過去のひとり言


 2024年 1月
 2024年 2月
 2024年 3月
 2024年 4月
 2024年 5月
 2024年 6月
 2024年 7月
 2024年 8月






 先頭へ戻る


<<あれれ…^^; 2024年8月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ なんとなく『8月!』っていう感じがしないのは、夜、寝苦しさをあまり感じないから?
_/_/ 
_/_/ このような言い方をすると、毎日が快眠・快食で健康的な夏を満喫しているような印象かも知れませんが、
_/_/ この夏は湿度が少し低いのか、深夜ならエアコンの運転モードは『送風』でも凌げる蒸し暑さ?
_/_/ 
_/_/ 実際、昼間でも運転モードを『冷房』にし続けていると『寒い……。』と感じることが有り、
_/_/ 小まめに冷房と送風の切り換えをしています。
_/_/ 
_/_/ もっとも、この操作で『節電』に成るのかどうか?については疑問が有りますし、
_/_/ 真夏に『寒い!』って感じること自体『体調は大丈夫なのか?』って心配されそうなので、
_/_/ あれれ^^;は『エアコンは適切に使っています!』とだけ言っておきます。
_/_/ 
_/_/ 皆さまに於かれては、その場の状況に合わせて適切な運転モードを選択頂けたら幸いです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみにエアコンには冷房、暖房、送風と共に『除湿』なる運転モードも有るようで、
_/_/ これには私も、一時期ハマっていました。
_/_/ 
_/_/ 『寒過ぎず、暑過ぎず。冷房と送風の中間・快適モード!』といった体感だけでは無く、
_/_/ 『カビ臭さが無くなる!』という消臭効果も期待出来て、ぞっこん!
_/_/ 
_/_/ 『除湿なら運転音は静かなので、節電にも成っているのでは?』
_/_/ 自慢げに知り合いの電気屋さんに伺ってみたところ、
_/_/ 『除湿?それって節電モードが効かない運転なので、室外機は回りっぱなし。
_/_/  逆に電気代は、高く成ると思いますよ。』……ツレないご返答。
_/_/ 
_/_/ まぁたかがエアコンの運転モード。
_/_/ 暑くて眠れないのなら、眠くなるまで仕事をしていれば、嫌でも眠ってしまうのが人間です。
_/_/ そう考えると、正直どうでも良く成ってしまうのも人間で、
_/_/ 『暑ければ冷房、寒ければ暖房で、いンじゃね?』
_/_/ 運転モードについて固執しなくなった先の高見が『送風モード』って……、
_/_/ 
_/_/ 扇風機じゃン!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに今年の中国地方での梅雨明けは7月21日だったらしいのですが、
_/_/ どういう訳か北陸や東北地方での梅雨明けは遅れているようですね。
_/_/ 
_/_/ 先月は『梅雨入りが遅れると、梅雨の末期には大雨……。』みたいなことを言ったのですが、
_/_/ 図らずも、梅雨明けの遅れている地方では大雨で災害まで起こっているようです。
_/_/ 
_/_/ 梅雨明け以降、ここ尾道で少し涼しさを感じられるのは、その影響?
_/_/ (日本海の辺りには、寒気が居座っている?)
_/_/ 
_/_/ 芭蕉は『五月雨を集めて早し最上川』と詠んだようですが、今回は最上川に集まる支流が氾濫したようで、
_/_/ 災害に負けないインフラ整備という面に於いては、今後の検討課題に成るのでは?と、思います。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、中国地方での『夏本番』と共に弊社へ帰って来たのが閑古鳥。
_/_/ 例年この時季に操業度が下がるのは慣例のようにも成っているのですが、
_/_/ 6月の中旬から続いていた高操業が一気に『ゼロ操業!』に成るのは、ジェットコースター並みの乱高下。
_/_/ 
_/_/ 今年は土木工事の発注にも、大阪万博の影響は出るだろうと思っていたので、
_/_/ 操業度の低下自体は想定内ですが、この乱高下には『ちょっと付いて行けない感』さえ漂います。
_/_/ 
_/_/ とは言え、乱高下の『高』が有っただけ、弊社は恵まれているのかも知れませんねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 地場の客先も、主力の製品は『橋梁>鋼上部工』ですが、客先の工場は土地柄(沿岸)と言うのか、
_/_/ 社名も『橋』では無い呼称が付く会社なので、操業度が下がる際には海洋関連の案件が目立ちます。
_/_/ 
_/_/ この7月に弊社がひと息つけたのも、この海洋案件が有ったおかげなのですが、
_/_/ この案件、船では無いのですが、海に浮かぶ構造物だったから?なのか、
_/_/ 板継ぎ溶接の仕様は、先月のコンテンツで触れた『ウラ波溶接』の仕様に成っていました。
_/_/ 
_/_/ それで、私はたまたま知った……と言うのか、これって知っている人にとっては常識なのかも知れませんが、
_/_/ ウラ波溶接の溶接面(FP面)です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 皆さまもご存知の通り『ウラ波溶接』は、完全溶け込み溶接の仕様を満足出来るにも関わらず、
_/_/ ガウジング作業を要さない『片面溶接』です。
_/_/ (開先は溶接面にのみ『レ型』と言うのか、板継ぎなので『X開先』を取ります。)
_/_/ 
_/_/ 私もこの開先の角度や深さが一般的なT継手の開先と異なることや、同じ板継ぎ溶接でも、
_/_/ ルートギャップ量が異なることは知っていたのですが……、この机上だけの知識が盲点。
_/_/ 何年か前に作成された同型製品の開先仕様を見て『これこそウラ波溶接用の開先仕様』と思ったのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『おい、お前、開先面の指示を間違っとるぞ!』
_/_/ 私が客先に於いて『兄貴』と慕う担当様から電話が有ったのは、納品を行った数日後。そんなバカな!
_/_/ 『私は前回の資料通り、開先の指示をしました。』
_/_/ 『だろうな……、じゃけど違う!』
_/_/ 兄貴の口調には確信めいたモノがあり、私は降参。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 事情を聞くと、鋼板に対する開先の指示は『CAD図』とは言え『手打ち』で紙ベース。
_/_/ 『紙』なので、客先でも以前はペンで『手書きでの修正』行うことは有ったらしい。
_/_/ 勿論、現在は完全に禁止!開先の指示だけではなく『誤記』とてCADで修正しているのですが、
_/_/ 実際に私が参照したのは『紙』の指示書ではなく『DXF』のCADデータ。
_/_/ 
_/_/ すでに前任者は定年での退職をされているので、事の仔細は分からないまでも、
_/_/ この仕様のままで開先を取っていたら大騒ぎに成っていたはず。
_/_/ 
_/_/ しかし当時、そのような騒ぎは起こっていない……。
_/_/ 
_/_/ 『お前が参考にした資料自体に間違いが有ったことは認める。
_/_/  しかし、それを鵜呑みにして良い仕様なのかどうか?その重要度くらいは、考えて欲しい。』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 本当にもう、私はこの歳に成っても兄貴の言葉には脱帽で、目頭さえ熱く成りました。
_/_/ 
_/_/ 実際、誰もが疑わない仕様だったはずなのに、兄貴は加工する前に気が付いた。
_/_/ そこには3流職人の私とは明確に違う『洞察力』が有ったわけです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、私は何度か造船所で船の外板(鋼殻)を溶接している風景を見たことが有ります。
_/_/ それは対岸の造船所を遠目で……とか、TVの一場面とかネットで……とかですが、
_/_/ それは決まったように船の鋼殻を『外面側』から溶接している風景でした。
_/_/ 
_/_/ 加えて私は船の鋼殻の溶接が『ウラ波溶接』で行われていることを知っていたのだから、
_/_/ 開先面も『鋼殻の外面』だと気付くべきでした。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そんなこんな、これは言い訳に成ってしまうのですが、今回の板継ぎ溶接部には『拘束材』が使われていたのです。
_/_/ これは継ぎ合わせる鋼板の間に取る『一定幅の隙間(ルートギャップ)』を保持するための『治具』なのですが、
_/_/ (拘束材を使わないと、隙間は溶接縮みの影響で、溶接作業の進行と共に狭く成ってしまう。)
_/_/ この治具の取付面と溶接面(開先面)を、同一面にしている理由を、私は知らなかったのです。
_/_/ 
_/_/ 要するに、溶接面の溶接線上に治具が有れば邪魔になるはずなので『治具は溶接面の反対側』って思ったのです。
_/_/ (拘束材は補剛材の干渉が無い外面側に付けるので、溶接面は補剛材の付く内面側でOK?みたいな……。)
_/_/ 
_/_/ しかし治具には溶接線を跨ぐ区間に『大きな切欠き』が有り、溶接の邪魔には成りません。
_/_/ しかも船のように『溶接をしたら密閉』に成る構造物で溶接という作業を行えるのは外面側ですし、
_/_/ 溶接後には不要に成る治具を取り除くことが出来るのも外面側です。
_/_/ (拘束材を外面に付けたのは、溶接後に密閉構造に成る内面側だと、取り外せ無くなるから……、だったようです。)
_/_/ 
_/_/ こうして冷静に考えると当たり前のことなのに、作業中には気づけない……、これを称して3流職人ですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 最近、造船関連の職場で働いている娘が、一日限りの『造船所の一般公開』の場に、子連れで趣いたようです。
_/_/ この真夏の炎天下、5歳と3歳の子供を連れて造船所の中を散策するとか正直『有り得ない!』話しなので、
_/_/ 妻が手助けをしながら一緒に歩いたそうですが、私の娘とて、机上では知り得ないことが有る!……と、気付いた訳です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 設計とか生産設計とか言えば、何となく事務所を想像させますし、パソコン仕事と言えば何気に聞こえも悪く無い。
_/_/ 
_/_/ 比べて、夏の暑い中、造船所の船台で組み立てる船の上は、フライパンの上に居るほど熱いそうです。
_/_/ 建造中の船内にエアコンが有るじゃなし、かと言って溶接作業の際に『耐火服』を脱ぐ訳にもいかないし、
_/_/ 『お前には、絶対に無理!』
_/_/ 私は造船所で働いていた父から何度も諭されたので、経済を学ぶ学校へ進学したはずだったのですが……。
_/_/ 
_/_/ 私は卒業後、最初に務めた会社では『事務職(経理)』という肩書きで採用されたと信じて就職したのですが、
_/_/ 実際に配属されたのは、今でいう『生産設計』でした。
_/_/ それさえも2年後には会社の事情で製造の現場へと配属されることに成ったのですが、
_/_/ その際にも『それはお前には無理だろう。』と退職に賛同してくれたのは父でした。
_/_/ 
_/_/ 父は決して現場を見下していた訳では無かったようですが、理想と現実の違いを容認する人だったと思います。
_/_/ そんなこんな、私自身は現実という地獄を体験することなく過ごしたことを、悔やむのか?容認するのか?ですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 私は結果的に逃げてるばかりで、現場での現実すら知らずに『生産設計』とか、場違い……って思うことが多々有ります。
_/_/ どうしたらこんなにも場違いな人生を送ることが出来るのか、私自身が一番不思議に思っているのですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 兄貴には現場での経験が有るらしいのですが『あの子は優秀で、いつか生産設計に引っ張ろうと思っとった。』
_/_/ その当時の生産設計長は、再就職後に私の上司に成ったので、兄貴のことを良く話してくれました。
_/_/ 加えて兄貴のその当時の上司は私ンちのご近所さまだったらしい。
_/_/ 私ンちのご近所さまは、どういう訳か昔から私が『お兄ちゃん!』って呼んでいた人で、客先では押しも押されぬ有名人!
_/_/ 『あいつがお前を弟子にするなら面白い!』そんな話をしたのは、30年くらい前だったでしょうか?
_/_/ 
_/_/ でも一番感動したのは、職場では一番忙しそうだった兄貴が、
_/_/ 『ゴメンのぉ、ワイが忙しいばっかりに……、もう少しお前の面倒を見てやれたら、お前に辛い思いをさせなくて済むのに……。』
_/_/ 
_/_/ まぁ、後日談に成りますが他人を使うための教習とか勉強会とか、大手の会社では当たり前に行っているって兄貴も言っていたので、
_/_/ 全てが額面通りなのかどうかは分かりませんが、面倒を見てくれようとしている上司が居る!
_/_/ (私の務めていた会社では、私は優秀な社員だと評価されていたので、面倒を見てくれる上司など居なかった。)
_/_/ そのひと言で私の人生は橋梁色に染まってしまった!……という確信は持っています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私はドラマとかで『特攻隊の生き残り』とか聞くと、どこかで『卑怯?』な自分の生きざまと重ねてしまうのですが、
_/_/ 最近はアニメでも『逃げ上手の若君』とか、アンチ足利尊氏物語りは評判に成っているようです。
_/_/ (南北朝時代の南朝、北朝って、いまだに正当性はタブー視されているのに、高校の歴史ではサラッと流されましたねぇ〜〜。^^;)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ何ごとも『勝てば官軍』が歴史では常なので、何が正しいのか間違いなのかを知るのは、仏のみ。
_/_/ 私も、ここまで生き残ってしまった以上、出来るだけのことはしたいですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ なので……と、いう話しでも無いですが、『理想と現実』と言えば橋梁製作の場でも度々タブー視されているのが、
_/_/ 『埋め戻し』のコーナースカラップ。
_/_/ これは鋼上部工に限った話では無いので、皆さまもご存知と思うのですが、
_/_/ 一般的な鋼上部工の図面では『15C埋め戻し』と指示されている仕様です。
_/_/ 
_/_/ ……と、鋼上部工での埋め戻しが、何故15Cなのかを、的確に説明出来る人って居られるのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 正直なところ、ここは突っ込み所も満載で、設計図を描く側と設計図の通りに造る側のせめぎ合い?
_/_/ 当に理想と現実の違いで生産設計(原寸)でも悩ましい思いをするところなのですが、
_/_/ 普通に考えると『15C埋め戻し』と指示されていたら、外形には15×15のカットを取りますよね。
_/_/ しかしこれこそが『机上の空論』と言うのか、事なかれ主義の象徴と言うのか……。
_/_/ 
_/_/ 実際のところ、15×15のカットだけで『埋め戻し』の指示の意図を満足出来る状況は少ないはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 勿論15×15のカットを取るだけで『埋め戻し』の意図を満足出来る場合も有ります。
_/_/ しかしそれとて溶接を行う道具の汎用性や溶接を行う作業者の機転といった条件が整わないと難しいはずです。
_/_/ 
_/_/ これは私の私見ですが、15×15のカット埋め戻しって、T継手の母材を隅肉仕様の脚長10で先行溶接した後に、
_/_/ 隅肉仕様の補剛材で埋め戻す場合のみ、理に適っていると思います。
_/_/ (隅肉の脚長って√(2t)だから、脚長10なら薄い方の母材板厚が10以上で厚い方の母材板厚は50?)
_/_/ 
_/_/ これを言うと『そんな事は無い!』と批判をされる方は居られると思いますし、
_/_/ 『根拠を示せ!』って諸方面からお叱りを受けることにも成りかねないので、これはあくまでも『私見』です。^^;
_/_/ 
_/_/ なので敢えて『15Cと指示をされたら、外形に15×15のカットを取っている。』という現実だけ申しますが、
_/_/ この処置を正当化するために、20年くらい前に聞いた文言は、
_/_/ 『カットの量くらい……、小さければ現場がグラインダーで擦って大きくするし、大きければ多めに盛るだけ。』
_/_/ その言葉には『(理想的では無いけれど)そんな些末なこと……。』という気持ちが込められていました。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに私は『グラインダーで擦る』という作業なら行ったことが有ります。
_/_/ 擦れば確かにカットは大きく成るのですが、これが簡単な作業かと言われると『鋼板の板厚に依って違う!』と答えます。
_/_/ (板厚6なら簡単でも、板厚32とか?……勘弁して欲しい。)
_/_/ 
_/_/ ちなみにカット部にもフルペネ仕様の場合は開先が必要ですが、これもグラインダーで擦る?
_/_/ そもそもがフルペネ仕様で無くてもカット部には開先を取らないと『埋め辛い(覗き辛い)』と聞いたことも有ります。
_/_/ 
_/_/ 更に言うなら溶接作業で使用されている道具も、昔気質の『溶接棒』だけでは無く『溶接ワイヤー』が有るはずです。
_/_/ (私は溶接作業をした経験が無いので知らないですが、『ワイヤー』での溶接が多用される理由は有るそうです。)
_/_/ 
_/_/ ここでは単純にコーナー部にも板厚32の回し溶接が必要な場合を考えてみると分かり易いと思いますが、
_/_/ (埋め戻しのコーナーに回し溶接なんてしないと分かった上での話しですが、母材側のT継手は先行溶接だと限りません。)
_/_/ これが35Rのスカラップなら回し溶接くらいは出来るとしても、15Cですよね?
_/_/ 15×15の直角2等辺3角形空間だと溶接棒を通すのも至難の業と思いますが、ワイヤーを使う溶接道具だとどうなのか?
_/_/ ネットで見る限りワイヤーが出て来るノズルって極太なので、15Cだとワイヤーすら通せない(覗けない)のでは?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 近年、築50年以上に成る橋梁の鋼上部工では『疲労』とか『腐食』とか言った問題も報告されているようです。
_/_/ 
_/_/ 構造物である以上、それには必ず『耐用年数』という寿命のような物が有ります。
_/_/ 近年製作されている鋼上部工は『耐用年数100年』とか保証をしているようですが、
_/_/ 今から100年前に造られた鋼上部工の耐用年数は、何年間の保証をしていたのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 100年前と言えば1924年(大正13年)なので『その時代に製作された鋼橋など無い。』と思われますが、
_/_/ 『鋼橋=鉄橋』と言えば、『あっ!もしかして?』と思い当たる橋など有るかも知れません。^^;
_/_/ 
_/_/ ちなみに今から30年くらい前に聞いた話だと『昔の橋の耐用年数は50年が一般的だった。』そうです。
_/_/ (30年前の当時は、一等橋なら100年と言われていたと思います。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 疲労とか腐食って、どういう訳か『隅っこ』から始まるンですよねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私がお世話に成っている客先では、例え原寸作業者の作業が大変に成っても、品質が第一!
_/_/ ある時期、埋め戻しに関しては『図面の指示のカット量は参考値とし、別途、仕様を定める。』
_/_/ という方針が定められて、埋め戻し部の仕様はマニュアル化されました。
_/_/ (このマニュアルが出来る前は、何度も何度も仕様が変わり、正直『グラインダーで擦るのか正解?』って思いました。)
_/_/ 
_/_/ ところがそのマニュアルの内容は、複雑な上に過剰品質(マニアック)って揶揄される程の精度を要求。
_/_/ 私も何度も何度も思考錯誤した挙句『出来ません!』って何度か白旗を掲げたのですが、
_/_/ 今にして思うと、その後、このマニュアルを理解出来るように成った事こそが、私にはとても大きな一歩!
_/_/ 
_/_/ 図面に指示された隅肉溶接の脚長に目が行くように成ると、図面の風景って全然違って見えるのです。
_/_/ 
_/_/ ある意味、一外注業者でしか無い私でさえ、この風景に気付けたことに喜びを感じています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに先の兄貴が他社の担当様と原寸の話題を交わす際は、まず『ヤセ馬』の問題を議論するそうです。
_/_/ (鋼板同士をT字状に組んで溶接をすると、平らなはずの母材が反り上がる現象。)
_/_/ そんな現象が起こるなんて図面には描かれていませんが、現実問題として生産現場はその対策に苦慮しています。
_/_/ 
_/_/ 『うちはKLじゃが、他社でも加熱やらプレスやら、色々苦労しょ〜〜るらしいぞ。』
_/_/ 『でもそれって、結局のところ原寸作業にシワ寄せ……ですよね。^^;』
_/_/ そんな会話も、後10年とは続けられないのでしょうねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 8月はこのままゼロ操業が続く可能性も高く、対策?と言っても、どうしたものやら……。
_/_/ 
_/_/ 日本中を自転車で旅している俳優さんは『人生、下り坂、最高!』とか叫んでいたようですが、
_/_/ 実際、この歳になって直面すると『なんとか成るがな!』みたいな感じで、悲壮感とかは薄いようですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 先日久々に2人の孫を連れて来た娘にソフトドローの連続印刷の機能を見せたのですが、
_/_/ 『何これ?こんなこと出来るン!!』
_/_/ 
_/_/ 聞けば近年は娘が務めている会社でも、オートCADが年間ライセンスに成った影響で、
_/_/ 社内のCADは全てオートCADの廉価版に成ったそうです。
_/_/ 『えっ、addCadって何?それってオートCADと同じことが出来るン?』
_/_/ 
_/_/ ちなみに私も娘が任されているCADが『ライノセラス』だと聞いてびっくり。
_/_/ 『それって、うちの会社のパソコンにも入ってるんだけど……、使ってない。』みたいな話し。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『これからは、この3次元ゴーグルとかも現場での組立作業に使われるはずなので、知ってて損はないよ。』とか、
_/_/ 『うちの会社には3次元プリンタとかも有るので、使ってみるといいよ。』みたいな話しもしたのですが、
_/_/ そんな情報を提供しているのが私で、驚いているのが娘の方……っていうのも考えものですよねぇ。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ たまたま尾道での花火大会(住吉祭り)見物で帰省していた長男にも3次元プリンタのスライサーソフトについて問うと、
_/_/ 『うちの部所ではCADとか3次元プリンタとか必要無いから、知らん。』って、にべもないご返答。
_/_/ 
_/_/ 『あのね、お前が数学が得意なことは知っている。そして人間が計算ミスをする動物だという事も知っている。
_/_/  CADとか3次元プリンタって言うのは、その人為ミスを減らすために使う道具だと解釈して欲しい。』
_/_/ 
_/_/ 自動車メーカーで最先端の研究している自負が有るのなら、それくらいの向上心は持っていて欲しいのだけれど、
_/_/ 子供は子供なのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ まぁ私とて、この歳に成って自己評価に窮しているのだから、30代の息子に分からないのは当たり前?
_/_/ と言うのか『最近は女性の方が向上心を持っている……。』と、こぼした兄貴の言葉が頭の中を過ります。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 世の中の漢ども!自分の進む道くらいは自分で切り開け!!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る



<<あれれ…^^; 2024年7月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ 今年は梅雨入りの発表が遅れていたようで、つい先だって『入梅』の報道を耳にしたと思ったら、もう7月。
_/_/ こういう年は『降れば土砂降り』じゃないですが、梅雨の末期には大雨の心配とかも有るそうで、
_/_/ やっと訪れた雨の季節も、手放しでは歓迎できないようです。
_/_/ 
_/_/ まぁ梅雨入りが早かろうと遅かろうと『ゲリラ的な豪雨』は有りますし、近年はそれが増えているようにも思えますが、
_/_/ 『量』の調整が出来ないのは、自然も仕事も同じなのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 6月の中旬から一気に増えた仕事量に、週末も休日も無いような生活を余儀なくされている訳ですが、
_/_/ 3ヶ月近くも居座った『閑古鳥』との蜜月で、緩んでしまった生活習慣。
_/_/ たった半日程度でも、椅子に座り続けることに苦痛を感じてしまう、だらしなさ……。
_/_/ 
_/_/ この高操業度が梅雨明けの時季まで続くとは思っていないのですが、
_/_/ この時季の蒸し暑さは、案外、身体や心への負担も大きいです。
_/_/ 
_/_/ 皆さまに於かれては、快眠、快食なりと心掛けて頂けたら幸いです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実際『集中力』っていうのは気紛れで、自覚が無くても疲れていることは多いようです。
_/_/ 
_/_/ 私も先だってはベットでの読書を容易にするための『傍机』を購入したのですが、
_/_/ 閑古鳥に囲まれていた時季なら、リクライニングを起した状態で一時間、二時間はアッと言う間に過ごせていたのです。
_/_/ それが最近は、読み始めて10分も経つと、そこから先の記憶が無くなるような……。
_/_/ 
_/_/ 凡そのところ、私が読書を始めるのは夕食後2〜3時間を経て、午前0時頃からだったはずなのですが、
_/_/ 何気に最近は、夕食の直後からベットへ座り込むことが増えたような……。
_/_/ 
_/_/ 私の場合は、こういう時が危ない……って言うのか、大抵の場合、そのままの姿勢で寝落ちをしちゃうンですねぇ……。
_/_/ 
_/_/ この状態での睡眠(うたた寝?)は、身体の節々に負担が掛かるようで、2時間も経つと苦痛で目は覚めてしまいます。
_/_/ 慌ててリクライニングを倒し、明かりを消して『朝までの睡眠』を試みる訳ですが……、
_/_/ こういう時って、何でだか、眠れないンですよねぇ。^^;
_/_/ 
_/_/ 眠れないから……って、気分転換に入浴とかすると更に目が冴えて眠れない。
_/_/ 午前0時を過ぎていれば飲酒……って言うのも気は引けるのですが、ビールくらいなら……て、やっぱり眠れない。
_/_/ 眠れないなら……って、以前は夜中に仕事をする事も有ったのですが、最近はそれも出来なくて、
_/_/ ……明るくなるまで、読書とか……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ やっぱり人間には、適度な仕事と適度の余暇が必要なのです。
_/_/ 
_/_/ 疲れて集中力もそぞろに成っている状況に『納期』っていう制約まで加わると、
_/_/ 『あれっ?どうだったンだっけ?』みたいな『エアポケット』が思考を覆います。
_/_/ こういう時って、どう足掻いてもダメと言うのか、堂々巡りに成っちゃいますものねぇ。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実は先日、鋼上部工でいう『横桁仕口の上フランジ』を見ていて、どう考えても平面の斜角が理解出来ないのです。
_/_/ 普通ならこれは、図面に指示されているフランジ幅と平面角度のTAN(タンジェント)を計算すれば一目瞭然のはずですが、
_/_/ 何故か目の前に有った一品図の寸法値とは『微妙に』一致していない?
_/_/ (『微妙に』というのがミソで、値にして1ミリ前後……。)
_/_/ 
_/_/ 勿論これが1つ2つの部材だったら『作成時の手違い?』って思ったのですが100個近い部材の全てに同様の傾向有り?
_/_/ ……と言うのか、最初の格点部が1ミリ越えで、中央径間へ向うほどに減少、中央の支点ではゼロ。
_/_/ そこからプラス・マイナスが逆転して最終の格点での差は−1ミリ?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ この案件、平面の線形はS字で、径間の中央で横断勾配が逆転していたので、私は直感的に、
_/_/ 『この誤差の原因は、斜角に対する横断勾配量の変化』だと思ったのですが、
_/_/ 何故かその量を検証するための計算式を思い出せなかったのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ いや、本当に私自身『頭がおかしく成った?』って思えるほどに、計算式が浮かばない。
_/_/ 『これって絶対に、以前手計算をしたことが有る構造なのに……。』って思うのに、
_/_/ 納期までの日数とエクセルの『RADIANS、DEGREES』ばかりが頭を過ぎる……。
_/_/ 
_/_/ 思い余った私は『身勝手なお願いで申し訳ないのですが、計算式を教えて下さい。』って客先へ電話をしたのですが、
_/_/ そもそもが『斜角に対する横断勾配の変化』の説明とか、そこからかい!じゃ無いですが、焦っていたのか伝わらない!
_/_/ 
_/_/ ちなみに今回の案件の担当様は、客先では評判の『展開計算には強い人』だったので、
_/_/ 『この程度の斜角と横断勾配で、そんなミリ単位の違いって出ますかねぇ?』とか、
_/_/ 『この線形でこの部材のこの箇所に1ミリって、それは誤差の範疇ですよねぇ?』等々、冷静なご対応。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ しかし、私が知りたかったのは、計算式!
_/_/ 
_/_/ 最終的に担当様からは『平面長と実長の違いだけなら0.1ミリと出ないので、そこじゃ無いと思いますけど……。』
_/_/ そこまでの助言を頂いたのに、私の頭の中は堂々巡り。
_/_/ 
_/_/ 実長ではなく『実角度』を知るための、計算式を教えて欲しい!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、この類の話題のオチと言えば、皆さまも似たような経験譚など有ると思います。
_/_/ 
_/_/ 結果的に、この『1ミリ』の差の原因は『斜角に対する横断勾配量の変化』では無く、S字に変化している平面線形。
_/_/ これをこと細かく説明していると、クロソイド曲線とNURBSの違いや、曲線に対する直線の補間許容値とか、
_/_/ 原寸には馴染みの無い話に成ってしまうので止めますが、私がこれに気付いたのは作業の終了後(納品後)のこと。
_/_/ 
_/_/ 何気に別図の『端ブラケット』を見ていて、
_/_/ 『そう言えば、このブラケットの下フランジも『斜角と横断勾配』だよねぇ……。』
_/_/ これまた何気に鉛筆で略図を描いてみると、
_/_/ 『えっ!平面サグ量/COS(ATAN(横断勾配))じゃねぇか!』
_/_/ (そもそも『実角度』なんて、求める必要は無かったじゃん!)
_/_/ 
_/_/ 平面サグ量の計算で中断したエクセルシートを開いて、この式を入れてみたところ、投影長と実長の差は0.01ミリ程度。
_/_/ 『それって、ワイは最初の直感からして間違っていたってことかいな?』
_/_/ (と言うのか、これこそが担当様の言われていた平面長と実長の違いじゃん!!)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ たった一つの計算式が頭に浮かばなかったから主桁の線形に思いが至らなかったのか?
_/_/ はたまた疲労と焦りが、線形と言う掴み処のないモノから目を背けさせたのか?
_/_/ 
_/_/ いずれにしても、これを冷静に『誤差』だと判断した客先の見解が正しくて、私はドタバタと騒いでいただけ……。
_/_/ 
_/_/ 『骨折り損のくたびれ儲け』という表現は適切じゃないですが、
_/_/ 『RADIANS、DEGREES』の使い分けで悩むのとは、違った意味で疲れる作業でした。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、何気に『端ブラケットの下フランジ』に目が行ったのは、たまたま別の案件では、ここの溶接仕様が話題に成ったから。
_/_/ 
_/_/ 一般的に『ブラケット』の下フランジは20°〜40°程度の『勾配』を持つ訳ですが、
_/_/ 主桁ウェブとの溶接仕様は『フルぺネ』に成っていることが多いです。
_/_/ その際『フルペネ』は、先行溶接(BP)→ガウジング→後行溶接(FP)の順で溶接作業を行いますが、
_/_/ ブラケット下フランジの場合、ブラケットウェブとの溶接面とその外面では、どちらの面がBP面?FP面?
_/_/ 
_/_/ そんなことを聞くと『それは各社の仕様だから社外秘』みたいに言われる方も居られますが、本当にそうなのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみにこれは客先から聞いた話しの受け売りですが、先行溶接線『BP』はバッキング・パス、
_/_/ 後行溶接線『FP』はフィニッシング・パスの略称として使い分けをされているらしい。
_/_/ 
_/_/ 『FP部のFP面(フルペネ部のフィニッシングパス面)』って言われると『んっ……?』なのですが、
_/_/ フィニッシングと言われれば、なんとなく『ガウジングを行って最後に溶接をする面のこと?』って察しは付きます。
_/_/ 
_/_/ ではBPの『B』バッキングとは?ですが、簡単に言うと『ウラ当て』のことらしい?です。
_/_/ (私は経済学校出身なので、土木の専門用語とか考え方の説明は全て『疑問符』ですが……。^^;)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 話しは少し逸れますが『ウラ当て』って言うと、橋梁関係者なら一般的に『ウラ当て金溶接』って、浮かびますよね?
_/_/ これは狭隘部のフルペネ溶接仕様を『ガウジング無しの片面溶接で満足させる溶接方法?』だと私は思ってますが、
_/_/ これを『準フルペネ』と言う人は居るのに、同じ片面溶接でも『ウラ波溶接』を準フルペネとは言わない。
_/_/ 
_/_/ 実は私の知る工場ではウラ当て金溶接用のウラ当て材は『チル』って呼ばれていて、
_/_/ 鋼材屋さんでは普通に市販されている、FB(平鋼)25×9とか32×9が多用されています。
_/_/ 対して『ウラ波溶接』と名が付くと、そこへ使われるウラ当て材は『セラミック』なのだそうで、これはとても高価らしい?
_/_/ なのでウラ波溶接は多用されず、チル(FB)を使ったウラ当て金溶接が多用される、と聞いたのですが……。
_/_/ 
_/_/ 『実際にはウラ当て材なんて使わなくても、ウラ波は出せるけどな!簡単じゃないけど……。』
_/_/ 教えてくれた人が最後に加えたひと言が、ずぅ〜〜と引っ掛っていたのです。
_/_/ 
_/_/ ウラ当て材無しの片面溶接でフルペネの仕様を満足出来るなら、これが一番『経済的』なはずなのに?
_/_/ 
_/_/ 多分、この疑問に対する答えこそは、各社の工場の設備仕様による違いであって『社外秘』なのでしょうね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、ここまで言えばバッキングとは、平鋼というウラ当て材を指すのでは無く、
_/_/ 鋼板と鋼板が完全に溶け込んだ状態まで溶接するために用いる『一つの方法論』なのではないか?
_/_/ そもそもがウラ当て材が無くても片面から完全溶け込みの溶接が出来るのなら、
_/_/ 少なくともウラ当て材の『呼称』に拘る必要は無いですよね?
_/_/ 明け透けに言うと、隅肉溶接の余盛(溶接ビード)自体をバッキング材として見立てることくらいは出来ますよね?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに『完全溶け込み溶接(フルペネ)』とは、接合する鋼板の『板厚分、全部』を溶接することです。
_/_/ ガウジングという作業は、バッキングという溶接を行った際に形成された溶け込み部を、反対面から掘り起こすだけの作業なので、
_/_/ ガウジング面に開先など有ろうが無かろうが、そんなことはどうでも良い話し……、らしいのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 端的に言うと、鋼板にレ型開先を取った面を『BP面!』だと言っているのは一般論らしい。
_/_/ (この考え方が一番『経済的』だから、そうしているに過ぎないらしい。)
_/_/ 
_/_/ 開先を取っていない側の面に、ちょっと多めの脚長で隅肉溶接を施してバッキング(ウラ当て)。
_/_/ 開先を取った面からガウジングを行って、BPの隅肉溶接の溶け込み部を掘り起こしてから本溶接(FP)。
_/_/ (隅肉脚長は反対面に施したのだから、開先面側からそれを掘り起こせた時点で『板厚分全部』が溶接範囲に成るのです。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私がそんな考え方が有ることを知ったのは、かれこれ10年以上も前のこと。
_/_/ 『チル(FB)をウラ当て材にしたFPで強度が足らないのであれば、経済性を犠牲にする(溶接量を増やす)しか無いだろう?』
_/_/ 当時の担当様は当たり前のように言ったのですが、私にとっては天地がひっくり返る程の大ショック!
_/_/ 
_/_/ 机上でしか知り得ないことと現実とでは、思った以上の開きがあるようです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、ここで『端ブラケットの下フランジ』の開先面に話を戻すと、結局はどちらでも良い事に成ります。
_/_/ しかしここで考慮すべきは、やはり『経済性』と『施工の容易さ』です。
_/_/ そして、ここで言う経済性とは『溶接量(ボリューム)』、施工の容易さは『ガウジング作業』という話に成ると思いますが……。
_/_/ 
_/_/ 単純に20度の勾配を持つ下フランジのウェブ面側に45°の実開先を取るには捨度65°の開先が必要に成ります。
_/_/ 板厚が9の場合、普通の45°開先なら板厚分全部の溶接辺面積は12.7×溶接長ですが、
_/_/ 開先角度が65°に成ると21.3×溶接長。単純な比較は出来ませんが、溶接量は増えそうです。
_/_/ 
_/_/ 逆に下フランジの外面側に45°の実開先を取る場合、開先の捨度は25°に成るので9.9×溶接長。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ここまでは誰でも知っていることなので、私も敢えて『外面をBPにして、狭いウェブ面側をガウジングしましょう。』とは言いません。
_/_/ でも、ここで皆さんに問いたいのは『外面に付与した開先をガウジングして、何か不都合は有るのでしょうか?』と言う話。
_/_/ (開先を取っていないウェブ面側を隅肉ビードでバッキングをして、開先を取った外面側から掘り起こす。
_/_/  開先はバッキングを行うためでは無く『ガウジング作業を容易にするために取った。』のだと、考えることは出来ないか?)
_/_/ 
_/_/ 確かに25°の捨度を取った外面側からガウジングをすれば、その捨度は45°くらいに広がるかも知れません。
_/_/ それでも最初からウェブ面側に捨度65°の開先を取ることを考えれば、板厚9の鋼板に対しても『優しい加工』に成るのでは?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、これまでも私はブラケットの下フランジにフルペネが必要な場合は客先へ、
_/_/ 『下フランジの外面に開先を取るべきでは?』と打診をしてきました。
_/_/ それは私は橋梁製作に関しての物心がついた頃『これが普通の開先要領だ!』と、客先から教わったからですが、
_/_/ (そもそもが勾配が40度を越えると、溶接辺に開先を付加する必要のない『自然開先』が得られますし……。)
_/_/ ガウジング面は、当然、ウェブとの溶接面側(ウェブにスカラップが有る側)だと信じていました。
_/_/ 
_/_/ ところがつい最近、ブラケットの下フランジは『開先は外面でもBPはウェブ面、ガウジングは外面』だと知って、またショック!
_/_/ 『あのぉ〜〜、それって昔からそうだったンでしょうか?』とは、今さら聞けない、あれれ^^;です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁもう今さら……、ですよねぇ〜〜〜。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 7月は橋梁では無い案件に忙殺されそうな予感があって、少し不安を抱えています。
_/_/ 確かに色々な案件に手を出してみるのも勉強なので、嫌だとは思わないのですが、
_/_/ どっちにしても私一人じゃ出来ない話し。
_/_/ 
_/_/ そこは客先とも相談をして、知恵を出し合いながら進めていく訳ですが、
_/_/ 気が付くと『あれれ^^;さんに任せておけば大丈夫。』みたいな話に成っているのは恐いです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ つい先だっても『孔径』を誤った原寸資料を作ってしまい、客先からはきついお叱りを受けたのですが、
_/_/ (添接用の孔では無く、一部材に一個だけの孔だったのは幸いですが、部材数は少なく無かったので意気消沈。)
_/_/ 正直言って『何で間違えたのか?』原因は分からないのです。
_/_/ 
_/_/ 丁度、年初の退院明けの作業だったので『慎重が上にも慎重に!』って作業をした記憶は有るのですが、
_/_/ 感覚が鈍っていたのか?はたまた入院期間の日数分、納期までの作業日数が減ったことに焦りを感じていたのか?
_/_/ 
_/_/ 結局のところ私は自分で作って自分でチェックをしているので、思い込んだら気付けない。
_/_/ 先の『斜角に対する横断勾配』では無いですが、焦りを感じている時は冷静な判断すら出来なく成ってしまう。
_/_/ 
_/_/ 私は人としてのそんな弱い部分を補う目的も有って、日々、長文のお経とて暗記で読誦しているつもりですが、
_/_/ 最近は15分級のお経を暗読していると、意識が飛んでしまう(眠ってしまう)ことも増えました。
_/_/ 
_/_/ 『これこそが涅槃(身心脱落)の境地なんだけど!』近所の先輩方には冗談めかして自慢するのですが、
_/_/ 意識が戻ると(目が覚めると?)常には得られないほどの爽快感を得られることも有るので継続中。
_/_/ 
_/_/ ……と言うのか、読経も丸暗記の弊害なのか空念仏に成っている感が有って、
_/_/ いつ涅槃に至ったのか(意識が途絶えたのか?熟睡したのか?)すら思い出せなくて……、えへっ!^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ、眠たいときくらいは眠らないと、眠れない病の相殺はできません。
_/_/ あれれ^^;も、これくらいのことは許されて良い歳には成ったと思うので、皆さまへもご理解をお願いしたいです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る



<<あれれ…^^; 2024年6月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ これは今年に入ってからのことなのか、はたまた昨年には既に兆候が有ったのか定かじゃないですが、
_/_/ 最近は『本当にこのままで大丈夫なのだろうか?』って思うくらいに『暇』を感じるように成りました。
_/_/ 
_/_/ TVアニメの『ザ・ファブル』の妹(ようこ)なら、夜の街中へ『一本釣り』とか……の設定ですが、
_/_/ この片田舎には『神のグラス』で癒してくれるバーテンダーとて居るじゃ無し、
_/_/ 日々暇なので、パソコンの電源だけは入れている……という状況なのですが、
_/_/ この閑古鳥、今回はどれ位の期間、弊社に滞在されるのでしょうねぇ……。
_/_/ 
_/_/ どの道、直近の状況だけを見て即、決断!という訳には行かないのも会社の経営なので、
_/_/ 今は将来に向けての『準備の時』だと辛抱しているのですが、
_/_/ 皆さまの職場に於いて『有意義な準備』とは、どのような取り組みでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、これは知って居る人にとっては当たり前の事なので、準備と言うのもおこがましいですが、
_/_/ とある客先から、橋梁の製作用座標に関する問い合わせを受けたのです。
_/_/ 
_/_/ 橋梁の上部工で『座標』と言えば、線形図に付されている『表』をイメージする方も多いと思いますが、
_/_/ ここで言う製作用座標とは、簡単に言うと『製作キャンバーを付加した座標』のこと。
_/_/ 
_/_/ それだけなら座標のレベル(高さ)に死荷重によるたわみ量を足し算するだけと思われがちですが、
_/_/ これが『線形図に記されていない箇所の座標値は?』とか『支点部の転びは?』みたいな話に成ると専門分野。
_/_/ 敢えてここは、座標とは数学で学んだ『X、Y、Z』の値を持つ『点』だと説明しておきますが、
_/_/ 皆さんは『点』という図形をイメージ出来るでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 実際、数学で学んだ方程式やグラフで言う『X=8、Y=12』は、座標点のことを表現していたはずなのですが、
_/_/ これを橋梁の線形座標と関連付けて教えた先生は居なかったと思います。
_/_/ (Z値のイメージとかは、私の時代なら数U以上……、若しかすると数Vレベル?)
_/_/ 
_/_/ 凡そ製造業でも技術職に携わっている方々なら、表とかグラフにアレルギーなど無いかも知れませんが、
_/_/ それでも『X=5726.2492、Y=63843.6332、Z=681.5612』という座標値だけを見て、
_/_/ これが『橋梁上部工の大座標値?』ってイメージ出来る人は少ないかも知れません。
_/_/ (キムタクなら『それは龍神大橋P2の路面座標』って言うかも?ですが。^^;)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ しかしこの『点』を何個か集めて順番付を行うと、点は『点列』に成ります。
_/_/ 2点間を最短距離で結んだ図形は『直線』ですし、3点間を最短距離で結んだ閉図形は『三角形』
_/_/ 開図形なら『折れ線』です。
_/_/ (閉図形も折れ線。折れ角度が180°の連続線は直線と言われる方は居られると思います。)
_/_/ 
_/_/ 点は単体だと人間にはイメージし辛い図形?ですが、点列として見ると色々なイメージが浮かびます。
_/_/ 例えば夜空を見上げると、柄杓をイメージさせる北斗七星や勇者をイメージさせるオリオン座。
_/_/ 小石やおはじきだって規則的に並べれば文字や数字に見えますし、
_/_/ 見える人には格子に置かれた白と黒の点群を見るだけで、囲碁の勝敗とて分かるようです。
_/_/ 
_/_/ そんなこんな図面に記載されている座標とて、それをCAD図形の点列、点群として見れば、
_/_/ 原寸作業を行う上でも、色々なイメージは浮かびやすくなる……と、私は思っている訳ですが、
_/_/ どういう訳か地場の客先でも、この話をすると私は『疎外感』のようなものを感じてしまいます。
_/_/ 
_/_/ 今どきは図面自体がCADで描かれているので、座標など意識しなくても原寸の資料は作れます。
_/_/ 図面と一緒に支給されるCADデータを使えば、原寸なんて簡単……とか、思われている節も有るので、
_/_/ 座標という『点』に対する関心が薄いことは理解出来るのですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 余談ですが、以前は『光とは波なのか点なのか?』という議論が有って、
_/_/ 私は『光線って言うから、線では?』とか思ったのですが、
_/_/ 昨今は『光波測定器』なる道具も有るそうで『光は波』という認識が広まっているようですね。^^;
_/_/ それでも光には粒の様な性質も有るそうで、この粒を粒子(りゅうし)と呼ぶそうです。
_/_/ 
_/_/ この『光の本質』からは外れますが、CADを使って直線なり円弧を描いても、
_/_/ 実際に画面に表示されているのは『画素』と呼ばれる点の集合体。
_/_/ プリンターから印刷される図面や文章だってトナーという粉(点)を無数に使い、図形や文字を表現しています。
_/_/ (そもそもが鉛筆で書かれた文字や線だって、黒煙という粒の集合体?)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁここまで言うと『少し考え過ぎでは?』と引かれてしまいそうですが、私は幸か不幸か、
_/_/ 数値制御(NC=Numerical Control)の考え方を学んだ後に橋梁原寸に携わったので、
_/_/ 橋梁製作工場に設置されている『NC工作機』とて、これを稼働させているのは『座標値』だと思っています。
_/_/ (いまだに客先からは『スプラインはダメ』とか『大き過ぎる円弧はダメ』とか言われているので、多分、正しいと思う。)
_/_/ 
_/_/ 元々が『座標値』という点列で設計されている鋼構造物を、座標値で制御するNC工作機を使って加工している職業なのに、
_/_/ 殊『点列』に対する関心には温度差が有る。
_/_/ 
_/_/ これは一つには、エクセルでイメージ出来る『表』と、CADでイメージ出来る『図形』では、
_/_/ その接点を見い出すことが難しそう……作業者が、そのような誤解をしているからでは?と思います。
_/_/ しかし、これこそが知って居る人にとっては普通の話し、私ならひと言『csv』って答えます。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実際のところ、この話題は以前このコンテンツに記したことが有ると思っていましたし、
_/_/ ネットで検索すれば似たような記事も有るので、皆さんも知っているとは思うのですが、
_/_/ 最近この関連処理で、ちょっと疑問を感じたこと(よく分からないこと)が有ったので、敢えてこの場に記します。
_/_/ 
_/_/ 線形座標の値をオートCAD(レギュラー版でもLTでも)の図形へ反映するのは、案外容易。
_/_/ ちなみに弊社はアド設計から販売されている『addCad』(アドキャド)を使って居るのですが、
_/_/ さすがはオートCADのOEM版というべきか、ネットで解説されているオートCADの機能は全て使えます。
_/_/ (オートCADの廉価版CADも持っていますが、やはりaddCadには安心感を感じます。)
_/_/ 
_/_/ 以下は2つの座標の点列間を『直線』で結び、『連続線』としてCADの画面に表示する方法ですが、
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ @エクセルのシートを開き、その1行目から列方向へと連続した3つのセルに、各々X、Y、Zの座標値を入力する。
_/_/  (具体的な行と列で言うと、[1:A]にX座標、[1:B]にY座標、[1:C]にZ座標を入力する。)
_/_/ 
_/_/ A同様に2行目、3行目、4行目……、最後の座標を最終行に入力するまで、これを繰り返す。
_/_/  ([2:A][2:B][2:C]、[3:A][3:B][3:C]……、[最終行:A][最終行:B][最終行:C]
_/_/   繰り返す?と言われて、これを手入力で行うようなら、無理だと思いますが……。)
_/_/ 
_/_/ B座標を入力し終えたら『名前を付けて保存』で、拡張子csvを選択します。
_/_/  (xlsxとかxlsでは無いところがミソ。csvも2種類有るのでUTF−8では無い方のcsvを選択。)
_/_/ 
_/_/ C保存したファイルをエディター(私はMIFESを使ってますが、この程度の事ならワードパットでも可)で開く。
_/_/  そこへ表示されたX座標、Y座標、Z座標が、入力した行数だけ表示されていればOKなのですが、
_/_/  ポイントは各々の行のX座標、Y座標、Z座標が全て『、』(カンマ)で区切られていること!
_/_/  場合に依ってはX座標の前やZ座標の後ろにもカンマが付加されていることが有るので、これが表示されて無いことを確認。
_/_/  (一行にカンマは2個だけ表示!X値とY値の間、Y値とZ値の間だけで、これ以外の箇所にカンマが有るのはダメ!
_/_/   表示される理由やダメな理由も有るのですが、説明が長く成るので、エクセルに詳しい人に聞いて下さい。)
_/_/ 
_/_/ D先頭行の1カラム目から最終行の最終カラムまでをマウスでドラッグしてコピー。
_/_/  (Eの操作の後でも良い。)
_/_/ 
_/_/ EオートCADを起動してコマンド行に『LINE(line)』という4文字を入力してEnter。
_/_/  (コマンド行に『LINE1点目を指定:』と表示されて、入力待ちに成っていればOK。)
_/_/ 
_/_/ Fマウスでコピーした値をペーストしてEnterを1度か2度押せば完了。
_/_/ (最終行の最終カラムをコピーする際、改行記号までコピー出来ていれば1度、出来ていないと2度押しが必要になる。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これだけで図面の線形座標を使ってCADで3次元の連続直線を作成出来る訳ですが、
_/_/ この資料をどのような場面で原寸作業に活用するのか?っていう話に成ると、実際、この資料だけでは限定的な使い方しか出来ません。
_/_/ (LTでも平面、正面、側面から眺めることは出来るので、変な平面折れや縦断変化などは無いか?くらいのチェックなら出来ます。)
_/_/ 
_/_/ ちなみに私はこの考え方(スクリプト処理)を利用して、点(Point)の作成も行っています。
_/_/ (私の場合は、先頭行と各々の座標を入力した行間に『Point』っていう5文字を挿入してコピー・ペーストするだけですが、
_/_/  ちょっと考えればCADのコピーコマンドでも出来そうな気がします。)
_/_/ 連続した直線の端点に点を追加するだけのことなので、ハリボテのようにも思われますが、
_/_/ これだけでも手間を掛ければ、3次元モデルの編集効率はグンと高まります。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と言うよりも、実際の図面に指示されている線形座標値って、路面上面とかウェブ上縁の座標だけですよね。
_/_/ その座標だけをCADでイメージ化して、あれれ^^;さんは喜んでいる?
_/_/ そう思われるのも心外なので加筆をすると、実際には客先で格点の座標にジョイントや中間Vの座標も加えて頂き、
_/_/ ウェブ上縁(又はフランジ上面)とウェブ下縁(又はフランジ下面)の製作時(仮組時)座標を支給して頂いています。
_/_/ これだけの座標が有れば、ワイヤーフレーム程度のモデルを作成するのは容易なので、プチ3次元モデルを作成。
_/_/ 
_/_/ 何に使うのか?と言われると、言わずもがな原寸資料の照査ですが、ワイヤーフレームは荒くても軽いのが利点。
_/_/ 勿論、電卓やエクセル使っても原寸資料の照査は出来るのですが、手計算や計算式の作成に手違いは付きもの。
_/_/ 『計算結果はこうだけど、本当なのか?』って思う場合、3次元モデルは本当に心強い味方(参考資料)です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そんなこんな、ここまでの処理ならオートCAD/LTでも10年近く前からやっていたことなので、目新しさは無いのですが、
_/_/ 最近に成って『どうなんだろ?』って思ったのは、この逆の操作。
_/_/ CADで作成した点列の座標を、エクセルへと返す処理。
_/_/ 
_/_/ これは図形データからNC工作機の動きを制御するための座標を作成する方法にも通じる処理なので、簡単では無いはずです。
_/_/ 例えば直線の端点にPointを作成した場合、その座標値はプロパティコマンドを使うかDXFデータを見れば分かります。
_/_/ しかし連続線の場合は、この端点が複数存在することに成るので、プロパティコマンドで一つずつ調べるなんて非効率。
_/_/ DXFデータを見れば全ての点の座標を知ることは出来ますが、どの点がどの線の端点を示しているのか?
_/_/ つまり『連続線の端点と点の座標値を関連付けて把握する方法』が無いのです。
_/_/ 
_/_/ ちなみにこれは私の経験則なので、実際のDXFデータの並びがどうなっているのか?それを解説するモノでは無いですが、
_/_/ おそらくDXFデータの中に現れる要素の並びは、作成された順番通り?(時系列に沿った順番?多分、古い順)に成っているはずです。
_/_/ それだと点の座標が現れる順番は、必ずしも連続線の構成順番と同じには成らないはずです。
_/_/ (最初は連続線と同じ順番で点を作成したとしても、どこかの時点で編集を行えば、編集した点が一番新しい点に成ってしまうから。)
_/_/ 
_/_/ そこのところ、実際にCADデータからNC工作機の制御データを作成しているシステム(SoftDraw)は、
_/_/ 図形と要素の連続性に着目して座標点の順番付を行っているはずなのですが、これほどの処理を即席のCAD操作で行うのは無理。
_/_/ それで何気に気付いたのが『3DPOLY』3Dポリラインなのですが、このコマンドで使って作成した3Dポリラインは、
_/_/ その折れ点を『頂点(VERTEX)』という構文で連続線の座標値を保持してくれそうなのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『3DPOLY』というコマンドで、座標をオートCADで3Dポリラインの頂点として反映する方法は、
_/_/ 先の連続線作成の方法と同じで、Eの『LINE』を『3DPOLY』に代えるだけ。
_/_/ テストはすぐに出来たので、作成した3Dポリラインを『LIST』というコマンドで情報表示してみると、
_/_/ 何気に設定した座標値を保持しています。
_/_/ (一応LISTコマンドで表示される文字や数値はテキストデータなので、エディターへのコピー・ペースも可能。)
_/_/ 
_/_/ ここまでは我ながら上々の出来だと、内心『やったぜ!』歓声を上げたのですが、ここからがダメでした。
_/_/ 要は3Dポリラインを修正・編集する為の方法なのですが、第1感、
_/_/ 『3Dポリラインを連続直線に分解して修正・編集後、再び3Dポリラインに変換すれば良いのでは?』
_/_/ 
_/_/ 実際に連続直線を3Dポリラインに変換するコマンドは有るのです。
_/_/ 『PEDIT』は連続線をつないて、3Dポリラインにしてくれるコマンドだと思っていたのですが、
_/_/ 実際に操作してみると、2次元っぽいポリライン?なのに、なぜかZ値だけ元の値のまま。
_/_/ X値とY値が元の値とは異なるポリラインが出来てしまったのです。
_/_/ (Y値は全ったく想定外の『同一値』。X値は分解前とは微妙に異なる値。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『え〜〜っ。これって何?』
_/_/ 勿論、半日近くを掛けて色々と調べてみたのですが、どうやらこれは、オートCAD開発の歴史に起因するらしい?
_/_/ 何でも、元々の3Dポリラインは頂点座標を管理することでCADの完全な3次元化へと備えていたようなのですが、
_/_/ そのことでDXFデータのデータ量が大きく成り過ぎる……、という問題も抱えていたらしい。
_/_/ 
_/_/ そう言われてみると金型製作用のNCデータを作成した頃、何かの折にDXFデータの件で苦労をした記憶が有ります。
_/_/ 今ならパソコンの性能自体が向上して、メモリでさえギガとか言ってる時代ですが、2000年以前の時代は違いました。
_/_/ 磁気テープから読んだデータをCAD用に変換したのか、その逆だったのか、ともかく変換処理に時間が掛かったのです。
_/_/ (あの時代は3次元と言えばIGESという仕様が一般的だったので、DXF?って、異例の案件でした。)
_/_/ 
_/_/ この問題を解決するにあたり、CADの開発者たちが辿り着いた結論は、
_/_/ 『オートCADって主に建築用の2次元図面を描くために使われるCADだから、ポリラインまでフル3次元化する必要は無くネ?』
_/_/ だったようで……。
_/_/ 
_/_/ 例えば高層階のビルを設計する際に、各階のフロアの高さ(Z値)は同一値と成ります。
_/_/ この場合は、3Dポリラインとて各頂点のZ値は同一値に成るはずだから、Z値を頂点数分、管理する必要など無いのでは?
_/_/ ……という話に成ったようで、オートCADのバージョンが2000に成った頃、
_/_/ 新たなシステム変数『PLINETYPE』なるものが現れたのだそうです。
_/_/ 
_/_/ この変数の初期値が『2』であることから見ても、CADの開発者は最適化2Dポリラインを推奨しているように思えるのですが、
_/_/ PEDITコマンドで中途半端なポリラインが出来てしまう本当の理由は分からず仕舞い。
_/_/ そもそもが2次元のポリラインなら『PLINE』というコマンドで作成できますし、2次元ポリラインとてZ値は持っています。
_/_/ ポリラインと3Dポリラインと最適化2Dポリラインの違いって何???分からなぁ〜〜い!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……って、いずれにしても理想と現実との間で揺れ動く開発者たちの苦悩を垣間見るようで、自分自身、
_/_/ 『実際問題として近々に、ポリラインを使って3次元座標をエクセル化する必要って有るのだろうか?』とか、
_/_/ 『そもそもがSoftDrawをカスタマイズすれば、これ位の事、簡単に出来ちゃうじゃン!』
_/_/ みたいな事まで考えている内に、客先からは『例の問題、おかげさまで解決しました!』みたいな連絡が有り、シャンシャン!
_/_/ 
_/_/ まっ、いっかぁ〜〜、暇だったンだし!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 5月は野球観戦(カープ戦)やら、大腸に出来たポリープの治療やら、近所の先輩ん家の開店祝いの準備とか、
_/_/ 私的には結構忙しかったのですが、平日に何もすることが無い日が続くと、ちょっと不安を覚える傍ら、
_/_/ 『そっかぁ〜〜、こんな毎日も悪くはないのかも……。』とか思ってしまいます。
_/_/ 
_/_/ まぁいずれは皆さまも年金の受給年齢に達する日は訪れるのでしょうが、
_/_/ (既に訪れている方も居られるのでしょうが……。)
_/_/ 後数ヶ月で、その年齢……っていう状況になると、意外にも気持ちは揺らぐモノですね。^^;
_/_/ 
_/_/ なんとなく『まだまだ、やれる!』と思う反面、『もう良いンじゃない?』て思う気持ちも有って、
_/_/ 客先から納品物の不都合とか連絡が有ると、一気に老け込んでしまう状況です。
_/_/ 
_/_/ そんな時は、もう少し若かった頃のことも思い出される訳ですが、
_/_/ やはり守るべきものが身近に有った頃は違っていたように思います。
_/_/ 
_/_/ 仕事での不都合は、次の仕事で取り返す!それくらいの意気込みとて私には有ったはずですが、
_/_/ 年金……っていう逃げ道が、そんな発想すら打ち消してしまう現実は、ある意味、物悲しいですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 先日NHKの『新プロジェクトX』なるTV番組で、明石海峡大橋の建設秘話を放送していましたが、
_/_/ 橋梁製作に携わっている皆さまなら、おそらくはご覧になったと思います。
_/_/ 
_/_/ 阪神大震災の頃と言えば、私などは大阪の事務所で『しまなみ海道関連』の橋梁製作に携わっていたので、
_/_/ 明石大橋の原寸は片手間程度しか携われなかったのですが、私が見たのは弦材の図面でしたっけ?
_/_/ 
_/_/ 主構だったのか支材だったのか覚えていませんが、箱構造のウェブとフランジの溶接仕様が異様なほどに複雑で、
_/_/ 『何でこんなに複雑な仕様にしなきゃ成らないンだろ?』
_/_/ 橋梁製作に携わって1年程度の若造は、自分が担当者では無かったことに安堵したことを覚えていますが、
_/_/ その後、自分が担当者になって多くの橋梁原寸を手掛けた際は、
_/_/ 『明石大橋の弦材に比べれば、遥かにシンプルじゃないか!』
_/_/ あの図面を見たことは、その後の橋梁原寸人生において大きな糧になったように思います。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『いつかは明石!』
_/_/ そんな掛け声に押されて奮い立った方々の気持ちを思うと、胸が熱く成るのは私だけでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 橋梁の仕事に携わるという事は、地図に残せる構造物を造るという『夢』に挑戦、そして実現出来る職業です。
_/_/ 今でこそ明石海峡大橋クラスの巨大プロジェクトは無いですが、直近、新聞には第2関門大橋の話題も出ていました。
_/_/ 世が世なら、和歌山〜四国をつなぐ橋も計画されていたそうですし、九州〜四国間の豊後水道や伊勢湾の辺りでも、
_/_/ 巨大プロジェクトの構想は有ったはず。
_/_/ (日本と韓国をつなぐ橋と海底トンネルは、本当の『白昼夢』かも知れませんが……。)
_/_/ 
_/_/ 時の神戸市長、原口さんの言葉、
_/_/ 『人生すべからく夢なくしてはかないません。』
_/_/ これこそが、今の政治にも求められるモノだと思います。
_/_/ 
_/_/ 私がこのささやな人生を終えるまでに、全ての構想がかなうとは思えませんが、
_/_/ 皆さまには幸多からんことを!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る



<<あれれ…^^; 2024年5月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ 先月このコンテンツでは『尾道大橋を車で通行すると、見える風景。』について触れたのですが、
_/_/ これはその後の4/25日の話し。
_/_/ 
_/_/ いつも通り朝食を取りながら、新聞のTV番組案内をみていると、何気に『橋造り』という文字が目に留まりました。
_/_/ 『橋造りに情熱を燃やす土木設計家……、』えっ!キムタク?……あっ、ドラマかぁ〜〜〜。
_/_/ 
_/_/ 私はドラマをあまり観ない人(パリピ孔明もアニメの方が面白かったと思っている人)なので、
_/_/ ちょっとだけ気にしつつ、そのまま忘れていたのですが、その日の夜10時前頃でしたっけ?
_/_/ 
_/_/ 『大変!橋が落ちたよぉ〜〜、橋が!』
_/_/ 
_/_/ 妻が慌てた様子で、私に声を掛けるので『何ごと?』あっ、キムタクかぁ〜〜。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 基本的に当コンテンツは『橋梁製作』の話題を主に構成していますし、そこに関心をお持ちの皆さまなら、
_/_/ この『Belive−君にかける橋−』というドラマを観たかも知れませんが、
_/_/ このドラマ、皆さまにおかれては、どのような感想を持たれたでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ いやはや、それにしても随分と派手に落っちゃいましたねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 私は見逃したので『TVer』でガン見したのですが、さすがにこれ程大きな橋の崩落事故と言えば、世界でも数えるほどしか無い?
_/_/ ……と思ったのですが、意外や意外、結構ある?そう言えばアメリカで貨物船が橋を壊した(崩落させた)のも、今年でしたっけ?
_/_/ 
_/_/ 古くは台風で落ちたタコマ橋(アメリカ)が有りますし、YouTubeで検索すると、台湾ではドラマと同じような構造の橋も落ちています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに私が一番鮮明に記憶している橋の崩落映像は『サンダーバード』で落ちた橋。
_/_/ (イギリスのテムズ川にかかるアーリントン橋!……って、サンダーバードはフィクションなので、アーリントン橋が実在したのか?知りません。)
_/_/ 
_/_/ この『人形劇』は50年以上も前に放送されたものなので、さすがに『無い?』って思ったのですが、有るんですねぇ、YouTubeには。
_/_/ 今でもその映像を見ると、ケーブルが切れていくシーン、崩落がすぐには起きないシーン、崩落は始まると一気に進むシーン。
_/_/ 当に今回のドラマでの崩落シーンに通じるものが有るような?……って『こじつけ』でしょうかねぇ?^^;
_/_/ (案外、脚本家の人は、私と同世代の人だったりして……。^^;)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『橋って、落ちる時には落ちるンだぁ〜〜〜。』
_/_/ そんな当り前のこととて、映像で見ると、改めて恐怖を感じますねぇ〜〜。
_/_/ 
_/_/ 私がサンダーバードを見ていたのは、おそらく小学生の頃だったと思うのですが、私は生まれは北九州市で、育ちが尾道市。
_/_/ 北九州市では若戸大橋、尾道市では尾道大橋と、橋と共に育ったような人なので、
_/_/ フィクションでも『橋が落ちる』というシーンを見たのは、子供にとってトラウマ級のショックでした。
_/_/ 
_/_/ なので大人に成ってから『橋造り』でも、橋の基本設計とはまったく異なる『原寸』という仕事を始めたにも関わらず、
_/_/ 橋の構造とか線形とかケーブルとかには、何気に興味だけ持っていたように思います。
_/_/ 
_/_/ とは言え、縦断勾配やキャンバーと上げ越しの違いすら分から無い『文系人間』に橋の何が分かる!?
_/_/ 専門知識がないことで、私も恥ずかしい思いは人一倍、経験しましたが、
_/_/ そんな私でも思い浮かぶのは『橋はバランスに依って支えられている。』と言う話し。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに今回のドラマで落ちた橋の構造ですが、私は『ニールセン・ローゼ』だと思っています。
_/_/ (実際のところ、専門家の方ならどのように分類されるのか聞いてみたいのですが、
_/_/  径間の中央に有ったX字の支材が鋼材っぽかったので『ランガー!』って、読み解く方が居られても不思議では無い?)
_/_/ 
_/_/ 私とて何も知らなかった頃ならば、道路の上に虹のような光背(仏様か?)が有れば『アーチ橋!』だと言い切ったのですが、
_/_/ 橋屋の業界で、この言葉を口にすると相手は『ほほぅ〜〜』と、一呼吸……。
_/_/ 『それって上路式ですか?中路式ですか?下路式ですか?』って返される分には、ネットで調べて『上部工の違い』だと分かりますが、
_/_/ 『ヒンジですか、タイドですか?』なんて返されると、ちょっとだけ悪意を疑いたく成っちゃいます。
_/_/ 
_/_/ 光背を見て『これは架け橋!』だと思ったら、そこは知らなくとも『虹』では無くワインを思い浮かべて『ローゼ?』優雅に呟くと、
_/_/ 『こいつ、タダ者じゃねぇ!』って、相手も微笑んでくれるようですが、
_/_/ 『ニールセンならバスケットハンドルでしょうねぇ?』とか返されると\(~o~)/お手上げ!
_/_/ (バスケットハンドル=ピクニック?って思った人、惜しい! ハンドル→ハンドリング=バスケットボール?ブッブ〜〜!!)
_/_/ 
_/_/ 実際『これはランガーです!』と客先から言われて『それドイツ人?アーチじゃね?』と思った私は、本当に恥かしい思いをしたのですが、
_/_/ 虹状の半円弧って、純粋に『かけはし』っていう言葉を想像させますよねぇ。^^;
_/_/ (ちなみに私の主観だと、トラスは鉄道橋、吊り橋は長大橋、プレートガーダは高架橋、斜張橋はやじろべぇでラーメンは絵描き屋さん?)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そんなこんな橋にも『色々』有るのですが、数々の橋に共通しているのはバランス。
_/_/ 
_/_/ バランスと言えば、人間が片足立ちをして左右に腕を延ばした姿勢をイメージするかも知れませんが、
_/_/ これは両足立ちなら重力に対して無意識に取れているバランスも、片足立ち(慣れない姿勢)だと崩れることを表していると思います。
_/_/ (両手を左右に拡げてクルクル回すと、遠心力が働いて、バランスの調整が出来る?と、錯覚しているだけかも知れませんが……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 橋にも重力だけでは無く、圧縮、引っ張り、回転等、色々な力が掛かっています。
_/_/ 橋の構造の例えには、よく『マージャン牌の積み込み』を模した図など使われているようですが、
_/_/ (特定の条件下だと『圧縮』の力で、『落下』の力を相殺することが出来るみたいです。)
_/_/ この理屈で橋の落下を防ぐ『バランス』が取れるのは、限られた支間長の橋まで?のはずです。(支間長100M前後まででしょうか?)
_/_/ 
_/_/ 島と島の間の海峡や広くて深い峡谷を跨ぐような『長スパンの橋』を架ける場合は、橋全体を吊り下げられる程に太いケーブルを張るとか、
_/_/ 太いケーブルの代わりに弦材(アーチリブ)を使うとか、はたまた『やじろべぇ』みたく主塔とケーブルだけで橋の荷重を支えるとか……、
_/_/ それはもう涙ぐましい程の思考錯誤や複雑な荷重計算が重ねられて、橋の構造は決められているはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに私が一番『凄いなぁ!』って思うのは、橋を『架設』する際の、荷重計算です。
_/_/ 普通に考えると『橋の形』って完成時(架設完了時)の全形だけを思い浮かべるはずですが、
_/_/ (尾道大橋は新旧2本の斜張橋が並んで居るから、美しい?とか。)
_/_/ 実は設計に於いて一番重要なことは『そこへどうやって橋を架けるのか?』だったりするはずです。
_/_/ 
_/_/ 探検家すら足を踏み入れない『秘境の地』に、車や重機は入れるのか?という問題は、素朴でも大問題。
_/_/ (富士山の山頂に東京タワーとか、チベットの山岳地帯に瀬戸大橋とか……、そんなのは大勢の作業員も高山病は必至です。)
_/_/ 
_/_/ ここ尾道と今治をむすぶ西瀬戸大橋でも大型船が通行する海峡を跨ぐ橋では、その高さ故、取付道路の架設は大問題だったはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『目も眩むような高所』でも、海峡部に橋を架けるだけなら、それは『簡単では無い。』のひと言で済みそうですが、しかし、
_/_/ 『目も眩むような高所』に架けられた橋の両側には、道路を橋へとつなげる道路『取付道路』が必要なのです。
_/_/ (橋は道!西瀬戸では取付道路とて高速道路仕様だったはずなので、急勾配や急カーブは論外のB活荷重、一等橋。)
_/_/ 
_/_/ 『海峡部が吊り橋なら取付道路も吊り橋にしちゃえば、いンじゃネ?』そんな意見も有ったのではないかと思いますが、
_/_/ 吊り橋って、その構造上『アンカレッジ』という巨大なケーブル留めの建造物(アンカー)を必要とするンですよねぇ……。
_/_/ (アンカレッジのためだけに、その用地やら制作費やらが必要で、一般的な高架橋とは比較に成らないほどの困難が生じるらしい。)
_/_/ 
_/_/ 西瀬戸自動車道の四国側の起点『来島大橋』では、吊り橋を3連続にすることで『橋自体をアンカー(錨)』にしているように見えますが、
_/_/ これもその実、アンカレッジを設置するだけのスペースと予算が無かったが故の『苦肉の策』だったのかも知れません。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに以前、このコンテンツで紹介した西瀬戸道での人身事故は、そんな難所で起こったように聞いています。
_/_/ 『ベントって言っても、あの高さだから……、あの高さから落ちたのなら、ひとたまりもない。』
_/_/ 現実を知っていた人は虚ろな表情で目を逸らし呟きましたが、ベントの意味さえ分からなかった私は、別の意図で目を逸らしたと思います。
_/_/ 
_/_/ 落ちるのは『橋』じゃ無くても、甚大な災害は起こるのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 何気に話しは逸れてしまいましたが、橋はその巨大さ故に、バランスが崩れると一気に崩壊します。
_/_/ しかもそのバランスは、橋が完成した時点で最良の状態に成るよう計算されているはずです。
_/_/ ……ということは、架設している最中の橋は、バランス的には最良の状況では無い?
_/_/ (耐用年数100年とされる橋とて、架設中のままの状態で放置されると100年もたない?)
_/_/ 
_/_/ 勿論、橋は架設時にも崩落しないよう、荷重計算は念入りに行われています。
_/_/ しかし普通に考えてみると、橋の架設作業って一日二日で終わるものじゃ無いですよね?
_/_/ (大ブロック一括架設なら、一日で勝負も決まるようですが、それは鉄道との交差点とかサルベージ船の適用範囲内とか、
_/_/  極限られた架設現場の話しです。)
_/_/ 
_/_/ 仮に10日間の架設作業で10段階の架設ステップが必要な場合は、10通りの荷重パターンが発生しますよね?
_/_/ それって1つの橋を架けるのに、10通りの図面と荷重計算が必要に成ると思いませんか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『橋屋って、凄い!』
_/_/ 
_/_/ 私などは、10通りの添接板を作るだけでもヒーヒー言ってるのに、時系列で10通りの図面と荷重計算が必要とか、
_/_/ そんなの神様の成せる業です!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 正直なところ私はキムタクの演じた『橋の設計屋』って『本当に人間なのか?』って思いました。
_/_/ キムタクは設計だけでは無く、腕力が有って、現場監督も出来て、喧嘩も強い!みたいな超人でしたが、
_/_/ 細かいことが気になる『ちっさ』な人間でも『橋の設計を出来る!』というだけで、私は凄いと思います。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに私もかつては一度だけ、橋の設計図の出図説明会で設計担当様に会ったことは有るのですが、
_/_/ あれやこれやの方面から出される要望を、片っ端から、
_/_/ 『ダメ!やらない。』
_/_/ 最後には、くだらない要望にキレたのか、
_/_/ 『そう思うンだったら、お前らがそうしてみろ!』
_/_/ その迫力の前では、兄貴も神様もシュン……って、あれは30年くらい前のことでしたっけ?
_/_/ 
_/_/ 今でこそ、モノ作りはマニュアルや教育が大切!多数決に参加出来る社員は皆平等……みたいに言いますが、
_/_/ 当時は一部の天才が周囲を引きずり、一人の魔王が部下には有無など言わせないのが『会社』だったように思います。
_/_/ そんな時世に於いても、あの迫力は『唯我独尊』などでは無く、明らかに『やり尽した人』のものでした。
_/_/ 
_/_/ 『橋屋の設計は、ここまで自分のしたことに自信を持てなきゃ、勤まらねぇンだ。』ちょっとだけ、感動に震えたことを覚えています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これは直近、5月の連休前のことだったのですが、とある案件の平面線形で、どうにも腑に落ちない図面指示が有ったのです。
_/_/ 私にとっては『凡ミス?』って思えた問題だったので、客先へ電話をして、口頭で図面指示の良否を確認したのですが、
_/_/ 結果は『図面通り!』のご回答。
_/_/ 
_/_/ 『そんなはず無いだろ!』今度は質疑用の資料を作成して客先へ確認依頼を行うも、いまだに設計からの正式回答は無し。
_/_/ これって、やり尽した人が『俺がルールブック!』って威張れるほどの美談なのかなぁ?
_/_/ 
_/_/ 結果的に私は『私がそう思ったから、勝手にした。』訳ですが、こんな原寸作業って、モノ作りの範疇を越えてるンだと思うのです。
_/_/ 
_/_/ 私は客先から『橋梁の原寸』を通して育てられたので、辻褄の合わないことには確認が必要と信じていた訳ですが、
_/_/ 昨今は、そんな正義感でさえ、煩わしいのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そもそもが『育てられた。』ってのも、口で言うのは容易いですが、実際にはパワハラ、モラハラで生クリームまみれになったケーキに、
_/_/ 一個だけ薄笑いのような缶詰チェリーをデコレーションしたのが、私の全て。
_/_/ 
_/_/ それをもって誰かに『食べて下さい!』とか、味見をお願いするなンて、おこがましいにも程がある。
_/_/ いわんや『ケーキの作り方』を人に教えるとか、兄貴や神様の言いようでは無いですが『小学生相手の仕事じゃ無いのだから。』です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ケーキって言うモノのは、まずは作りたい!って気持ちを持ち、失敗しても挫けない、成功したら向上心……、その積み重ねで作るモノです。
_/_/ TVゲームの格闘バトルが好きな人に、オーブンレンジの温度調整の話をしても、そんなもの馬の耳に念仏でしょう?
_/_/ 念仏なんて聞きたく無い人の気持ちとて、私にも分からなくは無いので、あまり言いたくはないのですが、
_/_/ 
_/_/ …… 無責任 ……。
_/_/ 
_/_/ ですよね?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私はこんな下品な言葉を書きたくて、この30年、橋梁の原寸に携わった訳では無いのですが、
_/_/ 最近はこんな言葉しか頭に浮かばないことに辟易としています。
_/_/ 
_/_/ いずれこのままだと客先の面前でも失言をしてしまいそうで恐いのですが、
_/_/ 出来れば、ザ・ファブルのアキラでは無いですが、眉間の辺りをトントンってするだけで、作業者モードに切り替わりたい。
_/_/ 
_/_/ 職人モードの私なんて、誰にも見せたく無いし、真似なんてして欲しくは無いのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『ザ・ファブル』って4月から日本テレビで『薬屋のひとりごと』の後継アニメとして放送されているのですが、
_/_/ 初見『何これ?暗っ!私は見ない!』って言ってた妻が、2話以降、黙って見ている程には面白いようです。
_/_/ (週間ヤンマガでは一部240話、二部86話の長期連載で、映画では岡田准一さんが主演をされているようです。)
_/_/ 
_/_/ 今どき任侠とかギャングもどきはどうなのか?思わなくも無いのですが、それでいて的を得ている所も有るのがウケるのでしょうねぇ。
_/_/ 『それが俺の息子やったら半殺しにして放り出してるけどな。』とか『政治家ならしょうがないと思わんでも無いが……。』とか、
_/_/ 言い得て妙と言うべきか、まぁもう、今の日本、こんな感じだよなぁ……みたいな?
_/_/ 
_/_/ まぁ所詮はアニメと言うか漫画なので『巨人の星』『ひみつのアッ子ちゃん』世代の人に、ハードルは高そうです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一応、今のところは予定通り『カープ対ベイスターズ』の試合をマツダ・スタジアムへ観戦しに行く予定なのですが、
_/_/ 予定では、真っ青な空の元『一杯目のビールは美味い!』を想定しています。
_/_/ ……とは言え、一杯でも飲めば『飲酒』の謗りは免れないので、ここは奥様へ土下座。
_/_/ 『申し訳ございません。帰りの運転だけでも、お願い出来ないでしょうか?』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そんなこんな、4月最後の休日には『予行演習』の名のもと、マツダスタジアムまで2人でドライブ。
_/_/ 帰路は妻の運転に全てを委ねて帰宅したのですが、これがコロナの影響も有ったので、3年ぶりの広島ドライブ。
_/_/ 『お〜〜ぅ、これが東広島バイパスじゃん!、おお〜〜ぅ、下道でも、たった2時間で到いたじゃン!』
_/_/ 
_/_/ かつては片道3時間4時間が当たり前だった尾道〜広島間も、高速なら1時間、一般道でも2時間で済むように成りました。
_/_/ 思えばその昔、あの本郷バイパスで、救急車の後ろを走って免許停止を受けたのは何だったのか?
_/_/ 
_/_/ 最近は結構そんな『どうでも良かったはずの話し。』が、頭を過ります。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに先月触れた『ちょっとした検査』と言うのも、結果的には差し迫った問題じゃ無かったのですが、
_/_/ 『無罪、放免!』とまでは行かなくて、ちょっとした不調も、いまだ改善せず……。
_/_/ 
_/_/ 近々、一泊二日の治療も予定されているため『若松での墓参り』は、延期のままに成っているのですが、
_/_/ 
_/_/ 『そもそもがワイの息子やったら、九州までなら運転してやる。って言えよな!』
_/_/ 
_/_/ 私も、この国の政治家や893屋さんと、大差は無いのかも知れません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る


<<あれれ…^^; 2024年4月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ 皆さまには『ポン』と言えば、ポン菓子やポン酢など、頭には浮かぶと思うのですが、
_/_/ 『ぽんのみち』というタイトルのアニメでは、マージャン用語の『ポン』。
_/_/ 
_/_/ 敢えて、その麻雀用語でいう『ポン』を説明するつもりは無いのですが、
_/_/ 先日、私が卒業した高校の同窓生で構成されているメッセージアプリ(グループLINE)を閲覧していると、
_/_/ 『ぽんのみち』が尾道を舞台としたアニメとして紹介されていました。
_/_/ 
_/_/ しかし、このメッセージに対する『返信(リツィート?)』は、ただ一件。
_/_/ 尾道市も『市』を挙げて応援しているはずのアニメなのに、100名近いメンバーは、ほぼ既読スルー。
_/_/ 
_/_/ やっぱり昭和世代にとってアニメは、鬼門というのか、子供の見るものということなのか、
_/_/ 認知されていないのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 深夜アニメも、冬アニメから春アニメへと切り替わる、この4月。
_/_/ 
_/_/ 皆さまへも、一度くらいは『ぽんのみち』を紹介して於けば良かった。
_/_/ ちょっとだけ後悔をしている、あれれ^^;です。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、TVでアニメ『ぽんのみち』が最初に放送されたのは、今年の一月。
_/_/ 第一話は、私が入院中に放送されたようです。
_/_/ 
_/_/ 妻は気を利かして、これをレコーダーへと録画してくれたので、退院後は早速二人で観たのですが、
_/_/ 正直言って第一話は『尾道に、こんな場所有ったっけ?』とか『こんな尾道弁、年寄りでも使わない!』
_/_/ ツっ込み所は満載で、チョンボの解説なら『勝負師 哲也(古い!)』でも見て欲しい……みたいな内容。
_/_/ 
_/_/ 『これって、どさんこギャル(北海道が舞台のアニメ)に、負けてネ?』
_/_/ 自称『アニ・オタ』の私に、妻は『確かにちょっと違うみたい、……と言うのか、何でマージャンなん?』
_/_/ 『このままじゃ、どっかの朝ドラと同じで、反省会とか始まるンじゃネ?』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 潮目が変わったのは、第五話で尾道の市街地から向島へと車で移動するシーン。
_/_/ 尾道大橋と新尾道大橋がアニメとは思えないほどリアルに表現されていたのです!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、これは地元の人から見れば当たり前の風景なので、妻とて特段の感激など無かったようですが、
_/_/ 『新尾道大橋』に関しては、その昔、私もその原寸作業には従事をさせて頂いた経緯が有ります。
_/_/ (そもそもが向島側の橋台は、私がお世話になっている客先の『敷地内』に設置されています。)
_/_/ 
_/_/ 同じ尾道の住人にして日常的な風景とは言え、殊『橋の風景』とも成れば、思いはひとしお。
_/_/ どこまで忠実に描かれているのか、つい『プロ?の目』で見てしまう訳ですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ いや本当にアニメとしては『これ以上は無いだろう!』って思えるくらいにリアルなのです。
_/_/ それで、これは『アニ・オタ』というより『橋・オタ』の話に成ってしまうのですが、
_/_/ まず尾道大橋と新尾道大橋は『兄弟橋』。(と言うより、『親子橋』だと思いますが……。)
_/_/ 
_/_/ 昭和43年(1968年)に完成した尾道大橋は3径間連続鋼床版2主桁斜張橋(鋼床版鈑桁)と呼ばれているようですが、
_/_/ 地元の住民から見れば『片側一車線の県道』と言うのか『吊り橋?』みたいな印象を持たれているようです。
_/_/ (以前は私も、海を跨ぐ橋は全部『吊り橋』だと思っていました。)
_/_/ 
_/_/ 対して平成11年(1999年)に完成した新尾道大橋は5径間連続鋼箱桁斜張橋。
_/_/ (確か3主桁だったはずですが、カバーやフェアリングに覆われていて、主桁は見えません。)
_/_/ 言うまでも無く、本州四国連絡橋(西瀬戸自動車道)では本州側の起点(玄関)なので、片側2車線の自動車専用高速?道路。
_/_/ (しまなみ海道には7区間に8つの橋が有りますが、歩道・自転車道が無いのは、新尾道大橋だけ。)
_/_/ 
_/_/ この2橋は海上部において平行になるよう設置されているので、まずは『どっちが新で、どっちが旧?』という話に成るのですが、
_/_/ (ちなみに両岸では橋台も並んでいるため『何故、新は5径間で旧は3径間?』って思ったあなたは、橋梁専門家?)
_/_/ 東西南北で言えば、東側が尾道大橋で西側が新尾道大橋。(郊外側が尾道大橋、市街地側が新尾道大橋)
_/_/ 
_/_/ その位置関係だけで言えば、凡そがアニメや漫画でいう『尾道水道』の風景は、市街地から東側を望むカットが使われるため、
_/_/ 橋の一本柱(主塔)が手前で、二股の柱は奥側という2橋の位置関係も、まま正しく描かれています。
_/_/ 
_/_/ しかし、この橋を車で渡る際は『どこへ向って、どちら側の橋を通行しているのか?』に依って、見える風景は異なるはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ その辺り、他にも尾道を舞台にしたアニメはいくつか有るのですが、
_/_/ (古くは『かみちゅ』とか、近年では『ソラとウミのアイダ』とか、確か『たまゆら』でも数話……、『蒼穹のファフナー』は知らない。)
_/_/ 市街地から向島のマリンセンターへ向うのであれば、普通は尾道大橋経由ですし、だったら新尾道大橋は車の進行方向の右側に見えるはずです。
_/_/ (尾道大橋から新尾道大橋を見ることに成るので、やじろべえ構造のケーブルは、複数本分、現れるはずです。)
_/_/ 
_/_/ 果たして、これがその通りに描かれていたンですねぇ〜〜。^^;
_/_/ 
_/_/ 新尾道大橋の全景画では7本ずつ(計28本)描かれているケーブルが、移動する車から見た風景のカットでは6本分流れるのです。
_/_/ (アニメなので、ドローンで上空から見た橋の風景も有るわけですが、そのカットには客先の工場の敷地も描かれています。)
_/_/ 
_/_/ 『やるじゃん!』って、正直、感激させられました。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ただ、惜しむらくは、双方の橋の高さ関係です。
_/_/ 通行しているのが尾道大橋なら、その欄干が一定の高さに見えるのは良いのですが、新尾道大橋の欄干の高さは変化するはずです。
_/_/ なぜならば各々の橋の径間中央の高さは、両岸の支点高より、尾道大橋では高く(山なり)、新尾道大橋では低く(谷状)なっています。
_/_/ 簡単に言うと、2つの橋は『橋台』での高さが異なる(新尾道大橋の方が高い)ため、径間の中央付近だけ高さを揃えているのです。
_/_/ 
_/_/ 後から造った新尾道大橋を『何故、そんなややこしい線形にをしたのか?』の理由は、以前にも触れたよう諸説あるのですが、
_/_/ そんなオタク談義を『反省会』のネタにでもされたら、それは知ったかぶりの『KY(空気読めない)』に成ってしまう?
_/_/ 
_/_/ 実際、私はアニメで尾道大橋をこれほど丁寧に描いた作品を知らないので、嬉しく思っただけなのです。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そんなこんな、第6話以降も千光寺や浄土寺と言った名所の紹介は『地元の者でも知らないスポット』と共に描かれていたり、
_/_/ 『あっ!ここって料理が美味しい温泉じゃン!』みたいな隠れ名所が描かれていたり……。
_/_/ 
_/_/ 『いつの間にやら、どさんこを越えたんじゃない?』問い直す私に、
_/_/ 『職場のお婆たちの間では「なんで主人公たちの胸が、あんなに大きいのか?」って、ヒンシュクを買っているけど……。』
_/_/ 
_/_/ それはねぇ……、『五等分の花嫁』の作者が作画しているから……、って言っても分かンないでしょうねぇ。
_/_/ (『五等分の花嫁』と言えば、週間少年マガジンの恋コメでは、異例の人気だったのですが……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、TVアニメ『ぽんのみち』は、残念ながら3/27に1クール12話が終了。
_/_/ 竹原が舞台だった『たまゆら』のように、尾道市が続編の製作でも望めば、第2期の可能性も有るのでしょうが、
_/_/ メッセージアプリの中ですら盛り上がらないようでは……、ですね。^^;、
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ それでも興味をお持ちの方など居られたら、今なら(4月始時点)、YouTubeで『pon no michi episode 5』の検索で、
_/_/ 尾道大橋を車で通行しているシーンを見ることは出来るみたいです。
_/_/ (全24:24の内、15:15の辺りから15:53辺りまで。)
_/_/ ただし、そんな動画が閲覧出来ること自体、良し悪しの線引きは曖昧なので、閲覧は自己責任でお願いします。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、アニオタが強引に橋オタ談義をすると、こんな感じに成っちゃうみたいですが、
_/_/ アニメなら『見りゃ分かる。』と言ってしまえば、それだけのことです。
_/_/ (映像の良否なんて、言葉や文字で説明しても伝わらないモノですし、そもそもアニメとか見る人の好き嫌いも有りますし……。)
_/_/ 
_/_/ 百聞は一見にしかず……と言うのは正論だと思うのですが、かと言って『橋』とか『トンネル』とかの製作で、
_/_/ 『出来上がったモノを見て頂ければ、全てを理解頂けます!』なんて言いようは通用しません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 先の尾道大橋だって、2つの橋が並んでいる風景だけ見れば『ワンダフル!』誰もが美しいと思うはずですが、
_/_/ 全景の見える『橋』ならまだしも、トンネルとかは上下線で平行設置されていても、その外観など見えません。
_/_/ 
_/_/ なので私は昔から『海底トンネル』とかの通行中は、妙な息苦しさ?と言うのか不安を覚えていた訳ですが、
_/_/ 最近、他人の作成した原寸一品図(単品図?加工図?)を見ていると、それに似た感じの不安感を覚えるのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 勿論『これは原寸システムから出力された一品図です。』と言われれば、それなりに正しいのだろう……と思わなくも無いのですが、
_/_/ その一品図を図面と照合して『問題無いか、チェックをして下さい。』って言われると、違和感を覚えるのです。
_/_/ 
_/_/ 何故ってそれは、その一品図から『美しさ』を感じられないから……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これはもう10年以上も前のことなので、今はもう、どうなっているのか?も分からないのですが、
_/_/ その頃に私が運用を任されていた原寸システムでは、図面との照合チェックが容易な部材には、
_/_/ 必ず、その一品図(単品図)へは、図面との照合用寸法が付加されていました。
_/_/ (主にHstとかXstとかガセットとか……、俗に言う小物部材ですね。^^;)
_/_/ 
_/_/ 対して主桁のウェブとかフランジとか、線形の影響の方が大きくて、図面との照合が困難な部材には、
_/_/ 各々の部材に関する『部材情報(プロパティ)リスト』が添えられていました。
_/_/ (基本的に主桁のウェブを図面通りの形や寸法値で加工する工場は、無いはずなので……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 図面との照合が容易な部材は、一品図に寸法を付加して、図面と照合。
_/_/ 図面との照合が困難な部材は、原寸情報を照査出来るリストを作り、線形情報や原寸仕様書と照合。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これこそが橋梁製作に於いてはベストの組み合わせだと、信じて疑わなかった訳ですが、
_/_/ 最近のシステム原寸が出してくる一品図は、図面照合用の寸法ばかりが目立つ仕様に成っているようなのです。
_/_/ 
_/_/ 例えば主桁ウェブの一品図にVstの配置寸法が付加されていると、それを図面の配置寸法と照合出来なくは無いのですが、
_/_/ 主桁ウェブの一品図には必ずのように溶接縮みに対する伸ばしが加算されています。
_/_/ (1000ミリピッチの配置に1Mで0.7ミリの伸ばしを加算すると、ピッチは1000.7ミリとかに成る訳です。)
_/_/ 
_/_/ この小数点以下に端数の付く寸法値が、主桁や添架物の図面と照合出来る全ての寸法に反映されているとしたら?
_/_/ 
_/_/ つまり100の長さなら100.07なので、小数点1桁だと四捨五入で100.1。
_/_/ 3桁で表示されていても良さそうな寸法値まで5桁表示に成るので、そこら中で寸法値は重なってしまうのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ それって、どう見たって『不細工』ですよねぇ?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 本来なら桁高2Mの添接孔の上下で+2の高さ方向の伸ばしまで、1Mで1ミリの均等伸ばしで原寸されると、そこにも100.1。
_/_/ 正直言って『一見にも値しない!』って、突き返したく成ることも有るのですが、私はしがない外注業者。
_/_/ 客先とて、これが当たり前の一品図とは思って居ないことを知っているので、出来る限りのことをしているわけですが……。
_/_/ 
_/_/ 数学者たちの言う『エレガント』とは申しませんが、もうちょっと『素朴な一品図』って作れないものなのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁもうこれは老婆心?じゃなく、私は年を取ってから気が短く成ってしまったのかも知れませんが、
_/_/ 一品図に付加されている寸法も『これが図面と照合出来る寸法なのか?』って目で見ると、我慢出来なく成ることが増えました。
_/_/ (横構ガセットとブレースが取り合う木口に『53、53』の縦横寸法が表示されているのを見た時は、気絶しそうでした。)
_/_/ 
_/_/ 正直に言うと、私が数年前から高血圧を覚えるように成ったのは、そんな一品図が増えた時期と重なります。
_/_/ 端的に言うと、その寸法値が何の長さなのかも知らずに一品図へ付加できる作業者って、無責任ですよね?
_/_/ 
_/_/ いかにも『寸法を付けろと言われたから付けました。』と言わんばかりの『イヤイヤ、面倒寸法』など、落書きと一緒です。
_/_/ 
_/_/ 一品図(単品図)って、私のようなチェッカーだけでは無く、この図を見ながら加工を行う作業者とて必要とする資料です。
_/_/ (図面だけ見ると分かり辛いから『一品(単品)』だけの図にしている、という見方も有ると思うのです。)
_/_/ それなのに『寸法値の誤読をするのは作業者の勝手』と言わんばかりの資料を作り、
_/_/ 『私は指示通り一品図へ寸法を付加して、納期を守りました!』みたいなことをするのが、責任ある行動なのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実際、小物なら図面と照合を行える寸法って、限られますよね?
_/_/ それすら知らない作業者が作ったとしか思えない一品図を、『客先へ納品する』という責任者の判断と行為。
_/_/ 秘書や会計責任者が勝手にやったことなので、私は知らない!って、言ってる政治家と同じではないでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一体全体、いつの頃からこのような原寸資料が出回り始めたのか知りませんが、
_/_/ 客先の言う『何故か、改善しない。』っていう状況から察すると、
_/_/ 多分、業務の責任者が担当者へ作業の指示をする際の方法に、問題なり難しさが有るのでしょうね。
_/_/ 
_/_/ 例えば日本語の分からない橋梁初心者に、英語で寸法付加の指示をする際に、
_/_/ 『ジス ドローイング …… ディメンジョン?』としか指示出来なかったとしたら?
_/_/ 
_/_/ それは責任とか無責任とかの問題ではなく、やって良い事と、やっちゃいけない事の問題ですよね?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私たちの世代なら、せめて作業開始の小一時間くらいは、自分でやって見せて『やってみろ!』と教えたものですが、
_/_/ (教えられる側は小一時間も見ていると『そんなこと分かってる。』退屈に成るものですが、
_/_/  『何でそんな面倒な手順で?』と気付けた作業者は、伸びたと思います。)
_/_/ 今どきは『これがお手本!』って、サンプルを渡すことさえ行って居ないのでは?……と、疑いたく成ってしまいます。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『教えても、作業者自体が頻繁に変わるので、いたちごっこ。』
_/_/ 『教えられる側にも優劣が有って、品質を均等化するのは難しい。』
_/_/ 『そもそもが教えられる側に向上心が不足しているので、教えても無駄。』
_/_/ 
_/_/ きっと言いわけは色々と有るのでしょうね。しかし、だからと言って、
_/_/ 『自主チェックを行えるだけの力が無いので、資料のチェックはお願いします。』と客先へは頭を下げつつ、
_/_/ 実際には、図面との照合(検査)すら出来ない原寸資料を納品するような商取引が、いつまでも通用するとは思えません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁでも、こんな時代に成ってしまった以上、それを嘆いて私が病気に成るのは愚策ですよね。
_/_/ きっぱりと断わるか、方針転換をするか、はたまた改善策を考えるか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに『一品図への寸法の付加』という点に於いては、
_/_/ 弊社が愛用しているソフトドローにも『自動寸法』なる機能は有るのです。
_/_/ しかし私自身、この機能を使いこなして無いンですよねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 理由は単純に『ややこしいから。』なのですが、何故、そう感じてしまうのか?が問題ですよねぇ。
_/_/ 
_/_/ きっと私には、冒頭に記した『かつて運用を任されていた原寸システム』の考え方が沁みついているのでしょう。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一品図の部材へ付加する寸法なんて、あの原寸システムの『単品加工図』の仕様通りで良いのです。
_/_/ 橋梁製作に於いては、図面と照合出来る寸法なんて限られるのだから、部材毎の『構造種』で、
_/_/ 一品図への寸法付加要領は固定出来るはずなのです。
_/_/ 
_/_/ 『この一品図に寸法を付加して欲しい。』と指示した際に、それが横構ガセットなら、
_/_/ 『主桁ウェブの板芯ライン、もしくはブレースの引付点を指示して下さい。』って、システムが問い返して来れば良いのです。
_/_/ そのことに依って、作業者は『横構ガセットは引付け点が大切!』なのだと分かるのです。
_/_/ 
_/_/ 私が見ても横構ガセットの主桁側溶接辺は判断出来るのだから、システムのAIだって、それ位は判断出来るように成るはずです。
_/_/ (AIなら構造種など指示しなくても、CLデータを図形認識させて『これは横構ガセット』だと判断出来るようにも成るはずです。)
_/_/ だとすれば『主桁の板厚は9ミリ』って答えるだけでも、一品図と図面との照合に必要な寸法は生成出来るはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに一品図への自動寸法付加に『これしか無い!』なんて正解は無いと思います。
_/_/ (自分が理解出来ることと、他人に理解して頂けることは、海と山ほどに異なると思います。)
_/_/ 
_/_/ でも『じゃあ何故、一品図に寸法を付加することは必要なのか?』を問われると、
_/_/ それは『図面との照合を行いたい=誤作を防ぎたい!』というのが、主な目的なのだと私は思います。
_/_/ 
_/_/ だったら、一品図(単品図)とは別の『チェック図』って名前の資料を作っても、良いじゃないでしょうか?
_/_/ その仕様を『図面との照合ができる仕様』という目的だけに絞れば、
_/_/ 必要な寸法の7割、8割くらいまでは自動化出来ると思うのですが、難しいのかなぁ?
_/_/ 
_/_/ 私は7割、8割の自動寸法でも『一品図(単品図)の仕様の均一化』には、寄与出来ると思うのです。
_/_/ 
_/_/ だって、そこまでなら初心者でもガセットに正しい仕様の寸法を付加する事が出来るように成るのでしょう?
_/_/ その土台の上に、各社の作業者が手作業で不足した寸法や加工用の情報を付加すれば、
_/_/ (材料は同じでも、調理方法が各社で異なるのは当たり前のことなので、)
_/_/ それこそが各社の仕様に適した、一品図(単品図)に成るのではないでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに船や自動車などでは曲面が多いため、その形状を寸法値で管理すること自体が出来ません。
_/_/ でも現実には製品精度の管理は出来ているのだから、寸法値だけで管理するという考え方も、本来は間違っているのだと思います。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ソフトドローから出力される『加工図』には、図面との照合用寸法だけじゃなく、線形や原寸仕様との照合情報も出力して欲しい。
_/_/ そう成れば、私のような一品図チェッカーなど、不要に成りますね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実は最近、ちょっと体調が優れないので、ちょっとした検査を行うことと成りました。
_/_/ 
_/_/ 『つい最近、入院騒動が有ったばかりなのに、大変ですね。』
_/_/ 看護師さんからは憐憫の言葉を掛けられる訳ですが、私とて、好き好んで通院をしているわけじゃ無し、
_/_/ 『厄年……って訳でもないのでしょうが。』としか応えられないのは、辛いところ。
_/_/ 
_/_/ 近所の先輩からは『お前、どんだけ不摂生を貯め込んでいるんだ?』って呆れられたのですが、
_/_/ 私と同業だった外注さんは、今の私の年齢よりも若くして亡くなったし、
_/_/ 私はここまで身体が持ったこと自体が、奇跡なのかも知れません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そのように考えてみると、この検査で大きな問題さえ無ければ、人生ひとつ丸儲け!
_/_/ もう一度、四国88ヶ所を巡礼するも良し、高野山への一泊旅行も良し、永平寺まで足を延ばすのも良し。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そう言えば、昨年から弊社でも使用させて頂いている『addCad(アドキャド)』でも、
_/_/ 3次元でのサーフェース・モデリングは出来ると判明しました。
_/_/ (私は3D面とサーフェースの違いを知らないと言うことだけで、約20年間つまづいていたようです。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私はかつて、これでも『金型の3Dモデリング』には、職人魂の全てを注ぎ込んでいたので、
_/_/ その道が閉ざされた際には屈辱感で、自分自身が壊れてしまった経験が有るのです。
_/_/ 
_/_/ まぁ幸か不幸か、その後はアニメとかお釈迦様とか言ってる内に、運良く無事に30年近くを過ごせましたが、
_/_/ こんなはずじゃ無かったのに!っていう未練とは、無くならないものですねぇ……。
_/_/ (お釈迦様は『未練』を、好ましいものだと言われていませんが……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、サーフェースなら点を投影したり、オフセットしたり、トリムすることは出来るようなので、
_/_/ 多分、サーフェース同士の干渉も出せると思います。
_/_/ (多分、INTERFEREなのですが、これってソリッド編集のコマンドなんですよねぇ……?)
_/_/ 
_/_/ フィレットも簡単に入れられるようですが、もうちょっとサーフェースの基本概念を知りたいですねぇ。
_/_/ (ガイドとかパスとか『自動調整された○○』とか、そりゃ、何ンでっしゃろ?って感じです。)
_/_/ 
_/_/ まぁこれだけでも、自分の思う水準までマスター出来たら『ボケない程度の余生』くらいは送れそうですし、
_/_/ お小遣い程度でも収入を得られる仕事を作れたら、会社とて継続出来るかも知れない。
_/_/ (3Dプリンタも3Dゴーグルも、ホコリを被ったままですし……。)
_/_/ 
_/_/ なんとなく30年間止っていた時計が動き始めそうな予感……、って『何を今さら?』なのですが、
_/_/ ちょっとだけ、ワクワクしています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに5月の連休にはマツダスタジアムまで、カープの試合を見に行く予定。
_/_/ 
_/_/ お彼岸の墓参りは適わなかったので、本当にカープの観戦が実現できるのか、ちょっと不安は有るのですが、
_/_/ 順調なら4月中に墓参り、5月はカープ観戦の予定としたいです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る


<<あれれ…^^; 2024年3月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ 今年は4年に一度の『オリンピック(夏)』が開催される年なので、
_/_/ 2月には『29日』が有る、閏(うるう)年だったはずですが……、やはり呆気なく終わってしまいました。
_/_/ 
_/_/ 例年の事とは言え、この時期は決算報告書の提出処理が加わるために一年の内でも一番ドタバタする訳ですが、
_/_/ 今年からは消費税の納税まで加わって、納税の総額は概ね営業利益の1/3。
_/_/ 
_/_/ 『納税額の方が、一ヶ月の給与額より多いじゃん!』とか?
_/_/ 洒落にも成らない状況に一憂してる間に3月は訪れた訳ですが、
_/_/ 『三寒四温』というには少し早い時季なのか、肌寒い日が続いています。
_/_/ 
_/_/ 暑さ寒さも彼岸まで……の『お彼岸中日』も、今年は結婚記念日とは一日違いの20日に成っているようですが、
_/_/ 『ひな祭り』は、例年通りの3月3日。
_/_/ 
_/_/ 娘さまなど居られる親御様には、勘違いなどなされぬよう、ご注意申し上げます。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、この国のどこかの県では2月の末に『閏年換算計算』でエラーが起こり、運転免許証の更新が出来ない状況に成ったとか?
_/_/ それこそ40年近くも昔に耳にしたようなバグ?そんな話を聞き驚いたのですが、今でもそんな間違いって起こっているのですね。
_/_/ 
_/_/ 40年近くも昔の事なら、まだ『オンライン』とかいう言葉も耳新しい時代だったので、
_/_/ うるう年計算のシステム運用には注意喚起も行われていたものですが、昨今は、運用前にチェックすら行っていないのか?
_/_/ はたまた前回は3年前に東京でオリンピックが開催されたことで、一年、暦を勘違いしたものか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ いすれにしても『そんなバカな!』って言いたく成るような事件や事故が、増えているように思うのは、私だけなのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに低迷が続いていたはずの日経平均株価も、つい先だって35年振りに最高額を更新したそうですし、
_/_/ 間近に成った春闘でも、大企業は軒並み『賃上げ、満額回答!』とか騒いでいるようですが、
_/_/ バブル期のワクワク感を知る世代としては、『明日は今日よりも良く成る!』なんて実感は無いですねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 正直なところ私にも原因は分からないのですが、なんて言うのか……、この国には『笑顔』なんて無くなってしまったような……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、今年中には年金の受給さえ始まるような『お年寄り』が、感傷的な気分に浸っても仕方の無い話しなのですが、
_/_/ これは先日、御歳88の散髪屋の主人から聞いた話し。
_/_/ 
_/_/ 『今は月に数人のお客じゃけぇ、商売じゃあ無いと思うンじゃが……、確定申告は、せにゃならんのよ。』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これって、法人としての納税額が一ヶ月の給与額を越えた私以上に、酷い話しだとは思いませんか?
_/_/ 88歳で移動手段さえ限られるお年寄りにまで、原則『税務署へ確定申告に来い!』って言ってるわけですよ?
_/_/ 
_/_/ これって、どこかの政治家が『お年寄りも活き活きとした生活を送れる人生!』とか言ってたのは理想論。
_/_/ 
_/_/ 年金受給であろうと、孫への小遣い銭稼ぎであろうと、収入がある限りは『死ぬまで税金払え!』って言っているのです。
_/_/ 
_/_/ 『年寄りでも貧乏人でも、国民からは、トコトン絞り取る!(政治家には損択しますけど……。)』
_/_/ 
_/_/ これがこの『日本』という国の素顔なんですねぇ。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実は私も、今の仕事(パソコン仕事)だけなら、それは決して『嫌』では無いのです。
_/_/ 確かに若い頃のような向上心とか体力は無いですが、案外、一日中パソコンの前に居ても飽きない人なので、
_/_/ 無理の無い程度の仕事なら、70歳でも80歳でも続けたい……、みたいな気持ちは、持っているのです。
_/_/ 
_/_/ しかし、こと『法人』という立場に於いては、正直なところ『もう無理……。』って思うことが増えました。
_/_/ それは『決算』に限らず、月々の受注や見積や請求とか、社会保険料の処理やら納付やら、数えあげれば結構ある訳で……。
_/_/ (従業員は私1名だけでも『法人』と名が付けば、財務の処理は1円の事とて疎かには出来ないのが現実です。)
_/_/ 
_/_/ いずれ細かな金額の管理など出来なく成るのは分かっているし、どの道この生活を生涯続けるのは無理な話し。
_/_/ だとすれば遅かれ早かれ、いずれ会社は畳まなきゃ……とも、思うわけですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 年初に入院中、とある看護師の方から、
_/_/ 『お仕事はねぇ、続けた方が良いですよ!辞めちゃうと、痴呆を起す人も多いンですよ。』
_/_/ って言われた時は『そうだよねぇ〜〜。^^;』とも思ったのですが、22回目の決算を終えて、ちょっと挫けたかなぁ?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ あれでもねぇ、65歳に成ったら『原則、納税の義務は免除!』という制度でもあれば、
_/_/ 『70歳でも80歳でも頑張るぞ!』って言えるのですが、年金や給与は源泉徴収、
_/_/ 法人税は赤字でも定額払い(黒字だと20%前後?)おまけに消費税はインボイス!
_/_/ 
_/_/ ちなみに個人としての住民税やら固定資産税は別口での納税ですし、軽四でも自動車と名が付けば自動車重量税。
_/_/ 
_/_/ 『税金を払うために生かされているのか?』
_/_/ 当に『飼い殺し』じゃあ無いですが、死ぬまで『納税の義務』は付いて来るのです。
_/_/ 
_/_/ これってねぇ……、確かに日本をこんな国にしちゃったのは私たち『有権者』なわけですが、
_/_/ せめてねぇ……、死ぬ時くらいは『仏さま』の表情に戻りたいですよねぇ。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 最近は、朝の読経を行う際『我が所願を満ぜんことを!』と唱える度に、
_/_/ 我が所願は『原寸に関する書き物を残すこと!』だと念じている訳ですが、
_/_/ 実は10年以上も前に、同じことを『やりたい!』って言っていた人が居るのです。
_/_/ 
_/_/ その方は私から見れば『原寸の神様!』みたいな人だったので、
_/_/ 『この人ならやってくれるかも?』密かに期待をしていたのですが……、どうなったンだろ?
_/_/ 
_/_/ 人にはそれぞれ夢や希望もあるようですが、実現出来るのは、今、その時に出来ることだけなのかも知れませんね。^^;
_/_/ だとすればCADでも3DプリンターでもVRゴーグルでも、必要な物なら揃っている今こそが、私にとっての臨界点?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ、先月も同じことを言ったと思うのですが、人生は色々……なんでしょうねぇ。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 先月は、昨年の10月から抱えていた案件(合間合間で進めていた案件)を、ようやく納品出来たのですが、
_/_/ これが一品図(単品加工図)の枚数だけでも310枚。
_/_/ (鋼板が80枚、形鋼が230枚)
_/_/ 
_/_/ これって、基本的に私は『グルーピング』とかは行う人なので、下手な原寸をすると収拾など着かなくなる程の部材数!
_/_/ (正直なところ自主チェックをしていても『これって、何だっけ?』思い出せないほどの部材数。)
_/_/ 我ながら『良くやった!』と思う反面、心配なのは、
_/_/ 『この形鋼って、NCで機械が加工してくれる訳じゃ無いンだよね。』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 数えた訳じゃないですが、凄まじい本数の形鋼には、丸孔有り、長孔有り、罫書き有り(当然、溶接有り)なので、
_/_/ 私なら『これを作ってくれ!』って一品図の束を渡されたら、卒倒します。
_/_/ (私なら一日で一つ作るのが限度なのでは?と思われる仕様なので、一人でやれば、完成は数年後?)
_/_/ 
_/_/ 実際、私はH鋼とか溝形鋼とかを加工したことは無い(山形鋼をノコで切った事だけは有る!)ので、分からないのですが、
_/_/ H鋼のフランジだけを切るとか、溝形鋼のウェブを斜めに切るとか、どうやったら出来るのでしょうね?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ世の中には『知らぬが仏』じゃないですが、知らないからこそ平常心を保って居られることも有る訳で、
_/_/ 私などは『実物をお前自身が作ってみろ!』なんて言われたら、胃には穴が明いてしまうでしょう!
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ とは言え案外、実際に形鋼の加工を行う人から見れば、数の多さは大変でも加工自体は『大したこと無い?』だったりするのでしょうねぇ。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 例えば、私なら15×32の長孔は『φ15キリ孔2つにガス切断』の先入観も有りますが、板厚の条件に即した設備さえ有れば、
_/_/ 『プレス機』での孔明けは可能なはずです。
_/_/ (そもそもが長孔でのボルト接合部に『応力の伝達』に関わる精度など、期待されて居ないでしょうし……。)
_/_/ 
_/_/ 切断用の道具もガスやノコ(良くてレーザー)だけだと思っていると、切削や研磨の道具は浮かびませんし、
_/_/ 移動とてクレーンが当たり前だと思えば、台車やコンベアでの移動は浮かばないのが人間です。
_/_/ 
_/_/ その辺り、客先でも加工業者さんを管理されているグループは有るそうで、それなりに厳格な要求は行っているようですが、
_/_/ 実際の加工方法に関しての口だしまでは、行っていない様子。
_/_/ (実際、生産設計の担当様も、具体的な形鋼の加工方法までは詳しくない様子。)
_/_/ 
_/_/ それでも『ウチの加工業者さんは、結構、優秀なので!』という話しを聞いたことは有るので、
_/_/ 腕の良い職人さんが居られるのでしょうね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ モノの例えには『餅は餅屋』と言いますが、この地域(広島県尾道市)には造船所も有りますし、
_/_/ 自動車メーカーの関連会社とて有るので、持ちつ持たれず、案外、何とか成っているのかも知れません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と、そう言えば私がお世話に成っている地場の客先は、会社名に『造船』という文字が入る会社。
_/_/ (今年中にはカタカナ5文字の社名に変わるそうですが……。)
_/_/ 
_/_/ 『それ故に!』……と言う訳でも無いのでしょうが、他社とは『橋の作り方』という点でちょっと違いが有る?
_/_/ と言うのか、完成品は同じ『橋』でも、その組み立て方法に関しては各社で違いが有る、という話しなのですが、
_/_/ 一年ほど前から、これが引っ掛って、とある客先からの一部の要望には応えられない状況が続いています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに私の法人としての主要業務は『橋梁の原寸』なので、基本的には図面を読んで、部品を図形化するだけ。
_/_/ 端的に言えば『図面通りの部品をパソコンで図形化した資料』を納品出来ればハイ終わり!
_/_/ 納品した資料を客先が焼こうが煮ようが、それを感知する気は無いのですが……。
_/_/ 
_/_/ 『焼くのだろうな?』と思いながら作っている資料を『煮るのです!』と言われると、ショックですよね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これはかれこれ20年ほど前の話しなのですが、客先の会社を定年退職された知人が、とある外注業者へ再就職されたのです。
_/_/ その時期、その外注業者さんの主要業務は『造船業の請負い』だったので、
_/_/ 業務の多角化という目的に於いて『橋梁』は着手し易い分野だったと思うのですが、
_/_/ 当の知人は、数年すらも経たない内に病気に成って、再び退職された……。(その後の動向は誰も知らない。)
_/_/ 
_/_/ その短い期間の一時期、私はその知人の原寸仕事を手伝ったので印象に残って居るのですが、
_/_/ 製造業に携わる会社(工場)にとって『モノの作り方』とは『文化』なのだそうです。
_/_/ 
_/_/ 『お前は部材同士を【合印で合せる】という文化を学んでいるから理解出来ると思うけど……。』
_/_/ 絞り出すように発せられた言葉が苦渋に満ちたモノだったことが忘れられません。
_/_/ 
_/_/ 『組立合印』の考え方をひとつ取っても、その適用方法は工場によって異なるようなのです。
_/_/ それは私が『この構造は組立合印一択!』だと進言をしても『端部合わせ』だと異論が出るようなもの。
_/_/ どちらが正しいのか?と言えば、どちらも正解で一長一短は有る話しなので、最後は声の大きい人の意見に従う訳ですが、
_/_/ どちらの方法が採用されるにしても、採用されなかった側は『文化』を否定されたような気分に成ってしまうようです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 仮にこの再就職先が『異国』であったなら、知人も『郷に入れば郷に従え』だと割り切ったと思います。
_/_/ しかしこの場合、再就職先は『造船関連業』でしたし、知人が定年退職した会社も、元は造船業。
_/_/ それなのに『文化』には違いが有った!……と言うのが、多分、造船所という工場単位でも、文化に違いは有るのでしょうね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちょっと脱線してしまいましたが、焼くのだろう?と思っていたのに、煮るのです!って言われたら、やはりショックなのです。
_/_/ 
_/_/ 最初は『同じ橋梁を作っているはずなのに、何でそんな話に成るのか?』って思えるほど意味が分からずパニック状態。
_/_/ 『そんなはず無いじゃないですか。どういう意味なのか、もう一度確認して頂けないでしょうか?』
_/_/ 『いえ、何度聞いても客先の返答は同じです。この仕様通りに作って下さい。』
_/_/ 『理解すら出来ない状況で、仕様通りのモノなど作れません。どうしてもと言うのなら他社へでも依頼して下さい。』
_/_/ 
_/_/ ただでさえ私は3年前から『動脈硬化』の治療を受けているので、血圧が上ると、気を失いそうに成ってしまうのです。
_/_/ なので一年前には、もうやらない!本気で思っていたのですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ある意味、仲介を行っている方が優秀なのでしょうね。
_/_/ その場その場の諍いを、どのように納めているのかは分かりませんが、最近に成って少しだけ分かって来たことは、
_/_/ やはり橋造りに対する『文化』には、工場ごとに違いが有るのです。
_/_/ (私は造船所で言う『勾配なり組立、下げ振り鉛直派』、当の客先は『勾配落し組立、下げ振り計測派』だったようで……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ とは言え私は、知人のように文化の違い如きに、押し潰されたくは無いのです。
_/_/ やるのなら徹底的に議論をして、お互いの文化の違いをお互いが認めた上で、最善手を選択したい。(少年の理想論?)
_/_/ それが許されないのであれば『言われた通りの資料を作るだけ。』と、割り切るつもりなのですが、
_/_/ 本当は、これが『大人の考え方』というものなのでしょうね。
_/_/ 
_/_/ いずれにしても、私は88歳に成ってまで、この仕事を続けるつもりは無いので『忍』の一字も受け入れますが、
_/_/ ある意味、サラリーマンは過酷ですよねぇ。
_/_/
_/_/ 自社でのやり方や考え方とか、変だと思っても、おいそれとは変えられないし、出過ぎた釘は打たれるし……。
_/_/ (勿論、これは私自身が経験したことですが……。^^;)
_/_/ 傍からは『理不尽』と思われることでも、自社では当たり前のことだったり……。
_/_/ 会社にはそういう側面も有るのだと、割り切るのも『大人の対処法』なのでしょうねぇ。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そう言えば最近の私は『その程度のこと、理不尽でも何でも無い。』って言うのか、
_/_/ 『そんなこと、どうでも良ンじゃね?』って思うことが増えたように思います。
_/_/ 
_/_/ これはある意味、急激な血圧上昇を防ぐには有効な考え方だと思うのですが、
_/_/ 例えば足場用吊金具の取付位置が図面の指示から1ミリずれても問題なんて無いですよね。
_/_/ (そんなモノ、10ミリずれても問題になど成らないことは多いです。)
_/_/ 
_/_/ 今でこそパソコンで原寸をしてるから『1ミリ』は大きく見えますが、三角定規に刻まれている1ミリは、
_/_/ 今も昔も変わりません。
_/_/ それでもその1ミリが気になる人には気になるようで……。(何を隠そう、私自身なのですが……。^^;)
_/_/ 
_/_/ 重箱の隅をつつくような些細な問題でさえ、失神しそうに成るほど血圧が上げるのなら、
_/_/ 『どうでも良いじゃンか!』投げ出してみるのも悪くはない。
_/_/ (少なくとも『絶対に投げ出しちゃダメ!』な状況くらいは経験上、知っているのだから……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 元々、長年工場で受け継がれている『文化』と、パソコンの文化にも相容れないものは有りますし、
_/_/ パソコンを使って橋を作ることが、唯一の生産方法だという訳でも有りません。
_/_/ (もしかしたら、AI搭載ロボットが勝手に橋を作ってくれる時代だって来るかも知れません。)
_/_/ 
_/_/ 橋は結果として、その橋を通行する人が『便利に成った!』と思ってくれれば良いわけで、
_/_/ そのサービスが地震や台風等の自然災害にも負けず、50年、100年と提供され続けられればOKです。
_/_/ 
_/_/ そう考えてみると、物作りの文化って、多くの作業者に同じ目的を持たせるために考えられた指針にすぎないのでしょうね。
_/_/ (唯一無二である必要は無いけれど、居なければ困る上司のようなもの?)
_/_/ なので、文化に縛られる必要は無いけれど、否定をするなら、お前自身が別の指針を考えろ!が、正解なのでしょうね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 例年、弊社の創立記念日(3/12)を迎える頃には日中の日差しも明るさを増すようですが、
_/_/ この時季を過ぎると『牡蠣(かき)』を食する際には、少し注意を要します。
_/_/ (4月に成ってから食する際は、ちょっと勇気も必要です。)
_/_/ 
_/_/ この冬は、昨年の夏が暑過ぎた事が原因だったのか、牡蠣の生育も遅れたそうなのですが、
_/_/ つい先だって、近所の先輩に案内されて岡山県は浅口町寄島の『牡蠣の直売所』へ行ってきました。
_/_/ 
_/_/ 国道2号線を車で東へと走ること一時間半くらいだったでしょうか?
_/_/ 辿り着いた漁港には、20台ほどなら駐車できる空地が有って、その先には直売所が10店ばかり並んでいます。
_/_/ 当然の話し、初心者は『どの店で買ったら良いものか?』悩む訳ですが、
_/_/ 通い慣れているやに見える人たちは、米袋級の袋一杯に詰め込んだ牡蠣を両脇に抱え、黙々と自家用車へと運んでいます。
_/_/ 
_/_/ 『えぇ〜〜っ、これだけ店が有ると、どこが良いンか分かりゃ〜〜せんわ。』戸惑う私に、
_/_/ 『どこも似たり寄ったりじゃが、わしゃ〜〜、甥っ子の嫁の店で買うけぇ〜〜。』近所の先輩。
_/_/ 
_/_/ 結果的に『一袋1000円!』の札の横へ置かれていたレジ袋に入った牡蠣(殻付き)を買って帰ったのですが、
_/_/ これが食べても食べても無くならない。
_/_/ (初日はレンチン、2日目は牡蠣の炊込みご飯、3日目はオイスター・スパゲッティーに牡蠣入り茶碗蒸し)
_/_/ 
_/_/ 『いくら何でも、今年はもう牡蠣だけは食べたくない。』
_/_/ (その前の週には地元の産直で買った10個で千円の牡蠣、そのもう一週間前にもスーパーの特売で買った牡蠣。)
_/_/ ゲンなりしている私に、妻がひと言、
_/_/ 『そう言えば牡蠣って、一日に食べるのは10個くらいまで?ってネットには書かれていたけれど……、大丈夫?』
_/_/ 
_/_/ 幸いにも2月の寒さは『牡蠣三昧』に、適していたようです。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今回のお彼岸には、長男の嫁と孫もお墓参りへの同行を所望しているそうなので、
_/_/ 北九州までのドライブがてら、妻は『下関での一泊旅行』を目論んでいるようなのですが、もう3月に成っちゃいましたよね?
_/_/ そんな宿泊の予約とか、予定が決まってからでも取れるものなのか?私には分からないのですが、
_/_/ 確かに、下関で一泊出来るのなら、唐戸市場とか角島大橋とかも有りですね。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ いずれにしても3月が去る頃には、桜も花をつけるでしょうし、もう少し暖かく成っていて欲しいものです。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る


<<あれれ…^^; 2024年2月のひとり言>>
_/_/ 
_/_/ これは毎年のように思う事なのですが、この時季の天気って午前中は晴れていても、
_/_/ 午後は必ずのように曇りますよね?^^;
_/_/ 
_/_/ あれれ^^;とて、これで朝7時過ぎには朝食を取り、8時頃には歯磨きをしながら外の様子を伺うわけですが、
_/_/ 真っ白な霜に真っ青な空が冴える日の午後は、必ずのように曇天模様。
_/_/ 
_/_/ 『まぁ、冬なのだから仕方無いよねぇ……。』とか思いつつ、寒風に晒され冷たく成ったお布団を仕舞う訳ですが、
_/_/ この時季のお天道様は、人にとっても猫にとっても大変貴重です。
_/_/ 
_/_/ 『レオ(家のネコ)が、かわいそうだから、コタツを出してあげたの!』
_/_/ 得意気にコタツへ入りネコと戯れる妻ですが、レオ君はお日様の下、仰向けで日向ぼっこをする方が楽しいみたい。
_/_/ (ストーブの前で香箱座りする姿と共に、我が家では冬の名物詩。)
_/_/
_/_/ 今年も立春を迎え、春の日差しに恋しさを感じる季節と成りましたが、
_/_/ 皆さまには、元気でお過ごしでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみにレオ君が家へ来たのは、確か2013年の七夕だったので、既に10歳……人間で言うと80歳ほどの高齢です。
_/_/ 幸いにもドライフーズとて文句の一つも言わず食してくれるため、日々の暮らしに面倒事は無いのですが、
_/_/ 齢を取ると、ネコとて病院通いは増えるもの。
_/_/ 
_/_/ 持病としては『皮膚病』を患っているらしく、『治るのなら……。』と、妻も月に数度は動物病院へ連れていく訳ですが、
_/_/ 皮膚病って……、私も患っているのですが、治らないンですよねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ、それこそ『死に至るほどの重病!』という訳でも無いので、処方される薬の使用法も雑に成ってしまう……、
_/_/ と言うのか、一日に複数回、塗布しなさいと言われても忘れるし、手洗いをすればやり直しだし……。
_/_/ 
_/_/ そんなこんな、私もレオも皮膚病は『長患い』と成っている訳ですが、
_/_/ 実はこのネコ、先月私が退院した1月の初旬には、便秘と腎不全らしき症状で『明日をも知れない。』状況だったのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『実はねぇ、レオがねぇ、本当に元気がなくて、エサも欲しがらないンよ。』
_/_/ 妻からは退院の前日に知らされて、私も少し心配はしていたのですが、帰宅をしてみると実際、フラついて居るようなのです。
_/_/ 『これは本当にアカンかもなぁ……。でもまぁ、歳だし、しゃ〜ないで。』
_/_/ 諦め半分だったのですが、何気に10分くらい掛けてレオ君の下腹部をさすり、背中をさすり、手足をマッサージ。
_/_/ 
_/_/ 翌朝、猫トイレの中を見てみると、ちょっとだけコロコロの便が出ていたので、その後も何度かマッサージを続けてやると……、
_/_/ 数日後、この小さな猫のどこへ……って思うほどの『大量のウンコ!』を、家中へマキ散らしてくれました。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ、凡そ人とは身勝手なもので、便秘中のネコには優しかった妻も、ゴミ箱の中まで漁るほどに元気に成った猫には容赦なし!
_/_/ 『お前は、サンルームへ居ればいいのよ!』母屋の鍵を掛けてしまう訳ですが、レオ君に悲壮感は無い様子。
_/_/ 
_/_/ 今日も今日とて、雨上がりと共に注ぎ始めたお日様の下、ゴロゴロと日向ぼっこをしているようです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ と、元はノラでも一旦『レオ』という名も付けば、病院代とてバカには成らない。
_/_/ 飼い主とは違い『健康保険』に加入している訳では無いため、治療費も毎回『5000円』に成るらしいですが、
_/_/ (勿論この治療費は最寄りの病院での『ネコに限った料金』なので、他のペットに於いてはこの限りではない?)
_/_/ 『お前ねぇ……毎週って、それだとパート代も残らなく成るじゃん?』
_/_/ 『何を言っているの?あなたにはレオの苦しみが分からないの?それでも人間なの?この冷血漢!』
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 結果的には私も猫の治療費を捻出するために働かなきゃ成らないわけですが、
_/_/ 退院早々に職場で待っていた案件の図面を見た時は、本当にホッとしました。
_/_/ (入院前に参考図として検討させて頂いた図面の通りで、前回工事とほぼ変わらない構造でした。)
_/_/ 
_/_/ 一応『海洋土木案件』だったことも有り、正式図とは言え保留項目は残っていたのですが、
_/_/ これなら一週間とは掛からずにメドは付きそう……。
_/_/ そう思えただけで、職場復帰の喜びも増した訳ですが、あれから一月……、あの喜って何だったンだろ?みたいな?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ人生は色々、案件も色々なんでしょうねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 復帰戦がスムーズに行き過ぎたものなのか、はたまた昨年から貯まっていたツケが回ってきたものか、
_/_/ その後に携わっている案件は、正直なところ『これって、ダメだと思うンだけど……。』的な状況。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに皆さまは、車を運転していて、道路脇に『4%勾配』とか道路勾配を示した標識を見たことは有るはずです。
_/_/ 私の住む尾道では、しまなみ海道から(旧)尾道大橋へと分岐する下り坂に、この『4%勾配』の標識は有るのですが、
_/_/ その4%勾配って、どれくらいの勾配なのか、頭の中に浮かびますか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私は以前、ここで言う『橋梁』とは『道路橋』のことなので、道路を無視した橋造りなんて机上の空論でしか無いと言いました。
_/_/ 
_/_/ 道路なので雨が降れば『水溜り』は出来ますし、それを防ぐために『排水勾配』が考慮されるのは常識です。
_/_/ (路面なら2%前後の拝み勾配、排水管なら2〜3%程度の片勾配でしょうか?)
_/_/ 
_/_/ では、横断勾配が片勾配の4%と言えば、その用途は何なのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ……と実際には、そこに地形図やら線形図やらが無いと断定は出来ないはずですが、
_/_/ 4%の横断勾配が『尋常な勾配では無い。』ことくらいは、想定しますよね。
_/_/ 増してや、その勾配部の平面には『斜角』も有る……と言えば、電卓くらいは用意しますよね。^^;
_/_/ (私は電卓計算は苦手なので、すぐにエクセルで角度計算出来るシートを探しますが……。)
_/_/ 
_/_/ 幸いにもこの案件、縦断勾配は0.3%前後、斜角も最大1.5°と浅かったので、
_/_/ 凡そ図面通りと言えば図面通りでも原寸は出来るのですが、それでも『どこにシワ寄せが出るのか?』は、知っておくべきです。
_/_/ 逆にそれだけは客先へも知っておいて欲しかったので、
_/_/ 『勾配に斜角が加わることで、詳細な展開が必要になるのか?検討をお願いします。』と要望をしたのですが……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ、もうそんな時代では無いのかも知れませんねぇ。
_/_/ 結果的には拡大孔でも長孔でも現地孔でも、取り合いさえ取れたら問題は無い構造なので、
_/_/ (応力の伝達のウンたらカンたら……が問題になる『主構造』では無い付属物の案件ですし、)
_/_/ 図面通りに作れば良いと分かっていたのに『検討をお願いします。』は、マズかった?
_/_/ (検討をお願いしたのは、原寸を容易化するための方便だったのに誤解をされたみたい。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今はもう、ただひたすらに『変な改正図だけは出さないで欲しい。』と願う訳ですが、
_/_/ この出図予定日が2月の第2週。
_/_/ その図面を改正内容を確認するまでは、心の休まらない日が続きそうです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ それにしても少しおかしいと思うのは、どうして『合理化するための提案』が、責任逃れのような評価に成るのだろう?
_/_/ ひと昔……、そう20年も前の原寸現場は『合理化!合理化!』それこそが、原寸の宿命でした。
_/_/ だから添接板の孔ピッチとかは〇%までは矩形、変形のピッチも〇%刻みとか、誰もが常識として知っていました。
_/_/ 
_/_/ 『この構造をグルーピングするのが大変なので、図面通りで作らせて欲しい。』なんて要望は、即、却下!
_/_/ 『お前は橋梁業界に身を置く者として、採算の重要性が分かってないのか!』客先からは、そこまでの事を言われていたのです。
_/_/ (『橋梁』という製品は一品一様ですが、製品を構成する『部品』は、同じ形の物の方が扱い易い。)
_/_/ 
_/_/ ちなみに皆さまは、板厚9_で50×50の鉄板が100枚必要な場合、その部品の名称はどのように付加されますか?
_/_/ 
_/_/ 私なら、同じ形の部品なら『A』という名称を付けて『Aという部品が100個』と発注しますが、
_/_/ 同じ形の部品に『A1、A2、A3……A100』という100通りの名称を付けて『各々1個づつ!』って発注しますか?
_/_/ 
_/_/ まぁここまで的外れな話しには成らないまでも、グルーピングをしないということは、これを寛容するのと同じです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 勿論、このような原寸方法というのか、考え方を記する専門書は無いと思います。
_/_/ 施主からは『グルーピング(寸法値の丸め) = 図面通りでは無い?(手抜き?)』という印象を持たれるかも知れませんし、
_/_/ 私とてグルーピングを要望する場合は、必ず客先の了承を得るようにしています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ある意味、手続きは面倒なのだけど、やらないと、ただでさえ人手不足の現場には余計な負荷が掛かってしまう。
_/_/ (100個の中から1つを取り出すだけなら簡単ですが、100個の中から特定の1つを取り出すのは手間なのです。)
_/_/ 
_/_/ 合理化と手抜きは似ていて異なるものです。
_/_/ 原寸(生産設計)の手抜きは、現場での大混乱をもたらすと、知っておいて欲しいですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ところで『専門書』と言えば、橋梁では『道路橋示方書』とか『デザインデータブック』とか有名ですが、
_/_/ 俗に鋼板に対する『曲げ加工』において、その最小R(曲げ内での曲げ半径)が何Rなのかは、ご存じですか?
_/_/ (もしくは、その根拠をご存じですか?)
_/_/ 
_/_/ 実はこれには色々な俗論が有って『鉄板を折り曲げると最小Rは自然に2.5tRに成る。』とか、
_/_/ 『図面に曲げRの指示が無い以上、そこへ曲げRの考慮など不要。』とか、以前は客先でも意見が分れていたようです。
_/_/ ところが最近、客先では『指示無き曲げ加工の曲げRは、曲げ内で15tR』という説が有力視されているようです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『15tR?それは本四連絡橋関連の案件で使われた仕様だろう?そこまでのRが必要なのか?』
_/_/ 私もかれこれ20年くらい前には、どこかでそんな意見を聞いたことが有るので、ずっと疑問には思っていたのですが、
_/_/ 有ったンですねぇ『道路橋示方書』に、それも予想だにしなかった『鋼種の選定』の項目に……。
_/_/ 
_/_/ ちなみにネットで『示方書』という単語を検索すると、
_/_/ 『施工上必要な工事の基準等を詳説した文書で、各作業の行程、施工の方法、
_/_/  仕上り、材料およびその調合等について請負者に指示を与えるものである。』
_/_/ という記載が有るので、もしかすると先の『グルーピング』に関する指示も、どこかに有るのかも知れませんが、
_/_/ 『主要部材において……内側半径は板厚の15倍以上にするのが望ましい。』の記述が有るのは、『同解説』の項なのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ この記載をどう解釈するのか?は、皆さまのご判断にお任せするしか無いのですが、
_/_/ (そもそも『主要部材』とは、どの部材を指すのか?『望ましい。』とは、どこまでの強制力が有るのか?)
_/_/ この一文が有るにも関わらず、曲げ部を『ピン角』で描かれた図面って見掛けますよね?
_/_/ 
_/_/ ちなみにネットでも色々と調べてみると、この15tRが厳し過ぎるという意見は有るようで、
_/_/ 『出来れば鋼床版で使われるUリブの曲げ=5tR、せめてシャルビー吸収エネルギー?150以上の7tRにして欲しい。』
_/_/ という要望も、どこかのコンテンツでは見掛けました。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁ何れにしても、これは『あれれ^^;如きの原寸業者』に決められる課題で無いことは明らかです。
_/_/ しかし、せめて設計を担当される方々には『これが主要部材なのかどうか?』くらい、把握しておいて欲しいです。
_/_/ (15tRって、板厚が20ミリを越えると、バカでかく感じるものです。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 何事も『知っていてやる』ことと『知らずにやる』ことには、雲泥の差が有る物です。
_/_/ (勾配に斜角が加わると、図面通りに作成することが有ることも知っていて損は無いはずです。)
_/_/ 
_/_/ 日々の精進で理解に努めたいものですね。^^;
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一月の初旬に少し退院の日取りを急いだのは、海洋土木の案件以外にも抱えていた案件が有ったことともう一点『決算!』です。
_/_/ 今回は12月末の速報で想定外の利益が出ていたようで、法人税やら消費税やら頭の痛い決算に成りそうですが、
_/_/ かと言って、自身の給与を上げれば『入院』とか、恐くて出来なく成りそうで……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ やっぱりどこかの時点で『ふんぎり』は、付けるべきなのでしょうね。
_/_/ (インボイスを導入した政治家が脱税するような国では、まともな商売なんて出来ないです。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 




 先頭へ戻る


<<あれれ…^^; 2024年1月のひとり言>>

  皆さま、明けましておめでとうございます。

_/_/
_/_/ ……と、改まった挨拶も10回を越えた頃からは惰性感とて漂うものに成っているようですが、今年はひと味違います。
_/_/
_/_/ なんと言ってもこの挨拶、実は『とある病院の病室』で書き綴っているわけで、
_/_/ 実際のところ、このページをウェブへアップ出来るかどうかは、近日中に行われる手術の結果次第!
_/_/
_/_/ ……と言えば、生死を掛けた大手術?って思われても困るので病名を言うと、気胸(肺に孔が明く病気)なのだそうです。
_/_/
_/_/ なので、皆さまがこのコンテンツを閲覧されている時点で、あれれ^^;は復帰していることに成りますし、
_/_/ 再発の可能性も適切に処置をすれば『神のみぞ知る。』程度の確率らしいので、
_/_/ 原寸のお仕事も、もうしばらくは現役で続けられると思っています。
_/_/
_/_/ よって、またまた皆さまへは月並みな挨拶と成りますが、
_/_/ 今年もよろしくお願いします。
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ いずれにしても、発症した時期というのか、病状を把握した時期が年末に近かったことが『病室からの年初のご挨拶』の原因になった訳ですが、
_/_/ 現時点で知らされている最短の退院日は1月9日なので『ちょっと遅れたコンテンツの更新』程度で済めば幸い……と思っています。
_/_/
_/_/
_/_/ ……と、実際には退院すると年末年始に予定していた挨拶やら仕事やら、ドタバタするのは目に見えているので、
_/_/ こうして『下書き』をしているわけですが、現時点での2024年はまだ3日目なのに、
_/_/ 巷では大きな出来事が立て続きに起こっているようですね。
_/_/
_/_/ 元旦には北陸地方で震度7大地震、翌日には羽田空港で飛行機の衝突事故。
_/_/ 今日も今日とてJR小倉駅の周辺で大きな火災が起こっている映像が流れているようです。
_/_/
_/_/ 地震での死者数が増えていく中、400名の乗った飛行機が大炎上とか、有り得ないような映像を目にすると、
_/_/ 『今年って、どうなってしまうのだろう?』不安を持たれた方も少なくは無いと思うのですが、
_/_/ 『旅客機の乗客、乗員は全員脱出!』の報を聞いた時は、私も『全員無事での脱出であってくれ!』心底願いました。
_/_/
_/_/ 残念ながら小型機の乗員5名の方々には、ご冥福を祈ることしか出来ないのですが、
_/_/ 結果として旅客機の乗客、乗員全員と小型機の乗員1名の方が生存された状況は、まさに奇跡だと思います。
_/_/ だって飛行機同士の衝突事故と言えば、史上最悪のジャンボ機同士の衝突が頭を過りますものねぇ……。
_/_/ (と言いつつ、私の頭を過ったのは、私の26歳の誕生日に起こったジャンボ機の墜落事故ですが……。)
_/_/
_/_/ ……と、誰が考えても、このような事故は絶対に起こってはならないと願うことなので、
_/_/ 安全への対策は何重にも練られているはずなのですが、それでも飛行機の事故は起こり続けています。
_/_/ (米軍のオスプレイが墜落したのも、つい最近ですものね。)
_/_/
_/_/ このような『起こりえないはずの事故』の原因は、凡そ『勘違い』とか『錯覚』とか当事者の不注意(ヒューマンエラー)とされることも多いようですが、
_/_/ 実際には、その不注意を誘発している要因もあるはずです。
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ なので……と、この飛行機事故の原因と私の作業ミスの原因を同一視するつもりは無いのですが、
_/_/ 実は先月(12月)には、私も『言い訳など出来ないような不具合』を出してしまいました。
_/_/
_/_/ と言っても、これは『誰かから指摘をされて見つかったミス』では無く、
_/_/ 私自身が自分のミスに気付き、客先へ状況の確認をお願いしたところが……アウト!!制作済だったという話なのですが、
_/_/ 現実問題として、誤った原寸資料は全ての制作工程をすり抜けて、製品(部材)に成っていたのです。
_/_/
_/_/ この部材、このまま誰も間違いに気付かなければ、間違った仕様のままで納品先へと運ばれてしまう可能性も有った訳ですが、
_/_/ 実際は使用する人が見ると、一目で『これは違う!』一笑されるほどに正規品とは異なる誤仕様です。
_/_/ これだけ違うと、間違っても『誤った部材を、そのまま使用する』事すら出来なかったはずですが、
_/_/ それ程までに目立つ間違いでも、工場では気付けないことが有る?
_/_/ (そんな馬鹿な!と思える部材でも、実際に制作されてしまったのだから……。)
_/_/
_/_/
_/_/ まぁある意味、人間が考えたモノを人間が作っていれば、どこかで間違いが起こるのは必然です。
_/_/ なので、私とて自分が行う作業は、必ず『自分を疑う!』という姿勢でチェックを行っている訳ですが、すり抜けちゃったンですよねぇ……。
_/_/
_/_/ 本当に気付いてみれば『なんでこんなに単純なこと?』に気付け無かったミスなので、これこそ『不注意』と言ってしまいたいのですが、
_/_/ 単純であるが故に油断をしたのか、過信が有ったのか?
_/_/
_/_/
_/_/ 今回はさすがにヘコんだので、くよくよと半年近くも前に作成した原寸資料や使用した図面やCADデータやら軒並み全てを検証してみたのですが、
_/_/ この図面と類似案件の図面を見比べると、なんとなく違和感が……?
_/_/ 誰が見ても同じような図なのに、一方の図面には45°という角度の指示が有り、一方にはその角度指示が無い。(図としては同じ45°のはずなのに。)
_/_/
_/_/ ……と、ここまで言えばこの原寸ミス、誰が見ても45°の角度付加が必要なところを『0°』で作成したと察っしも付くはずです。
_/_/
_/_/ 『えっ?1°や2°の小角度じゃあるまいし、図形で45°も振っていれば、近視でも老眼でも分かるよね?』
_/_/ 確かに私は遠近両用メガネを掛けていますが、こんなにも大きな角度を見逃したのです。
_/_/
_/_/
_/_/ なので話は『これほどまで誰が見ても分かりそうなことを、何故間違えるんだ?』という話に成るのですが、
_/_/ この不具合『半年も前の原寸不良に、今さら何故、私自身が気付いたのか?』と言う疑問が有りますよね。
_/_/
_/_/ 普通なら納品を終え、検収を頂けたら、それで終わり。(2次保証は出来ない契約なので……。)
_/_/ 勿論、客先から特段の要望でも有れば、1年前でも2年前でも、可能な限りは納品した原寸資料も再照査出来ますが、
_/_/ 師走には、そんな余裕が無いのも実情です。
_/_/
_/_/ それなのに半年も前に納品した原寸資料の不良に気付いたのは?
_/_/
_/_/ それは先月、新しい制作案件で類似の製品を作成する機会が有ったから……。
_/_/ つまり、半年前に作成したCADデータを参考にして、新しい資料を作成していたところ、
_/_/ 『ここは同じ図形に成るはずなのに、サンプル図形は何故45°を無視した図に成っているのだろう?』って違和感を覚えたのです。
_/_/
_/_/
_/_/ 正直なところ、ここからは私の心の中で『葛藤』が続きました。
_/_/
_/_/ このまま違和感は違和感として、今回の案件では45°の角度を付加すれば、任務は完了です。
_/_/ 今さら半年前の原寸資料を調べて間違いだと分かれば大騒ぎに成るし、それなら客先から指摘を受けてから叱られる方が増し?
_/_/ でも兄貴と慕う担当様は、以前、私に言ったことが有るのです。
_/_/
_/_/ 『工場内で見つかった不良と現地で見つかった不良は、重みが違う!』って。
_/_/
_/_/
_/_/ それならば納品した一品図だけでも確認しておこうか……って、
_/_/ 送信したメールの一覧から、この部材の最終納品のデータを探し出して閲覧……、
_/_/ 『アウト!』
_/_/ あっ!あれでも半年前の図面では実際に0°の図形指示に成っていたのかも!
_/_/ 『アウト!』
_/_/ こ…こうなると、納品後に客先が間違いに気付いて、データを修正してくれてないだろうか?
_/_/ も…もしくは半年前の資料でも、まだ保留とか制作中とか無いだろうか?
_/_/ 慌てて担当様へ電話をするも、18時過ぎでつながらない。
_/_/
_/_/ 結局、一縷の望みを託したメールの返信が届いたのはその翌日で『アウト!』
_/_/
_/_/
_/_/ そんなこんな、国の運輸事故調査委員会が調査する訳じゃなし、新規案件図面と半年前の図面を並べて見比べて、
_/_/ ようやく気付いたのが『45°の記載と不記載』の違いだったのです。
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ ……とは言え、さすがに半年前の行動に関する記憶は曖昧なので、ここからは『想像』も混じった話に成ってしまいますが、
_/_/ 多分、半年前の私は、その図面に45°の指示が欠落していることに気付いていたはずです。
_/_/ 実際、その数週間前にも類似した部材を作成した履歴が有ったので、その図面も確認したのですが、そこでも45°の指示は欠落していたのです。
_/_/ それなのに、そこではどういう訳か45°を考慮した図形を作成している……。
_/_/ 何故?って思いながら、それよりも以前に遡って類似構造の図面を確認してみると、それ以前は『45°』が明記されていたのです。
_/_/
_/_/ だとすると不具合を出した案件の1つ前の案件では『これまでと違うけど、これは45°の記載漏れ、注意が必要!』と判断したはずです。
_/_/ しかし不具合を出した案件では、記載漏れの認識をした際に『またか…。』多分、悪魔のささやきも聞こえたはずです。
_/_/
_/_/ このささやきが不具合を誘発した?……と言えば、飛躍し過ぎでしょうか?
_/_/
_/_/
_/_/ この前回と前々回の2案件、図面には45°という角度が有るはずなのに、文字(数字)としての45°の表示が無いのは同じなのですが、
_/_/ 前々回はこれまでの流れと異なったので『違う!』という認識も強かった。
_/_/ (もしかすると、チェック用に印刷した図面には45°と朱書きを加えたかも知れない。)
_/_/
_/_/ しかし前回は『またか…。』って思った時点で、認識が『前と同じ(45°)=角度は無い(0°)』へとズレてしまった可能性が有る?
_/_/ (多分、チェック用に印刷した図面には、45°の朱記などしなかったと思います。)
_/_/
_/_/ この認識のズレは、原寸資料のチェックの際に行う『図面の消し込み情報』を無効化しますよね?
_/_/ (消し込みチェックって、図面に明記されている数値や記号を単品図と照合するチェックなので、図面に無い情報は、照合出来ないのです。)
_/_/
_/_/ 勿論これは私レベル(数値ばかりを目で追ってしまう)作業者が陥り易いトラップなのですが(不足している情報は、作業者が図面に書き込めば良い)、
_/_/ 実際のところ、消し込みチェックは客先でも行っているのです。
_/_/
_/_/ そんなダブルでの消し込みチェックさえすり抜けてしまった、誰が見ても当たり前の角度45°。
_/_/
_/_/
_/_/ 屁理屈を言えば、図面に描かれた図形が45°のようにも見えていても『45°という寸法の指示は無いので0°』だと言えるのかも知れませんが、
_/_/ それを言うと解決策など見つかりません。
_/_/
_/_/ それで私が考えた解決策って結局のところは『当たり前』の方法なのですが、
_/_/ 客先には責任転嫁と思われても、図面の不備は必ず連絡すること!!……なのです。
_/_/
_/_/ 事前に不備さえ指摘しておけば『見れば45°と分かるじゃないか!』と言われても、私の勝ちです。
_/_/ (見て、分からなかったから勘違いは起こりました!と言えるからです。)
_/_/ 要は、図面の不備を連絡した資料を保管しておくことこそが、私の不具合対策なのです。
_/_/
_/_/ 結果としてこの不具合、『見掛けの原因』は注意不足であり、図面に45°の明記がされて無かったことも一因ですが、
_/_/ 実はその数週間前の前々回の図面に45°の明記が無いことを連絡しなかったことが『真の原因』だと思うのです。
_/_/ (真の原因は当該案件では無く、もう一つ前の案件に有った。)
_/_/
_/_/ 皆さまとて、案外このような状況に遭遇することは少なくないと思うので、怖い話……だとは思いませんか?
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ しかし本当に怖いのは『じゃあ何故、前々回の案件で図面の不備を連絡しなかったのか?』という問題ですよねぇ。
_/_/ 私は『どこかの時点で、図面の不備に対する認識が麻痺していた。』
_/_/ (図面の不備を、不備とは感じないほどに『常識だ!』と判断する思考が身に付いていた。)
_/_/ と答えますが、本当にそれだけなのか?までは分かりません。
_/_/
_/_/
_/_/ こんなことでクヨクヨすることに成ると分かっていたのなら、図面不備の大小に関わらず連絡くらいはしておけば良かった。
_/_/ こういう後悔を巷では『あとの祭り』と言うそうですが、半年前と言えば、
_/_/ 何か他の案件でも図面の不備を指摘して『そんなことは無い!』って回答で、客先との関係がギクシャクした時期とも重なるのです。
_/_/
_/_/
_/_/ ちなみに近年は『図面の不備を指摘する』そんな、ある意味『当たり前の行動』に対する評価は、ないがしろにされ気味なンですよねぇ……。
_/_/ 私とて殊更に客先から要望をされれば細かな図面の不記載とて指摘はするのですが、
_/_/ どうかして『そんな重箱の隅をつつくようなことまで……。』とか『それは常識!(橋示方書)』とか言われると、
_/_/ 『またか……。』で済ませたくも成ることは有るのです。
_/_/
_/_/ 私は案外気紛れで、以前、兄貴から『お前のやるべきことは、図面通りの図形を作ること!』と言われたことも、その時々で、
_/_/ 『図面通りの図形を作ることは、案外、難しい!』と解釈したり、『それ以外のことは、行っても評価はされない。』と解釈したりしています。
_/_/
_/_/ ですが、出来れば原寸資料の作成は『客先と二人三脚で作るもの。』って思いたいものですね。^^;
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ 病室での生活は単調で、TVを観るか本を読むかでもしていないと時間を持て余してしまうのですが、年明けからこれだけ臨時放送が続くと、
_/_/ 観たかったYOASOBIの紅白ステージ再放送は、いつのことになるのやら……。
_/_/
_/_/ 実は客先では昨年末で『原寸展開のレジェンド』と呼ばれていた担当さんが引退されたので、
_/_/ 私も挨拶がてら原寸展開の考え方を教わりたかったのですが、緊急入院で実現できず。
_/_/ 手元のラップトップでCADの一つも動かせたら、かつてレジェンドから教わった『展開』の考察やら復習やらも出来たのですが、
_/_/ こんなにも小さなキーボードだとワードパットで文字を打つのも一苦労。
_/_/
_/_/ 実は先月は展開ものの原寸も依頼があったので、この機に少し考え方を整理したかったンですよねぇ……。
_/_/ 勿論、私に依頼される展開もの原寸なんて、そんなには複雑なものでは無いので、2次元Cadでも原寸は出来るはずなのですが、
_/_/ (3次元モデルを構築して法線方向から2次元展開?みたいな難易度では無い)
_/_/ こういうモノというか方法は、何かしらの『とっかかり(取っ掛り?)』が必要なンですよねぇ……。
_/_/
_/_/ かつて、このレジェンドに匹敵する技量を持った『大師匠』は、私に『原寸展開は一番、見辛そうな方向から見ると分かりやすい。』とか?
_/_/ 変な事を言ったのですが、当時の私にはその意味など、皆目、理解出来ませんでした。
_/_/ それでこの機会にレジェンドからは、その溝を埋めるためのヒントだけでも教わりたかったのですが……、天は我に更なる試練をお与えに成った?
_/_/
_/_/
_/_/ 実は先月の展開もの原寸を行っていて、ちょっとだけ気付いたことが有ったので、それだけでも確認をしたかったのですが、
_/_/ もしかすると、2次元での展開もの原寸の取っ掛かりは、投影長と実長の違いなのかも知れないのです。
_/_/
_/_/ 投影長と実長の違いはコサイン(Cos)の割り算計算に成るので、感覚的には分かり辛いンですよねぇ……。
_/_/
_/_/ 原寸って、タンジェント(Tan)の掛け算さえ理解出来たら、概ね初心者としては合格ですが(Tanは僅かな角度でも結構大きな値が出るので)、
_/_/ コサインは角度が大きく成らないと目立たないので、意識し辛いのです。
_/_/
_/_/ ……なので、ある意味『見辛い方向』と言うのも、その場の言いようとしては的を得ていたのかも知れないなぁ……。
_/_/
_/_/
_/_/ そんな考えに至ってからは、これまで原寸展開で悩んだあれこれを頭の中では思考し続けていた訳ですが、
_/_/ そういえば横桁ウェブとフランジの取付け角度が直角では無い場合(縦断勾配なりの場合)、その角度はウェブの法線方向の角度で計算しますよね?
_/_/ (主桁方向に対して横桁方向が直角なら縦断勾配=取付角度ですが、主桁方向に斜角を持つ横桁の場合は異なります。
_/_/  『その違いなんて目クソ鼻クソだろ?』って答える人にとっては、図面不備も常識の範疇?)
_/_/
_/_/ この場合、横桁の法線方向を俗に言う『投影長』、主桁の方向を『実長』だと考えると、
_/_/ 思った以上に横桁ウェブとフランジの取り付け角度を計算し易いのです。
_/_/
_/_/
_/_/ 勿論これは我流なので、本当は3次元Cadで検証をしてから皆さまの意見を聞きたかったのですが、
_/_/ 人の運命と言うのか命と言うのは、薄氷のごとく脆いようです。
_/_/
_/_/ 今回とて私の自覚症状は『会話をしていると、語尾の辺りで声が擦れる。』程度の異常だったのですが、
_/_/ 家族の前で手術の説明を行った医師の話では、気胸とて放置をすると命に係わる事態は想定されるらしい。
_/_/
_/_/ 欲を言えば最初に診療した25日にレントゲンを撮っておけば……なのですが、27日に入院出来たことさえ幸運だったようで、
_/_/ あのまま年末年始の休診期間を迎えていたら、今頃は救急診療でも肺炎を起こし、生死の境を彷徨う可能性は有ったようです。
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ まぁ、たまには仕事部屋の馬鹿でかいPCから離れてラップトップのタッチパッド操作に悪戦苦闘するのも気分転換としては悪く無いのですが、
_/_/ 病院の病室とビジネスホテルの客室との決定的な違いは『ネット』です。
_/_/ 勿論、入院が決まった当日には『Wi-Fi使用の可否』について確認したのですが、それらしきネットは有っても接続用のパスワードは公開されていないらしい。
_/_/ それならば……と、スマホを取り出し『デザリング:Bluetooth』をチャレンジする訳ですが、
_/_/ あ〜でも無い、こ〜でも無い錯誤の末に勝ち取った通信速度は超低速!(私のスマホの通信速度はいまだに4G)
_/_/
_/_/ 挙句、通信容量にも3Gの制限が有るようで、『越えそうです!』の警告メッセージ。
_/_/ 『私なんか、毎月のように無視してスマホやってるけど?』
_/_/ たかだた1000円程度の超過料金を支払うのは普通のこと?みたいな妻の言葉に憤りを覚えつつ、
_/_/ こうしてネットにもつながっていないラップトップと相対しているわけですが、Wi-Fiさえ有ればVRゴーグルだって、もっと検証出来たものを……。
_/_/
_/_/
_/_/ そういえば先だって購入したVRゴーグルですが、やっとの思いでパソコンとの接続は出来たのですが、
_/_/ (出来てみれば、これまで何故出来なかったのかが不思議なくらいに容易でした。)肝心のVRコンテンツを探索中に年末ドタバタ、入院騒ぎ。
_/_/ あのまま検証を続けることが出来ていたら今頃は、透過画像とパススルーを重ねることも出来ていたはずなのですが、
_/_/ スマホだけだとYouTubeを閲覧していても味気ない。
_/_/
_/_/ 結局のところ、月並みに『読書(ラノベ)』が、一番楽しいみたいです。
_/_/
_/_/
_/_/ それにしてもこのキーボード……、少し爪が伸びているのも原因なのでしょうが、Enterキーを押しているつもりが、
_/_/ どうしても隣の『」』キーに触れてしまうのはストレスです。^^;
_/_/
_/_/ そもそもがタッチパッドを二本指でタッチしたらマウスの右クリックと同じとか、そんなことを解説している説明書とか、どこに有るのでしょうか?
_/_/ (実はスマホも『ー(長音)』文字の出し方が分からなくて、この度、調査。
_/_/  見事、ひらがなの『わ』を長押しすると右側に出ることを突き止めました!)
_/_/
_/_/ ちなみに皆さまは、どうやってこのような操作方法を勉強されているのでしょうか?
_/_/ タッチパッドの操作方法やスマホの文字入力って、当時の情報処理技術者試験では出題されて居ませんでした。(今でもそんな試験問題は無い?)
_/_/
_/_/ なので『これでも情報処理技術者なのだけど!』って、笑いを取れるのは良いのですが、
_/_/ ラインでのやり取りとか、文字入力が遅くて、問いと回答のコメント欄がズレてしまうのは地味に傷付きます。
_/_/ (これでも昭和世代のお年寄りなのだから、もう少し労わって頂けたら幸いです。)
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ 先にも書いたよう、最短の退院予定日は9日なのですが、最遅の退院予定日は?という話に成ると、これは結構流動的で、13日だったり15日だったり……。
_/_/ そういう話になってしまうと1月の売り上げは限りなくゼロに成ってしまいます。
_/_/
_/_/ まぁもう今更ですし、これを機会に給料もグンと減らし、生活保護を申請するのも悪くない?
_/_/ (会社だけは維持しておかないと、社有車とかの経費さえ維持出来ない。)
_/_/ いずれにしても後8か月で年金にも手は届くのですが『私は年金を受給出来ない運命なんだ!』と近所の先輩に吐露した先がこの始末。
_/_/
_/_/ 良かれ悪しかれ直面している事態には一喜一憂するものですが、過ぎた悲観はほどほどにしたいものですね。^^;
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ ……と、今日は5日後の1月8日。
_/_/ 入院して2週間、やっとのことで明日(9日)の退院許可が下りました。
_/_/ (手術……無事に終わったのだけれど、その日の晩は痛くて地獄のような睡眠時間を味わいました。)
_/_/ 内視鏡手術とは言え、まだ抜糸も終わって無いのですが、取り合えず目先の原寸案件と決算だけは乗り越えなきゃ……って感じですね。^^;
_/_/
_/_/
_/_/ 兎にも角にも今は出来ることに最善を尽くします。
_/_/
_/_/
_/_/
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/




 先頭へ戻る



トップページに戻る