無人「さて、今回はかなり、『守ってあげたい』キャラであるはずの
お二人に登場して頂きましょう。
赤コーナー、『何だよ、喫茶店での選択間違えただけで死んじまったじゃねえかよ』、
美坂栞!」
栞「そんなこという人、嫌いです。」
無人「青コーナー、『アメリカの州を全部知っているのかもしれない』上月澪!」
澪「『よろしくなの。』」
無人「さて、今回は、『どちらが真に守ってあげたいキャラか?』と言う事です。」
栞「澪ちゃんって、やっぱり同い年の私から見ても守ってあげたいって感じだよね。」
澪「『栞ちゃんだってそうなの』」
無人「(ああーやめてくれー、その口だけのせりふ。
二人の間に磁場が形成されているなどお見通しさ。
この二人を完全にやる気にさせるには・・・。)
さて、この二人の中で、主人公の胸に飛び込めれるのは一人だけです。」
栞「そういう事なんですか?だったら負ける訳にはいかないですね。」
澪「『それはお互い様なの』」
栞「澪ちゃん、あなたは話す事ができないって事だったよね、
私は、それどころか『生きる事ができない体』なの。」
無人「(確かに・・・)」
澪「『でも、生きていられても、お話できないのはつらい事なの。』」
無人「(正論)」
栞「でも、守ってもらうと言うのでは、私の方がハンデ大きくない?」
澪「『しゃべれないから、なにか起きても助けを呼べないの。
そうならない様に、いつも守ってもらうの。』」
栞「澪ちゃんは大丈夫よ。スケッチブックがあるじゃない。」
澪「『そういう栞ちゃんだって、四次元ポケットがあるの。』」
栞「(ぎくっ!)」
澪「『本当の所、そのポケットはなんなの?』」
栞「(ヤバイ、何とか結論に持ち込まなくちゃ。)でも、
・・・結局、『守ってあげたい』と思わせるのも、一つの女の子の武器なんだよね。」
澪「『そうなの』」
無人「(何ぃぃぃぃぃぃーーーーーっ!?)」
栞「これのおかげで、『無人』って言う馬鹿な男がかかった訳だから。」
澪「『同感なの』」
無人「ぐぁぁぁーーーーー!!


・・・こ、この試合、続行不可能・・・(ガクッ)」
栞「(ふう、何とかドローね、お姉ちゃんの言った通り、
「困ったときは無人を攻撃しろ」ね。)澪ちゃん、そろそろ帰ろっ。」
澪「『そうするの』」



無人「女は恐い・・・(しくしく)」

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