実験的穴修理

     モグラなんて、大っきらいだぁぁぁ〜〜〜!!!

     
     はぁはぁ・・・ のっけから叫びました(笑)
     そう、モグラこそ、にゃお家の田んぼの諸悪の根源。
     「モグラさえいなかったら」が、にゃお家のお決り文句。
     モグラやミミズは土を肥えさせる役割があるなんて、生物の専門家が言うらしいけど
     そんなのは、他所の土地でやってちょうだい。 森や林を肥やしてちょうだい。
     にゃお家には要りませんから!!

     毎年のように繰り返されるモグラとの壮絶な戦い(大げさだ)。
     いかにして、モグラに穴を開けさせないか。 これが命題。
     モグラの捕獲機ってものあるらしいけど、形状から見てにゃお家には不適切。
     当たり前だけどモグラの捕獲機ってのは埋め込み型なのよね。 畦(あぜ)とか畑の
     モグラの通り道に埋め込んで、そこに入り込むモグラを捕まえるわけだ。
     にゃお家みたいに、畦(あぜ)のみならず、水がない時には田んぼの中の方にまで穴を開ける
     性悪モグラには、こんなのは効かないのだ。 ったく頭が痛いったら(-_-メ)

     そこで、今年は実験的に新しい方法を考えてみました。

     モグラってのは、地中に自分の道を作ってる。 その迷路のような道を通ってやってくる。
     にゃおたちがふさぐ穴はほんの地表のわずかな部分だから、下から少し掘ればまた開通しちゃう。
     わずかな部分だからなのか?という所に着目。
     だったら地中深くまで穴を埋めたらどうなる?
     結婚1年目で経験した、人間がはまるほどに大きく開いたモグラの穴。 その時、底の方に
     たくさんの大きな石を詰めた。 そのおかげで、その後も、同じ場所に穴は開くものの、人間が
     はまるほどの穴は開かなくなった。 
     モグラもバカじゃないから、通り道がふさがって容易に再開通が難しいとなると迂回路を
     開拓するのだけど、それでも、とりあえずは、別の道を使ってしばらく過ごすとか、新たに
     迂回路を掘るまでに多少の時間がかかる。 やってみる価値はあるかも。

     そこで、今年は「杭作戦」をしてみることになった。
     モグラが特によく穴を開ける場所に木の杭を打ち込むのだ。
     ただし、これは下から垂直状態で昇ってくる穴限定。 縦穴は開いたとたんに水がどぉ〜っと
     流れちゃうから被害も大きいもんね。 横穴は被害が小さいとは言わないけど、縦穴よりは
     修理も楽だから。

     まずは、家の近くの大川に行き、そこの岸辺に生えている木の手ごろは太さのものを切って来る。
     なるべくまっすぐな枝を1メートルくらいの長さに切りそろえて、皮を剥いて、先端は鉛筆のように
     削って尖らせる。
     これで準備OK。
     次にモグラの穴を掘る。 できるだけ穴に土が落ち込まないように気をつけながら。
     土が落ち込んじゃうと、穴が潰れて深く掘れなくなるからね。
     今回、作戦を実行した穴は2箇所。
     ひとつは例の過去に人間がはまるほど大きく開いた穴。
     その事件からほぼ7年が経ってるけど、やっぱり毎年のように穴が開く。
     きっと詰めた石の上に道をつけたに違いない。

     慎重に掘る。 スコップだったり、木の棒のようなもので丁寧に。
     やがて穴が細り、これ以上、掘るのが難しくなってきたところで、ボロ布を入れる
     それを用意しておいた杭の先端でグリグリとねじ込んでおく。 今度は、その杭を穴に入れて
     とんかちで叩く。 カンカンカン!!  少しずつ、先端が土にめり込んでいく。
     田んぼを耕したり、しろかきをする時に、トラクターの刃が埋め込んだ木に当たったんじゃ
     意味ないから、それを見越した深さまで埋め込む。 これが案外、キツイ (´Д`) =3 ハァ〜
     最初の1本を埋め込んだら、今度は短めの杭を並べるようにして埋め込む。
     どうしても穴を掘ると、漏斗状に上が広くて下が狭い穴になるから、1本の木だけじゃ
     上側がグラグラするのよね。 万が一、迂回して登ってきても、また木があって邪魔なわけだ。
     ふっふっふ・・・ モグラのやつめ。 見てろよ( ̄ー ̄)

     こうして2箇所の作戦終了。
     さて、どうなるか楽しみじゃあ♪

             目次へ     次へ     HOME