石垣修理 2

     去年、コンクリート畦(あぜ)の修理をした。(2002年 お手てが痛い 参照 リンクで飛べます)
     この時の修理は、畦(あぜ)の上。 つまり歩く部分だった。
     ところが、去年、実際に水を入れて田んぼが始まると、その下に組んである角の石垣の間から
     かなりの水漏れがした。

     こいつぁ、徹底ぇ的に直さにゃなるめぇ(何で江戸弁になるんだ)

     ということで、今年は、この部分も直すことになっちゃいました。
     ここ、数年前にすぐ側を通る農業用水路の改修工事の時に、きちんと業者が直したはずなぁ。

     まずは角を掘ります。 ひたすら掘ります(笑)
     なんてったって、水漏れするのは中間地点のあたりだから、相当深く掘る必要があります。
     あ、もちろん、こういう事は主人がやるので、基本的に、にゃおは見学です。
     疲れた主人が時々、代わってやれというので、にゃおが掘りますが、ヘタクソなのでなかなか
     進みません。 見かねた主人が、「話にならんから、貸せ」とスコップを奪い返し、続きを掘ります。
     バカにされるのは不本意だけど、事実だし、結果、こうして見てるだけでいいので文句は
     言いません(* ̄m ̄) プッ

     掘っていると、ついに問題の石垣が現れてきました。
     あらま・・・
     石と石の間から光が漏れてるじゃないの。
     光が漏れるってことは隙間があるって事でしょ? 隙間があってそのこっち側は土だけとなりゃ、
     そりゃあ、水が入れば漏るわな。
     業者め。 改修工事の時に、にゃお家の石垣の一部も壊す事になるから、元に戻す時には
     石と石の間はセメントで詰めてくれるよう頼んでおいたのに手抜きしたな 凸(ーーメ

     石を取り除いて、砂を払って。
     今度は、これにセメントを塗りながら組みなおしていくわけであります。
     これからは、にゃおの出番。 
     穴を掘りつかれた主人が休んでる間に、にゃおがセメントをこねます。
     例によって、水でこねるだけでいいってやつね。 でも一応、お風呂や水周りに使う、耐水性の
     ものを使用します。
     準備ができたら、再び主人にバトンタッチ。 小さ目の団子状に丸めたセメントを主人に渡し、
     それを石垣に並べては、その上に石を置いて行きます。 ぺしょぺしょ塗ってからやるより
     この方がいいらしいんだけど本当かな?

     ぎゅっと押したら、石と石の間から、むにゅっとセメントがはみ出して出てくるから、それを石に
     馴染ませるように練りつけます。 この作業中は霧吹きが欠かせません。 霧吹きで水気を
     与えながらでないとすぐに乾いちゃうのです。
     こうして第一段階終了。
     あとは、しっかり乾いてから細かな修正をして土を埋め戻すだけ。

     だけ・・・ だけ・・・なのに、ちょっと、何やってんの?!

     主人、ついでについでにと言いながら、どんどん隣も掘って行くじゃありませんか!!
     確かに見れば、横の石も隙間が開いてるのがわかるくらい。 このままだと、そこから水漏れが
     する危険性は大。 今、ついでに修理しとけばいいのはわかるけど・・・

     結局、コンクリート畦(あぜ)の部分をほとんど掘り返して修理する事になっちゃいました。
     もちろん、こうなったら、今日、明日で済む問題じゃなくなります。
     もうさー そろそろ田んぼは、しろかき準備に入らないとやばいんだぞー
     水を入れるまでに、この修理が間に合うのか?

     え? 
     ワシは仕事で忙しいから、あとはよろしく?

     今回は、絶対、素手ではいたしません(T_T)

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