無人「さて、今回は、(本当の)性格の似た者同士の二人です。
Kanonサイドからは、成績優秀、容姿端麗、多分運動神経も良いであろう学級委員!
しかしてその実態は、北川を下僕として扱い、レズとまでささやかれている!
すこしは妹を見習え!美坂香里!」
香里「後で覚えておきなさいよ・・・。」
無人「対するONEサイドからは、こちらも容姿端麗!そして乙女を夢見る女!
実際の性格は強気、短気!
ずばり剣道で鍛えたその体は、
化け物並みの体力、攻撃力、すばやさを兼ね備えています!
『乙女は永遠にこないのにね・・・。』七瀬留美!」
七瀬「後で殺してやる・・・。」
無人「おい、おまえら、後はかってにどちらがいい性格してるか決めろ。
勝った方には望みの称号をやる。」
七瀬「ってことは、乙女の称号ももらえるって事?」
無人「そゆこと。」
香里「私は別に何も要らないんだけど。」
七瀬「あなたは、容姿端麗、成績優秀とされているけど、
本当の所はどうなんでしょうねぇ。」
香里「容姿端麗なのも、成績優秀なのも、ゲームをやれば分かる事よ。」
七瀬「あなた、確か妹がいたわね。」
香里「私に妹なんていないわ。」
七瀬「・・・どうでもいいけど、
あなた妹をかってに亡き者にしちゃいけないと思うけど。」
香里「ご心配なく。その点で私は開き直ったの。」
無人「(かわすねぇ。七瀬の攻撃が暖簾に腕押し状態だ。)」
七瀬「サブキャラの男を下僕にするなんて、どうかしてると思わないの!?」
香里「北川君がかってになってる事じゃない。私には関係ないわ。」
七瀬「(あーいらつく・・・)まったく、
サブキャラなのに、そこまで目立っていいと思うの?」
香里「え?サブキャラじゃ目立っちゃいけないのかしら?
目立たないメインキャラよりずっといいと思うけど。」
七瀬「ちょっと!それ私の事!?」
香里「そう思ってるんなら、それでいいんじゃない?」
七瀬「こ・こ・このレズがぁ!」
香里「ありがとう。最っ高の誉め言葉ね。」
七瀬「きぃぃーーーーっ!(攻撃)」
香里「そんな攻撃、当たらないわ。(鉄パイプを取り出して)攻撃ってのは、
こうやるのよ。(七瀬の頭に当てる。)」
七瀬「きゅう・・・。」
香里「ふん、全然たいした事ないじゃない。」
無人「勝者、香里!この勝負に勝った事で、『卑怯者のレズ』の称号が与えられます。」
香里「もう何を言われても、全然つらくないわー!!」
無人「(危ない女だ、目ぇ付けられないうちに帰るとしよう。)」