拝啓、刑務所より。第三回「そして監獄へ」

無人です。
ここまでコメントが来るとは・・・。感激であります。
さて、裁判も無事終わり、遂に南極行きが決定した祐一君。
これから一体、どうなってしまうのでしょうか?
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 とあるモニター室。
そこに浮かぶ、2人の人影。
「フッフッフ・・・、ここまでは作戦どおりだな。」
「はい、しかし恐ろしいほど根回しが早いですね。」
そのモニターに映っていたのは、港へと連れて行かれる祐一。
「さて、と。後はもう1つの作戦を成功させるだけだな。」

 南極。
南半球だから秋に近づいていっている。
こんなときに南極に送り込まれたら、一たまりも無いだろう。
そんな一たまりもなさそうな所に送り込まれた祐一は。

 ペンギンと戯れていた。
「あーよしよしぃー、いーい子ですねーぇ。」
もはやペンギン王国のユウゴロウさんと化していた。
南極につき、地下に入れられたものの、別に監禁されるでもなく、
外に出る事さえできる状態。
見張り、看守。どちらもいない。
はっきり言って、逃げても捕まえられないが、
それでも逃げられない状況はかなりつらい。

 しかしその時、祐一が一番つらいと感じていた事は・・・。
「腹、減ったーーーーーーー!!」
そう。この南極大陸に来て、囚人の食事の支度をする人などいないのだ。
しかも、海に入ろうものなら、数秒も経たないうちに氷付けの人間ができそうな
この状況では、材料確保すらままならなかった。
そんな状況で、祐一は何を主食にしていたかと言うと、
ペンギン。
と、言うより、これしか食べる物が無かった。

 3ヶ月が経った。
もう南極点に日本国旗を立ててくると言うひまつぶしにも飽きてきたので、
そろそろ脱出方法を考える。

 そのまま一週間。
そこで出た結論は・・・。
「脱出不可能!俺はこの地に骨を埋める!」
だった。

 その頃。祐一が住んでいた町にある変化が起こった。
何だか大きなトンネル。しかもそれは、学校、美坂家、もののみの丘、
水瀬家、倉田家、大きな切り株後の6個所に入り口があった。
誰もこのトンネルが何を指しているのか分からなかった。

 それから少し後。南極。
少し地下で振動が起こったかと思うと、大きなトンネルがあいていた。
祐一、それを見つけ、
「これは脱出のチャンス」と考える。
その道を、真っ直ぐ進みつづける。
3ヶ月ほど経っただろうか。
祐一は、大きな分岐点に差し掛かっていた。
道は6つに分かれている。
それぞれの道の横に、名前が入っている。
そこに書いてあった言葉。
「この中で、誰が祐一と本当に将来を語り合うのか、
祐一に任せるよ。                名雪」
と、書かれてあった。
その分岐点を前にして、祐一は、これまた数時間考える。
あゆと舞のおかげで、少しとはいえこのありさまになっているので、
とりあえずこの2人は消去。
後の4人・・・
又考える。
そして、祐一は覚悟を決めて、一つの道を選んだ。




「南極行き」



その時出た、祐一の本音。
「決められるかぁぁぁぁーーーーーー!
皆、皆、俺のもんだぁぁぁぁーーーーーー!」
その声は、トンネル内に空しくこだました。

 次回予告!
本当は本当に極悪人だった祐一!
どうする祐一!もはや逃げる方法はないぞ!
どうする作者!今回のは前の二作に比べて面白くないぞ!
次回!ネタ切れ必至!第四回!「祐一、脱出?」乞うご期待!

 エンディングテーマ(自分で口ずさんでくれ。)

 「拝啓、刑務所より。」は、
「key」、「無人企画」と、
人々を結ぶ謎のジャムでおなじみの、「水瀬製菓」がお送りいたしました。

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 無人です。
もう、ネタ切れ・・・。
でも、頑張るしかないっすね。
どうかこんな自分に、励ましのコメントを!
それでは、また次回。

 

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