.......誰も寝てはならぬ Nessun Dorma.......

歌劇「トゥーランドットTurandot」から/ジャコモ・プッチーニ作曲

 

 

 

誰も寝てはならぬ―――

―――王子の名を知るまでは……

 

秘め事を知るのは我が心のみ

朝の光がさす頃に...我が名をあかそう

口づけは氷のような心をも溶かすことだろう

 

夜明けと共に星よ消えゆけ

姫は必ずや我が胸に....

我が胸に...我が胸に......

 

Nessun dorma! Nessun dorma!
Tu pure, o Principessa,nella tua fredda stanza
guardi le stelle che tremano d'amore e di speranza!
Ma il mio mistero è chiuso in me,
il nome mio nessun saprà!
No, no, sulla tua bocca lo dirò,
quando la luce splenderà!
Ed il mio bacio scioglerà il silenzio che ti fa mia!

Il nome suo nessun saprà...
E noi dovrem, ahimè, morir! Morir!


Dilegua, o notte!
Tramontate, stelle! Tramontate, stelle!
All'alba vincerò!
Vincerò! Vincerò........

 

 

 

 

「トゥーランドット」はイタリアの作曲家、ジャコモ・プッチーニの最期のオペラ曲です

1924年にプッチーニはベルギーで急死したため未完のままでしたが

同じイタリアのオペラ作曲家フランコ・アルファーノの補作を経て完成、ミラノで初演されました

『誰も寝てはならぬ』は第3幕でカラフ王子が歌うアリアです

 

 

 

物語の舞台は、とある時代の中国の北京

トゥーランドットと言うのはお姫様の名前です

そのトゥーランドット姫は先祖に及ばされた戒めと復讐心の為に

美しいけれど氷のように冷たい心の持ち主でした

トゥーラドット姫の結婚相手になる条件は、王子である事

そして彼女の出す3つの難問に答えることでした

答えられなかった者は即刻首切りの処刑…

でも美しいお姫様への求婚者は後をたちません

 

 

カラフ王子もその中の一人でした

しかし、カラフ王子はトゥーランドット姫の出した3つの難問に答えてしまいます

そして、動揺したトゥーランドット姫に

『朝までに自分の名前を言い当てたなら、自分の命を捧げる…』と申し出ます

これを聞いたトゥーランドット姫は家来達に…

『王子の名前が分かるまで、誰も寝てはならない!』

…と言い伝えます

それを聞いたカラフ王子が、勝利を確信しながら歌うアリアが

この『誰も寝てはならぬ』なのです

 

 

 

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『誰も寝てはならぬ』は多くのアーティストたちに歌われ又、使用されていますが

2006年のトリノオリンピックでは開会式で、イタリアが世界に誇るテノール歌手パヴァロッテイが

この『誰も寝てはならぬ』を感動的に歌い上げてくれました

 

 

そして…

フィギュアスケート女子シングルフリー決勝で日本の荒川静香選手

この『誰 も寝てはならぬ』の曲にのせて…

美しくダイナミックな演技を披露してくれ、見事に金メダルを獲得しました…!

それはまるでトリノの勝利の女神が彼女に降臨したように

いいえ、彼女自身がその女神の化身のように

荘厳で眩いばかりの素晴らしい滑走と演技でした

彼女はこの曲に運命を感じたそうです

それは過去の困難を乗り越えて…

トリノの栄光を現実にした者だけが受けるインスピレーションだったのだと思いました

 

 

 

また『誰も寝てはならぬ』は多くの映画の中でも使用されています

「幸せのレシピ」「マンハッタン・ラプソディ」「イーストウィックの魔女たち」「ボクシングへレナ」等

でも中でも、2005年に公開された映画「海を飛ぶ夢」(アレハンドロ・アメナーバル監督)では

主人公の”魂の飛翔”シーンで使用&聴こえて来て、とてもとても感動的でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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