命令文


   1. 主語がなく、いきなり動詞の原形から始まる文を命令文と言います
      注)命令するのは、自分の目の前にいる相手、つまり「あなた=you」にでないとできませんよね? 
               だから特別主語がなくてもいいのです。

   2. 命令文は普通、「〜しなさい」「〜してください」のように訳します。

     例 You play the piano.   あなたはピアノを弾きます。
      Play the piano.   ピアノを弾きなさい。

   3.「〜しなさい」という言い方はとても厳しい感じですね。 もう少し柔らかく(丁寧に) 命令する時には、
   命令文の始めか終わりに please をつけましょう。
      注)ただし、文の終わりにつける時には、pleaseの前をコンマ( , )で 区切らなければいけません。 
       また、pleaseには「どうぞ〜」という意味がありますが、特別日本語に訳さなくても大丈夫です。

     例 Open your book.   本を開きなさい。
        Open your book, please.   (どうぞ)本を開いてください
          (= Please open your book.)  

   4.「〜するな」「〜してはいけません」という禁止の命令文を作る時は、命令文の前にDon't 
    をつけます。

     例 Speak English here.  ここでは英語を話しなさい。
        Don't speak English here.  ここでは英語を話してはいけません


   ※こんな時はどうしますか?
     基本的に普通の文を命令文に変える時は、主語のyouを取って、動詞の最初の文字を
     大文字に変えてしまえばいいのですが、ちょっと気をつけなくてはいけない場合もあります。
     次の文を命令文にしてみましょう。

     例 You are kind to other people.   あなたは他人に親切です。
        Are kind to other people.
   こんな風に書いちゃった人はいませんか? 思い出してください。 is・am・are は
   be動詞と呼ばれる動詞ですね。 これらは現在形であって原形ではありません。 だから、areの文字を
   大文字に変えただけでは命令文にならなのです。 正しい命令文は次ぎのようになります。
      Be kind to other people.   他人には親切にしなさい。


  ※相手をさそう時の言い方と答え方
   1.「〜しましょう」と相手をさそう時は Let's + 動詞の原形〜 の形を使います。
     一種の命令文と考えます。 もともと let's は let(〜させる)と us(私たちに)という二つの単語が
     短縮された形です。 これから見ても命令文の一種と考えるという理屈がわかりますね。
   2.Let's〜 を使ってさそわれた時、そのさそいを受けるのなら Yes, let's.  断るのなら
     No, let's not. と答えるのが基本です。 けれど、Yesの時は簡単に、All right.  O.K  Sure. 
     などで答えてもかまいません。

    例 Let's go to school together.   一緒に学校に行きましょう
       Yes, let's.( All right. O.K Sure. )   はい、行きましょう(いいですよ)。
       No, let's not.   いいえ、結構です(行きません)。 


  ※覚えておきたい英語の決まり表現
   1.Shall we〜? は「〜しませんか」と、やはり相手をさそう言い方です。 =Let's〜 と考えても
     よいのですが、Shall we〜? の方がより、丁寧なさそい方です。
   2.Shall we の次には必ず動詞の原形がきます。
   3・Shall we〜? に対して答える時は、let's の時と同じ答え方をします。 もちろん、Yesの時は
     All right.    O.K    Sure.で答えてかまいません。

    例 Shall we dance ?   踊っていただけませんか
       Yes, let's. (All right.  O.K   Sure.)   はい、いいですよ(もちろんですとも)
       No, let's not.   いいえ、結構です(踊りません)。


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