クリスマス、俺は恋人であるリオの部屋でアユムに教え貰って作った
ケーキを食べながらその日を過ごしている。
 若干の嫉妬心が沸きあがるが、奴にも恋人が居るから手は出さない
はずだと思いつつ、そのケーキを味わっていた。
 ふと、リオの方を見ると部屋の外を見ていたので尋ねる事にする。
「リオ、どうした?」
「んー、雪が降らないかなって思って空を見てるんだけどね」
「雪か。北の方だったら嫌でもホワイトクリスマスだな」
「うん……でも、こっちじゃなかなかお目にかかれないからね」
「そうだな」
 同意しつつ自分も部屋の外へと目を向ける。確かに曇っているが……
それでも雪が降るかどうかは微妙なところだろう。
「降ると良いな」
「う、うん!!」
 こちらに笑顔を向けながらでリオはそう答える。その笑顔が可愛くて
思わず抱き寄せてしまった。
「あ、アイズ君……」
「リオが反則的に可愛いからつい……な」
「う、うん……」
 言ってから、とても恥ずかしい台詞を口にしてしまった事に気付くが
すでに時遅し。顔が熱い。あまり見られたく無いのでリオの顔を自分の
胸に寄せておく。だが、ついついキスをしたくなり……
「リオ……」
「アイズ君。んっ……」
 顎に手を添えて上を向かせて触れ合うだけのキス。何度も繰り
返していると理緒の目が色っぽくなってきた。
「ケーキも良かったが……その、リオが食べたい」
「う、うん……アイズ君だったら良いよ」
「ありがとう」
「アイズ君……んんっ、ひゃん」
 再び軽くキスをし、顔を首筋の方へと持って行きそこにもキスをする。
片方の手でリオを支えながらもう片方の手で服越しに胸を揉む。
「んっ……はぁん。気持ち良いよぉ……」
「リオ、ベッドまで行くぞ」
「う、うん。連れてって」
 俗に言うお姫様抱っこをし、リオをベッドまで連れて行って下ろし服を
脱がせる。付き合ってはいるのだが、行為自体はそんなにしてないせいか
リオの顔に少し緊張が見てとれたから、何度もキスをする。
「んっ……はぁ、アイズ君……」
「優しくする」
「うん、分かってるよ……アイズ君。いつも優しいもん。だから抱いて」
「リオっ!!」
 服を捲り上げ、ブラを外すと直接小ぶりな胸を弄り始める。最初はゆっくりと
徐々に段々と強く揉んでいくとリオの口から甘い声が聞こえてくる。
そんな声をもっと聞きたくて弄りまわす。
「ひゃう……はぁっ、駄目……そんなにしたらわたし……わたし」
 いきそうになってるようなので胸を弄るのを止めると、リオがどうしてと目で
訴えているので、少し含みのある視線で返し下半身の方へと手を伸ばす。
「濡れてるな」
「だって……アイズ君があんなに胸弄るから。はぁぁっ」
 リオの言う事はもっともなのだが、これ以上の反論を防ぐ為に下着の中に手を
入れその部分に指を入れる。そこはとても濡れていて、我慢出来ないだろうなと
思いながら指を抜いて下着を下ろして行く。
「はぅ……」
「リオ、入れるぞ」
「う、うん……入れて」
 正常位の体勢になり、その部分に自分の怒張したそれをリオのその部分を貫く。
とどうやら軽くいったらしく、とても強く締めつけてくる。このまま動くと何も
しない間に出しそうなので、少しの間じっとしたままその感触を味わっていた。
「リオ、動くぞ……」
「うん」
 最初はゆっくりだったが、徐々に強く動くと結合部から音が漏れ始める。
「やぁっ、音が凄い……よ。はぁっ」
「ああ、本当だな。くっ」
 その音を聞いて興奮したのかさっきより強く締めつけてくる。このままだと限界
早いぞ……と内心思いながら遮二無二に腰を動かす。
「あ、アイズ君……もうわたし、駄目。いっちゃいそう」
「俺もだ……」
「いくなら、一緒に。ふぁぁ」
 そうだなと心の中で返事をし、リオを絶頂に導く為に激しく腰を動かす。
「やっ、はぁっ、駄目。もういっちゃう。ああっ!!」
「くっ、出る!!」
「あ、熱いのが出てるよぉ……」
 一瞬抜こうと思ったが、そのまま一気に射精する……。お互いに身をしばらくの間
動かずにその余韻に浸っていた。
「眠ってたのか……」
 時計を見ると数時間が経っていた。どうやら後始末をした後に眠ったらしい。隣を
見るとリオがこちらに身を寄せて寝息を立てている。
 起こすのも何だが、その寝顔に引かれて頬に軽くキスをする。それに反応したのか
リオが目を覚ました。
「おはよう……リオ」
「おはよう、アイズ君。あっ!!」
 リオが窓の外に目を向けて驚きの声を発したので自分も目を向けると空から雪が降り
始めていた。
「ホワイトクリスマスだな」
「うん……そうだね」
 二人で過ごす聖夜。こういうのも悪くは無い……そう思いながら俺はリオに告げる。
「リオ、メリークリスマス」
「うん。メリークリスマス」
 静かにゆっくりと二人だけの時間は過ぎていくのであった。

後書き……

なんつーか、エロが低迷中(ぉ
あー、つーか、素直に書かない方が良いのかしら。
段々泣けてきた(苦笑)
まぁ、とりあえずこんなところで。
しかも、あまりクリスマス関係ねぇよな……
今回のは(両作品に言える)