拝啓、刑務所より。第四回「祐一、脱出?」
どうも無人です。
さて、気づいたら、過去最高のコメントをマークしつづけているこのシリーズ。
一応五回で終わらせるつもりなのです。
もっと続く事を予想してた方、ごめんなさい。
さて、脱出も不可能に近づいてきた祐一君。
一体、この先、祐一君はどうなってしまうのでしょうか?
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とある一室。
前にも出てきた二つの人影。
「さて、相沢も脱出に戸惑っているようだな。」
「はぁ、それは南極に送り込まれれば・・・。」
「・・・まあいい。ところで、もう一つの作戦の方は?」
「・・・失敗です。」
「・・・私もだ。こう考えると、相沢がいかに適正があるか分かるな。」
「どちらも、こういう作戦が得意な方じゃなさそうですしね。」
その二人の言葉は、ある意味祐一に対するひがみにも聞こえた。
南極。
祐一は一生懸命脱出方法を考えていた。
相当野性化が進み、祐一の顔は少し前までインドネシアに向かって
スワンをこぎつづけていた人達の様になっていた。
1・このまま南極に住み着く・・・根本的な解決になってないからだめ。
2・誰かのトンネルから脱出する・・・他が恐いから無理。
3・いかだかなんかで逃げる・・・一番しっくり来るが、材料が無い。
・・・結局、まだ何も考え出せずにいた。
もう食料(=ペンギン)も底をつき始め、一日も早いアイデアが求められていた。
一週間後。
ピカーーーン。
祐一の頭に、グッドアイデアが。
それは、
4・自分でトンネルを掘り進める。
実際、時間はかかるが、1より進展があり、2や3のよりも命の危険が少ない。
後は、掘りつづけるための食糧問題。
祐一は、久しぶりに外に出た。
・・・動物の悲鳴。赤く染まる氷原。
その日、南極から「ペンギン」と言う動物は姿を消した。
次に、これを薫製にする作業。
量が量なだけに、並大抵の物では薫製にはできない。
そして、祐一はやってしまった。
2000年、8月23日。南極昭和基地崩壊。
多大なる犠牲を出し、祐一はトンネルへと。
又歩きつづける。
そして、例の分岐点に差し掛かった。
その横から、祐一は掘り進めた。
栄養補給、作業。栄養補給、作業・・・
いつのまにかもってきた食料も無くなり、
祐一はたまに見つけるムカデ、ミミズを食べて飢えをしのいだ。
3ヶ月後。
祐一は光の世界へ。
そこは、商店街・・・のタイヤキ屋の真下。
第三の犠牲。タイヤキ屋崩壊。
祐一の中にあったもの。
祐一はもう気づいているらしい、黒幕への復讐。
もうその時、ヒロインの事など祐一の頭の中に無かった。
次回予告!
もう誰もが分かっていると思われる黒幕!
どうなる黒幕!祐一に謝ってももう遅いぞ!
そろそろ人間に戻ってくれ祐一!
しまった!秋子さんの出番がまったく無いぞ!
次回最終回!「祐一よ永遠に」!乞うご期待!
エンディングテーマ(マジで口ずさんだ人いるのかな?)
「拝啓、刑務所より。」は、
「key」、「無人企画」と、
「栞のナイフ☆」、「佐祐理のカッター♪」が、お送りいたしました。
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さて、いかがでしょう。
このままのノリで突っ走れると、いいなぁ。
このままの勢いを維持できるためにも、コメントを頂ければ幸いです。
では、最終回で。