 注射も痛くなかったしね(笑)
     
             2回目の接種に来るのがかなり楽しみ♪ こんなことって初めてだわ。
              こ・・・ これって・・・ もしかして・・・ 恋? ← んなわけはない(爆)

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