悩みの種

　　　　　新年早々に回覧版で、にゃお地域の大規模な下水道工事が行われるとのお知らせがあった。
　　　　　数年前に近くの県道の下に下水道が敷かれたはずなんだけど、今回は一体、なんの
　　　　　工事なんだろう？　一部の区間には下水道敷設工事って書いてあったから何をするのか
　　　　　わかるんだけど・・・

　　　　　今回の下水道工事は、にゃお家からは離れた場所だ。　回覧版に添付されていた工事予定地
　　　　　付近の地図を見ると、県道を１０数メートル分と、その県道から入る市道の１００メートル近くに
　　　　　ピンクで色が塗られていた。　これを見る限り、工事区間は相当、長い範囲に及ぶことがわかる。
　　　　　工事予定の市道の途中に、とある運送会社がある。　中古車とか廃車のような車をどこかへ
　　　　　運ぶ仕事らしく、所有しているトラックは、車を上下２段で５台くらい積めるような大型ばかり。
　　　　　それが下水道工事で片側交互通行だとかになっちゃうと、出入りができなくなってしまう。
　　　　　そこで、にゃお家の田んぼの下の休耕田を工事が終わるまでの臨時駐車場にすることに
　　　　　なったらしく、ある日、整地をするために業者が大きなショベルカーやローラー車などを
　　　　　たくさん持ち込んで作業を始めた。　ああ、まただ・・・
　　　　　これまでも２回ほど、同じような理由で運送会社のトラックが、下の休耕田を臨時駐車場に
　　　　　使ったことがあった。　その時も、こうして整地のためにたくさんの作業車が入って工事をした。
　　　　　今回、下水工事期間ってのが８月上旬までの予定になっている。　う〜ん、困ったなぁ。

　　　　　その運送会社は、どういう経営体制なのかわからないけど、とにかく２４時間稼動してる
　　　　　ような感じなのだ。　真夜中でもトラックが出入りして、車の積み下ろしをしたりする。
　　　　　そのために、臨時駐車場には何本もの電灯が立てられ、夜には明かりがつけられる。
　　　　　さらにそこで洗車もするために、どこからか水も引かれてくる。　これ、すごく田んぼに悪い。
　　　　　何がって、まず電気。　にゃおんちはいつも６月上旬に田植えをする。　夜に電気がつくと、
　　　　　植えた苗の成長が悪くなるのだ。　人間だって動物だって植物だって同じで、活動する時と
　　　　　休む時が要る。　それが四六時中明るいと、苗が落ち着かないのかキチンと伸びないし
　　　　　ひょろひょろっとしたものになっちゃう。　しかも、電気をつけることで、その回りに虫が寄ってくる。
　　　　　下手すりゃ、虫が苗についちゃうじゃんか！！　　わざわざ虫を呼び寄せて苗のエキスを与える
　　　　　ようなもんだ。　もちろん、虫がついたら苗の成長は悪くなる。
　　　　　さらにトラックは、時を考えず、エンジンをかけたままで長時間止まっている事が多い。
　　　　　排気ガスが出て苗によくないじゃないか！！　しかも、うるさい。　戸を閉めてたってガランガランって
　　　　　いうエンジン音が響いてきて、一度気になりだしたら眠れなくなる。　真夜中に車を積み下ろし
　　　　　する時も、ガッシャーン！！と大きな金属音を立てるし、音公害もいいところだ。　彼らは仕事
　　　　　なんだし、真夜中でもそういう作業をしなくちゃいけないのは大変なんだって事はわかる。　
　　　　　わかるけど、こっちも大迷惑なんだよね。
　　　　　今回は約半年にわたる長期的なもの。　今の時期はまだいいけど、田んぼの準備が
　　　　　本格化したり、田植えが終わる頃になったら心配だなぁ。
　　　　　ああ、またひとつ、悩みの種が増えちゃったよ(~_~;)

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