一日一歌

甘枝の近況および日々の歌を臆面もなく公開。

UP DATE 6/15 22:30


6/1(木)

今日は夕方より絵描きのだいすけさんと「PUBLIC」にて共同制作に向けての打ち合わせ。作品の構想と制作日程を具体的に詰めました。今日会うまでにお互いアイデアを考えていたので話はとんとんと進み充実。だいすけさんは打てば響くというだけでなく、こちらの予想外の発想をかましてきて面白い人です。本人は「あがり症」だと言ってたけど、言う時は言うじゃん。5ポイント進呈。

話はもっぱらお互いの創作活動状況に終始したのですが、その中でちょっと考えさせられることがありました。テーマはこう。「作品を商品化すべきか否か」。これはモノをつくるうえで避けては通れない重要な問題です。自分がどういうスタンスで作品をつくりたいのかが問われますね。甘枝の意見としては、自分の作品を他者に真に認めさせたければ売らなきゃ意味が無いと考えています。お金を出してまで作品がほしいという人に巡りあえたら、作者としてその存在を社会に堂々と提示できるのではないかと。しかも、全く見ず知らずの人が買ってくれたとしたら、もうりっぱな作家でしょう。                         ただ、これは繰り返しになるけれども、作品を通して自分の存在を世間に認めさせたいという場合に限ります。つくる行為だけで満足できる人、モノをつくる自分というものが満足の対象である人は、それはそれで充分趣味としてやっていけますからね。    

まあしかし、こんなふうに言えるのも甘枝自身短歌集を売り始めてからのことです。販売に至るまではもっと気楽に考えていた気がする。今ははっきり言って追い詰められていますね。というか自分で自分を追い込んでいるのかな。作品のクオリティに対する感覚ががぜん鋭くなりました。それだけ他者に自分を認めさせるのは容易ではないということですね。売る以上はもう取り引きなのだから、値段に相当するだけの質は保たねばなりません。これは実際に販売してみるとすぐわかります。簡単には売れないもん。   よく「売れればいいってもんじゃない」とか「自分では出来に納得してるのに売れない。それは買う人の見る目がないからだ。」と言う人がいますが、はたしてそうでしょうかねえ。甘枝は自分が経済的に豊かでないからか、何かを買う時は真剣に吟味を重ねるので、売れるというのはすごいことだと思いますが。お金の問題じゃない? いや、お金の問題でしょう、生活のうえでは。

今日はかなり強気発言かも。大手町の森首相と呼んで下さい。(やな感じだな) こんなこと言ったからにはそれはそれは良い作品をつくるのでしょう。(未来形) ああ、またこれでひとつ自分を追い込んでしまった。マゾか、甘枝は。(そうかもしれない)

 はじめから答えなど無いなぞなぞをいっそ別れの台詞代わりに


6/2(金)

今日からいよいよとうかさんが始まりましたね。街中は屋台が軒を連ね賑々しい装い。(漢字読み取りテスト風文章) ゆかた姿も頻繁に見られましたが、何故か昨日も見たんですよね。お祭りって今日からじゃないの? そう、昨日といえば、先走りゆかたびとに混じってデスメイクの人もわやわやいましたね。たぶんGLAYファン。噂だとGLAYのライブではバラードの時の手拍子は絶対禁止だとか。なんでも昨日のライブでラストにそれをやってしまったファンがいて、怒ったTERU(この綴りだっけ?)が途中で歌うのをやめてしまったらしい。そしてそのまま帰ったらしい。ま、気持ちはわかりますね。帰るほどのことではないと思うけど。    2年ほど前になりますが、甘枝は並木通りの「TKサウンド」という中古CD屋でバイトしていたことがあります。そこは特にビジュアル系バンドに的を絞ったお店で、GLAYをはじめとしてラルク・アン・シエル、ペニシリンといったバンドの非売品プレミア限定ものが壁一面を飾っていました。初ライブのパンフレットが○万円、という世界です。嘘みたいな話だけどまたこれが売れるのね。中学生なんかが平気で買っていくんです。思うにビジュアル系バンドのファンは財テク上手ですね。食を削ってでも、というのではなく確実にビジュアル貯金があるなと思わせる余裕の使いっぷり。甘枝も一瞬グッズになりたいと思いましたもんね。(たぶん特価コーナー行きでしょうが)

そんな熱狂的なファンを見ていて面白かったのが、女性の”なりきり”ぶりです。男性ファンは見た目ビジュアル好きとわからない、いたって普通の人が多いのですが、女の子はすぐわかる。メイクはもちろん、ヘアスタイルからファッションまで「あ、○○ファンなのね」と有無を言わせぬ主張が漂っています。ヒドイ人になるとステージ衣装と同じものを着ていたりするのです。あれはつくるのたいへんだろうなー。関係ないけど、俗に言う暴走族のみなさんがよくバイクで走りながら花火を振り回してたりしますよね。あれを目にすると、いつも甘枝は笑ってしまいます。前の日なんかにコンビニあたりでひっそり花火を買ってるんだろうなあという仕込みの様子を想像するとなんかおかしくて。 ビジュアルファンもその点同じような苦労をされているかと思うと「頑張れ、いよいよ明日は学園祭!」と励ましたくなりますね。                                   ちなみに甘枝は「TKサウンド」に1年間いましたが、結局最後まで誰がどこのバンドか全然覚えられませんでした。HIDEのレーベルの「Lemonade」をスウェーデン・ポップのバンド名だと思ってましたからね。もちトーレ・ヨハンソンプロデュースの。

さて、分野外の話はネタに詰まってきたのでこれくらいにして、明日は甘枝もとうかさんに出かける予定です。今年のゆかたおろし。今日ちらっと平和大通りを通ったらお化け屋敷が建っていました。正式名称は忘れたけど「笑うお化け屋敷」みたいな感じだったと思います。何がどう笑えるのか非常に気になるなー。誰か行って確かめてきて下さい。(行く気ないのか!)        今日のおまけは阿波踊りに夢中なノーチ。友人が「ヒッパレー」という小さなフィルムで撮ってくれました。臨月状態の腹に注目!

 使い捨てカメラで君を簡単に永遠にする百年プリント


6/3(土)

ゆかた姿でお送りしております。とうかさん帰りの甘枝です。いやあもうすごい人出でしたね。円隆寺で玉くじを引こうとしたら行列につぐ行列で、並ぶのもしんどくて同行のゆきちゃんとソフトクリームを食べてそそくさと去りました。人込みを歩いていて非常に気になったのが巨大牛串。甘枝は別に巨大なのも牛なのも一向に構わないのですが(むしろ唾液流出)、問題は串の尖り具合なのです。これが異様に鋭い。先端恐怖症にはたまらないシロモノですね。甘枝は何でもすぐシュミレーションする癖があって、例えば普通の焼き鳥を食べる時でさえ「もし今後ろから人にドンッとぶつかられたらきっと串が喉に刺さってさらに運が悪ければ脳にまで貫通したりして・・・ひいいいいい!!」と勝手におののいてしまいます。後方確認に余念のない緊張の一瞬 in 居酒屋。    なのでただでさえ人通りの多い今日なんかは、牛串を食べてる人の周囲をまるでVIP待遇者のSPのごとくギラギラ睨んでいました。その甲斐あって無事何ごともなく、かわりに自分がゆきちゃんからはぐれかけて終わりました。人の振りより我が振り注意とはこのこと。(ないけどね、そんな言葉)

うろうろした後は相棒と別れてとあるバーへ。今、短歌ブームが湧きに湧いている、広島で2番目に安い、じゃなくて広島で最も甘枝を必要としてくれているお店です。今日もいろんな人が入れ替わり立ち替わりでやってきては短歌制作に励んでおられました。甘枝はここにも歌集を置かせてもらっていて、みんな読んでくれるのですが、不思議なことにそれぞれお気に入りの歌ってのがあるんですね。これがまたてんでバラバラ。作者としてはどの歌もわが子のように可愛くてとてもひとつに絞ることはできませんが、読まれる方々はそれぞれ何かこう特別な思い入れをもって「この歌が好き」と素敵な笑顔で言ってくれます。それを見てると、甘枝の意図と読者の解釈は必ずしも同じとは限らないけど、なんとなーくその人のバックグラウンドがわかる気がしますね。最近は「動物占い」とか「回転寿司占い」とかいろいろありますが、「短歌占い」なんてのもアリかもしれん。これからは、甘枝”ウッタラバードラ”りりとでも改名しましょう。意味不明さが売り。

さて、そんなわけで今日はお客さんのひとりが「コレ!」と一押ししてくれた短歌で締めることにします。笑えるけど実話の歌です。

 ばあちゃんがジャック・レモンに似ていると 気づいた時の胸のざわめき


6/4(日)

午後からポワブリエールでお勉強。最近行くといつもボサノヴァがかかっていて心地良いです。甘枝がこのお店をよく利用するのは家から近いというのもありますが、実はルームメイトのカジが働いているので会いに行く、という理由もあります。毎日ひとつ屋根の下で顔を合わせているんだけどね。甘枝はカジ大好きだから。なおかつ♪昼間のパパはちょっと違う〜だから。        今日はたまたま彼女のお昼休憩と重なって、一緒にお茶することができました。その時、始まったばかりの「ミートのパイ包み焼き」をごちそうになったのですが、これが美味しいのなんの! ミート部分はもちろんのことパイ生地が高品質。サクッと齧るとバターの香りがじわじわ漂って味わい深い。こんな美味しいものをおごってくれる(しかもコーヒー付きで)カジはなんて素晴らしい人間なんだろう。情が深いといわれる九州女の甘枝もアンタにゃ負ける。♪嫁にぃ〜来ないかぁ〜 (やり過ぎ)

感謝感謝でお店を出た後は平和公園へ。今日はここで友人達が「パラソルギャラリー」に出店して作品を売っているのです。天気予報では雨の確率大、だったけど、見事に外れましたね。どこかに強力な晴れ女or晴れ男がいる模様。曇るどころか逆に日射しがきついくらいでした。しばらく友人とおしゃべりしたり他のパラソルをひやかしたりした後、川沿いをぶらぶら歩いておうちに帰りました。どこまでも並木が続いていて緑がわさわさ揺れる下を歩くのは非常に気持ち良い。木陰と陽の当たる部分とのコントラストが素敵で、またもやその美しさにぽーっとなった甘枝でした。

そうそう、先日東千田公園に行ってからというものの、甘枝の中でにわかに散歩ブームが巻き起こりつつあります。夕方暇があるといつも公園でぼけーっ。「美しいものに出会って言葉を失う体験をした」と日記に書きましたが、どうもその「言葉を失う」というのにハマってしまったようです。                                            近頃よく考えるのは、自分ではいつも何かが足りないと思ってあくせくしているけれども、それは全く逆のことで、実は持っているものが多すぎるんじゃないかということです。例えば辞書を引くとひとつの言葉に対して幾つもの意味が記されていますよね。それと同じで、人間の場合でも感情はシンプルなのに、それを表わす言葉が後から後から溢れてきて心を膨張させている気がします。 甘枝の場合、短歌をつくるヒトなのでそれはありがたいことだとも言えるのですが、今度はどの言葉を選択するかで悩んでしまう。これぞ!という言葉を、パズルを組み合わせるようにバシッと決めてやりたい。もっともっと推敲したい。そんな欲求に現在支配されているのかもしれません。だから今公園に行ってぼんやりするのは必至の結果なんだなあ。うまくできてるなあ。       そのようなことを考えていたら、突然「もしプロポーズするならこのセリフ!」というのが浮かんできました。あまりにもカッチョイイので是非ここで披露したいのですが、未来のオンリー・ワンのためにそっとしまっておきましょう。ふはははは。      

さて、日暮れてまいりました。甘枝は今日もこれから公園に行って身を削いでこようと思います。線香花火をしようかな。

 言い出せずコップみつめてこの中に金魚がいたらとそんなことばかり

追伸・「Friend's gallery」にシルバークラフト作家のアラタニ氏の作品をアップしました。


6/5(月)

甘枝りり・魅惑のヘアモデル化計画第一弾「ザ・茶パツ」 ・・・・メッシュ入りました。紙屋町は「ジャック・モアザン」にて18時より21時まで3時間かけての大仕事。忘れてたけど今週の土曜はいよいよヘアーショーなのです。今日はその下準備。当初の予定では髪全体にカラーを入れて明るくしようということだったのですが、より自然に見えるようにと急きょメッシュに変更となりました。毛束を一筋すくってはカラーを入れ、またすくっては別のカラーを入れ、またすくっては・・・・の繰り返し。やる方もやられる方も根気のいる作業です。くたびれた。                                      

で、その仕上がりは? ううむ、何と言うのだろうか、「より自然に見え・・・ない!? 例えるなら、優等生が不良に憧れて「ちょっとやっちゃおっかなー」的に染めたら失敗しました、という感じ。わかるかなあ わかんねえだろーなあ。         とりあえず、ところどころオレンジ色に輝いています。きらきら光ってます。 明日からどう暮らしていこうか悩むところ。

しかしながら、甘枝がどうこう言おうがこれはお店の方針。そう、アタシは着せ替え人形。全てはショーのため。りり、あなたはスポットライトを浴びてはばたくのよッ!(注:甘枝は昨日徹夜で慣れない暗記のお勉強をしたため壊れかけています)      ま、ショーに期待ってことですかね。(あっさり素に戻る)                                なので近いうちに甘枝に会うことになっている方、何を思ってもそっとしといてつかあさい。苦笑いは禁物です。         

はあ〜〜〜 いかんいかん。今日はホントに疲れています。もう寝ます。「いい夢見ろよ。」「お前もな。」・・・ごめんちゃい。

 案外と冷たい手だね 前髪をとかしてくれるしゃくなげの人 


6/6(火)

今日、面白い雑誌を見つけました。「Z-kan」という。知らんなあと思ったら創刊号でした。”大学なんていらない”特集で、甘枝は哲学者の鷲田清一と香山リカの対談記事読みたさに購入したのですが、その他にも宮台真司(あんまり好みではないけど)とか苅谷剛彦(よく知らないけど)とか載っててなかなか読みごたえあり。鷲田氏と香山氏の対談の中に「大学を変えていくにはどうしたらよいか」という箇所があって、2つほど面白い案がありました。ひとつは授業料を親でなく学生が自分で払うシステムをつくるというもの(これは堤清二・橋爪大三郎共著の本からの引用でしたが)。税金によるローンを組んで卒業後に納めるようにするということで、こうすれば学生は必ず在学中に何かを得ようとする(つまりやる気が出る)のではないか、という考えらしいです。アイデアとしてはいいかもしれません。ただ、これは結局奨学生と同じことですよね。現在奨学金を受けている人は実際どうなんだろう?予想されるようなやる気を持っていますかね?そこをちょっと聞いてみたくなりました。                   もうひとつの案は、小学校までを義務教育にして以降の中学校からはチケット制にするというもの。チケットは人生のどの時期に使ってもいいんです。子育てが終わってからでもいいし、老人になってから使ってもいい。これは面白いアイデアですね。全て自己責任においてやるというのが。おそらく学生の高齢化が進んで先生より年上、というケースが増えるでしょうね。しかしこれを具現化するとしたら、教員養成のあり方が今度は問題となってくる気がします。                          

甘枝的に学生のレベルアップを考えるとしたら、答えは簡単です。面白い授業であること。経験からいってこれは明白。授業が面白ければ学生は自ずと興味を示すし、やる気とはいわないまでも「ちょっと気になるなあ」ぐらいには思うでしょう。その気にさせるくらいの効果は望めます。先生方はどう思われているかわかりませんが、甘枝は授業とは一種のShowだと考えています。ここではネタはもちろん良質のものであるのが当然ですが、それより大事なのはショーマン(先生)自体ですね。物を習得するだけだったら今はネット上でもできます。何故、あえて人が教えるのか。そこがポイントではないでしょうか。学生にとって先生とは観察の対象でもあるわけです。ある思考様式を持った人がいて、それをまのあたりにすることで初めて「じゃあそれに対して私はどう思うのか」という思考の糸口が出てくると甘枝は思うのですが。 なんだかむずかしげな話になってしまいましたが、要は一個人としての先生のあり方が伝わる授業が面白い、こういうことです。

これまでを振り返ってみて、甘枝が影響を受けたなあと思うのは高校の時の国語教師でした。授業で習う下二段活用なんてのはすっかり忘れてしまったけど、その先生が話された「余談」の部分は今でも覚えています。大学に入ってみて改めて実感したのですが、その先生は大学で教わるようなことを既に高校生に向かって話していたのです。甘枝が特に興味を持っている哲学分野の基本のものの考え方みたいなことをちょっとしたエピソードに織りまぜて話されていましたね。その当時は「ふ〜ん」としか思いませんでしたが、今考えればあれはかなりレベルの高い授業でした。その先生は喜怒哀楽の激しい方で「いっぽんでもにんじん」などとくだらないギャグを飛ばす一方、怒ると「豆腐の角に頭をぶつけて死ね!」と真っ向から指差してどなるようなところがあって、先生というよりは人間として面白かったですね。不思議なもので人間として興味をひかれる人の言葉はすんなり受け止めることができるんですね。その先生が熱血教師としてみんなの支持を受けていたのもわかる気がします。先生の言葉が伝わったからね。

最後に、甘枝から大学の先生へひとつ提案があります。一度こっそり学生に混じって他の先生の授業を受けてみて下さい。つまらない授業と面白い授業の境目がきっとわかるでしょう。つまらない授業は例えるならロッククライミングをしようとするんだけど、岸壁にひとつもとっかかりがない状態。面白い授業は学生にとってものの考え方のヒントとなるとっかかりがたくさんあるもの。そう甘枝は思います。

おおーう、今日はなんだか熱く語ってしまった。でも長々と書いて今気づいたんだけど、この日記の読者に先生っているの?   ・・・・え〜と、とりあえず誰か教職関係者に会うことがあったら、よしなにお伝え下さい。(意味なし日記を必死でフォロー)

 神様は時計のなかに住んでいた ホウホウ鳥の鳴く朝のこと


6/7(水)

とうとうやってしまいました。笑い話でよくあるアレ。甘枝自動ドアにはさまれるの巻。腑に落ちんなあ。だって今時の自動ドアって、センサで人の動きを感知するはずでしょう?確かにドアは閉まりかけだったけど、甘枝はセンサを信じて、センサの度量を見込んで滑り込んだのです。そしたらおもいっきりはさまれた。皆さんエールエールの地下のドアには充分注意しましょう。     今日はこれに加えてもうひとつやらかしてしまって、エレベーターが目的階(6F)に着く前に途中の階(4F)で降りそうになりました。とにかくドアが開いたら降りようとする、そんな向こう見ずな24才、A型。同行者に思わず「何知らんヒトについていくねん!」とつっこまれました。(関西弁じゃなかったけど) 注意散漫な今日の気分はMr.ビーン。

ところで、昨日は教員のあり方うんぬんで書くスペースを失ってしまったけど、実は食べ物関係で2つほど初体験をしたのです。 みなさん、カラスミって食べたことありますか?ポルチーニって食べたことありますか? 甘枝はなかったなあ。        昨日、住吉9太氏とお好み村7Fにある「ジャカッセ」に行って初めて食べました。数々のメニューがある中でどれにしようか迷った挙げ句「じゃあ2人とも食べたことのないものにチャレンジしよう!」ということになり、カラスミと鶏肉のサラダ&ポルチー二のカルボナーラを頼むことに。ポルチーニはまだいいとしても、魚の卵系を苦手とする甘枝にとってカラスミはちょっと不安。  でもいざ食べてみると珍味って感じの味でそうクセもなく平気でしたね。細かく削ってあったのが良かったのかも。       そしてポルチーニの方はさすがに噂通り香り高い。「こりゃあウマイよ山岡クン」(by美味しんぼの課長)と背中に炎をしょうくらいの大絶賛。だったのですが・・・ん、でも待てよ、この味、どこかで・・・・・アッ!椎茸!?              なんと申しましょうか、いわゆるひとつの田舎者? ついつい故郷は宮崎名産・高級椎茸の味を思い出してしまった甘枝です。一度思ってしまったが最後、あの格調高いポルチーニはあっさり椎茸と肩を並べる斜陽族(意味不明)。お店を出た後もしきりに「あれは椎茸だ 間違いなく椎茸だ しかも宮崎産だ ああ椎茸だ」と連呼し、そのたび9太氏に「いや、だからあ・・」と否定されるの繰り返しでした。ここだけの話、たぶんね、宮崎産のポルチーニなんですよ、みなさん(まだ言う)。             

要は美味しかったということですね。甘枝はポルチーニも椎茸もどっちも好きです。一庶民としてはおうちであのパスタを再現する際、ポルチーニが無くても椎茸で代用できるんだとわかって一挙両得らんらんらん。良いものを食べました。          甘枝にはまだまだ幾つも未体験ゾーンの食べ物が後に控えています。今気になっているのはカワハギの肝。友人によると「ヘタしたらうにより美味しいかも」とのことです。しかし甘枝はその前にうにがダメだからなあ。これは味というより食感を楽しむ系なのですかね。まあ目の黒いうちには食べてみたいものです。だれか食べに連れてってはくれませんか。(書いたもん勝ちの法則その1)

最近人様の掲示板でしきりに広島グルメ情報を募っている甘枝です。おすすめのお店があったら教えて下さい。

 冷蔵庫なんにもないと知りながら何度も開けてなんにもなくて


6/8(木)

どうやら入梅したようですね。広島は夕方より雨降り。こんな時は物憂げなヘレン・メリルを聴くと素敵です。

さて、まずはお知らせ。リンクのコーナーに文具店の明文堂さんのサイトを載せました。金座街商店街にある明文堂のK@zuさんには「ひろしま春まつり」以降なんやかんやとお世話になっています。HPでは文具情報はもちろんのこと、最近開設されて盛り上がっている掲示板を楽しむことができます。文具店のHPなのに何故かグルメ情報に溢れているという面白い掲示板です。近ごろは明文堂の掲示板とうちの掲示板の両方にわたって書き込んでくださる方が出てきましたので、リンクすると便利かなーと思い載せました。どうぞ御利用ください。

ちなみに今日の夕方その明文堂でステープラーを購入しました。これで歌集つくりもはかどるねっ。

話は変わりますが、さっき甘枝の携帯に不審な電話がかかってきました。あるジュエリーショップからだったのですが、最初はいわゆる勧誘というやつで、甘枝は「へえ、宝石屋も勧誘するんだー」とのんきに思いつつも適当に相槌を打って切ろうとしたんですね。ところがこれがなかなか切れない。相手はまくしたてるようにしゃべり続けてそう簡単には切らせないのです。これだけでも迷惑なのに、何故か話はどんどんこちらのプライベートに入り込んできて「何才ですか」「どこに住んでるんですか」と質問攻め。 そしてしまいには「ぼくと仲良くしてください。ぼくはさみしいんです。」だってさ!

これは勧誘の名を借りたテレクラですね。甘枝は上の言葉に対して「いやです。私はちっともさみしくないです。」と答えておきました。逆にこちらからどうやってこの番号を知ったのかと問いつめると「いや〜それがですねえ、データベースを合法的に買い取りしていまして・・・」とぼそぼそ言うので、「当人に断り無く個人情報を売買することのどこが合法的なのですか」と冷ややかに言ってすぐ電話を切りました。不可解にして不愉快。                                    だいたい電話での勧誘というのが既に合理的とは言えませんね。商品も見せないで売れるわけがない。宣伝にはなるかもしれないけど、勝手に電話番号を調べてきて一方的にかける時点で受けた人の購買欲は失せると思います。

この話を愚痴で終わらせないために、ひとつ学んだことを述べましょう。それは「見せ方」が如何に重要かということです。つまりプロデュースの仕方ですね。もちろんもの自体の質が確かであるのは大前提として、あとはどうよりよく見せるか。これは何も商品に限ったことではなくて人間においても同じことです。「見た目で人を判断してはいけない」という言葉は今や形骸化していますね。見た目でしょう。それが最初の手がかりになるのだから。ただ、ここで注意すべきは、見た目の中にその人(或いは物)のニュアンス、匂いを感じ取れないようではまるで意味がないということです。ちょっとした表情、しぐさ、言い回しにはその人に関する多くのヒントが隠されていますからね。それを心得れば、自分の見せ方も変わってくるでしょう。

あれ、この話、確かに愚痴では終わらなかったけど、なんだか「性格改造セミナー」方面へ行っていないか?          みなさん、まともに聞かないでさらっと流してくださいね。特に善良な人、甘枝の言うことをははあと信じて甘枝教とかつくらないように。(つくらんか、誰も) 自分教でいてくださいね。じゃ!(どうにかして明るく終わりたい)                                                   

 欠点を十個挙げたら反動で「でも」「でも」「でも」のデモ行進が


6/9(金)

ロックの日。Oh yeah!走り続ける甘枝にぴったりの日だ。そう、今まさに甘枝はフルマラソン前日のハイ&ロウテンション。

甘枝りり・魅惑のヘアモデル化計画第2弾 ”ザ・リハーサル”。 モデル業は過酷だとファッション誌で読んだことがあるけど、あれってホント。今日は、明日のショーに向けて夜7時から11時半までずっと立ちっぱなしのリハーサルが続きました。クレドホールに設置されたステージで段取りを確認し、あとはウォーキングとポーズ決めのはてしなき練習。スタッフ自体が今日はじめて顔合わせという状況だったので、なかなかスムーズに事が運ばず苦労しました。モデルはまだ受け身だから気楽といえば気楽だけど、取り仕切る側がたいへんだね、ありゃ。明日はどうなるんだろう。出たとこ勝負で押し切るか。なんとなく不安を残したままとりあえずのお開きとなりました。                                               クレドを出た後はお店に戻って衣装の打ち合わせ。今回はイメージパターンが幾つかあって、カジュアル派、フォーマル派、アヴァンギャルド派などチームごとに分けられます。甘枝のチームはカジュアル派。甘枝はオレンジのTシャツに黒デニムのスカートを着ることに。肝心の髪型についてはまだ美容師さんの頭の中にあるのみで実際どうなるかはわかりません。でも、服装から考えておそらく爆発へアになるのでは?なにせカジュアルだからね。或いはおだんごたくさんヘアとか。まあ、どのみちプリティ系となりそうです。しかしなあ、甘枝の顔や雰囲気からするとはたして似合うのだろうかという気もするなあ。どっちかというとフォーマル系のような気がするんだけど。たぶんそこが美容師さんの腕の見せ所なのね。よっ、チャレンジャー!

長いリハーサルを終えて今はぐったりしている甘枝です。明日は明日で早起きだし。でも舞台慣れしている甘枝のプライドにかけて本番は必ずや素晴らしいものにしてみせようぞ。燃えよロック魂。                             いちおうカメラを持っていくつもりなので、詳しいレポートとともにお伝えしましょう。 ああ、そうだ、そろそろ1000カウントだしちょうどいいから特別記念はモデル写真にしよう。(でもこれで喜ぶ人がいるのだろうか)               こう御期待! ということで、今日は面白くもなんともない日記ですがこれにて失礼。おやすみなさい。     

 金曜の夜道誰かがついてくる ペンギンということもありえる


6/11(日)

いやあ、やはり一日分持ち越してしまいましたね。掲示板での予告通り。ま、たまにはこういう日もあるでしょう。

というわけで、                                                    甘枝りり魅惑のヘアモデル化計画・最終局”ザ・本番” 詳細レポート風にお伝えします。

6/10 AM8:30 「ジャック・モアザン」集合の後みんなで会場入り。関係者以外立ち入り禁止の場所にがんがん踏み込んで「おおおー 関係者なのだ!」とテンションが一気にあがる。着いてすぐ舞台で最終リハ。段取りを確認。           AM9:30 ヘアメイク開始。今回はモデルが13人いるので楽屋は戦場の様相。甘枝は予想通り爆発へア(正確にはふわふわ&ぼさぼさヘア)となる。メイクはTシャツに合わせてオレンジを基調としたわりあいナチュラルなもの。本番ぎりぎりまで準備。  PM1:00 一回目のステージ開始。3チーム登場するうちのトップに甘枝は出演。大勢のギャラリーの中にはカメラ小僧もいてばしばしフラッシュをたいてくる。いささか緊張もしたがいざ舞台に立つと楽しくなってきて必要以上にモデルらしく振る舞う。余裕の笑顔を振りまきつつ退場。全体的にはさしてアクシデントもなくスムーズに終了した。客の反応はまあまあ。         PM3:00 お弁当の手配が不十分で長く待たされた後、やっと昼食。食べてひといきつく暇もなく今度は二度目のステージに向けてセットのし直し。モデルが順番に鏡の前で髪や顔をいじられる。甘枝も爆発度をよりアップさせられてさすがに不安になる。似合っているのだろうか。美容師さんからひとこと。「今度は小汚い系でいきますから」 こ、小汚いって・・・・・        PM4:30 二回目のステージ。もう余裕のよっちゃんでこなす。ここにきてかなり疲労の度合いが高まっていたので「とにかく早く終わってほしい」そればかり考える。しかし前回より増えたギャラリーに悟られぬよう最高の笑顔を捻出する。プロだ。    PM5:30 本番終了。床にへたり込むヒト続出。達成感と開放感と疲労感。                        PM6:30 いったんお店に戻って、ようやく解散。髪をセットし直す人もいたが、甘枝は疲労がピークに達していたので去る。

とまあ、こんな具合でした。モデルの何がたいへんかってそれは”待ち”がひたすら長いことですね。自分の準備の時と本番以外はただもうじっと待機なわけです。いつも動いている甘枝としてはこれがきつかった。それは他のモデルさんもどうやら感じていたみたいで、華やかな舞台の一方、裏では寝る人はいるわ煙草ばかり吸う人はいるわ、概してぐったりモードでしたね。

甘枝の感想としては「今後はもうモデルはやらない。」(でも頼まれたらやるけど) 他者の意図のために身体を貸すのは向いてないようです。理由ある反抗。どうしても自分らしさを出さねば気がおさまらないのは甘枝が創作者だからでしょうか。      なんだかお店の人には申し訳ないような言い草ですが、これもやってみなきゃわからないということで、まあ良い経験でしたね。

慣れないことをやってくたくたの一日でしたが、そんな自分に御褒美をと昨日はまっすぐ帰らずにとあるバーに寄りました。   雨降りでお客がいないかと思いきや、後から後から甘枝の知ってる人がやってきてしまいには「甘枝オフ会」状態。普段掲示板や日記に登場する人々が一同に会して、それぞれハンドルネームで紹介しあっていたのが微笑ましかったです。おそらく誰よりこの状況を楽しんでいたのは甘枝でしょうね。自己中心的に言えばまさしく「甘枝りりと愉快な仲間たち」でしたから。         この飲みで一日を取りかえした感じ。神様っているかもしんない!?と思ったひとときでした。ムチの後の飴をありがとう。

さて、今日は心機一転して歌集作りと納品をやらなければ。Life goes on。そして長距離走者の孤独は続く・・・・・

 危機感を安定剤に美しく不埒な歌は流れ出づる


6/12(月)

今朝になって気づいたんですが、今日は甘枝父の誕生日。コント55才。父よ、おめでとう。(しかし彼はこのHPを見られない)

というわけで今日はすこし父の話をいたしましょう。甘枝の父は宮崎で王子製紙という会社のエンジニアをしています。製紙というくらいだから紙をつくっているわけですね。ティッシュでネピアってあるでしょう?あんなのをつくっているんです。当然我が家では甘枝が生まれてこのかたティッシュといえばネピア。ネピア以外のティッシュなんて知らなかったよ。広島に来て初めて友達の家でクリネックスを使った時の驚き!「いいじゃないか!」 ・・・・ここにきて父敗れたり。井の中の蛙大海を、知っちゃったもんな。大学受験の際、父が執拗に宮崎に残るよう主張したのはこのためだったのか。ネピア命の父よ、すまん。          でもそれを言うと父があまりにも気の毒なので、甘枝は今も律儀にネピアを使ってますけどね。

父との思い出で強烈に残っているのは怒りの場面ですね。とはいっても父は滅多に怒ることはしません。ここが父という人の不思議というか可笑しいところなのだけど、彼が怒りをあらわにするのはきまって自然に対してなのです。なんというかこう、自分のままならない偉大な力に対して猛烈な憤りを覚えるわけですね。それがまた些細なことなんです。 こんなことがありました。    あれは甘枝が小学生だった頃、父とバドミントンをしようと公園に向かったのです。その日はあいにく風の強い日で、父サイドからは追い風、甘枝サイドからすると向い風という、どう考えても立ち位置間違ってるだろう的ありさまでした。なんといっても甘枝は非力な小学生です。いくら渾身の限りを尽くしてラケットを振っても風に押し戻されて羽根が届きません。いつまでたっても自分の元に羽根が飛んでこない父は、はじめ「がんばれよぅ!」なんて明るい声を出していたものの、5分、10分とそれが続くうちに次第にすっと青ざめていきました。15分ほど経った頃でしょうか。甘枝が思いっきり羽根を打ったその瞬間、ものすごい突風が吹き荒れたのです。羽根は打った甘枝を通り越して背後にころころ転がっていきます。その時!

「ぬおおおおおお〜 この風めがあ!!」 突然ぶちキレた父がラケットを振り上げ猛ダッシュで向かってきたのです。 「やばいッ、怒られる」そう身構えた甘枝をすり抜けて、なんと父は誰もいない公園を走り回るではありませんか。 風、なのです標的は。顔を真っ赤にしてわなわな震えながらひとり走り回る父・・・・  甘枝が即座に背を向けて肩を震わせたのは言うまでもありません。 風に喧嘩を売る男。アウトローにして菊池桃子ファン。それが甘枝父。

父はこの他にも公園の小山を自転車で駆け上がろうとして失敗し山に突進したり、野良猫を捕まえようとして逆に噛まれ血を滴らせながら追いかけたり、とにかく自分の手に負えないものに対して逆上する傾向があります。何故にそこまで抗うのか、父よ。見てて笑えて仕方ないぞ。

そんな父ですが、人に対してはいたって穏やかでその点救われます。特に母には頭が上がらない様子で、いじめられるとすぐにこっそり甘枝に電話をかけてくる可愛いヒトです。最近はプレイステーションだかドリームキャストだかの取り扱い説明書作りで会社が儲かったと喜んでいます。                                               甘枝は大の眼鏡好きなのですが、もしかしたらそのルーツは父のオブチ眼鏡に由来するのかもしれません。薄々そうではないかと気付いてはいるけど、それはちょっと嫌だな〜。何故なら父は牛乳瓶の底のような眼鏡に分厚い唇でそのうえ七三分けなのです。生まれる時代を間違ったとしか思われません。いまだ父の目を確認したことがない気がします。もしかしたら目自体ないかもしれません。

 父さんのつくるカレーが好きだった すらずに乱切りされたりんごも


6/13(火)

HP開設一ヶ月半にして1000カウント突破というのは、どうなんでしょうね。早い方?こんなもの? ともかく嬉しい限りです。そのうち100は甘枝だとしても、900回はみなさんからアクセスがあったということでしょう?泣けるねえ。      そんな奇特な方々への感謝を込めて、甘枝は今後カウント千単位で企画ものを御用意させていただく所存です。         今日はその第一弾として、「甘枝りり取り調べ室」なるページを設けました。「なんか短歌をやってるだか何だかしんないけどいつも日記でエラソーなこと言っちゃって、一体甘枝りりって何者なのよ?」という声にお応えするべく(どこからもそんな声は届いてないけど)、とにかく勝手に質問を受け付けようと思います。ただ、答えようにも質問がないと始まらないので、どうぞふるって御参加ください。質問が届き次第更新していきます。

日増しにカウントが上がっていく訳はおそらくこの日記にあるのでしょうね。ヒトの日記は気になるものです。実は甘枝自身、森博嗣というミステリ作家のHP日記を毎日のぞいていたりします。この「一日一歌」のページをつくろうと思ったのも、彼の影響大。でもいざ自分でやろうとするとこれがなかなか大変な作業なのね。もともと甘枝は新年元日から日記をつけ始めて松の内が明ける頃には”今日は○○へ行った。そこで私は・・・(以下余白)”と絶筆してしまうクチなので、現在一ヶ月以上も続いている方が奇跡的なのです。甘枝の実家には未完の日記帳が何冊あることか。書き始めはいつも「もし明日死んだらこれが最後の言葉になるのね」なんて呟きながら人に良く思われるよう良く思われるようイイ言葉を選ぶのですが、途中で挫折してまるで意味がなくなります。というより変なところで途切れた文を最後の言葉とされる恐れがあってたいへん危険です。                   中2の頃つけてた日記でしたか、「今日I君に手紙を渡したらなんとこう言われてしまった。『前からずっと思って・・・・・(以下余白)」 ここで終わってるんです。何だよ、何言われたんだよッ、続きはどうしたッ!!めっっちゃ気になるやん!!    未来の自分にやきもきさせてどうするんでしょうか。おそらく日記をつけてる途中に「ゴハンよ〜」なんて言われてそのまま放り出したんですね。人騒がせな! もしこの日記を残して甘枝が死んでたら、I君は悩むでしょうねえ。何を言ったのかは知らんけど。

そう、日記といえば、交換日記なんてのもやってましたね。これは中・高またいで4年くらい続きました。女の子4人が順番にまわしていくのですが、今読み返してみると当時の流行がよくわかります。書き手のひとりにアニメファンにして海外アイドル好きの子がいて、「星闘士星矢」だの「ニューキッズ・オン・ザ・ブロック」(いたねーこんなの)だの今となってはちと恥ずかしくなるような言葉ががんがん出てくるんです。あと、みんな好きな人の入れ替わりが激しすぎる(笑)。一冊につき一人か二人の割合で対象が変わってます。そしてその都度みんな本気と書いてマジ。思春期だったんだなあ。

しかしまあ、苦労しつつもこうして日記を綴るのは楽しいものです。ネット上で公開するにあたっては、他者に読まれることが前提ですからかえって割り切って書けますね。日記というよりむしろ読み物として書いている感があるかな。もちろん、みなさんにお話できることだけを抜粋しているわけで、実際はもっと波瀾に満ちた人生を歩んでいます。裏日記なんてのを書くと面白いかもしれん。(そっちの方が断然面白いだろうな) でもね、人にはちょっとくらい秘密がないとね。                 甘枝としてはこれも文章書きの修行と思ってなるべくクォリティの高い内容にしようと努力しているのですが、んーまだまだ。  意思の上にも三年。きーぽんろけんろーる。線路は続くよどこまでも。 と、いうわけでこの迷走日記は続く・・・・・  

 何もかも僕色に染めてあげるけど 天気予報はあなたが決めて


6/14(水)

今日甘枝はエライものを入手しちまいました。形はなくて技術です。さて何でしょう? ・・・・ってわかるわけないか。    あるお方とお話していた時のこと、世間話のつもりが何故か話が変な方向へ行ってしまって、恋愛論になったのです。甘枝が「恋愛はどうも苦手です。」と言うと、その方は一瞬目をピカリンッと輝かせてこうおっしゃいました。「君はかけひきというものを知らないようだね」。 エエッ!?とたじろぐ甘枝を尻目にその方は静かに熱い情熱をもって恋愛のなんたるかを語り始めました。

そう、何故そんな展開になったのかはわからないけど、とにかく甘枝りり、恋愛のかけひきというやつを伝授たまわったのです。 それは何か?                                                     ・・・チッチッ、言えないな〜。言ったら甘枝が使えなくなっちゃうもん。 なら書くなよって話ですね。すんません。    じゃあ、ニュアンスだけちょこっと。師匠のお話によれば、相手を安心させてはいけないということです。あえて多少の不安を与えてこちらを気にさせる、そこがポイントだとか。 ううむ、深いお言葉。                          その具体例として師匠は御自身の過去の恋愛話を披露してくださいましたが、聞いてみるとなるほど確かにそうだよなあと思えてくるのです。そして甘枝自らを振り返ると、さらにその念は強まるばかりなのです。なんでもかんでも獅子座のせいにしちゃあいけませんが、それでもやはり最も獅子座の典型と思われるのが甘枝です。恋愛猪突猛進爆裂型。足し算ばかりでどうも引き算ができないのが欠点。学習能力にも欠けますね。歴史は繰り返してばかり。

そんな甘枝にとって師匠のお言葉は胸に迫るものがありました。「頭を使え」「誘惑する女になれ」etc・・・・・ 恋愛ってこんなにやっかいなシロモノだったのでしょうか。とてもできそうにないっす。                         けれども師匠は実際にそうやって成功をおさめてこられたのですから、これは試す価値がありそうです。

来月でヴァン・サン・カンの年となる女・甘枝りり、いよいよ夢の「魔性の女」かッ?昼ドラ主演かッ? 期待は膨らむよどこまでも。

・・・・が、そんな甘枝にもひとつだけ師匠に言えなかったことがあるのです。                       「あの師匠、その前に相手がいないんですけど・・・・・・」 Oh ジーザスクライストスーパーバッドエンド。山田クン座布団ぜんぶ持ってってー。

かくして、せっかくの御教授は来場所へと持ち越しになったのでした。 仕方ないよ、だって今はMacが恋人だもーん。     (注:しょーもない日記で公共の場を汚したことを深くおわびいたします。電話代ムダにさせちゃったかも)

 君だけに反応示す細胞が増えて困って眠れない夜 


6/15(木)

みなさまはるばるスクロールの旅ご苦労さまです。明日からまたニュー画面になりますからね。それまでご辛抱を。

今日は帰りのバスで台湾人の友人と一緒になりました。MacのG4を購入するためにパソコンショップへ行くというので、甘枝がお店まで案内することに。パソコンショップには甘枝も時々行くのですが、訪れる度に新型の機種が店頭を飾っておりなかなか見るのが楽しいです。1年前に購入した甘枝のiMacももはや古い古い。いまやDVD付きですもんね。Macのモニターも知らないうちに薄い液晶タイプのもの(見た目はE・Tみたい)が出てたりして時代の流れを感じさせます。しかしMacってどこのお店も値段が変わりませんね。何か厳密な規定でもあるんでしょうか。安さを求めてわざわざ市内まで出てきた友人もこれを知って結局今日の購入は諦めたようでした。「台湾なら値切るのが当たり前なのにー!」 そうか、日本はそこらへんが頭カタイからなあ。

いささか落ち込みモードの友人とお店で別れた甘枝は、遅めのランチをとるべく何故か流川方面へ。キリンビールのゲートをくぐってすぐの所にある「ちから堀川店」が今日の目的地。ここには他店にはないカレー丼があってそれがすこぶる美味しいとの評判を聞き付けたためです。(by明文堂HP掲示板) カレー丼といえば池波正太郎なんかのエッセイでお蕎麦屋さんの隠れメニュー的存在としてよく登場します。これがただの文章なのに今にも香りが漂ってきそうな感じなのね。とてもとてもうまそうなのね。   そのイメージが甘枝を強く支配していたので、今日は必要以上の期待に胸を膨らませてお店を目指しました。ちょい小走り気味。  

これまで「ちから」には2回くらいしか行ったことがなくて最初お店の食券制度に戸惑いましたが、頭の中でずっと「カレー丼カレー丼」と念仏のように唱えていたのでそこはあっさりクリア。カウンターに腰掛けて後は出来上がるのをじりじり待つのみです。 制作過程を注意深く見守って気づいたのは、はじめクリームイエロー状態だったカレーの素がだしに溶かれると突然変異を起こして普段目にするあのブラウン色のカレーになること。この間2秒。何故だ。何が起こったのだ。 じっと目を凝らして見ていたつもりだったのですが、おばちゃんの手に遮られてその変化の具合は確認することができませんでした。あれは絶対おばちゃんが何か粉を入れてるね。或いはマジックか。きっとそこが美味しさの秘けつ、そして企業秘密なのに違いない。(違うんだろうけど)

そうやって謎の過程を踏んで出されたカレー丼は実にカレーカレーしてて(幼稚園児並の表現だな)こちらの食欲をそそります。 ひとくち食べるとだしの旨味がじわっと広がり、さらにその後からはじめひかえめにそして徐々に加速をつけて辛味が増してゆく。普通のカレールーほど濃くはなく、ほどよいとろみ加減が味にまろやかさをプラスして全体的に穏やかで奥深い味わい。自ら声高に「オレはカレーだッ!誰がなんつってもカレーなのだッ!」と主張していないところなんか、まさに淑女のよう。甘枝は思いましたね。「カレー丼よ、お前も辛い過去を背負っているのだな」と。元々はれっきとしたカレー粉としてはるばる海を越え日本にやってきたはいいものの、強引に和との融合を迫られ、国籍も変えられて。けれども生まれ持ったスパイス根性で我が身の境遇を悲嘆することもなくけなげに耐え忍んでいたら、今度は王道のカレー陣から色物として蔑まれ、のんきな子供には「お母さ〜ん、カレーライスとカレー丼ってどこが違うのぉ〜?」と意外と鋭いとこを突かれる始末。インドのマハラジャにこよなく愛されたこの私が・・・そんな痛々しいトラウマを抱えているのです、カレー丼というヒトは。 でも甘枝は言ってあげたい。「君はエライ」と。やさしく慈しんで見守ってあげたい。できれば大盛りでお持ち帰りしてあげたい。そして家など持たせてあげたい。(椎名誠風)     ・・・ただのカレー丼にここまで肩入れする甘枝っておバカさんでしょうか。実は自分自身ここまで言うとは思わなんだ。   「ちから」のカレー丼の美味しさの秘密はだしにある気がします。だしがあってのカレー丼ですもんね。インパクトには欠けるけど一年に何度かふと食べたくなるであろう感じですね。しかしなんで堀川店にしかないんだろう。ますますせつないぞ、カレー丼!

 火曜日の夜中カレーが欲しくなる それは突然炎のごとく           

   

               

   

           


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 2000.5/1〜5/15

 2000.5/16〜5/31

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