「歳じゃのぉ〜」と自覚することがあります。
「今の若いやつは」とか、「このごろの高校生は」という言葉が頭に浮かんだときです。どうしても浮かんじゃうんですよねぇ〜 でも、頭に浮かんだときには、自分で「いかん、いかん」と打ち消すようにはしています。ただ、高校生とか見ていて礼儀とか道徳という言葉を習っていないんじゃないかと思うことばかりです。私たちが小学生のころは「道徳」という授業がありましたが、今は無いのでしょうか?
とはいえ、自分が高校生のころは大人を敬っていたのだろうか? 今思うに、「自分たちの頃は、今よりマシだった」とほとんどの大人が思っていることでしょうね。でも、よくよく思い出すとそんなことはないんです。今の高校生と、ほとんど同じようなものだったのでしょう。ただ、今時のようにタバコを堂々と吸っている高校生は、あまりいませんでしたけど。隠れて吸っていました。(自分が、と言っているのではない…)
ただ、個人的にうらやましいのは、金髪とか堂々とできるとこですね。今から、金髪にしちゃろうかいのぉ〜と思いますが、さすがにそれはできません…(うらやましい…)
私が中学・高校の頃には電車やバスに乗ると「カバンを持ってあげましょう」と言ってくれる大人の人がいました。今では、そんな大人はいません。そんなことを思うと、逆に「今時の大人は…」という言葉を吐いてしまいそうになります。
お年寄りに席を譲る人も、最近ではほとんど見ません。世知辛い世の中じゃぁ〜 しかし、先日JRに乗っていて席を譲っている2人の女子高生がいました。それを見たとき、捨てたモンじゃないと思いました。そんな子も、まだまだいるのです。
高校生というとバスの二人掛けの椅子にカバンを置いて、一人で二人分の席を占有している輩が少なくありません。社会人よりも安い交通費で乗っているくせにと思ってしまいます。しかし、交通費が安いのは彼らのためではなく、その親のためなんですよね。人の親になってみて初めて気がつくことです。たまにカバンを膝に乗せて、ちゃんともう一人分の席を開けている高校生に出会うと、嬉しくなってしまいます。
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