リクエストの要望により香介と亮子のSSを
書いて見てます。過度の期待は肩透かしなので
その辺りだけは留意しておいてください。


「香介、何してるのさ」
 縁側に座っている香介の背後から声がかかる。
「亮子か。月を見てるんだよ。今日は月が綺麗だぜ」
 空を見上げると今日は満月が浮かんでいる。
「確かに綺麗だね」
「たまにはこういうのも悪くはないだろ」
「まぁ、そうだけどね……」
「突っ立ってないで隣座れよ」
「あ、うん……」
 二人とも縁側で特に何をする訳でもなく月を見ている。
 不意に亮子が口を開く。
「香介、あたしがここに居て迷惑じゃない?」
 現在、亮子は香介の家に居候している。理由しては色々と
一緒に居たいからと言う事らしいが。香介としては断る理由も
なかったので現在は二人で一緒に生活をしている。
「そんな事はない。むしろ、色々と感謝してる」
「本当?」
「ああ。ったくもし迷惑だったらとうの昔に追い出してるさ」
「そっか。そうだったね」
「まっ、それはともかく。そろそろ良い時間だから寝るか」
「あっ、うん」
 一緒のベッドに入る二人。肉体関係は今までに何度かあるが
こうしてただ一緒に眠るだけの事がほとんどであり、積極的に
互いを求める事は少ない。
「なぁ、亮子」
「何?」
「これからどうなると思う?」
「難しい質問だね……」
「カノンとの戦いは終わったけどな」
「うん……本当の戦いはこれからなのかもね」
「まっ、寝る前に話し合う事でもないか。寝るぞ」
「……」
「どうした?」
「ふふっ、たまにはあたしから迫っても良いかな」
「つまり……するんだな」
「うん。駄目……かな?」
 頬を赤く染め、潤んだ瞳で香介を見る亮子。それから若干目を
逸らしつつ……
「ったく、そんな目で見られると照れるじゃねぇか」
「くすっ。こういう顔は香介の前でしかしないよ」
「当たり前だ。他の誰にも見せたくない……」
 そう言って亮子を抱き寄せて軽くキスをする。
「香介……して」
「ああ」
 二度目のキス。今度は舌を絡めながら片手はパジャマの上から胸を
触り始める。
「んっ……ふぅっ」
「亮子、胸大きくなったか?」
「ば、馬鹿ぁ……香介が弄るから。はぁっ」
 必死に反論しようとするが香介の手が直接胸に触れるとそれだけで
感じてしまい抵抗できなくなる。
「相変らず胸は弱いな……乳首ももうこんなに硬くなってるし」
「はぁっ、そんなに弄らないで」
「もっと弄って欲しい? そうか、ならもっと弄ってやろう」
「ちがっ、んんっ」
 三度目のキス。思いっきり舌を絡めて貪りあう。唇を離すと
両者の唾液が糸となって引き合っている。
「脱がすぞ」
「う、うん……」
 パジャマのボタンに手をかけゆっくりと脱がしていく。亮子の裸体は
暗い中だが、香介には手にとるように分かる。
「服着てると着痩せしちまうから分からないがやっぱ胸大きくなってるな」
「へ、変な事を言うんじゃないよ」
「言っただろう。俺の前でだけは女らしくしてくれって」
「うう、そうだけど」
 過去に交わした約束。亮子は香介と二人きりの時だけは女らしくする事。
今思えば馬鹿らしい約束かもしれないが、それでも好きな人の前だけ葉では
本来の自分を見て欲しいという亮子の願いだと香介は解釈している。
「そんなにじろじろと見ないで……」
「いつも見ているから問題ないだろ」
「そ、そうだけど。んあっ」
 なお、反論しようとする亮子だったが、胸を弄られて途切れてしまう。
香介は片手で亮子の胸を弄りつつ、もう片方の手は下半身へと伸びて行く。
「もう、濡れてるな」
「は、恥ずかしい……」
「今更だろう」
「そ、そうだけど。んんっ」
 香介の手が下半身の茂みを通り、亮子の秘部を弄り始めると断続的に
喘ぎ声が亮子の口から漏れ始める。
「あ……ん……。そこ、そんなに弄っちゃ駄目……おかしくなる」
「今だけはおかしくなっても問題ないさ」
「そ、そうだけど、はぁぁ……」
 香介の指が亮子の秘部へと二本入っていき、ゆっくりと動き始める。
「ゆ、指があたしの中で動いて……あ、あたしいっちゃいそ……んっ、あぁぁぁぁぁ」
 全身を痙攣させながら亮子は絶頂の高みへと一気に翔け上がる。少しの間動かなかったが
やがてゆっくりと身体を起こす。
「わりぃ、指だけでいかせるつもりはなかったんだけどな」
「くすっ。良いよ。でも今度はこれでね……」
 そう言ってすでに硬くなっている香介の物を手の平に包み込み、しごき始める。
「り、亮子……」
「くすっ、今日はあたしが誘ったんだからあたしが上になってあげる」
 そう言って香介の服を脱がし身体を横たえると上に跨り一気に腰を下ろした。
「んんっ」
「だ、大丈夫か?」
 何度も身体を重ねているが今まで亮子が上になった事は一度もない。その事を香介は
心配して発言するが次の一言でそれは杞憂だという事が証明される事になる。
「んっ、大丈夫だよ。ただ」
「ただ?」
「いつもより香介の大きく感じてそれだけでちょっといっちゃいそうにね」
「そうか。とりあえず動くのは落ちついたらで良いからな」
「う、うん。分かった」
 少しして、落ちついたのか亮子が少しずつ腰を動かし始める。最初こそは流石に
不慣れなのか何度か抜けかけたが、徐々にゆっくりとだが断続的に腰を動かし始める。
「こ、香介……気持ち良い?」
「ああ、亮子のが絡み付いてきてとても良いぜ」
「そう、良かった」
「だけど、俺だけが気持ち良いのも不公平だから動くな」
「ちょ、香介……はぁぁ」
 急に下から突き上げられ一瞬亮子の腰の動きが止まる。が、それも一時の事で
香介の腰の動きに合わせて自らも動かし始める。
「こ、香介の熱くて硬いのが中でまた大きくなってく……」
「あ、あのなぁ。そんな事を言うな」
「だって、本当の事……ん、ああっ」
「り、亮子。そ、そんなに締め付けると出そうになる」
「だって、気持ち良くてもう何も考えられ……」
「くっ、こっちも気持ち良くて、もう出そうだ」
「良いよ、思いっきり出して。あたしももう……いきそう」
「もう、少し……もう少しで出る」
「う、うん。一緒に一緒にいこう」
 激しくぶつかり合う音が部屋に響きわたる。互いに絶頂へと向かってより
深く互いを求め合う。
「くっ、出すぞ……亮子」
「良いよ。思いっきり中にだして、んんっ、あぁぁぁぁぁぁ」
 次の瞬間、亮子は中に熱い飛沫を感じた時、一気に絶頂へと達した。結合部から
熱い何かが出るのを香介は感じ、潮かと思ったがあえて亮子にはそれを告げずにおく。
「はぁ……はぁ……こ、こうすけ……好き」
「俺もだ」
「もう少しの間だけこうしていて良い?」
「当たり前だ……」
 二人は繋がったまましばらくの間そのままの体勢で互いの存在を感じていた。
「さて、今度こそ寝るか」
「うん」
 あれから少しして後始末をした後、二人は今度こそ眠る為にベッドにて
横たわってる。
「亮子……」
「何?」
「この先、何があっても死ぬなよ」
「香介こそね」
「ああ……じゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
 これから先の運命など誰にも分かりはしない。ただ、今は先に進むのみ。
これから先の更なる戦いを予感しつつ二人は眠りについたのであった。


後書き……

タイトルと内容が殆ど関係ないのは仕様です(ぉ
まともなのが思い浮かばなかったんだよ。
なお、このSS。初期構想とは偉い違いです(まて)

確か、初期構想では香介がHがマンネリ化しているから
それの状況打破の為にどこからか媚薬を手に入れてだったのだが
何でこうなったんだろう。しかも、偉く下手だし(ぉ
歩×ひよのの方が少々手間取ってるので勢いに任せて
さっさと書いてしまったがどうなんでしょねぇ。

とりあえず、これにて。
では、また次の作品にて。