カラオケ

     自分はカラオケが好きではない!!
     唄がヘタクソなのだ。 だから、人前で歌うということは苦痛以外のなにものでもない。
     だけど、「歌う」という行為そのものは嫌いじゃない。 一人鼻歌程度で歌ったり、
     音楽に合わせて一緒に歌うのは好きだ。 だからカラオケに行くことには抵抗がない。
     だけどカラオケに行くっていうのは、そこで歌うってことが前提なわけだから、どうしても
     歌うように誘われてしまう。 ご親切に、メニュー表を渡してくれて、入力してあげようと
     リモコンを持って待ってくれたりする。 やめて・・・それって拷問。 結局は好きな唄がないなんて
     どうでもいい屁理屈をつけて断っちゃうんだけど(苦笑)  だったらカラオケに行くなって?
     ええ、行きませんとも。 過去に行ったのは2回だけ。 カラオケボックスってやつにはね。
     あとは家庭用カラオケ機械での経験が数度。 ま、こういう時は絶対に、一人じゃ歌わないけど。

     カラオケが苦手は理由はもう一つ。 それはカラオケを通して見えてくる、はしたない欲望
     カラオケに行くと我先にメニュー表に見入り、どれにしようかとあれこれ迷う。 人が歌っている時も
     次はどれにしようかとメニュー表を見るのが忙しくて歌ってる人なんて眼中にない。 
     そうかと思うと一人でマイクを握って離さないヤツがいる。 しかもそういうヤツに限って
     唄がめちゃ下手。 それこそ、ぬかみそも腐るってくらいの素晴らしさ。 本人、それがわかって
     いるのかいないのか・・・ 気持ちよさそうに何曲も熱唱するのだ。 いいよ、歌ったって。
     だけど、限度というものを知って欲しいんだよね。

     そもそも、みんなどうしてカラオケが好きなのだろう?
     歌うのが好きだからとか楽しいからっていうのはわかる。 ストレス発散にもなるっていうのも
     わかる。 だけど、それだけ? 人に自分の唄を聞いてもらいたいって思ってはいないのかな?
     みんな、複数人数でカラオケに行くでしょう? それって一人だとつまらないからよね?
     だったら、最低限のマナーは必要な気がする。 一人でマイクを握りっぱなしにするのはやめて。
     そんなに一人で何曲も歌いたかったら、一人でボックスへ入ってちょうだい。
     それから人が歌ってる時は、ある程度は耳も貸さなくちゃ。 マイクを持ってる人は熱唱中。
     それ以外の人は、まるで歌ってる人を無視するかのようにメニュー表に見入ってる姿って
     なんだか寒い。 そんな人の姿を見るのもイヤだからカラオケには行きたくない。 

     ねぇ、貴方はカラオケに行った時どんな行動をしてるのかしら?

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