タマネギ収穫

     5月になるとタマネギの収穫をする。
     この話も毎度出てくるのだけど、にゃお家の畑(家の前の小さな区画)には「ヨトウ」と呼ばれる
     虫が数多く生息する。 「ヨトウ」とは「夜盗」とも書くらしく、一般には「根切り虫」というらしい
     蛾か何かの幼虫らしいのだけど、にゃおは、その正体を、この目で見たことはない。
     ネットで検索したけど、上手く見つける事もできなかった。(情報求む)

     こやつらめが、とにかくタマネギの根が大好きちゃんなのだ。
     毎朝、見るたびに、ポッキリと根が食われて折れている。
     その時にすぐに根の回りを掘ってみれば、白い幼虫が出てくる確率大。
     夜に活動する「ヨトウ」は昼間は地中深くに潜って身を隠しているために、朝一番の襲撃が
     一番効果的なのだ。 もちろん、捕獲した「ヨトウ」は田んぼに捨てるか、川に流す。
     鳥や魚のエサになっておしまい!!

     田んぼがモグラとの格闘なら、畑は「ヨトウ」との格闘と言っても過言じゃない。
     そんな害虫を防除する薬とかもあるんだろうけど、できるだけ薬は使わない主義の主人。
     ひたすら「ヨトウ」捕獲で毎年、乗り切ろうとする。
     だから、300本植えても、半分、収穫にこぎつければ大成功の部類に入るのだ。

     さて、今年のタマネギは?
     見るからに、数が多かった。
     いつもは歯抜けジイさんのように、ひとつの畝にポツポツとタマネギの葉がある状態なのに
     今年は、あまり歯抜けがない。
     玉太りもいいみたいで、土から半分のぞいたタマネギのほとんどがデカイ。

     ドウシタノダ?
     ナニガ アッタノダ?
     ブキミ ブキミ ブキミ・・・

     こんな時、素直に喜ばないのがミソのにゃお。
     何か裏があるんじゃないのかと勘ぐってしまう。
     タマネギがよく出来たことに何の裏があるってのサ(苦笑)

     ま、それはいいとして、早速、収穫にかかりましょ。
     収穫はできるだけ、天気が続いた日の午前中。
     まずは、タマネギを抜いて、並べておく。 こうして、しばらく乾燥させるのだ。
     他所のお宅のやり方は知らないけどね。
     タマネギの皮が少しパリっとした感じになってきたら、3〜4個ずつに束ねて縄で根元近くを縛る。
     それから上の余分な葉を切り落とす。 あとは、軒の下に渡した棒に引っ掛けて行くだけ。

     例年だと、大きなタマネギは数えるほどで、小粒なのがゴロゴロできるから、4〜5個ずつ束ねても
     ちょうどいいのだけど、今年は出来がいいものだから、3個でちょうどいい大きさになる束が多い。
     改めて束にしてみると、よく出来たのがわかる。

     うん、これで当分はタマネギを買わなくて済むぞ♪

     ちなみに、主人はすぐに、お金に換算してみますσ(^◇^;)
     「元が取れたかどうか」が気になる人なのです。
     だから、例年のように出来が悪くて、トータル的には、お店で買った方が安くつく場合なんて
     ものすごくガックリしちゃいます。
     今年の主人、ニコニコ顔でした(* ̄m ̄) プッ

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