それでもミシンを買いました 3  行動

     チラシには、売買の流れとして、電話で注文すると希望の商品を持ってきて、そこで使い方などの
     説明をしてくれるという。 希望のミシンは何台でも試し縫いができるのだそうだ。
     それはいいなぁ。 だけど、ある程度は候補を絞っておく必要もあるだろう。 大体どこのミシンが
     いいとかあるはずだ。 これは少し下調べをするべきかな。

     にゃおは早速、ネットの知り合いの方に、HPの掲示板を通してミシンの相談をしてみた。
     その方はミシンをよく使って裁縫をされる。 ミシンも何台も持ってるらしかったから、きっと
     よく知ってるだろう。

     その方は早速、返事をくださったけど、どこのメーカーがいいという判断はなかった。 その方
     自身もいろんなメーカーのミシンを持っているようだった。 ただ、その中ににゃおがチラシで
     目をつけたミシンと同じメーカーが含まれていたので、ひとつの目安になった。

     さらに、それにレスがつく形で、別の方が自分が持っているミシンについて書いてくださった。
     「山崎範夫ミシン」という聞きなれない名前。 なんでも『通販生活』というカタログ販売で手に
     入れたミシンらしく、とても使いやすくてよいと書いてあった。 通販生活のHPアドレスも載せて
     あったので早速飛んでみたけれど、残念ながら「品物を見る=会員になってショッピング
     コーナーへ入る」という形しかなかった。 そこで、この「山崎範夫ミシン」で検索をかけて、
     何件かヒットしたものの、結局、どんなものなのか、どんな機能がついているのか詳細を知る
     ことはできなかった。

     機械ものを通販で買う時ことには、かなりの抵抗がある。 安くてよい品物かもしれないけど
     長い目で見た時に、機械に修理が必要となったりしたらどうするのかという問題があるからだ。
     きちんとアフターケアがあるとしても、家まで修理にくるのだろうか? こちらが商品を送り
     返しての修理だとしたら、手間も時間もかかる。 ちゃんとした家に近い店での購入なら電話
     一本で家までやってきて、その場で修理してくれる。 この部分だけを考えても通販で・・・という
     考えは捨てることにした。

     2002年1月30日(水)
     やっぱり、このチラシの店にするかなぁ・・・ にゃおは思い切って、チラシに記載されている
     番号に電話をかけた。

     「もしもし○×株式会社です」
     少し年配かな?という感じの穏やかな男性の声がした。
     「チラシを見て電話しているのですが・・・」

     電話の応対は、すこぶる感じのよいものだった。 翌日31日は配達スケジュールが一杯と
     いうことで2月1日(金)の午後からということになった。 電話で試し縫いしてみたい機種を
     数点頼んだ。 にゃおは楽しみで、ちょっとばかりウキウキ気分だった。

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