2000年12月30日(土)
今世紀の最後

20世紀最後とか21世紀の始めとか、色々な枕詞が使われる今日このごろですが、いつもの日常の繰り返しであり、今年の仕事は来年も続くわけで、実際のところ何が今世紀の終わりとか、新世紀の始まりとか感じている人はいないのではないでしょうか。

まぁ、そういう言葉を使えばいつもの挨拶に色を添えられるだけって感じで使われているのでしょうねぇ〜

しかし、漠然と21世紀という言葉は未来を象徴するような言葉として使われて来たのは事実であり、その21世紀というのが始まるのも事実です。とはいえ、21世紀というのは百年もあるわけで、21世紀の初日と最後の日とでは全く違う風景が広がっていることでしょう。

私たちが小学生の頃は、21世紀といえば高層ビル群の中をチューブ状の道路のようなモノが縦横無尽に走り、その中は無公害の自動車のようなモノが走っているという絵を目にしたものです。実際に21世紀の始めは、その絵のような風景は望むべくもありませんが、ひょっとしたら21世紀の終わりには、そのような風景が広がっているのかもしれませんね。

将来の地球を危惧する声も聞こえます。地球温暖化も進んでいるのでしょうか、今年の冬もなかなか寒くなりませんでした。まぁ、我々が生きている間は大丈夫だろうっていう感覚を持っている限り地球は良くならないでしょうね。

自分さえよければ良いっていう考え方をすれば、気が休まるというのも否めませんが、自分の子供の事を考えると、自分さえよければ良いという気持ちにはなりません。子供を持つ親の多くは、同じように感じていることでしょう。まぁ、その中にも自分の子供さえよければ良いっていう人は少なくないでしょうが…

何だか、こんな事を考えている世紀末の自分は何なんだろうって思ってしまいます。結局、何の結論も導き出だせない事を一人で考えても仕方がないのかもしれません。子供の笑顔を見ながら年越しそばを食べて、いつものようにお正月を迎えるしかないのです。


2000年12月24日(日)
またやった…

またやってしまいました… 豊田市では女子高生を怒りとばしてしまいましたが、今日はオジさんを怒りとばしてしまいました。

今日はクリスマスイブだし、二週間ぶりに日曜日の夜をゆっくりと過ごせるということで、寿司ショップ「大(だい)」という店でお寿司を買って帰りました。この寿司ショップはネタが大きいし安いということで有名な店なんですよね!

で、気持ちよく買い物をしていたらオジさんが夫婦で入ってきて、待合の椅子に座ってタバコを吸い始めたのです。灰皿は無かったように思ったのですが、自分の気のせいかなとも思いました。確認してみると、灰皿なんてありません。一緒に入ってきた奥さんの方が缶コーヒーを渡していました。

こっちはチビを抱いているし、店には赤ちゃんを抱いた女性も入ってくるし、だんだんとムカついてきたので、ついついやってしまいました…
Oz「オジさん、タバコは灰皿のあるところか、外で吸いんさいや」
オジ「なんでイケンのやぁ」
Oz「床に灰を捨ててエエと思うとるんかぁ?」
オジ「捨ててないじゃないか、ちゃんと缶に捨てとるじゃないか!」
Oz「床に捨てとるじゃないか!ほら床を見てみぃや!」

奥さんが「あんた(オジさん)が悪いんじゃけぇ、外に出んさい」
オジさんは立ち上がって、外に出ようとしました。
オジ「何をエラそうに言うとるんじゃ!」
Oz「エラそうなんは、ワレじゃろうが!」

殴ってやろうかと思いましたが、先に手を出した方が負けです…
しかし… 今時のガキが常識が無いのは、今時の大人のせいだと、本当につくづく思い知らされました。


2000年12月10日(日)
福岡国際女子柔道

今年の福岡国際女子柔道選手権大会で、田村亮子選手が11連覇を達成しました!
1990年から毎年優勝しているのですから、すごい事です。彼女の強さは、初めて見たときから人並み外れていると感じました。私は小学校から高校まで柔道をしていましたから、柔道の強さ、センスというものを感じることができます。背負い投げに入るタイミングなんていうのは、まさに柔道の理想的な形と言えるものです。

“やわらちゃん”と呼ばれているのは、漫画の“ヤワラ”の主人公から来ているのですが、あの漫画は私も偶然初回から読み始めた漫画でした。こんな女の子がいたら、すごいだろうなぁ〜と思っていたものです。それが、漫画創刊から時期もそれほど違わないときに、田村亮子選手が脚光を浴び始めたんですよね。偶然にしても、漫画と現実の世界で同じように女子柔道に天才的な選手が現われたんです。

柔道というのは「柔よく剛を制す」と言われ、身体が小さい人でも大きな相手の力を利用して技をかけ、倒すことができるのが醍醐味です。田村亮子選手が小学生の頃から男子選手を相手に投げ飛ばしていたというのは、柔道ならばこそでしょう。

とはいえ、近年の柔道は力とスピードという要素なしには語れません。相手が素人であれば、力やスピードで劣っていても勝てるのが柔道ですが、さすがに同じ柔道を会得している者同士であれば、力とスピードが勝る方が強いに決まっています。

私の場合小学校から高校にかけて、背が高く痩せているという、とても柔道をやっているとは誰も信じてくれないような体型でした。従って、相手から見たら格好の獲物のような対戦相手だったことでしょう。しかし、自分で言うのもナンですが、小学校からやっていただけあり、柔道のセンスというか技のキレはあったと思っています。当時の顧問の先生が主将に「Oz(便宜上の名前)の腰がもう少し粘りがあったら、強くなるぞ」と言っていたそうです。

そういえば、中学生の頃に鉄下駄を買ったことがあります。話がそれますが、鉄下駄っていうのは思ったように歩けないんです… 重いからというのではありません。下駄で歩く事を想像してください。右足を前に出した後に左足を前に出すときには、右足は身体の後ろにきています。そのときに右足を前に出そうとすると、普通の靴であれば踵と靴は一体となっていますが、下駄だと隙間が開きます。その隙間を埋めるように、鼻緒を中心として足の指で下駄の先頭部分を押さえつけるような動きをするものです。足の指で鉄下駄全体の重さを押さえつけなければ、下駄は足についてきません。言葉で説明すると難しいのですが、とにかく鉄下駄では歩けません…

何はともあれ、田村亮子選手11連覇バンザイ! 日下部選手も初優勝バンザイ!