私の気持ちは……   日曜日の朝……


ゆっくり目を覚ましてからベットを降り部屋を出る
「やっと起きたか、三年寝太郎」
部屋から丁度祐一も出てきたみたいだった
「私はそんなに寝ないよ〜」
「いや、誰も起こさなかったらずっと寝てると思うぞ」
「今日は起きれたよ」
「じゃあ明日からは当分目覚めないな」
ひどいよ〜、と言いながら祐一と一緒に笑う
こんな風にこれから先もずっと笑っていられればいいと思った
けど……
「祐一も今起きたの?」
「バーカ、お前と一緒にするな。俺は今から栞とデートに行って来るんだ」
「……そうなんだ」
一気に気分が沈みこんだ  
美坂栞
香里の妹で私も何回か会ったことがある
明るくて、可愛くて、優しくて……
私は詳しくは知らないけど、いろいろあって今は祐一の彼女……
「どうした? 名雪」
その声で現実に引き戻される
「え? あ、まだちょっと眠いみたい……」
わざとあくびをしてみせる
それを見て祐一がほっとしたように微笑んでいつものように軽口を言う
「余り寝すぎるなよ。牛になるぞ」
「食べる前なら大丈夫だよ」
「どっちも一緒だ」
じゃあ、行ってくる、という言葉を残して玄関のドアが閉まる
すっと訪れる静寂
お母さんは仕事に行ってしまった
この家に私だけ……   今更ながら最近よく思う   祐一は私の事をどう思ってるのか?   私は祐一と栞ちゃんの関係をどう思ってるのか?   これから私は何を想って毎日を生きていくのか?   私と祐一は従兄妹だから……
祐一は私の事を『従兄妹』としか見ていない   祐一はあの事を忘れているから……
私は祐一に気持ちを伝えられない
あの時の祐一の返事は『拒否』だったから  
栞ちゃんならまかせてもいいかな? 祐一の事
なんて、そんな事言ったら祐一怒るよね
『お前は俺の保護者か?』って  
私と祐一の思い出……   私が待った7年間……   壊された雪うさぎ……   一緒に壊れた私の想い……  
なんだったのかな?
頭ではわかっている
これは私の勝手な片思いだって
でも感情は……   栞ちゃん……
絶対祐一と幸せになってよ
そうじゃなきゃ私、絶対許さないから
私はいつまでも祐一の事想ってるから      
……祐一  
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makotoです
久々の短編!!
ストーカーっぽくなってしまった(汗)
最近ちょっとスランプ気味でかなり焦っていました
今日たまたまネタが浮かんだので急いで仕上げました
なんか書き方変わってしまったような……
ま、いいとしましょう
それではみなさんまたお会いしましょう
あでゅ〜♪

管理人より・・・。

作者の方曰く。感想を何でも良いから欲しいそうです。

といっても・・・。うちの掲示板に書くわけには行かないので。

アドレスを載せておきましょう。と、あと・・・。

載せるのがかなり遅れました。すみません。

 

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/1431/