呉市 川尻町 新宮神社 (氏子 = 森郷) による "祭"

秋祭り
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    ◎ 秋祭りの由来 ◎ 

  新宮神社を元禄六(1693)年亀甲山に再建し 

  神の怨念を鎮める修行を宮島の僧が行い それ以来、村は豊作 浜は豊漁にわいた

  こうした出来事が氏神を尊び 祭りで礼をつくし 信仰を高めた。

 

 

    ◎ 祭りの様式 ◎ 

  宮島の僧(東泉坊)が還座祭「おかえり」の祭主をつとめたことから管弦祭の様式に

  関心が高まり 神輿の奉納を船渡祭で行われるようになった。

  

  祭神のイザナミノミコト 女神 が 大歳大神 男神に会いに行くということで

  御座船に神輿乗せ4隅に 笹竹 幟 吹き流し 天幕を張り 御座舟を曳く漕ぎ船

  にもそれぞれ飾り物を付けての江戸時代の船渡祭りを引き継いで行われるように

  なった。

  昭和37年 船渡御は廃止。

  昭和38年以降 船から車での移動になっている。

  平成 6年 車渡御から船渡御(フェリー)に変更。

  平成11年 船渡御(フェリー)から車渡御に変更。  

                   (安芸灘大橋開通によりフェリー廃止)

  昭和31年 ダイバーを祭りに採用。

  昭和 3年 トコセ踊り 取り入れ。

              (昭和天皇即位大祭の為 仁方の奴っこ踊りを採用)

 

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       舟飾り 

 

 

    ◎ 祭りの組織 ◎ 

  祭りは郷長の指示で役割分担やスケジュールを決める。

  神事は氏子総代が務め、行事は青年団が担当。

         森郷長総代  森郷全体の世話役

         氏子総代   神社、小宮の祭事維持管理

         森青年団   祭りの行事実行役

 

 明治 42年 川尻青年団が各地域で結成

 昭和 28年 各部青年団をまとめた連合青年団結成

 昭和 34年 連合青年団解散

 

 祭り実行は 青年団から 氏子総代 ・ 自治会 での運営に移行。

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       のぼりたて   

 
参考資料   
      研究テーマ
 
呉市 川尻町の 秋祭り の変遷  
        平成三十年 文化祭 発表より 
  (呉市 川尻町の 秋祭り の変遷)      

 

    ◎ 祭りの費用 ◎ 

   現在は 新宮神社 氏子区域内に住所を有する 自治会 (62班 ) 氏子世帯

   の祭礼寄付金にて運用しています。

   昔は 氏子から徴収する制度はなく 寄付金も集めませんでした。

   理由として

    森郷には持ち山があったので 

    (大見上  後縣西 岩戸砲台山 その他 あさがえる などに山林を保有)

    これらの山の立ち木を入札で売ったので資金が豊富だった。

    昭和池、後縣にある三つの池等の水利権からの収入等があったが 

    今はなくなってます。

  

 農業用ため池 (森郷 所有)

 

   後縣古池  うしろがけふるいけ 後縣甲792 

   後縣新池  うしろがけしんいけ 後縣甲796-1

   オサン池  おさんいけ     後縣甲804

   黄盤池   おうばんいけ    原山一丁目1966-1

   昭和池   しょうわいけ    後縣5337-2

   迫田池   さこだいけ     川尻沖田376-1

 

   (昭和池 浸水 参考図) 

 

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    農業水源維持管理として 森郷(氏子総代)は ため池周辺清掃作業を行っています。

   

   

 



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