思わぬ誤算
2001年(平成13年)、にゃお家の一人娘は4月で4歳になった。 やっと保育所へ通わせる
ことができるのだ。 保育所でも幼稚園でも4月1日の段階で3歳になっていることが条件だ。
(保育所の3年保育でない場合はこの限りではないけど) ところが去年の2000年
(平成12年)4月1日の段階では子供はまだ2歳。 丸々一年待ったような形だった。
ああ、これで出産以来、ベッタリだった親子関係が断ち切れるんだわ。 子供がいない、自分だけの
時間。 どんなに待ち焦がれたことかしら♪ 子供はとても聞き分けのよい子だったので
2歳くらいまでは農作業をするにも、家の中にお留守番させておいて出かけることが出来た。
だけど、3歳を過ぎる頃になってからは、やたらとくっついて出たがったり、農作業に行こうとすると
オシッコが出ただの(まだこの頃オムツが外れていなかった)、ノドが渇いただのと、気を引く行動を
して、にゃおのいら立ちを買った。 思うように作業がはかどらない、ああ、煩わしい・・・
そんな思いから解放されるのだ。 これからは子供のことを気にしないで農作業ができる。
終わって疲れて家に戻っても、ゴロンと横になって休むことができる。 お昼ご飯を作ってやる
心配もしなくていいんだ。 ああ〜 夢のようだわ(*^-^*)
ところが、思わぬ落とし穴が待っていることに、浮かれたにゃおは気がついていなかった。
保育所は基本的に9時までに登園することになっている。 それを過ぎる場合には連絡を
入れなくてはならないのだ。 子供の支度にかかる時間などから逆算すると、7時には
起きてもらわないといけない。 あら? ちょっと待って・・・ 今まで、にゃおは主人を
5時半過ぎに送り出してから、洗濯を済ませて農作業をしていた。 日が差し込んで暑くなる
8時くらいまでをメドに草刈りだの草取りだの田んぼの仕事だのをしていたのだ。 だけど、
7時に子供を起こすとなると主人を送り出してから洗濯をすると、7時までいくらも時間がない。
7時に起こしても家を出る目安の8時半までは子供にかかりっきり。 8時半過ぎに家を出て
保育所へ送っていき、家に戻るともう9時を過ぎているのだ。 外はギンギラお日様がすでに
照り付けている。 暑いじゃん・・・( ̄_ ̄♭)
そう、にゃおは子供がいないという自由を手に入れた代わりに、暑い時間帯に外での作業を
しなくてはならないという業を科せられたのだ。 うむ〜 真夏なんかは地獄だな。
なんか損したような気分になるのはナゼかしら・・・?
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