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■初デートで観た映画『死霊のはらわた2』
MissYさん
甘枝です。こんにちは。
このたびはコラボの誘いを快く引き受けてくださって、どうもありがとうございます。
さて、『マルホランド・ドライブ』ですが、私もやっと観ました。残念ながら一人で。しかも雨の平日、昼間に行ったので客席には私を含め5人しかいませんでした。さらに私の周りには誰も座っていない。 映画を観る前から怖いよ、これじゃ(笑)
わかる/わからないでいえば、この作品は私としてはスムーズにわかった気がします。あくまで私の解釈ですけどね。
二人が行ったクラブの”楽団員はいないのに音楽が聴こえる状況”で、まず納得がいったように思います。
(注:観た人じゃないとわからない書き方ですが、今後も同様です。そういう書き方しかできないので)
1)彼女が見たかったもの、見たいと希望したものと、
2)彼女が実際見たものが、
3)彼女にとっては忠実に描かれている。
それだけかなー と。
印象としては、二人の彼女がそれぞれに辻褄を合わせようとしている世界をのぞいた気分でしたね。
当の二人でさえ辻褄を合わせようと必死になってる(つまりまだ全部がバラバラになっている)のだから、それを見せられている私たちが理解できなくて当然かな、と。
人が見ている夢や妄想って、第三者からすればまったくはちゃめちゃで整合性に欠けるものにしか見えませんからね。 あ、これ書いちゃおしまいか?
観ながらごく自然に受け取れましたもん。「ああ、よく見るわ、こういう夢」って。
・・・どうも私は、MissYさんいわくの「自己完結できるタイプ」のよう(笑)
ただリンチは、私のようなタイプが「そういうもんだろ」と思い込むのまで想定に入れているのだろうから(何故なら私の解釈も妄想に過ぎないから)、その意味でもMissYさんが書いていたように「わかる/わからない」だけで観るのは無意味な気がしますね。
要は、人が躍起になって物事の辻褄を合わせようとしているのを見るのがリンチには面白くて、思うつぼなんでしょう。
この傾向は『ツインピークス』など過去の作品にもずっと見られてきましたが、今回は作品からしてモロ、という感じでしね。
だから逆に私は、異色と言われる『ストレイト・ストーリー』が非常に好感持てました。
あのリンチがこれを作ったというところが良いなと思いました。
なんだかんだ書きましたが、リンチが嫌いなわけじゃないんですよ、私。
そしてリンチに限らず、監督の思うつぼにはまるのも嫌いじゃありません。好きです。
ただ、ひとつの意図で(或いは切り口で)観客をつぼにはまらせるには、やはり一回限りだな、と。
そう思うのは私がリンチの熱烈なファンじゃないからでしょうね。ドリフや吉本新喜劇のようには見てないってことか(どういう例えや)
登場人物は相変わらずキャラクターが立ってて面白かったですね。
たとえばココ。オウムみたいな色彩のメイクにスカーフをひらひらさせたおばちゃん。
むかし『いただきます』にあんな人がよく出てましたよね。メイ牛山とかと一緒に。
あと、映画監督の男が対面したカウボーイも、穏やかながらも田舎の人らしく融通の利かない感じで面白かった。
ああいうシャイな人はどうにかして大笑いさせてみたくなりますね。
何もかも牛に例えて話をしたり、ここぞというところに極上の牛ジョークを織りまぜたりして。(たぶん、そういう人の所には彼は出現しないだろう)
ところで、MissYさんが出された「一緒に観る人を選ぶ映画」というテーマで思い出したんですが、
MissYさんは生まれて初めてのデートで観た映画のこと、覚えてます?
私は小5の時、クラスの男子と『サイクロンZ』(1987年 香港 監督ジャッキ−・チェン)を観に行ったのが初めてでした。
このセレクトだけでも忘れられないのですが(当時はユン・ピョウに入れ揚げていたんです。うわ〜(笑))
さらに記憶を強烈にしたのが、同時上映が『死霊のはらわた2』(1987年 米 監督サム・ライミ)だったということです。
あの頃の田舎の映画館は2本立て上映が主流だったとはいえ、このラインナップの節操なさはどうしたものでしょうか!
私としては『死霊の〜』は絶対に観たくなかったんですが、相手の子がチケットを買ってくれたのもあって(ませた小5ですね。泣かせます)仕方なく観たんです。
予想通り、映画館を出た後は『サイクロンZ』もユン・ピョウも何もあったもんじゃなかったです。
あの(中川家・弟並みに存在感大な)サモハン・キンポーでさえ、記憶の中では痩せ劣りしたくらいです。
だって死霊ですよ。小学生は死霊だけでも震え上がるのに、死霊の「はらわた」なんですよ。それも予備知識も何もないのにいきなり「2」なんですよ。
恐怖の3乗。恐怖・恐怖・恐怖。 ドリカムの『LOVE LOVE LOVE』地獄盤みたいじゃないですか。
怖すぎて、逆に2時間笑いっぱなしでした。(今思うと内容自体、笑えた気もするが)
あまりにも映画が強力だったため、今となってはデートの相手が誰だったか思い出せないほどです。デートの意味なし!
そんなわけで、私の人生における映画デート道は、しょっぱなからあられもない方向へ(笑)転がったのでした。
初回から長くなりましたね。。。 それでは、この辺で。また〜
甘枝りり
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