タイトルがシリアスっぽいけど、別にシリアスじゅないよー。
ワシの書くSSがシリアスな訳ないじゃないですかー。
ちなみに、後で突っ込まれても反論する気も無いんで。
あと、途中からワシの分身の一人称ですんで。





破滅させし者(序章)




土曜日の朝のホームルーム……先生がなかなか来ないので、祐一と名雪は遅刻を免れていた。
祐一「名雪、本気でもっと早く起きてくれ。なんだか今年に入ってから歩いて学校に来れた回数が極端に少ないぞ」
そうだね。いいかげんにしないと、脳がとろけるよ?
名雪「努力はしてるんだよー」
香里「どうせ目覚ましが増えてるだけでしょ。普通の人ならそれも立派な努力になるけどね」
祐一「たとえ百単位の目覚ましがあっても起きないだろうな」
名雪「もしかして、ひどいこと言ってる?」
祐&香「そんな事はあるかもしれない」
名雪「うー、ひどいよー」
何をいまさら……
  ガラッ
教師「あー、皆席につけー」
祐一「おっと、来たな。名雪も早く席につけ」
名雪「うー……」
そういえば、祐一。
祐一「なんだよ?」
今日からすっご〜く楽しくなるぞー、色んな意味でなぁ。
祐一「なんでだよ」
それは……
教師「今日は転校生を紹介する」
こーゆーことだよ。
祐一「……なるほど」
教室が喧騒に包まれる。いちいちうるさい奴等だねぇ。
教師「ちなみに、男だぞ」
途端に、教室にいる祐一以外の男子生徒が匕首を構える。
祐一「げっ」
祐一は馴れてないみたいだね。顔がひくついてるよ。
祐一「馴れてたまるかぁっ!」
香里「ち、ちょっと、北川君!何やってんのよ!」
北川「黙っててくれ、美坂。みんな、準備はいいな?」
北川のその言葉に、濁った目をした男子生徒全員近くが頷く。
あの香里が驚いているのを見ると、今回が初めてみたいだ。
教師「………入りなさい(ニヤソ)」
顔に薄い笑みを貼り付けた教師の声に、教室のドアが開いた。



うーむ、まさか、こんな所に転校する羽目になるとはなぁ。
なんだか変な学校だよなー。さっきの女子の制服だって、どっかのコスプレみたいだったし。
ま、どうせ作者が飽きるまで(一週間かな?)の辛抱だ。一週間経てば……なんだったっけ?……まあいい。
教師「入りなさい」
中から先生の呼ぶ声が聞こえる。
……なんだか、殺気のようなものを感じるんだけど……まあ、いいかな。
『全然、よくないよ』
いいんだよ。僕は気にしない。
……さて、やはり最初はインパクトがあった方がいいだろうなぁ。よぉし……
   ガラッ
こるく「やあやあやあっ!皆の衆、お初にお目にか……」






















???『ザ・ワールド!!』
時よ〜止まれ〜〜〜。
















???『そして時は動き出す』





………………。えーっと………。
こるく「………」
教師「どうしたのかね」
こるく「どうしたって……あんた」
なんか、皆が刃物持って睨んでるんですけど……。
『気にしないって、いったじゃないか』
限度の問題だよ!
教師「自己紹介してもらえるかな」
……気にしないでおこうかな。
『潔いのぅ。にぇっへっへっへ……』
気味悪い笑い方をするな。
こるく「えー、私は水無月こうると言う者です。天海市から来ました」
そう言った刹那、殺気が膨らんだような気がした。
『気がしただけじゃないよ』
北川「やれ」
生徒がそう言った瞬間、教室の男子生徒達が一斉に匕首を投げてくる。
こるく「どあああああああっ!アークエンジェル!」
俺が呼ぶと同時に、天使の姿をした人影が現れ、飛んでくる匕首を男子生徒の方向に打ち払った。
北川「げぇっ!」
   ズドドドドドドドドドドドッ
生徒は、どっかの帰国子女が乗る赤い機体のごとく、無残な姿へと変わった。
こるく「危ないじゃないかぁ!何考えてんですか!」
投げてきた男子生徒達に向かって、虚空から呼び出したゴルンノヴァをかまえる。
一同「…………」
よかった、みんなの殺気が無くなってる。
かわりに、負の感情がこの教室に充満し始めているみたいだね。
生徒「ち、ちょっと質問です」
何故か震えた声で質問してくる。
『何故かじゃねーよ』
だまれ、この人外魔境が。
こるく「いいよ。家族構成と任務内容とパソコンの中のデータ以外なら」
生徒「……に、任務って……」
   チャキッ
生徒「あっ!?いっいえっ、えーーっと、天海市って、どこですか!?」
んーみゅ、何故か慌ててるねぇ……っと、質問に答えないとね。
こうる「門倉が街を電脳都市にしたとこ」
生徒「……そんな話、聞いたことないんですけど」
こうる「うん、次元が違うからね」
一同「…………」
こうる「他に質問は?」
生徒「……えーと、さっきの人は」
あれ、人に見えたのかな?
『てゆーか、人だと思いたいんじゃないか?』
ふーん。
こるく「あれは仲魔にした悪魔だけど」
『さらっと、言いやがったな』
一同「…………」
こるく「僕、サマナーだしね」
ネミッサはいないけどね。
こるく「ところで……」
前の席にいる生徒に聞いてみる。
斎藤「はっ、はいっ!」
元気があっていいね。
こるく「さっき、何で僕に刃物なんか投げて来たのかな?」
斎藤「あ、あのですね。前に転校してきた相沢君が、六股とかしてですね、その事実を突き止めた男子生徒全員で、『今度の転校生が相沢
みたく変な奴だったら、殺ろう』って計画がありまして」
祐一「そんな計画してたのか……」
ん?あっちの生徒、妙な顔してるね。
『だって、あいつがそうだし』
こるく「腐ってるねぇ」
このクラスの男子生徒全員に向かって言ってやった(特に相沢くん)。
……ていうか、歪み方が変だよな、ここの奴等。
『まあな』
教師「……水無月、お前の席は、窓際の一番後ろだ」
あ、先生……。そういえば、いたね。
こるく「あ、はいー」
先生の言った席に近づいていく。
なぜか皆、怯えてる気がするんだけど、まあ、いいよね。
『よくねぇだろ』








祐一「俺は六股何ぞしてねぇぇぇぇぇぇぇっ!」
名雪「そんなことより」
香里「なんだか、変な事になりそうね」
そうだね。来週から大変だよ。
祐一「だぁぁぁぁぁぁぁっ、無視すんなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」









この日、授業が終わって僕が教室を後にするまで、皆何故か一言もしゃべらなかった。
皆おとなしいんだね。
ま、来週から、どうなるのか楽しみだねぇ。(ニヤソ)





序章   終。


んで、後書き
作者「にゃーーーーーーっはっはっはっ!」
アズサ「何笑ってんのよ」
作者「これが笑わずにいれるか!なんで連載物をワシが書かんといかんのだ!」
アズサ「知らないわよ。どうせ、勢いでしょ」
作者「いや、毒電波だ!ぜーーーーったい、おかしい!」
アズサ「何をいまさら……」
作者「てゆーか、お前誰だ!」
アズサ「あんたのパートナーよ!」
作者「何ぃっ!椿はどうした!?」
アズサ「知らないわよ」
作者「……まあいい。このSS、予定では九回で終了です。一応、内容の説明としては、ワイの分身が祐一達が通う学校に転校くるのだ。
んでもって、そいつ使って内部から皆を壊してやろうかなーっと」
アズサ「てゆーか……続くんでしょうね」
作者「だいじょうぶー、大学受験なんてそっちのけでやるからー」
アズサ「……馬鹿か?あんた」
作者「ああ。馬鹿だから、なんだかチーム・スノッブに入りたいなーとか、思う」
アズサ「あんたが入れるわけ、ないでしょ」
作者「いや、万が一と言うこともある。あのー、スノッブさん、入れてくれません?」
アズサ「つーか、これ送るの?」
作者「送らんとなぁ。でも……」
アズサ「何よ」
作者「もし入れたら、ガロックさんに燃やされるのかなー。楽しみだなー」
アズサ「この変態が」
作者「人外魔境と言え。この?マンが」
アズサ「自己紹介して無いだけでしょーが。今更だけど、私は水無月アズサよ」
作者「ふーん。それじゃ、終わろうか」
アズサ「はいはい」
作者「読んだ人は、できればレス下さい。メールでね」
アズサ「くれないと思うわよ」
作者「スノッブさんも、出来れば送ってくださいー」