パフェに行こう!  パフェ3

     いや〜〜〜な予感を振り払いつつ、メールを開く。
     どうやら、cha-chaの知り合いの人に不幸があったらしく、その葬儀に出席することになったらしい。
     午前中いっぱいはかかるだろうから約束の12時半は無理だというのだ。 時間を1時間くらい
     ずらしてもらえないだろうか? そうでなければキャンセルになる・・・と書いてあった。 
     にゃ〜 もうこのチャンスを逃したら、永遠にパフェには行けないかもしれないわ。 にゃおはすぐに
     返信を打った。
     「時間変更でO.K。 午後1時半でどう?」
     こうして、なんとか、またもやキャンセルという最悪の事態は免れた。 でもまだ油断は禁物。
     何が起こるかわからないもんねぇ。

     にゃおは、約束の時間までに買い物を済ませたり、家の掃除をしたりした。 時刻が迫ってきたけど
     cha-chaからの連絡はない。 これは多分、問題がその後、起こってないんだろうな。 となると
     ついに・・・ついに・・・ にゃおは、曇りがちだけど蒸した天候の中、約束の場所へと車を走らせた。

     待ち合わせ場所に1時半ジャストに到着したにゃおは、cha-chaの後姿を見つけた。 すでに
     到着していたcha-chaは、初めて来る場所だったから、かなり迷ってしまったらしい。 大きな
     目立つスーパーだけど、来る方向によっては少し、わかりにくい場所なのだ。
     ともあれ、無事に出会えたということで、早速、「ポプリンキッチン」へと向かった。 ショーケースに
     飾ってあるスーパーホームランパフェを見て、驚くcha-cha。 でしょ、でしょ? デカイよねぇ。
     ねぇ、これ、本当に食べる? ビビったんじゃない? でもそんなのは杞憂に過ぎなかった。
     cha-chaは、お昼ご飯を食べてないから、何かを食べるけど、でも絶対そのパフェも食べると
     言い切った。 それを聞いて安心したわよ♪

     店内はお昼のランチタイムをずいぶん過ぎていたこともあって、閑散としていた。 できるだけ
     人目につかないテーブルを選んで座る。 だってさぁ、やっぱり、ちょっぴり恥ずかしいんだもん(^^ゞ
     cha-chaは早速、デジカメを見せてくれた。 にゃおはデジカメもスキャナも持ってないから
     せっかくのパフェをHPで紹介できない。 それでcha-chaが代わりに写真を撮ってくれると
     いうのだ。 これだと、あとでにゃおにメールで写真を送ってくれたら、それをHPに貼り付ける
     ことができるもんね。
     まずは、腹ごしらえにと、cha-chaはドリア、にゃおはオムライスを注文する。
     かなりボリュームのあるオムライスに、このあとのパフェが入るか少し心配のにゃお。
     いくら別腹とは言えど、胃がカートリッジで取り替えられるわけじゃないもんなぁ・・・

     そして、二人ともお皿が綺麗になったところへ、いよいよ、本日の一番の目的へと向かうのだ。
     結局パフェは普通サイズ中間サイズ(ホームランパフェ)ドでかいサイズ(スーパーホームラン
     パフェ)の3種類ってことになるんだけど、ここまで来たらやっぱり一番デカイのに挑戦でしょー。
     だけど、どのくらい大きいかを比べるなら、同じモノを2つ頼むよりも、1つは普通サイズのものを
     注文して、並べて写真を撮る方がわかりやすいんじゃないかということになった。 普通サイズの
     パフェは「チョコレートパフェ」「プリンパフェ」「フルーツパフェ」の3種類。 ジャンボパフェには
     バナナがついていたし、アイスクリームの下のほうにプリンが沈めてあったのが見えたから
     チョコレートパフェにしよう!!

     それじゃ、行くわよ?  にゃおはテーブルに備え付けの呼び鈴を押した。

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