パフュームある人殺しの物語

<・・PERFUME The Story of A Murderer・・>

<・・Das PARFUM Die Geschichte Eines Morders・・>

2006年ドイツ・フランス・スペイン合作映画/147分

 

 

【STAFF/スタッフ】

 

監督.................................................................トム・ティクヴァ

Director..............................................................Tom Tykwer

制作.......................................................ベルント・アイヒンガー

Producer..........................................................Bernt Eichinger

共同脚本...........................................................トム・ティクヴァ

..............................................................ベルント・アイヒンガー

..............................................................アンドリュー・バーキン

Script.......................Tom Tykwer/Bernt Eichinger/Andrew Birkin

共同制作..............................................................ジジ・オエリ

Co-Producer.............................................................Gigi Oeri

原作...................パトリック・ジュースキント「香水 ある人殺しの物語

Novel......Patrich Suskind 「Das Parfum Die Geschichte Eines Morders

撮影監督......................................................フランク・グリーベ

Cinematographer...................................................Frank Criebe

美術監督..........................................................ウリ・ハニッシュ

Production Designer................................................Uli Hanisch

編集...................................................アレクサンダー・バーナー

Film Editor.....................................................Alexander Berner

衣装デザイナー........................................ピエール・イヴ・ゲロー

Costume Designer......................................Pierre Yves Gayraud

音楽.............トム・ティクヴァ/ライホルト・ハイル/ジョニー・クリメック

Music.........................Tom Tykwer/Reinhold Heil/Johnny Klimek

演奏.....ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/サイモン・ラトル指揮

Performed by...Berliner Philharmoniker/Conductor:Sir Simon Rattle

 

 

 

【Cast/キャスト】

 

ジャン=パティスト・グルヌイユ...........................ベン・ウィショー

Jean-Baptiste Grenouille...................................Ben Whishaw

ジュゼッペ・バルディーニ..........................ダスティン・ホフマン

Giuseppe Baldini...........................................Dustin Hoffman

ローラ............................................レイチェル・ハード=ウッド

Laura....................................................Rachel Hurd-Wood

リシ...........................................................アラン・リックマン

Richis...........................................................Alan Rickman

プラムの少女.......................................カロリーネ・ヘルフルト

The Plum Girl...........................................Karoline Herfurth

ナレーショ ン....................................................ジョン・ハート

Narrator.............................................................John Hurt

 

 

 

【Outline/映画概要】

 

――それは、昨日まで人だったもの

 

――もっとも醜悪なものから生まれる、もっとも美しいもの


 

この映画は1985年に刊行後

ドイツのみならず、世界45ヶ国語に翻訳されベストセラーとなり

今も尚、世界中で読まれている

パトリック・ジュースキント原作小説「香水 ある人殺しの物語」(文藝春秋刊)の映画化です。

 

 

監督は「ラン・ローラ・ラン」(1998年独映画)、又

クシシュトフ・キェシロフスキの遺稿’天国’篇の映画化「ヘヴン」(2002年英独映画)

でも高い評価を受けたドイツ出身のトム・ティクヴァです。

 

 

 

1985年に原作が刊行以来

リドリー・スコット、ティム・バートン、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ…

そして、「2001年宇宙の旅」「バリー・リンドン」「シャイニング」等の

鬼才スタンリー・キューブリック(脚本を試みた後に断念)他

多くの監督達が映画化に興味を示したと言われています。

 

 

製作のベルトラン・アイヒンンガーは過去

同じく映画化困難と言われていたウンベルト・エーコ原作「薔薇の名前」映画化にも成功した実力者です。

今回もトム・ティクヴァの他に

「薔薇の名前」の時にも一緒にその成果を分かち合った

脚本の名手アンドリュー・バーキンを招聘して、共に素晴らしい脚本に仕上げています。

 

 

 

【Nominations&Awards/受賞&ノミネート】

 

USでは2006年12月27日にReleaseされました(Release:Date.December.27th.2006.UsBox office $2.208.939)

そして受賞及び、ノミネートですが…

これだけの偉業をなし得た作品にしては本当に少ない6ノミネート3受賞の結果で

アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞等大きな賞は皆無です。

辛うじて、SFやホラーファンタジー映画のアカデミーと言われている

’Academy of Sience Fiction Fantasy&Horror-Film USA'で

作品、監督、音楽、助演、脚本のノミネートを受けているだけです…。

 

 

勿論、アカデミー賞を受賞する映画=傑作、素晴らしい作品ではない…です。

が…

その理由が何なのか?

映画を見れば何となく感じることは出来ます。そして…

映画を見た人それぞれが、それなりの理由を理解すれば良いとも思います。

 

 

付け加えるなら

私はこの作品、過去の映画歴の中でも’ベスト5’に入る作品になりました。

原作を読んでの鑑賞でしたが、原作を読んだ時以上の感銘を受けました。

原作にはない’主人公に愛を知らしめる人間味’が加味されている等など

それは前出したように、脚本が素晴らしいからだと思います。

 

 

映画を称する時、秀作…佳作…傑作…凡作…駄作、など色々ありますが…

これはどの言葉にも単純には当てはまらない複雑な作品です。

ある人が見たら「素晴らしい傑作」だと思え…

又、ある人が見たら「とんでもない駄作」だとも思うかもしれない作品です。

上記に’ベスト5’に入ると書きましたが

でも何故か、繰り返し何度も見たい作品ではないのです。

一度見て、心の奥にズシリとその重さと無常さを噛み締めていたい作品なのです。

 

 

 

芳しい花々の香りもしますが、、、同時に’死の匂い’もします。

主人公グルヌイユが到達した’至高の香水’は

人々に’愛の歓び’を与えますが…

別の意味で、’死の歓び’も与えます。

猟奇と耽美が同時に息づきます…。

 

 

劇中の音楽はトム・ティクヴァ自身が作曲したものが主流です。

そしてそれを演奏しているのは今迄

映画音楽は決して録音しないと言われてきた

あのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(サイモン・ラトル指揮)です。

それだけでも、私的には原作を読んだ時以上に心震えました!

 

 

尚、このReviewページのMIDIは

ハンガリーで生まれドイツで活躍した作曲家

フランツ・リスト作曲の「ハンガリー狂詩曲第2番」を使用しました。

 

 

 

 

映画Storyと踏み込んだ私的感想など、続きは↓の「Next」の リンクから次ページで書いています

 

 

 

 

     NEXT    HOME