アイズ・ラザフォードは意外と忙しい 今日も仕事に忙殺されていた 「ふう…これで、今日は終わりか」 「明日は、オフだからゆっくり休んでくれて構わないよ」 「そうさせてもらう」 マネージャーの言葉にそう答えるがすでに体力は限界だ はぁ、明日はゆっくり休めれば良いんだがな リオが来そうな予感がするし… まぁ、それまではゆっくりと休もう 翌朝… 「アイズ君、いる?」 「リオか」 「うん。あっ、寝起きなんだね」 「ああ、ついさっきまでは寝てた」 「えっと、大丈夫なのかな。眠そうだけど」 「まだ眠いが、問題無い」 「駄目だよ。せっかくのお休みなんだし」 「……」 リオが来そうだから起きたんだと言いたいが言えない 本人に悪意は無いわけだし 「じゃあ、私が膝枕してあげる?」 「ヒザマクラ?」 なんだそれは…初めて聞いた 「えっと、こうするんだよ。アイズ君横になって」 「あ、ああ…」 素直に横になる。リオが頭を膝に乗せてくれる 気持ち良いな… 「これが膝枕だよ」 「そうか…気持ち良いな」 「えへへ。好きなだけ寝ても良いからね」 「では、少しの間眠る。すまないなリオ」 「良いんだよ。大好きなアイズ君の為だしね」 そう言うリオの顔は真っ赤である こちらも照れる… が、睡魔が勝ち、すぐに眠りについた 「くすっ。可愛い寝顔…こうしてみると、本当にテレビに写ってる時と 同一人物かと疑っちゃうよ」 テレビで見るアイズ君の印象はいつもちょっと冷たい感じがするけど 今私の膝枕で寝ているアイズ君からは、優しい感じが凄くする しばらく、髪を撫でたりしてたけど。私も眠くなっちゃった… 少しだけお休みなさい… 数時間後… 目が覚めた。ふう、疲れは取れたようだな リオを見てみると、寝ている… やれやれ。今度は俺が膝枕をしてあげるとするか リオを起こさないように、ゆっくりと起きる そして、今度は代わりに膝枕をする 木漏れ日に包まれた部屋 そんな中、幸せそうな二人の姿がいつまでもそこにあった 呪われし子供、ブレードチルドレンのほんの安らかな日であった あとがき… ああ、疲れた(爆死) 理緒と香介より、アイズと理緒の方が何故か 書き易いのでこうなりました(ぉぃ) まぁ、たまにはこんなのも良いかなと 最後はちょっと弱いですけどね(苦笑) それでは、またです