私の長男は小学3年生ですが、そのクラスでイジメがあり、女の子が転校しました。父兄にかなりの衝撃が走り、校長や教頭をまきこんで懇談会も催されました。さすがに夜遅く帰宅する私は参加できず、妻が参加しました。
妻の話によると、担任の先生はあまりやる気が見えなかった先生らしく、児童の一部は授業中にも騒いでいたようで、大げさな父兄は「学級崩壊」の状態だという人もいたようです。
懇談会では色んな意見が出たらしいのですが、学校を責めるという意見よりも児童本位の意見が多かったようで、なかなか捨てたものではないなと感じました。責任のなすりあいのような懇談会では全く意味がないし、何の解決にもなりません。
ただ、いじめられていた女の子が既に転校してしまっていることや、その女の子の親も諦めが良すぎたことだけは残念でなりません。転校すれば済むという問題ではないというのは、誰が考えても分かる事です。しかし、その女の子と親からすれば切実な問題だった事でしょうから、それをうんぬん言うのも気が引けます。
担任の先生は、クラスの担任になって以来(約1ヶ月半)それまで「学級だより」のようなものを一切作ったことがなかったので、妻も「あの先生はやる気がないみたい」と言っていましたが、その件があってからは多少変わったようです。とはいえ、何かあってから変わるのは誰にでもできるわけで、もう少し努力するべきだったのでしょう。
学校側は、「イジメで転校したということを、公に言わないで欲しい」という言い方をしていたという噂があったとも聞きました。それが事実かどうかは確認していませんが、懇談会を開いた際も言い訳をせずに父兄の話に耳を傾けていたとのことなので、ある意味で安心しました。いじめた子の父兄も、ちゃんと来ていたそうで、その事も少し安心しました。
しかし、問題は今後の事だと思います。それは父兄全員、同じ気持ちだと思います。同じ事が繰返されないように学校側とPTAが常に目を光らせておいて、迅速な対応をしなければならないでしょう。
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