IT(パソコン)の大衆化!!




コンピュータ(パソコン)の大衆化を支援する動きは、各地で始まっています。
パソコンを使えるから…という優越感を持っていた方々は、考え直して欲しいものです。
パソコンの使用方法を難しくしたのは、そんな優越感かも知れないのだから…。
 1. 地方自治体のIT講習会
 2. 全国的なインフラ整備
 3. 頑張れ!パソコン1年生
 4. 講習会の風景


1. 地方自治体のIT講習会
全国的に身近な学習施設(小学校や中学校)を利用した講習が行われています。
パソコンやインターネットの操作や基本技能を教えています。
12時間という短期の講習ですが、ITの普及に一役かっています。

初心者の方々は、マウス操作もままなりません。
昨日教えられたことも、翌日には半分以上忘れています。
それでも12時間の講習が終わる頃には、電子メールの一つも送れるようになってます。
勿論、インターネットのHP閲覧も、出来るようになってます。

だけど、講習会卒業後、何人の方がパソコンを購入されているのかは不明です。
また、ややこしいパソコンの設定をどのように行うかは各自の判断任せです。
講習会の会場は、パソコンを使える状態に設定が行なわれています。
また、12時間では動作環境やフォルダの設定はカリキュラムが有りません。

初心者を対象とした講習会ならば、アフターフォローも考えた講習会にしたいものです。
(信頼出来る電気屋さんで購入して下さい…としか言えない自分が情けないです。)
初心者に合わせたアフターフォローが出来る体制…今後の課題ですね。

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2. 全国的なインフラ整備
インフラとは土台・基盤を指す言葉ですが、この場合は情報基盤を指します。
日本では、道路や鉄道を整備することで経済基盤を充実させることが重要でした。
なるほど、高速道路や新幹線が出来るとそれまで出来なかったことも出来るようになりました。
便利だし、利用する人が増えるほど、経済活動も活発になりました。

コンピュータの世界もそんな基盤整備が必要なのです。
インターネットを利用する人が増えれば、車と同じ交通渋滞が発生します。
電話回線は、本来馬車用のでこぼこ道と考えれば、高速道路が必要な理由も分かるでしょう。
実際に一般のインターネット(ダイアルアップ)は遅くて不安定。
そのくせ回線使用料は電話通話料と同じなので、かなり効率の悪いことを強いられています。
回線の速度が速くなれば…かなりの人がその恩恵を受ける事になります。

回線の速度を速くする試みは、既に実用化されています。
電話線を使う方法では、”ADSL”が脚光を浴びています。
一般的なダイアルアップの30倍近い速度で、使用料は固定制。
YAHOOのサービスだと、月額2900円(機器買取の場合は980円)だそうです。

電話線を使わない方法も実用化されています。
ケーブルTVのケーブルが有れば、それを利用してインターネットが出来ます。
速度は”ADSL”とほぼ同等…料金は月額3000円程度。
ケーブルTVは電話程に普及していないため、出来ない地域が多いのが欠点です。

家庭の100V電源コンセントを回線として利用する技術も実用化されています。
もっともこれは試験運用の段階らしいのですが、これなら普及率100%ですね。
電力会社がインターネットサービスに参入すれば、これまで以上に応用分野は広がります。

NTTも危機感を持って”光通信”の整備を進めているようです。
一般家庭に”光ファイバーケーブル”が入って来るのは間近のようです。
実際、それをやらないと、NTTは危ない…とまで言われているようです。
NTTだけではなく、TV局や新聞社もこのままでは…と言われれているのが現実です。

インフラを握れば、莫大な利益と利権を手にする事が出来ます。
そんなおいしい話が有るのに、それに気付かない企業も多いようです。
多分、2005年頃には勝負がついているのかな…と思います。

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3. 頑張れ!パソコン1年生
私が携わっているIT講習会は、初心者に重点を置いています。
インターネットのアドレスには小文字のアルファベットが使用されています。
しかし、キーボードに小文字のアルファベットは書かれていません。(大文字だけです)
言われて見ればその通りで、戦前生まれの方には申し訳ないと思いました。

それでも、皆さん頑張っておられます。
卒業後も他の会場まで質問に来られる方も居られます。
継続は力なり…皆、最初は1年生です。

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