拝啓、刑務所より。第一回「祐一、逮捕」

無人です。
なんていうか、この頃急に「意味無しの物書きてー!!」って思いましてね。
そんな中でできた物なので、全然わかんない物だと思いますが。

それでは、どうぞ。
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3月。暖かくなってきた今日このごろ。
この中途半端な暖かさが、いつも眠気を誘う日々。

そんなある日、俺はいつものように横の席で寝ている名雪と一緒に、
夢の世界へといざなわれ始め・・・

どたどたどたどた・・・

うつらうつらと・・・

どたどたどたどた・・・

名雪が先に行っている世界へ・・・

どたどたどたどたどたどたどたどた・・・

旅立ち・・・

ガラッ。

「本庁へ連絡。ただいま容疑者を発見。」
「ん・・・?」目が覚める俺。
するとドアの所に、刑事風のおっさんがいた。
「ただいまより、容疑者逮捕に乗り出します。」
・・・そうか、このクラスになんか犯罪を犯した奴が・・・。
ま、俺には関係ないわな。
すると、刑事風のおっさんは、窓側の列に歩み寄り・・・
そこから後ろへと歩き始めて・・・
俺の前で、止まった。
そして、俺の腕を無理矢理掴むと、
その腕に、手錠をかけた。
「はぁ?」
何だか良く分からないが、俺がその容疑者らしい。
「13時51分、逮捕!」
「あのー、おっさん?」
「ん、何だ?」
「なんていうか、その、何で俺、捕まってる訳?」
ううっ、クラス中の視線が痛い・・・。
「あれだけ悪い事をして、良くそんな口が聞けるな。」
「はい?いや、俺は何もやってないです。」
「あー、言い訳は署で聞こう。」
「ちょっと待ってくれ、俺は無実だ!なあ北川!」
「相沢・・・お前そんな事を・・・。」
「香里、俺は何もしてないって事を言ってやってくれ!」
「短い間だったけど、楽しかったわ・・・」
・・・だめだ、こいつら・・・ってことで、残る助け船は・・・。
「名雪!」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・くー」
「寝てるしぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
そして俺は、おっさんに引きずられていく事になった。

そして、警察署の取調室。
「さて、そろそろ自供してもらおうか。」
「自供も何も、まず何で俺が捕まってるんですか?」
「婦女暴行。」
「は?」
「拉致監禁。」
「あのーーーー。」
「盗撮やら盗聴。」
「するかっ!!」
「薬物取締法違反。」
「何を持っているって言うんだよ!?」
「水瀬家から押収した、このジャム。」
「それは秋子さんのだっ!」
「万引き。」
「それはあゆだろっ!」
「1月7日、1月8日。」
「う・・・。」
「銃刀法違反。」
「それは舞だしっ!」
「1月30日。」
「ぐぁ・・・。」
「そして、猥褻物陳列罪。」
「何時の話だ!何時の!」
「よくもまぁ、これだけの事をやれた物だ。」
「で、俺はどれもやってないと思いますが。」
「ふん、女性を6人もはべらして、深夜と早朝に騒音を立てて、
しかも商店街の中で無抵抗の女性を気絶させて。
そんな事をしても何とも思わないような人間だからな。」
「どういう事だそれはっ!」
「大体、7年前に初恋の人が事故で意識不明になったからって、
告白してくれた女性の気持ちを踏みにじるとは・・・。」
「何でそんな事まで知っているんだ?」
「ふん、どっちにしろお前は刑務所行きだからな。状況証拠もあるし。」
「・・・。」
もうだめだ、何も聞いてくれそうに無い。
俺の周りにいる人々、どうか俺の無実を証明してやってくれ。



夕方、水瀬家にて。
「ただいまー。」
「あ、名雪、これを見て。」
「今日の夕刊?えーと・・・え、祐一が逮捕されちゃったの?」
「そうなのよ・・・。どうしたらいいかしら。」
「祐一、夕飯までに戻ってこれるかな・・・。」





次回予告!
無実の罪に問われた祐一!お前は今、刑務所への道をたどりつづけている!
頑張れ祐一!名雪達は頼りにならないぞ!
次回、第二回!
「裁判所決戦」!乞うご期待!

(エンディングテーマ(誰か作って))

「拝啓、刑務所より。」は、
「key」
「無人企画」と、
ご覧のスポンサーの提供で、お送りいたしました。

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・・・・・・・あほらしくなってきた。
こんな物でも、コメントをもらえれば幸いです。
それでは、次回に。

 

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