俗に、”誤作”というものは、必要悪だと思います。
私の携わっている原寸の仕事では、こんなことを徹底しています。
1.主材の添接部孔明け指示は、添接材を貼り付けて行う。
”誤作”が起るから、思考錯誤して橋梁製作の技術が向上すると考えたいものです。
ポイントは、起った時に、”迅速で適切な処置が取り易いのは?”だと考えます。
道を走っていて、不幸にして転びました。
左に崖、右に車がいれば、出来れば前向きに転びたいものです。
(常識だとお笑いになっても良いのですが・・・)
仮に孔配列が誤っていても、取り合いは、取れているので対策が取り易い。
2.分割構造の部材は、一体で作成してから分割する。
仮に、分割指示を誤っても、全体の大きさは、確保出来る。
3.機械切削を伴う内径切断穴は、仕上がり径で指示する。
誤って切削前の径で指示しても、小さい穴が明くので切削量の調整が行える。
4.添架物の配置線は、板厚の2本線で指示する。
仮に配置線の板厚を誤っても、2本線の中央に部材取り付けが出来る。
案外、日々、当たり前に行っている処理には、そんな理由が有るものです。
皆さんも、そんな”仮に間違っても・・・”の技術を持っていると思います。
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