呉市 川尻町 新宮神社 (氏子 = 森郷) による しめ縄作り

正月飾り
画像/正月15.jpg
    


   

    ◎ 注連縄(しめなわ) ◎ 

    注連縄(しめなわ)は、神道における神祭具で、

    糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄。

    神聖な区域とその外とを区分するための標(しめ)である。

    注連縄の形式によっては縄の下に七本、五本、三本の藁を垂らします。

    

  

 

 

    ◎ しめ縄の作成 ◎ 

    しめ縄の作り方は「藁選り(わらそぐり)」から始まります。
    藁選り」とは、刈りとられた稲を選(そぐ)り
    稲の茎以外の部分を大きな櫛のような道具で落とし、
    きれいな茎だけを選ぶことをいいます。

    この選別した藁で、鳥居に飾る大しめ縄をつくります。

    

    通常の縄は右回りで巻きますが、しめ縄のように神様に関わる場合は
    左回りで巻きます。

    しめ縄は昔から日常とは区別された神聖な「左巻き」で作られます。

    数本の束(3本の場合が多い)を最後に左巻きに絡めていきます。


    

    しめ縄の形もさまざまですが、真ん中が太い「鼓胴型」で行います。
 

    @ 必要な太さの1/3の藁束を半分交互にし、
      長さの半分を重ねてその中心を麻紐で縛る。それを3本作る。

    A 一人では出来ないので元を持つ者がそれぞれに3人、
      藁を足すもの一人の合計4人が必要。

    B @の2本を、中心を合わせて紐が重なるようにして麻紐で縛る。

    C まず、縛った片側から2本をそれぞれ時計回り(右回り)
      に捻りながら同時に藁を足していき、反時計回り(左回り)に綯う。

    D 藁を足したところが分からないように出来るだけ包み込み
      ながら捻ると綺麗に仕上がる。

    E 必要な長さの半分を綯い終えると反対側も同じように綯う。

    F @の残った1本を、綯い終えた縄の中心に重ねて麻紐で縛り、
      同じように捻りながら溝に埋めるように綯っていく。   

    

  

 
 ( 1 )

   わら束
 (約 直径30ミリ)
 6束 用意

 

 
 
 
 ( 2 )

 
 1束の茎どうしを15センチ
 ずらし合わせて
 互いにしばり
 1セット作成

 同じものを 3 セット 作成
 
 
 ( 3 )

 1本セットを2本しばる  
 
 
 
 
 ( 4 )

 1本をそれぞれ右回りに
 ねじっていく

  

 
 ( 5 )

 
 右ねじった綱をあわせて
 左回りにねじっていく
 片側 3m 太さを徐々に絞っていく  4名で作成していく
 

 縄押さえ役 1名
 ねじり役  2名
 わら供給役 1名

 
 
  最後 もう一セット
  組み込んでゆく
  中央のさがりによる切断防止
  補強 検討中
 
 ( 6 ) 
 
  二本ねじった綱に  
  もう一セット
  2山 目ごと
  ねじこんでいく
  
  

 
  全長 6 メートル     
  
  
  
  
  
 
   
 ( 7 ) 
 
  はさみで仕上げ  
  はみだし カット
  
  
  
  
  
  
  
 
   
 
 

    
 
 
 
 完 成  

   
 

 参考 資料  
 
◎  注連縄 作り




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