2002年 師走の乱 6
25日(水)。
この日はクリスマス。 子供は朝、目覚めて枕元にあったプレゼントにご機嫌だった。
いつも時間ギリギリになってしまう保育所の支度も、さっさと済んで、上機嫌で出かけた。
そんな子供を送って帰ってみると、主人がホームセンターから電話があったぞと言う。
にゃお:「なんて?(どういう内容の電話だったのか)」
主人:「なんか、ウォシュレットを決めてくれとかどうとか。 ようわからん」
にゃお:「? なんじゃそれ? 決めるってこの前の日曜日に話はついたのにねぇ。
あとは工事の日取りを決めるだけだって言ってたのに」
主人:「見積もりがどうとか言いよったで」
にゃお:「見積もり? まだ来てないよ?」
主人:「わし、わからんけぇ、9時半頃、もう1回電話してって言っといたよ」
今回のことは、にゃおが全面に立って話を進めてきてるからなぁ。 主人に細かな事が
分からないのも無理ないね。
それにしても、にゃおにもわけがわからない。 あの時(日曜日)、カタログから注文しなくても
売り出しの商品に、にゃお家の便器に合うサイズのものがあるからそれをつけたらいいよって
電話してきたんじゃない。 だから、じゃ、それでお願いしますって言ったのに。 それに見積もり
だって未だに来てないし。 月曜日に出したとしても、翌日の火曜日には来てないといけないはず。
どうなってんだ?
9時半、電話が鳴る。
にゃおが受話器を取った。
主人の話を聞いた段階ですでにキレ気味のにゃおは、始めからちょっとケンカ越し(笑)
にゃお:「さっき、主人から話を聞いたんですけど、どういうことですか?」
電話の相手:「ですから、工事をするにしても、そちらで商品を決めていただかないと
いけませんので」
にゃお:「商品を決めるって言われても、うちの便器のサイズに合うものがあるっていうから
それを付けてくださいって、お願いしたんじゃないですか」
電話の相手:「ですから、売り出しの商品は3種類ありますから、どれか決めてもらわないと」
にゃお:「は?」
ということは、売り出しに出てた3種類の商品どれでも、にゃお家に合うサイズのものが
あったってことなのかな? だとしたら、そりゃあ、店側としたら、こっちがどれか指定しないと
動けないわな(苦笑)
電話の相手:「あの、見積もりは着いてますか?」
にゃお:「いいえ、来てませんよ」
電話の相手:「え? 着いてないですか?(ちょっと非難めいた口調)」
にゃお:「(カチン!!)き て ま せ ん !!(怒)」
どうやら、店としては見積もり書と一緒に、商品の機能説明がついた紙を同封しているようだ。
だけど、それをこっちが見てないんだから話が噛み合わないのも当たり前。 それにしても
見積もりを送りますって言ったのが22日。 あの日は日曜日だから、翌日に投函しても
昨日(24日)には着いてないといけないはず(ごく近所だからね)。 それが着いてないのは
どう考えても、ホームセンター側が出してないか、出すのが遅くなったかだよ。
ああ、イライラするわね。 なんでこうイチイチつまづくかな(怒)
にゃお:「その売り出しの商品で本当にうちの便器に合うサイズのものがあるんでしょうね?
うちは最初に下見に来てもらった時、売り出しの商品は付ける事はできるけど
ジャストサイズじゃないって言われたから、カタログ注文することにしたんですよ」
電話の相手:「え〜と・・・ それじゃ、もう一度メーカーに問い合わせて確認しますので・・・」
にゃお:「あなた、この前の日曜日に電話をかけてきた方ですよね?」
電話の相手:「はい」
にゃお:「失礼ですけど、お名前を控えさせていただいていいですか?」
電話の相手:「はい、○○と言います」
にゃお:「わかりました。 それではメーカーさんに確認が取れ次第、折り返し電話をください」
電話の相手:「はい、わかりました。 大変、申し訳ありませんでした(汗)」
かなりキレてたにゃおの口調はきっと、きつくて高圧的なものだったに違いない。
相手は中年のおじさんって感じの人だったけど、かなり恐縮してたようだった。
ええい、かまうもんか。 本当ににゃおは頭に来てるんだから!!
さらに1時間くらいして、先の店員から電話が入った。
電話の相手:「あの〜 メーカーに問い合わせたらですね、やっぱり売り出しになってる
商品はどれもエロンゲートサイズのものだそうです(汗)」
ちっっ!!(-_-メ) やっぱりね・・・
メーカーの人ってば、付けられるけどジャストサイズでないから、ジャストサイズのものを
注文したのに、それが理解できなくて、ジャストサイズではないけど付ける事はできるから
それにしたら?ってなノリだったんだな。
にゃお:「それじゃ、最初通り、カタログ注文した品物を取り寄せてください」
電話の相手:「わかりました。 本当にご迷惑をおかけしました」
にゃお:「それで、一緒に頼んだ洗面所の水栓と台所の換気扇、この商品はもう
あるんですよね? 洗面所はもう切羽詰ってるんで、そっちだけでも先に工事して
もらえませんか? こちらはいつでもいいですから」」
電話の相手:「わかりました。 それでは至急、工事の者と日にちを決めてお知らせします」
3度目に電話がかかってきて、工事はあさって27日(金)ということになった。
メーカーにウォシュレットをできるだけ急いで出荷させて、27日に間に合うようだったら
一緒につけるからということで、やっと合意。
まぁったくさぁ、ぬか喜びさせてくれちゃってぇ。
こっちは、ものすご〜く嬉しくて、メーカーの人に手を合わせたいくらいだったのにさ。
結局は最初通りなんだけど、でも、でも、でも、なんか悔しいじょ〜σ(TεT;)
その日の夕方、ポストにホームセンターからの見積書が入っていた。
「付けられるかもしれない」とぬか喜びさせられたウォシュレットの機能紹介の紙も。
けっ!! こんなもん、要るかい!!
にゃおは荒々しく紙を丸めてゴミ箱に投げ入れたのだった。
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