最初に… あくまでも原作と違う展開で物語を書くｉｆなお話です。 6巻（まだ出てませんが）でのアイズとカノンの 対決（少し違うが）の少し違った物語… 今回は18禁。 ……アイズ・ラザフォードは街外れの古い建物にた 両手が少し血に濡れている。 自らの血ではない 親友、カノン・ヒルベルトの血 空港で、カノンに出会い、止めようとした 危うくナイフで刺される所をかろうじて避けた。 だが、その拍子に念の為に持っておいたナイフが カノンの胸を貫いた 「まさか、意外な反撃をされたよ」 「カノン…」 「情けない声を出すなんて君らしくない」 「カノン。俺はこんな方法でお前を止めたくはない」 「くすっ。今回は偶然だとは分かってるよ。急所は外れてるよう だから、死にはしない」 「……」 「まぁ、少しの間は行動しないけど。今度は油断しないよ」 「やはり、お前を止めるには殺すしかないのか！？」 「そうだね。アイズ、君は優しすぎる。 殺さずに止めようとするのは 自由だけど。仲間が黙って殺されるのも本望ではないだろう？」 「当然だ！！」 「なら、殺してでも僕を止めてみる事だよ」 「くっ…」 「それが出来なければ君も死ぬだけだ」 分かっている。お前を止めるには最悪殺すしか無い事は だが、それは出来ない。親友を殺す事など俺には… 「じゃあ、また会おう。次は殺すから」 「カノン！！」 決して振り向くことなくカノンは人混みの中へと消えていく 自分もまたその場から足早に去った 何故こうなったのだろう…どうして、こうなったのだろうか 答えは分かりきっている。ブレード・チルドレンだから 呪われた子、常にその運命は血で染まり続ける 例え、それが親友であっても例外ではないはずなのに… 俺は、殺す事は出来ない… あても無く街を歩く。どこにでもある日常 平和な日々。だが、それさえもどうでも良いように思える 虚無… それのみが心を支配する ぽつん… 雨か。どうでも良い…濡れようが濡れまいが同じだ 傘もささずにひたすら街をさ迷う 全身ずぶ濡れになり、他人が見たら見るに見かねない状態 それでも、彼は立ち止まる事は無かった ただ、ひたすら… 何かから逃れるように… 運命から、逃れ様とするように、歩き続けていた が、不意にその動きを止められる。 服の袖を誰かが引っ張っている そこには、傘を差している少女…リオがいた 「アイズ君…」 「リオ！？ どうしてここに」 「外出許可を貰ってちょっと。そしたらアイズ君を見たから…」 「今は一人にしてくれ…」 「駄目だよ、今のアイズ君。放っておけないよ…」 「頼むから、放っておいてくれ！！」 力強くそう言い放つ。一瞬、リオがひるんだ隙にその場を走り去る 行くあてなどどこにも無い。だが、今はただ一人になりたかった 「ここまでくれば大丈夫だろう…」 さっきよりも遠く離れた場所。公園にいた 雨が降っているせいで広場には誰もいない 「俺はどうすれば良い…」 誰に言う風にでもなく呟く… カノンを止められず、リオも振り切った 孤独…まさにそれである 「このまま朽ち果てるつもりは無い…だが、今のままでは…」 朽ち果てるのが先だ…そう思った時、人の気配を感じた… 誰だ？ 雨が激しく降ってきたため、人影は見えても 誰かまでは識別できない… 「アイズ君…やっぱりここにいたんだね」 「リオ、どうしてここに！？」 「だって、ここは思い出の場所だから…アイズ君と初めて会った場所だから」 「……そう、だったな…」 つい、今の今まで忘れていた。 この場所は、初来日の時、初めてリオやアサヅキと会った場所 自分と同じ呪われし子供が日本にいると知った時、驚きと興味が 半分ずつ存在していた。 そして、出会った同じ運命を持つ仲間 すぐに仲良くなって遊んでいたあの頃… だが、運命は変わらない。血塗られた両手 今もそれは続いているはずなのに… 「アイズ君…そのままだと風邪を引いちゃうよ」 「リオ。どうして追ってきた」 「そんなの決まってるよ！ アイズ君が心配だから。どうしようなく 心配だったから。だから、来たの。どんな事を言われても私は追いかけるよ…」 「……」 分かっていた。リオは何があっても自分を追いかけるだろうという事ぐらいは 純粋に心配していた事も。その優しさが何故か怖くなって俺は逃げ出していた事も 再び、俺はリオの前から去ろうとするが… 「アイズ君。お願いだから…。私から逃げないで…」 紡ぎ出される言葉。語尾はもはや涙声になっていた 俺の足は止まっていた。そして、リオに引っ張られるままこの公園を去った 「とりあえず、シャワー浴びて。そうしないと風邪引いちゃうから」 「ああ…」 引っ張られるまま来たのはリオの家… 何度か来た事はあったが、ごく普通の家である リオにタオルを手渡され、シャワーを浴びに行く シャワーを浴びながらただぼんやりと考える 自分は、どうすれば良いのだろうかと しかし悩んでも仕方ないのは分かっている 早々にシャワーを終え、身体を拭く。念のため持ち歩いている予備用の服を着て リオのいる部屋へと向かう 「アイズ君、コーヒーで良かったよね？｝ 「ああ、すまない」 差し出してくれたコーヒーをとりあえず飲む リオが作るコーヒーは美味しいとは言いがたい… が、あまり気にしない事にする。これはこれで良いと思っているからな 「アイズ君…カノン君と会ったの？」 「ああ…」 「そう」 ただ、それだけの会話。感が鋭いリオの事だ 言わずとも大体の事は予想できただろう 「アイズ君は、どうするつもりなの？」 「出来れば、止めたいとは思う」 「殺さずにでしょ？」 「ああ。だが、今回の件を考えれば不可能かもしれない」 「……」 「今回、俺はカノンを止める事は出来なかった。正確には傷つけてしまった 殺さずに止める。それは、所詮綺麗事の果てにある理想なのかもしれないな」 「そ、そんな事無いと思う」 「事実だ。今回の件で改めて良く分かった」 「アイズ君…」 「俺にはどうする事も出来ないのかもしれない」 ぱちーん その言葉の次の瞬間、頬を打つ音だけが部屋に響き渡る 呆然と…頬を抑えながらアイズは理緒を見る 「アイズ君の…か…」 「なに」 「アイズ君の馬鹿。そんな、悲しい事を言ってたら何も始まらないよ…」 「リオ？」 「私の大好きなアイズ君はいつもどこか冷めてるけど、それでも決して諦めたり しない…それなのに、今のアイズ君は。全てを諦めたあの時の弟さんのようだよ」 「っ……」 確かにその通りかもしれない…あの時のナルミ弟も全てを諦め一度は逃げたした しかし、結果として奴は帰ってきた。そしてリオに打ち勝った… 「一人で駄目なら、私もいる…こーすけ君もいる。皆がいるよ… だから、諦めないで。絶対に止められると信じてよ」 「リオ…」 「あたしは、神様がいるなんて信じてない…でも、アイズ君の事は信じてる… 絶対に何とかできるって。だから…」 俺は…何をしていた。ただ、逃げていた。真っ向から自分自身の行動を否定した… 仲間を信じずに何が出来る…カノンはおろか、誰一人止める事だって出来ない そんなのは駄目だ。絶対に止められる。そう信じなければ… 「リオ…おいで」 「えっ？」 疑問を感じながらこちらに近寄ってくる。気づいたら、リオを抱きしめていた… 「あ、アイズ君」 「すまない、そして…ありがとう。忘れていた事を思い出させてくれた」 「アイズ君…。やっと普段のアイズ君に戻ったんだね」 「何とかな。リオ…改めてありがとう」 「アイズ君。感謝してるならキスして」 「リオ、良いのか」 「私はアイズ君の事好きだから。だから…」 「分かった」 触れ合う唇。ただ、それだけのキス だが、心地良い… 「俺もリオの事が好きだから。好きだと気づいたから だから、お前の全てが欲しい…」 「うん。あげる。アイズ君に私の全部を上げる」 恥ずかしそうに最後はうつむいてそう言うリオに可愛さを感じて またキスをする… 何度も何度もただ、触れ合うだけのキス だが、それで構わない…お互いの気持ちは伝わっているから ゆっくりとリオの服を脱がしていく 自分自身、性の経験は一応はある が、それは自分の名声とかそう言うのにしか注目してなかった 女との経験…そこには愛がなく、ただ肉体を重ねるだけ… だけど、リオは違う…本当に、愛してくれているのが分かる だから、自分も出来る限り愛そう… 「私だけ、脱いだら、は、恥ずかしいよ…アイズ君」 「分かった俺も脱ごう…」 自分も服を脱いで下着だけになる リオは恥ずかしそうに腕で胸を隠している 「ごめん…綺麗じゃないよね。わたしの身体…」 「そんな事はない、綺麗だ…」 恐らく、包囲網から逃れる時に自分の爆弾での傷痕の事を言ってるのだろう 確かに目立つが、そんなのは全く関係無い。 「アイズ君…」 「リオ…」 再び、どちらからともなくキスをする… リオの髪を撫でながら、胸に手を伸ばす まだ小さいが好みの胸だ… 「私の胸小さいよね…」 「俺はこれぐらいがちょうど良い」 そう言って乳首を弄る… 少しずつだが固くなっていく 「はぁ…アイズ君…」 「敏感だな、リオの胸は」 「ああっ、そんなに弄っちゃ駄目…」 そう言われるともっと弄りたくなるのが人間の性である 乳首を弄ったり舌で舐めたりしていると感じるのが 恥ずかしいのか声を抑えたりしている 「リオの声をちゃんと聞きたい…」 「はぁ…はぁ…うん」 もう一度キスをし、今度は下の方へと手を伸ばす リオのそこは、少しだけ濡れていた 「少し、濡れてるな」 「恥ずかしいから言わないで…」 くちゅくちゅ… 「ああっ！！ そこは、駄目ぇ」 「ここは、もっと弄って欲しいみたいだが」 くちゅくちゅ…くりくり まだ成熟しきっていないとはいえ、ずいぶんと敏感だな… そう思いながら、クリトリスも弄る 恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら声をあげる 「はぁ、はぁぁ…」 「気持ち良いか？ リオ」 「うん…気持ち良いよ はぁ…」 初めての時はかなり痛い…もう少し濡らしておくか 「あ、アイズ君…何を？」 「リオのここをもっとよく見たい」 そう言って視線をリオの秘部に向ける 「は、恥ずかしいけど…アイズ君になら、全部見せてあげる」 「ありがと、リオ」 お礼代わりにキスをしてそこへと顔を持っていく 綺麗なピンク色をしたそこは、まだあまり毛はないが かなり濡れていた… そこに、舌をはわせる… 「駄目…そんなところ汚いから舐めちゃ…ああっ」 「リオに汚いところなんて無いよ」 ぴちゃぴちゃ…じゅる…じゅる… 「はぁ、はぁ…ああっ、そんなに舐めないで…」 「リオの愛液は美味しいな…」 「そ、そんな恥ずかしいよ…」 これだけ濡れてれば大丈夫だとは思うが… もし、無理であれば止めるしかない… 「リオ、そろそろ良いか？」 「う…うん。良いよ」 緊張のあまり、リオの身体が震えている 無理をしているのだろう。しかし… 「わたしは大丈夫だから…きて」 「ああ、だがもし痛かったらちゃんと言ってくれ」 「うん…」 ゆっくりと、リオの中に自分のを入れていく…強い抵抗 いくら濡れているとはいえ、まだ未成熟なそこに入れるには やはり、かなり無理がある… 「アイズ君…私は大丈夫だから、だから一気にきて…」 「しかし…」 「お願い。本当の意味で一つになりたいから。アイズ君を感じたいから」 「分かった」 ゆっくりとすると恐らく余計に痛みを長引かせるので 一気に突き入れる…強い抵抗を感じるがそれも超えた… 「あううっ！！ い、痛い…」 「り、リオ！」 「大丈夫…私アイズ君と一つになれたんだね」 「ああ、そうだ。今俺とリオは一つになってる」 「嬉しい」 「リオ。少しの間このままでいるぞ」 「うん」 お互いに一つになっているのを実感しながらしばらくはそのままでいる 痛みを紛らわせるために胸を愛撫したり、キスをしたりしながら そのままでいる。しばらくして… 「もう、大丈夫…動いて良いよ」 「分かった。でも、我慢はするなよ」 「うん」 じゅぷじゅぷ… ゆっくり腰を動かす。くっ、かなりきつい… が、何とか動かしていく かなり濡れていたせいか、だんだんとすべりも良くはなっていく リオも多少痛みより快感の方が勝り始めたのか気持ちよさそうな 声を上げ始める 「アイズ君…わたし変だよ。初めてなのに感じる…」 「変じゃない…俺はリオが感じてくれて嬉しい」 「はぁ…はぁ…き、気持ち良いよぉ…」 ぱんぱん、じゅぷじゅぷ… 浅く挿入したり、深く挿入したり、それを何度繰り返しただろう 徐々に限界が近づいてくる。リオもまた同じようである 「あっあっあっ… アイズ君、変だよ、身体がおかしくなっちゃうよ」 「リオ、それがいくと言う事だ…もうすぐいくんだ…」 「う、うん」 激しく腰を動かしていく。リオもそれに合わせ 快感の声をあげていく 「はぁっはぁっ、アイズ君。もう…」 「俺もだ…外に出すぞ…」 「中に出しても良いよ…今日は大丈夫だから」 「リオ…」 「アイズ君を身体中で感じたいの…だから…」 「分かった。 じゃあ、いく時は一緒に」 「うん。あっあっあっ…」 「くっ…出すぞ」 「あっあっあっ。ああーーー！！」 奥深くまで突き入れ射精する… 同時にリオも達したようだ 「はぁ、はぁ…アイズ君の熱いよ」 「リオ…愛してる」 「私もアイズ君の事を愛してる…」 そして、キスをした… 数時間後… 後始末をした後少し眠っていたようだ… リオは隣で眠っている。可愛い寝顔だ 「ありがとう、リオ。お陰で決心はついた」 これから先の運命…どうなるかは分からない ただ、一つだけ言える事はある。 絶対に死なない。そして、カノンを絶対に止める事 無論、殺さずに。自分一人では限度がある だが、リオとなら、仲間となら出来るはずだ 一人で出来ない事も二人なら…可能だと 昔良く言われた。その言葉をもう一度信じて… 運命に立ち向かう…そして、眠っている大切な人を守るために あとがき… 強引…この一言か（ぉぃ） 苦悩するアイズを書きたかったというのが本音かな… だが、まだまだだなぁと思いました。この二人のキャラを つかめてないわ…（涙） それでも、書いたのは半分は意地 もう半分はやっぱ書いてみたいと思ったからかな 18禁部分はあくまでおまけですけど（死） アイズはどことなく多少は経験ありそうだなと思ったりするのは 邪推でしょうか（ぉぃ） いや、女だけなら嫌でも近寄ってくる でしょうし。うーむ。この辺はファンに殺されそうだ 理緒属性の方にも殺されそうな気もしない事もないですが（Ｈシーン書いた時点で） さてと…次は誰を書こうかなと とりあえず、今度こそ充電期間に入りそうな気分 クリスマス辺りのネタがもう浮かんだりはしてますが（ちょっとまだ早い） 次は原作重視で行きたいなぁと思いながらこれにて では、また