「溝切り」の手伝いは、いや〜な予感
にゃお家の田んぼは一枚田んぼ。 面積およそ、一反八畝(いったんやせ)。 え〜と・・・
18アールくらいってことになるのかな? このへんの換算って苦手なの(^^ゞ それはともかく。
見ただけで、「デカイ田んぼ」なわけ。 当然、回りをぐるりと溝切りするったって、かなり
時間がかかるわけよ。 毎年、これを主人が一人でするのね。 去年までは子供が小さかった
こともあって主人が溝切りする時に、にゃおが一緒に手伝うってことはなかったのよ。
2001年、子供も4歳になって、一緒に外へついて出ても大丈夫になってきた。
そこで今年は主人が「溝切り」をする時に、子供と主人の仕事振りを見守るつもりだったんだわ。
主人、簡単そうにザックザックと溝を掘って行くけど、実際はかなりテクニックの要るものらしい。
そんな自慢とも取れる主人の説明を聞きながら、ふぅ〜ん・・・と相槌を打つにゃお。
「見とると、難しいかわからんじゃろう」 うん、わかんないね。 え? ちょっと待て。
いや〜な予感がにゃおをくすぐる。 この展開はヤバイ。 きっと、この次のセリフは・・・
「ちょっと、やってみ」
ほらあ〜〜〜(-_-メ) 渡されたクワ。 え〜と、こんな風にザクッと・・・ でもクワはスコンと
渇いた音を立てて、土の上っ面を削っただけ。 あら・・・ もう少し深くすくわないとダメか。
今度は少し、角度を立てて。 ザグッ!! う・・・ うう〜 動かん・・・クワが土にめり込んだ
格好になって動かんぞぉ〜( ̄□ ̄;)!!
「難しいじゃろ?」
タバコをふかしながら、ニヤニヤする主人。 ちっ、勝ち誇ったような目をしちゃって、くやちぃ〜(>_<)
にゃおも変なところで負けず嫌いなのよ。 だから、今度は主人の手元をしっかり見て研究。
なるほど、あんな風に振り上げて。 はは〜ん、ちょっと手を返すと土が楽に横にどけられるんだ。
何時の間にか、クワを振る手まねまでしちゃって、まぁ、にゃおってばエライわ(*^-^*)
こうして、主人が主に溝を切って、少し疲れるとにゃおに交代ってな感じになった。 だけど
にゃおは軍手。 軍手ってすべるぅ〜 力が入らないのよね。 よく、手にツバをペッって
つけて、もみもみしてバットを握る野球選手や、クワを振るうオジサンを見るけど、いまさらながらに
その意味がわかるってもんね。 主人はだからいつも皮手袋をしてるんだな。 あれだと
滑らないもんね。 でもにゃおの指って短いから、皮手袋だと指先が余りすぎちゃって
これまた仕事がし辛いんだな(~_~;)
こうして、何回か、交代してクワを振るううちに、ちょっぴりコツもわかってきたのか、「そうそう、
その感じ」なんて主人が言ってくれるようなヒットが出るようになった。 でも、こういうのは
やっぱり数をこなして体で覚えないとダメなものなんだねぇ。
でもさ、上手くなるのも考え物。 あんまり上手になっちゃうと、今度から主人が
「(自分が仕事に行ってる間に)溝切りしといて♪」なんて、言い出しかねないもんね。
まだまだヘタだなぁ・・・ 見てらんないね・・・って優越感を抱きつつ、レクチャーできる
程度でいたほうが、主人にも、にゃおにもいいのかもしれないや(爆)
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