広島’98日記
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)


8/20(木)
【午前の部】
 
−◇
 開演10分前、いつものように「TV・報道用の写真撮影(やらせ上映)」が入り、数分だけ『龍の島』(23日上映予定)ながす。なかなか気合入ったモノクロの劇画調作品。これの上映日は、裏でやってる《音楽とアニメーション2》を観る予定なので、少し得した気になる。
 
−◇
 今回のオープニングは『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』。自分たちもクリスマスを楽しもうとして、善意からイヴの夜を阿鼻叫喚に変えるお化け達の物語(withラヴコメ)。
 「夏にハロウィンやクリスマスか?」とか、「なぜ新作でない?」「5年も前の作品だっちゅうの」は言いっこなし。良いものは良いのだ。
 
 
【午後の部】
 
−◇
《平和のためのアニメーション1》
 〜今回は説教臭いだけの駄作は少なく、楽しめる作品が多かった。
 
『夕暮れ時の光景』
 ゴミ捨て場で、焼けこげた人形が女性モデルの写真を真似て、欠けた身体をゴミで補いだす。壊れたTVから流れる人間の様子をなぞるうち、落雷でモニターに映った人間と似ても似つかない自身の姿を目にし、元のゴミに戻る人形。
 
『蝶になるための振付』
 身体を包む膜から逃れようとする人型の動きをダイナミックにCGで表現。
 
『Pioneer』
 階段の向こう側の花に触れようとして苦闘する主人公。階段の逆側からは簡単にこちらに来られるのに、主人公側からそちらに行くには壁に阻まれ絶望的に遠いのだ。
 寓話とも落とし噺ともとれる展開にうなる。
 
『有刺鉄線のある所』
 有刺鉄線に閉じ込められた粘土の人々。
 
『ディア・マリーナ』
 様々な手法のアニメーションを背景にコペンハーゲンの人魚像が唄う、MTVのプロモビデオ風な作品。
 人魚は環境問題か何かを訴えてるらしいけど、スウェーデン語が判らないので今一つピンとこない。
 
『爆心地/聖地』
 インディオの聖地が原爆の開発実験に使われた。動き出した壁画達は原爆実験の惨状を目にし、恐れ伏し、再生の祈りを捧げ、原子の印を岩に刻む。
 描かれてるのは全くの絶望でもなく、ノリの良い壁画のダンスには生命のエネルギーを感じられる。後で聞いた話しだが、旧原爆実験場の周辺は、現在でも年に2回しか公開されていないらしい。作者カーレン・アクワ氏はその機会に聖地に入り、図形の写真や現場の風景を撮ったそうだ。
 
『ヒットパレード』
 TVの影響を受けて、注文を暴力で伝え、暴力で食事する料理店。客も店員も殴り合う最中、チャンネルが歌番組に変わると、みんな肩を組んで一緒に歌い出す。
 シュワンクマイエルの影響入ってるね。でも全体に詰めが甘い気が。
 
『アクセス』
 テクノ。ミニマル音楽の流れる中、様々な意味を持つ写真がサブリミナル映像になって流れ込む。
 
『ナルコ・ブルース』
 友達がバカンスに行って一人残された少年は、寂しさの余り知り合った不良から麻薬を勧められどんどん堕ちていくが、警官に追われ、悪夢の幻覚を見、入院し、やがて更正する。
 
『ウォー・ディテイニーズ』
 
『アンブレラ』
 爆撃の中で回想する子供時代。人形を見つけ木の穴にそっと置いた事。大雨の日に、心配になって人形を見に行き飛ばされた傘。水の溜まった傘の中の魚を、そっと小川に帰した雨上がり…。しかし現実の残酷な爆撃は続いていくのだ。
 CGを使ってこんなに優しく情緒あるものを作れるとは。最初は気になった平面な絵が、やがて色紙の様な柔らかな絵柄に思えてくる。なにもCGだからって、バリバリの3Dである必要はないのだな。
 
『夏の目』
 暑いなか、兵士の生き血を吸って回る蚊。だが、死んだ兵士からは血が吸えない…。
 
『フォエヴァ・アンド・エヴァ』
 実写の結婚式の合間に挿入される、結婚生活をテーマにしたビターな味のショートショートアニメーション。夫を可愛がり過ぎて子供返りさせる妻。パートナーに執着したり逃れたりする人々。肉体的にも精神的にも互いに無関心になっていく夫婦 etc。
 『レペテ』のパヴラトヴァ節が炸裂する、まさに大人のための寓話集。こういう作品をまとめて「大人のためのアニメーション」を企画して欲しいな。
 
 
−◇
《インド特集1》
 〜少し時間が合ったので、中ほどの数本を観る。社会的なテーマ(時節柄か、平和を願う内容を主にしたもの)を、ストレートに表現している作品が多かった。
 
『ラキーとマウシ』
 女の子は嫁ぎ先で枯れて死んでいく運命、女の子に産んですまないと思う母。だが、おばさんに自由な生き方と、色々な知識を教わった少女は、安易な結婚を否定し、学校で学ぶ道を選ぶ。
 
『犠牲を忘れるな』
 兵士の写真が銃声と共に打ち抜かれ、次々消えていく。
 
『エンドゲーム』
 地球を舞台にしたチェスゲームは、勝者なしの不毛な遊戯。
 
『ピース』
 握られた拳を、両手を組み合わせた鳩の形へ。手でできた鳩は空を自由に飛んでいく。
 
『自由』
 最初は嫌な数え歌。「AはアトムのA。BはボムのB…」。だが、FはフリーのF。つまらない争いごとや因習を捨てて、戦いをやめて自由になろう。
 
『悲劇』
 開発で森から追い出された蝶は、どこへ行っても自然が見付からず行き場が無い。
 
 
−◇
《ベスト・オブ・ザ・ワールド1》
 〜毎回楽しみなのが、このプログラム。今年もかなりワクワクする作品が集まってた。
 
『アブソリュート・パヌシュカ』
 各作者の競演による、お酒のCM。イシュ・パテルなら砂絵、川本喜八郎なら李白の人形芝居、フェイス・ハブリーなら瓶の回りを踊る精霊、など、作者得意とする手法(またはセルフパロディ?)で描かれている。
 
『ストリングス』
 釘の降る惑星で、生まれつき見える赤い糸を手に、パートナーを探すひとたち。苦労の末に巡り合ったあのことつながって、幸せな日々を送るのも束の間、釘に糸が引っ掛かり二人は身動きとれなくなる。糸を切って自由になったものの、あのこはどこかへ消えてしまった。探して探してやっと取り戻したあのこ。これからは、またふたり一緒。たとえ糸がつながらなくなっても、結び直せばいいから。
 この作者にしてはリリカルなラブストーリー。(でも基本はいつものエログロナンセンス)
 
『ルビコン』
 「狼と羊とキャベツ。1度に1つしか乗せられない船で向こう岸に渡すには、船を何回往復させればいいかな?」
 傑作!最初は問題通りに往復していた船が、手順無視の暴走を始めた時、イメージの世界に2匹と1個と1人は遊ぶ。
 
『ハウス』
 家が朽ちていく過程をコマ撮り。
 
『ディヴァイニング・ロッド』
 アイスコーヒーのCM。暑い夏に冷たい飲物があれば溶けずにすむよ。
 
『絵巻「Emaki」』
 土蜘蛛退治をベースにCGで綴られる活劇。絵巻きで筋を物語るシーンと、ポリゴンの戦闘シーンが交互に現れる。
 プレステのムービーみたいで砂。
 
『ヘヴィティ』
 おデブと飼い犬の生活。通勤ラッシュにもまれながら、なんとか普通の人の生活を送ろうとする主人公。ある日、彼だけ重力が逆転して、油断すると空へ落ちそうになる。上下が逆転した世界で、それでも普通に生きようとする主人公。
 
『ロックト』
 ガラスの檻に閉じ込められた囚人。彼が心慰める事をするたび、自由は狭まっていく。壁に絵を描けば指を切り取られ、言葉で物語を紡げば口をそがれ、想像の世界に遊べば目をくり抜かれ、そして前よりいっそう狭い檻に押し込まれてしまうのだ。
 
『パピヨン・ドゥ・ニュイ』
 閉じ込められた女たち。あるいは自動人形。蝶が舞う時、束の間息を吹き返し、女たちはダンスに興じる。だが、帰ってきた館の主の手で、蝶がピンに刺され、色褪せた標本に変えられると、女たちは沈黙する。
 
『コーク「スーパーママ」』
 スーパーママは大忙し。政府の依頼で隕石落下をくい止めた後は、子供たちが学校から帰る前にママに戻って、おやつのコーラを用意しなきゃ…。
 30秒のCMで30分TVドラマのボリューム。アメコミ調の絵が、スーパーママとママの違いを際立たせて、いい味だしてる。
 
『ここを見てごらん』
 TVを見ながら酒を楽しむ夫婦。妻は台所で、冷蔵庫の中のイヌイットや水槽の中の海神を見つけ、夫に助けを求めるが、TVに夢中な夫はとりあってくれず…。
 これも落とし噺。お酒はほどほどにって教訓?それとも家には「なにか」が勝手に住み着いているのかも。
 
『牛の障害物競走』
 コンピューターで管理された農場の様子を、お馬鹿&ややグロテスクな笑いで描く。完璧な管理下にあったはずの農場だが、指令をマシンに住み着いたバグ虫に食い荒らされ、規律はどんどん乱れていく。
 マウス入力モードと称して、鼠を握ってマシンに指令を出すベタギャグが受けてました。こっそり産んだヒヨコを異物として排除され、鶏たちが自暴自棄になるシーンは、6th上映の『アニマストレス』を連想。
 
『ベスト・フレンズ』
 手袋でできた小犬のCM。
 
『ランデヴー』
 デートスポットで待ちわびる女。のんきに身支度をする男。イライラと手近なものを弄ぶ女と、マイペース過ぎる男を交互に描きながら、状況はクライマックスへ。男が花束を手に車から降りた時、女は席を立ちその場を離れる。女と男の歩みは真反対へ。やがて…。
 鮮やかな幕切れ。これも「大人のためのアニメーション」候補かな。
 
『舞台の恐怖』
 残酷な男と純真な男の対決をサスペンスフルに描く。道化の青年は、犬の曲芸チームのリーダーを喜劇役者に取り上げられ苦境に立たされる。喜劇役者は当時最先端の娯楽“映画”に犬と共演、大当たりで人気者に。撮影が終わると柔和な笑顔を捨てて、犬や共演者に辛く当る役者にキレた道化は、犬にある命令を与え…。
 アードマンの新作。「まんぐわ映画」調のノリを期待していたら、(コミカルだけど)いかにサスペンスものの雰囲気を出すかに重点が置かれているようだった。
 
『スペシャル・セレクションズ』
 キャンベルスープのCM。畑から缶へ。鉛筆描きの野菜が流れ込む。
 
『フラジル』
 カクテルグラスの恋物語。ひとけの無い酒場を舞台に、冷蔵庫の中の素敵なシャンパングラス嬢を巡って、グラスとビアグラスが喧嘩騒動。
 「よく、ガラスでこれだけ動かしたな〜」って気持ちと、「取っ手が拳骨を握って殴り合うのは反則じゃないか?」って気持ちと。取っ手が頻繁に手の形になってアレコレするのが気になって仕方ない。やはり取っ手はあくまでも取っ手の形のまま、オーバーアクトで動いて欲しかった。あと、グラスやコップのくせに、酒を飲みまくる出演者達にも、何か微妙に違和感が。
 
『アイ・ムーヴ、ソー・アイ・アム』
 作者が自身を描く。文字通りに。筆を握った手首だけの姿が、輪郭を得、質感を得、丸ごとの作者を描きだし、描かれた作者はまた自らを描き直す。様々なタッチに描かれた作者が、さらに別なタッチの作者を描き綴っていく。
 これも、よく描いたなぁって気持ちが先に。作者も背景も(ついでに画風も)視点がぐるぐる変わりながら描かれるので軽いトランスを覚える。
 
『4分間の映画祭』
 実際の映画館の様子のコマ撮り。次々と、めまぐるしいスピードで映画は上映され、観客は動き、笑い、泣き、感動し、マッハの速さでスタッフロールは巻き上がる。入れ替わり、ポップコーンを買い、オシャベリし、批評し、ロビーで休憩する観客たち。プレミアム上映、あるいは様々な国の言語で、オールナイトで、上映される映画たち。
 映画好きなら、あるあるある〜、って気分にひたれる。テンポの良い描写と音楽が、映画館の醸し出す独特の雰囲気を一層引き立てる。
 
 
−◇
《日本特集》。古典的な日本作品の特集。後半の3本を観る。
 
『すて猫トラちゃん』
 すて猫のトラちゃんは、3匹の子持ちのおかあさん猫に引き取られる。トラちゃんを可愛がるおかあさんに、末っ子のミケちゃんはスネて家出し、すぐ後悔するものの、迷子になってシクシク泣き出す。トラちゃんはミケちゃんを苦労して連れ戻し、家と家族が暖かく自分たちを迎えいれる事を再確認する。
 歌い踊る猫がかわいい。子供の視点での迷いや怖れを、雨や小動物を小道具に描写した部分が秀逸。
 
『古池繪巻 蛙と狐』
 いじわるな狐は、蛙たちの計略で住家の神社を潰される。狐は水球に化けて蛙に近付き、アイドル的な存在の人魚をさらう。巣穴に連れ込まれた人魚が、今にも狐に食われそうな時、蛙たちが池の水を穴に流し込んで彼女を救出。狐はまた水球に化けて逃げ出したものの、自分の捨てた釣り針に引っ掛かって空気が抜け、そのまま沈んで消える。
 鳥獣戯画が動画になった様な感覚。ヒロインの人魚は愛らしいが金魚みたいな体型なので、ひょっとしてこの娘はカッパか?
 
『セロひきのゴーシュ』
 宮沢賢治の童話を影絵で表現。演奏会直前なのに、与えられたパートがうまく弾きこなせないゴーシュは、カッコウ・トラねこ・子狸の訪問から、自分の欠点に気付き、演奏を成功させる。
 トラねこ少女が、コケットで良い。原作をうまくアレンジしてある。
 
 
【コンペ1】
 
1:『ミッドナイト・ダンス』
 サンサーンスの「死の舞踏」より。深夜の墓場で、死神のバイオリンにあわせて死人達は踊る。眠る娘は、死神に誘われ死者の舞踏の仲間入りをしかけ、逃れようとするが時すでに遅く…。
 
2:『アルカヌム』
 牢獄で暮らす主人公は、時々遊びに来る昆虫の幼生を可愛がる。くもりガラス窓越しに見える空飛ぶ昆虫に憧れながら、部屋に住む害虫を追い払い、また幼生と遊ぶ。あるひ帰ろうとした幼生を無理矢理捕まえ手元に留めておくと幼生は蛹になってやがて…。
 もうオチはおわかりですね?スタッフリストにポール・ドリエッセンの名前が?!
 
3:『スイカを買った』
 暑い夏のひ。となりまちでスイカを買って家へ帰る少年の歩みを淡々と描く。
 眠い。
 
4:『ジェリーズ・ゲーム』
 公園で、自分を相手にチェスをする老人。一手打つたび席を入れ替わり、役割を嬉々として演じる。
 
5:『T.R.A.N.S.I.T.』
 豪華客船から海に投げ捨てられたトランク。海に浮かぶそれに貼られた通過証を年代順に溯り、絢爛たる20年代の世界(まるでアガサ・クリスティの小説のような)を舞台に、それぞれの国での男と女の愛憎もつれるバイオレンスと官能の旅のエピソードを綴りながら、結果から原因へと、悲劇の様子が語られていく。
 意外な結末まで目が離せない。
 
6:『バスビー』
 
7:『サム・デジタル、21世紀を冒険する』
 カナダの子供たちによる製作・脚本・出演作品。電脳空間に住むBug虫のせいで、生活管理コンピューターが暴走した!電子ゲーム好きの少女探偵サム・デジタルは、サイバースペースでBug虫と対決する。どんな攻撃も受け付けない敵を(強引に)倒し、事件を解決した彼女は、「“現実世界”の遊びも楽しいかも」と思うようになる。
 完全なはずの管理世界がBug虫のせいで…ってネタ見るのは、今日これで2つめ。エンディングで、子供たちがワイワイとこの作品を作ってる様子が実に楽しそう。
 
8:『サイレンス』
 
9:『フラット・ワールド』
 なにもかも紙で出来た世界の住人、マット・フラットは街の修理工。おデブの猫と根性曲がりの熱帯魚と一緒に暮らしている。マットが壊れた街をホッチキスで修理してるうち、誤ってTVのケーブルを切断、感電してしまった。その隙に、ケーブルからTVドラマの悪役が抜け出して街を襲撃、マットが犯人と間違われ追われるはめに。追いつめられたマットが水溜まりに落ちると、水の向こうはTV番組の中(=セルアニメ)の世界だった。帯電したマットには、水を境に異なった世界(「現実=紙アニメ世界」と「虚構(TV番組)=セルアニメ世界」)を行き来する能力が生まれていたのだ。ペット達と共に2つの世界を又にかけ、悪役と戦うマット。果たして彼の無実は証明されるのか?
 
10:『ラ・サーグラ』
 
11:『ダイジェスト』
 
12:『オットー』
 オットー少年は、ひとりで早寝させられて不満顔。1階でベビーシッターと兄と姉が何をしてるか気になって眠れない。ボクの居ない間にみんなでオイシイもの食べてるのかな?手品師が来てるのかも?たくさんの動物たちで居間が一杯になってるかも?それともサーカスかな?UFOが降りてきてたらどうしよう?どんどん膨らむ空想に居ても立ってもいられなくなり、こっそり階段を降りてみると…。
 
 
13:『ダウェジャーズ・フィースト』
 
14:『ザ・マーメイド』
 
15:『The Fly Band』
 
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)


8/21(金)
【午前の部】
 
−◇
 午前の部、ロシア特集の前半は『雪の女王』。雪の女王に心を凍らされ連れ去られた親友カイを探す、少女ゲルダの冒険。
 子供の時から、さんざんっぱら観てるからもういいやと思ってたが、やっぱり原語で観ると違うね。山賊の娘のエピソード泣かす。
 
−◇
 逆に興味あった『AtoZ』の前半観損ねて残念。帝政ロシア時代からソビエト〜現在に至るまでの、ロシアアニメーションの歴史を探訪するTV番組(今回はクリスマス特集)。
 普段観る事のないロシアのTVアニメが、部分だけでもみられて良かった。登場人物の服装その他に、時代がモロに反映されているのがわかる。
 
 
【午後の部】
 
−◇
《インド特集2》及び『ファンタスティック・プラネット』観られず。無念。
 
 
−◇
 本日の目玉、《レイ・ハリーハウゼン氏の講演》
 講演内容は別ファイルに。
 
−◇
 《国際審査委員の作品》
 
『アンナとベラ』
 
『ダダ』
 
『少女と兵士』
 
『ジョリー・ロジャー』
 
 
 
【コンペ2】
 
16:『トレインスポッター』
 
17:『ジ・アルバトロス』
 
18:『夜のタクシー』
 
19:『マンジュ』
 
20:『デ・コントロ−コントラス』
 
21:『ユートピア・パークウェイ』
 
22:『プラズモ:キラ・ワミすい星の再来』
 
23:『老婦人とハト』
 
24:『マイルズ・フロム・エニウェア』
 
25:『マイ・ドッグ・キャン・トーク』
 
26:『キープ・イン・ア・ドライ・プレイス・アンド・アウェイ・フロム・チルドレン』
 
27:『バーブシカ』
 
28:『快動力 Real』
 
29:『ア・ローンブル』
 
30:『スプリング』
 
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)


8/22(土)
【午前の部】
 
−◇
《平和のためのアニメーション2》。今回は体温が低い作品が多くて困った。
 
『光と影』
 
『サイエンス・ラブ』
 
『ウインドウ』
 
『シンチェ』
 
『罠』
 
『デュエル』
 
『フーガ』
 
『片眼』
 砂漠に住む夫婦の一人娘は、可愛いらしいが片眼がなかった。ある日、夫は市場で手品師を見掛け、手品のタネの義眼に魅了される。手持ちの作物と義眼の交換を望む夫を、うるさそうに追い払う手品師。その日から、娘の幸せのもとを手に入れるために、夫婦は休まず働いて畑を耕すが、日照りで作物は全滅する。それでもあきらめず、家中の家財道具を車に積んで、手品師と交渉してみるものの、迷惑そうに追い返されるだけだった。最後の手段として、大事にしてた鳥達を殺して、その肉と交換を持ち掛けると、根負けした手品師は義眼を渡した。喜びいさんで家に帰り、娘に眼を与えるものの、少女の眼に大人用の義眼は大き過ぎて、バランスを崩した醜い顔にかわってしまった。事情を知らず微笑む娘を、そっと優しく抱きしめる夫婦。
 切ない話しだが不思議と悲壮感はない。淡々と、しかししっかりと、夫婦愛や親子愛が描かれているからだろう。人物の眼の所だけ実写の眼を使っているのが、かなりインパクトを与えている。
 
『或る日はYes、或る日はNo』
 
『アリアンス』
 
『四つの幻滅』
 
『スウィッチ』
 
『21世紀』
 
【午後の部】
 
 
−◇
 《子供のためのアニメーション1》を観損ねる。『太陽は黄色のキリン』シリーズは面白かったと聞いて、かなり残念。
 
 
−◇
《子供のためのアニメーション2》
 
『丘をこえて』
 
『公園の管理人パーシー:救助隊』
 
『火山の反対側』
 
『ひとにぎりのコイン』
 
『キッパー:ピッグへの贈り物』
 
『菊』
 
『狼の眼』
 
 
【コンペ3】
 
31:『天使の背中の羽はどうやってつけるか』
 
32:『マンボ』
 
33:『ポリゴン家族』
 
34:『ライト・オブ・アンサーテンティ』
 
35:『ザ・マン・ウィズ・ザ・ペンジュラス・アームス』
 
36:『ドミノ』
 
37:『ファイナルコミュニケ』
 
38:『フルムーン』
 
39:『ラレン』
 
40:『スノウマン』
 
41:『リスヴヴィ』
 
42:『おじさん』
 
43:『バックストップ』
 
44:『ロコパス』
 
45:『ル・ロマン・ドゥ・モナム』
 
46:『クロワゾン』
 
47:『雪狐』
 
48:『ザ・ラスト・スクリーム』
 
 
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)


8/23(日)
【午前の部】
 
−◇
《ベスト・オブ・ザ・ワールド2》
 
『旅芸人』
 
『ディストーション』
 
『ザ・ガーデン・オブ・エコス』
 
『ビッグ・バッド・ウルフ』
 
『チャーリー・フライの時間』
 
『ミスフィット』
 
『ブリーチ』
 
『コミック・ダンス』
 
『パーコレイト』
 
『トゥ・ダイ・ア・リトル』
 
『リーボック「フット・ソルジャーズ」』
 
『ネスト』
 
『ソニー・ディスクマン:マキシマム・ショック』
 
『ババロン』
 
『トロイカ・ドールズ』
 
『闘牛士カルメン』
 
『フィフティ・ウェイズ』
 
『ラヴァーズ』
 
『ヴィヴァ・ラ・ミュエルト』
 
 
−◇
《国際選考委員の作品》
 
『モンキーズTシャツ』
 
『チャールストン・ホーム・ムービー』
 
『サンドペインティグ』
 
『ロスト・グラウンド』
 
『ナイト・サウンド』
 
『ブント』
 
『MTV−ID“キューブ”』
 
『リズム94』
 
 
【午後の部】
 
−◇
《音楽とアニメーション2》。ノーマン・ロジェ氏(カナダの音楽家。フレデリック・バックの作品「木を植えた男」「大いなる河」をはじめ、数多くのカナダアニメーションの作曲を手がける)の講演。

 講演は、「アニメーションの1部を見てもらい、音楽がこの場面にどう関わっているか説明する」というスタイルをとっていたため、内容は良かったものの、切れ切れのシーンに欲求不満になりそうだった。お願いだから全部見せて。

 紹介されたのが見覚えのある作品だと、「あ、このシーンのあれか…」って感慨にひたれたけど、知らない作品だとこの形は辛い。最後にはかなりの人数が寝てたんで、「失敬な。日本人みな寝てるよ」って、外国人客2人組みが帰りがけにブツブツ言ってました。
 
 
−◇
《木下蓮三特集》。前半、観損ねる。
 
『死神の招待状』
 
『カリキュラマシーン』
 
『朝』
 
『ひろしくんは空がすき』
 
『コント55号のなんでそうなるの?』
 
『木下蓮三トーク(「人間探訪」より)』
 
『国際アニメーションフェスティバル広島大会オープニングタイトル'85 クロージングタイトル'85'90'92'94'96』
 
『メイド・イン・ジャパン』
 
『コマーシャルフィルム』
 
『日本人』
 
『コマーシャルフィルム』
 
『ピカドン』
 
『無想』
 
『ゲバゲバ笑タイム』
 
 
【コンペ4】
 
49:『ピンク・ドール』
 
50:『トランスフィギュアド』
 
51:『フィーライン』
 
52:『タッチ・ウッド』
 
53:『写真中左隅にいる男』
 
54:『ミノタウロスのダンス』
 
55:『キャロット』
 
56:『エレジー』
 
57:『フェイマス・フレッド』
 
58:『ヘヴィ・ストック』
 
59:『バード・ビカムス・バード』
 
60:『ウィ・ラブ・ユー』
 
61:『デッド・キャット』
 
62:『オペレッタ』
 
63:『デヴィル・ウェント・ダウン・トゥ・ジョージア』
 
64:『バミューダ』
 
 
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)


8/24(月)
【午前の部】
 
−◇
《ウェールズ特集》も捨て難いが、半分くらいの作品は以前に見た事あるからよしとする。でも『ゴッグズ』シリーズは観たかったな。
 
 
−◇
《岩井俊雄プレゼンテーション》
 
 
 
【午後の部】
 
−◇
《オーストリア特集》。今回一番困った特集。前半は良かったのだが…。
 
 
【表彰式】
8/20(木) 8/21(金) 8/22(土) 8/23(日) 8/24(月)

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