―マルホランド・ドライブ―
〈・・Mulholland Drive・・〉
2001年アメリカ/フランス映画
【STAFF&Cast/スタッフ&キャスト】
監督...................................デヴィッド・リンチ
製作..........................ニール・エデルスタイン
ジョイス・エライアソン
トニー・クランツ
製作総指揮.........................デヴィッド・リンチ
脚本...................................デヴィッド・リンチ
撮影.................................ピーター・デミング
音楽.......................アンジェロ・バダラメンティ
Cast
べティ/ダイアン.........................ナオミ・ワッツ
リタ/カミーラ...............ロウラ・エレナ・ハリング
ココ...........................................アン・ミラー
アダム・ケッシャー............ジャスティン・セロー
【Nominations&Award/ノミネート及び受賞】
アカデミー賞監督賞ノミネート
全米批評家協会賞監督、主演女優賞(ナオミ・ワッツ)受賞
カンヌ国際映画祭監督賞(デヴィッド・リンチ)受賞
NY批評家協会賞、英国アカデミー賞受賞など
その他数多くの賞を受賞、ノミネートされました
日本では2002年2月に関東圏を中心に公開されました
【Story&Outline/映画概略】
ロサンジェルスの北部山中に実在する道路“マルホランド・ドライブ”
眼下にはハリウッドの煌びやかな夜景
この曲りくねった道路で真夜中におきた自動車事故…
ただひとり生き残った黒髪の女は負傷していたが
何とかハリウッドの街まで辿りつく…
女はとある留守宅の家に忍び込むが
この家は有名な女優ルースの家で
姪の女優の卵のべティが留守を預かることになっていた
べティに見つかってしまった女は自分を「リタ」と名乗るが
過去の記憶を失っていた
唯一持っていたバッグの中には“大金と青い鍵”
べティは何故かリタが気にかかり
二人でリタの記憶探しの旅へと向かう…
【My
Impression/私的映画感想】
「ネタバレ」にならない程度に↑に
映画の冒頭部分のストーリーを書いてみました
「ワイルド・アット・ハート」や「ロスト・ハイウェイ」「ブルーベルベット」など
謎と不思議な悪夢の映像世界を描かせたら天下一品!
あの鬼才、デヴィッド・リンチ監督の待望の新作です(このレビューを書いている2003年の時点)
とにかく不思議で妖しいミステリックな映画です
未見の方の為に詳しく解説できないのが残念ですが
興味のある方は、自分の目で確かめられるのが一番だと思います
夢か?現か?幻か?成功を夢み
愛を求めた1人(2人)の女性の悲しい物語なのですが
夢と現実が交差する摩訶不思議なD・リンチワールドが炸裂しています
主人公のべティ(ダイアン)をナオミ・ワッツが素晴しい演技力で演じています
受賞覧をご覧のように数々の賞も受賞してます
一度見ただけでは「?」が浮んで理解しがたくても(苦笑)
2度見ると、いろいろお話が繋がって来るのです
バラバラにされたパズルを組み合わせていくような感覚の映画で
多角形の水晶球から内的世界を視るように…
無限に映し出される永久の合わせ鏡を視るように…
めくるめく不条理の美と惑いに翻弄されながらも…
その不条理の美と惑いに、どっぷりと魅了される…
何度も見ることに耐えられるようにも作られている映画なので
そう言った意味では、多重構造の作品でもあります
又、見る人によって幾通りにでも解釈が可能な複雑なメタファーも溢れています
奇妙な不条理世界の中で、幻惑と幻影に惑わされながら…
自分が一体誰なのか?
あなたは一体誰なのか?
見るもの全ての頭と心に’永遠の疑問符’を投げかけてくる万華鏡のような逸品
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《このレヴューページの使用MIDIについて》
MIDIはフランスの音楽家、カミーユ・サン=サーンス作曲
「動物の謝肉祭」より”水族館”(Le Carnaval des Animaux"Aquarium")です
サン=サーンスは世界で初めて「映画音楽」を作曲したフランスが誇る音楽家です
毎年5月にフランスのカンヌで開催される世界三大映画祭の一つ《カンヌ映画祭》では
サン=サーンスに敬意を表すと同時にそれを記念して
開会式や授賞式、レッドカーペットで
必ずこのサン=サーンスの”水族館”が使用&流されます
そして、今作「マルホランド・ドライブ」はその《カンヌ映画祭》でデヴィッド・リンチ監督が
見事栄えある”監督賞”に輝いた記念すべき作品です