―インランド・エンパイア―

<・・INLAND EMPIRE・・〉

2006年アメリカ/ポーランド/フランス合作映画

カラー180分

 

 

 

【STAFF&Cast/スタッフ&キャスト】

 

監督.........................................................デヴィッド・リンチ

制作.........................................................デヴィッド・リンチ

..................................................メアリー・スウィーニー

共同制作......................................................ローラ・ダーン

脚本.........................................................デヴィッド・リンチ

撮影.........................................................デヴィッド・リンチ

.......................................................エリック・ルーリー

...............................................オッド・イエルサルテル

................................................オーレ・ヨハンロシュカ

キャスティング.............................................ジョアンナ・レイ

アソシエイトプロデューサー..............サブリナ・S・サザーランド

出演

ニッキー/スーザン.........................................ローラ・ダーン

ニッキーの夫ピオトルケ........................ピーター・J・ルーカス

デヴォン/ビリー.....................................ジャスティン・セロー

キングスリー・スチュワート監督..............ジェレミー・アイアンズ

助監督 フレディ・ハワード..............ハリー・ディーン・スタントン

ロスト・ガール.................................カロリーナ・グルシュツカ

夫.............................................クシュシュトフ・マイフシャク

ドリス...................................................ジュリア・オーモンド

マリリン.......................................................ダイアン・ラッド

Mr.K....................................................エリック・クレーリー

特別出演........................................ローラ・エレナ・ハリング

......................................ナスターシャ・キンスキー

..........................................ウィリアム・H・メイシー

....................................................マイケル・パレ

...........................................................裕木奈江

うさぎ人間ジューン(声)......................ローラ・エレナ・ハリング

うさぎ人間ジャック(声)................................スコット・コフィー

うさぎ人間スージー(声)...................................ナオミ・ワッツ

 

 

 

 

【Nominations&Awards/受賞&ノミネート】

 

2007年全米批評家協会賞の実験的作品賞受賞

2006年ヴェネチア映画祭で栄誉金獅子賞受賞等、全部で12ノミネート&2受賞

 

 

1976年にモノクロームの実験的処女作「イレイザー・ヘッド」で映画界に驚異的なデビューを果たし

その後、「エレファント・マン」「砂の惑星」「ブルーベルベット」「ロスト・ハイウェイ」で意欲的な躍進を遂げ

「ワイルド・アット・ハート」ではカンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞

「ストレイト・ストーリー」「マルホランド・ドライブ」でもアカデミー賞監督賞にノミネート

又、「マルホランド・ドライブ」はカンヌ映画祭でパルムドール賞と監督賞にダブルノミネートされ

栄えある監督賞を受賞した鬼才、デヴィッド・リンチ監督の最新作です

 

 

尚、今年のカンヌ映画祭開会式では映画祭60周年を記念して

彼の短編映画「アブサーダ」(バレリーナの少女をイメージしたミステリアスな作品)も上映されました

 

 

 

【リンチ作品のOutline/映画概要】

 

――永遠に続く廊下、扉…扉…

…そして、扉のドアノブを廻せば、その向こうにある蟲惑的な世界

――リンチが仕掛ける不条理と悪夢に充ちた幻惑ワールドへようこそ――

 

 

リンチは人の心(深層心理)、脳(脳が見る夢)、そして’魂’と呼べるものが有るとしたら

その’魂が見る何か’を映像化する監督だと私は思ってます

 

彼は「ロスト・ハイウェイ」の後

「ストレイト・ストーリー」を経て「マルホランド・ドライブ」を撮っていますが

「ロスト・ハイウェイ」と「マルホランド・ドライブ」には幾つか類似点もあります

「ロスト・ハイウェイ」と「マルホランド・ドライブ」が隠れて見えない’人間の心の夜と闇の世界’だとしたら

「ストレイト・ストーリー」は’人間の心の昼と光の世界’を描いています

 

 

仏の監督アラン・レネが1960年に撮った不可思議で実験的作品「去年マリエンバートで」の中で

主人公の男性の一人が永遠とも思わせる回廊を歩き続けるシーンは

姿形を変えて リンチの多くの作品の中でも必ず登場してきます

しかし、それが問い掛けてくるものは’自分は(あなたは)一体誰なのか?

’そして’何処から来て?どこへ行くのか?’

と、言ういたって素朴な疑問です

そしてその疑問を解明する為には《人格の複数性》も当然として出現してきます

ただ、デヴィッド・リンチの場合

それは彼独特の表現力が織り成す’悪夢と不条理’に充ちた

時間軸と、空間軸、そして…

心の感情軸(心理軸)まで交錯させた自由奔走な世界観で彩られているのです…

 

 

 

【Story/映画ストーリー】

 

ハリウッド⇔ポーランド⇔現実世界⇔映画の世界…そして、うさぎ人間の世界

5つの世界が交錯するリンチワールドの集大成

 

 

ニッキー・グレースは夫で町の実力者ピオトルケ・クロールと豪邸に暮らしていた

ある日、訪問者から不気味な予言を聞く…

 

 

キングスリー・スチュワート監督は、助監督にフレディー・ハワードを雇い

ニッキーとデヴォンを主演に、『暗い明日の空の上で』と言う映画をクランクアップする

ところが、この映画はジプシーの民話を基にしたポーランド映画『47』のリメイクで

主演の二人が撮影中に殺されたので未完になったといういわく付きの企画だった

そしてやがて…

ニッキーとデヴォンは映画のストーリーとリンクするように

プライヴェートでも不倫をする

結果、ニッキーは段々と現実と映画の区別が付かなくなって行く…

 

 

 

 

【Impression&Interpretation/私的映画感想&私的解釈】は

↓の「Next」から どうぞ…但し、私的解釈を含む完全ネタバレになりますのでご了承ください

 

 

 

 

 

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