2002年 師走の乱 17
にゃお:「(じっちゃんは)いつ頃、帰ったん?」
主人:「帰ってくるちょっと前くらいかな」
にゃお:「え? ウォシュレットでまた何かトラブったん?」
ウォシュレットの取り付けだけなら、そんなに時間はかからないはず。
後始末のことを考えても、ちょっと時間がかかり過ぎなんじゃない?
主人:「まったく、やれんよ(困ったことだよ)、あの、おっさんは。 わし(僕)、心配で
後ろについて見とったけど、ありゃあ、素人以下の仕事よ」
あきれたような主人の話をまとめると、こんな感じ。
トイレは今まで暖房便座しかなかったので、今回はウォシュレットの取り付けと同時に
洗浄機能のための配管工事が必要だった。 水洗の水管から分岐させてウォシュレットの
洗浄用に新しく配管するのだけど、じっちゃん、今ついてる水管を外そうと、ペンチで
ネジを挟んで回した。 それも片手だけで。 これがどういうことかわかります?
ペットボトルのふたを開けるとするでしょう? 片手じゃ、開けるのは難しいから、もう一方の
手をボトルに添えて開けるよね? あれはねじる方向にペットボトルが動いてしまうのを
防ぐために行う動作。 もし、ペットボトルの底がくっついて動かない状態だったとしても、
片手だけで開けるとなるとかなりの力が要る。 くっついてる底にだって力が加わるから
ペットボトルもねじれるような格好になるじゃない? あれと一緒。 水管のように細いものは
いくら固定されてるからと言ったって、片手でねじったら水管本体がねじれてしまうよ。
そうしたら、ねじれて力が加えられた部分が破損する可能性があるじゃない。 それなのに、
じっちゃんったら、片手でねじったって。 水管がねじれて動くのを見た主人が慌てて、
「手を添えてやらんの?(しないの?)」って言ったら、「あ、そうね」って、やっと手を添えたって。
主人いわく、そういう風にして洗面所の水管も破損したんじゃないかっていうわけ。
もともとサビが来て、もろくなってるところを無理にねじったからじゃないかって。
・・・あり得るね(-_-メ)
なんとか配管も終わって、通水してみる段階になった時(この時は作業に入る前にちゃんと
モーターの電源を切っておいた)、タンクの一定のところまで水が来たら自然と止まらないと
いけないのに、いつまでもチョロチョロと水が流れる。 おかしいね、おかしいねと
あちこち見るけど水が止まらない(底栓がキッチリ閉まらないってこと)。 よく見たら
水を流すレバーがひねくれた状態で止まってて、少し栓を持ち上げたままになってたのだ。
こんな初期的なことがわからないなんて・・・
話す主人の口調がヒートアップして行く。
主人:「ほんっと、わし、ついとってよかったよ。 ひとりでやらせたら何されるかわからんもん。
それにさぁ、終わった後も、1人より2人の方が早いじゃろう思うて、片付けるのを
手伝ったんじゃけど、黙っとるもんねぇ。 普通は客に片付けさせたりせんので
(しないんだよ)。 いくら自分が疲れてても、『自分がやりますから』って言うのが
筋じゃろう? 別に礼を言ってほしいわけじゃないけどさ、ほんま、疲れるおっさんよ」
確かにね。 そもそも、洗面台とかレンジフードだとか、客に手伝わせるってのが
間違ってるよね。 しかも、当たり前のように、「それ、取って」とか言ってたもんなぁ。
よその工事をしても、ああなのかな。 客がクレームつけたりしないのかな。
でもさ、それでもなんとか終わったんでしょ? よかったよ。
にゃおは子供と洗面所に行って新しい水栓を見せてやった。 これなら楽に手が洗えるねと
子供も満足げ(^ ^; それから今度はトイレに行って、真新しいウォシュレットとご対面した。
ここまで来るのに長かったこと・・・ 今日からしっかり働いてもらうわよぉ(^
^;
さて、おなか空いたね。
でも、ちょっと待ってて。
いくらなんでも、この汚れたままでは食べ物を広げられないからね。
ああ、終わった・・・ 嵐のような一日が終わった・・・ やっと、終わった・・・・