正月飾り |
◎ 注連縄(しめなわ) ◎
注連縄(しめなわ)は、神道における神祭具で、
糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄。
神聖な区域とその外とを区分するための標(しめ)である。
注連縄の形式によっては縄の下に七本、五本、三本の藁を垂らします。
◎ しめ縄の作成 ◎
しめ縄の作り方は「藁選り(わらそぐり)」から始まります。
藁選り」とは、刈りとられた稲を選(そぐ)り
稲の茎以外の部分を大きな櫛のような道具で落とし、
きれいな茎だけを選ぶことをいいます。
この選別した藁で、鳥居に飾る大しめ縄をつくります。
通常の縄は右回りで巻きますが、しめ縄のように神様に関わる場合は
左回りで巻きます。
しめ縄は昔から日常とは区別された神聖な「左巻き」で作られます。
数本の束(3本の場合が多い)を最後に左巻きに絡めていきます。
しめ縄の形もさまざまですが、真ん中が太い「鼓胴型」で行います。
@ 必要な太さの1/3の藁束を半分交互にし、
長さの半分を重ねてその中心を麻紐で縛る。それを3本作る。
A 一人では出来ないので元を持つ者がそれぞれに3人、
藁を足すもの一人の合計4人が必要。
B @の2本を、中心を合わせて紐が重なるようにして麻紐で縛る。
C まず、縛った片側から2本をそれぞれ時計回り(右回り)
に捻りながら同時に藁を足していき、反時計回り(左回り)に綯う。
D 藁を足したところが分からないように出来るだけ包み込み
ながら捻ると綺麗に仕上がる。
E 必要な長さの半分を綯い終えると反対側も同じように綯う。
F @の残った1本を、綯い終えた縄の中心に重ねて麻紐で縛り、
同じように捻りながら溝に埋めるように綯っていく。
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( 1 ) わら束 (約 直径30ミリ) 6束 用意 |
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( 2 ) 1束の茎どうしを15センチ ずらし合わせて 互いにしばり 1セット作成 同じものを 3 セット 作成 | ||||||||||
( 3 ) 1本セットを2本しばる |
( 4 ) 1本をそれぞれ右回りに ねじっていく |
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( 5 ) 右ねじった綱をあわせて 左回りにねじっていく 片側 3m 太さを徐々に絞っていく 4名で作成していく 縄押さえ役 1名 ねじり役 2名 わら供給役 1名 |
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最後 もう一セット 組み込んでゆく 中央のさがりによる切断防止 補強 検討中 ![]()
| ( 6 ) 二本ねじった綱に もう一セット 2山 目ごと ねじこんでいく ![]()
| 全長 6 メートル ![]()
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( 7 ) はさみで仕上げ はみだし カット
参考 資料 ◎ 注連縄 作り
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