あれれ…^^;の橋梁製作・・・鋼橋編


橋の製作に関する、色々な話題です。
業界以外の方々にも、興味を持てる解説… みんなの力で、製造業の未来を切り開きましょう!!!



橋造りに携わる皆様、今日もお疲れさまです!!

このホームページは、主に橋梁原寸(生産設計)の話題を取り上げています。

設計や製作に関わる方々も、是非一度立ち寄って下さい。

力を合わせて、橋造りの技術を磨きましょう。

みんなの力で後世に ”日本の橋造り ” を継承しましょう。



別館へ立寄る お経読誦”健康法”解説のHPです。
お疲れの人は立寄ってみて下さい。




感謝!!ありがとうございました。
最近、心ある方々からアドバイスを頂くことが出来ました。

これは「橋を作る上での理屈」なので、知っておいて損は無いことです。

皆さまにも関心を持って頂けたら幸いです。



★3次元原寸システム ”proBridge” を紹介しています。


★切断・孔明・溶接データ編集システム ”SoftDraw” を紹介しています。


コンテンツにある”proBridge"は、”CRCソリューションズ社”、
”ミプソン、マスターソン”は、”JIPテクノサイエンス社”に帰属するシステムです。

”CL/DLデータ”は、”JIPテクノサイエンス社”のNCデータフォーマットです。

”AutoCad”及び”AutoCadLT”は、”オートデスク社”の登録商標です。

”SoftDraw”は、 SoftBridge社 サノテック社に帰属するシステムです。

各々のシステムの詳細は、帰属主へお問い合わせをお願いします。

(このホームページでは、良いものを良い!!と紹介しています。
^^;)

<<あれれ…^^; 2024年4月のひとり言>>
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_/_/ 皆さまには『ポン』と言えば、ポン菓子やポン酢など、頭には浮かぶと思うのですが、
_/_/ 『ぽんのみち』というタイトルのアニメでは、マージャン用語の『ポン』。
_/_/ 
_/_/ 敢えて、その麻雀用語でいう『ポン』を説明するつもりは無いのですが、
_/_/ 先日、私が卒業した高校の同窓生で構成されているメッセージアプリ(グループLINE)を閲覧していると、
_/_/ 『ぽんのみち』が尾道を舞台としたアニメとして紹介されていました。
_/_/ 
_/_/ しかし、このメッセージに対する『返信(リツィート?)』は、ただ一件。
_/_/ 尾道市も『市』を挙げて応援しているはずのアニメなのに、100名近いメンバーは、ほぼ既読スルー。
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_/_/ やっぱり昭和世代にとってアニメは、鬼門というのか、子供の見るものということなのか、
_/_/ 認知されていないのでしょうかねぇ……。
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_/_/ 深夜アニメも、冬アニメから春アニメへと切り替わる、この4月。
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_/_/ 皆さまへも、一度くらいは『ぽんのみち』を紹介して於けば良かった。
_/_/ ちょっとだけ後悔をしている、あれれ^^;です。
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_/_/ ちなみに、TVでアニメ『ぽんのみち』が最初に放送されたのは、今年の一月。
_/_/ 第一話は、私が入院中に放送されたようです。
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_/_/ 妻は気を利かして、これをレコーダーへと録画してくれたので、退院後は早速二人で観たのですが、
_/_/ 正直言って第一話は『尾道に、こんな場所有ったっけ?』とか『こんな尾道弁、年寄りでも使わない!』
_/_/ ツっ込み所は満載で、チョンボの解説なら『勝負師 哲也(古い!)』でも見て欲しい……みたいな内容。
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_/_/ 『これって、どさんこギャル(北海道が舞台のアニメ)に、負けてネ?』
_/_/ 自称『アニ・オタ』の私に、妻は『確かにちょっと違うみたい、……と言うのか、何でマージャンなん?』
_/_/ 『このままじゃ、どっかの朝ドラと同じで、反省会とか始まるンじゃネ?』
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_/_/ 潮目が変わったのは、第五話で尾道の市街地から向島へと車で移動するシーン。
_/_/ 尾道大橋と新尾道大橋がアニメとは思えないほどリアルに表現されていたのです!
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_/_/ 
_/_/ ……と、これは地元の人から見れば当たり前の風景なので、妻とて特段の感激など無かったようですが、
_/_/ 『新尾道大橋』に関しては、その昔、私もその原寸作業には従事をさせて頂いた経緯が有ります。
_/_/ (そもそもが向島側の橋台は、私がお世話になっている客先の『敷地内』に設置されています。)
_/_/ 
_/_/ 同じ尾道の住人にして日常的な風景とは言え、殊『橋の風景』とも成れば、思いはひとしお。
_/_/ どこまで忠実に描かれているのか、つい『プロ?の目』で見てしまう訳ですが……。
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_/_/ 
_/_/ いや本当にアニメとしては『これ以上は無いだろう!』って思えるくらいにリアルなのです。
_/_/ それで、これは『アニ・オタ』というより『橋・オタ』の話に成ってしまうのですが、
_/_/ まず尾道大橋と新尾道大橋は『兄弟橋』。(と言うより、『親子橋』だと思いますが……。)
_/_/ 
_/_/ 昭和43年(1968年)に完成した尾道大橋は3径間連続鋼床版2主桁斜張橋(鋼床版鈑桁)と呼ばれているようですが、
_/_/ 地元の住民から見れば『片側一車線の県道』と言うのか『吊り橋?』みたいな印象を持たれているようです。
_/_/ (以前は私も、海を跨ぐ橋は全部『吊り橋』だと思っていました。)
_/_/ 
_/_/ 対して平成11年(1999年)に完成した新尾道大橋は5径間連続鋼箱桁斜張橋。
_/_/ (確か3主桁だったはずですが、カバーやフェアリングに覆われていて、主桁は見えません。)
_/_/ 言うまでも無く、本州四国連絡橋(西瀬戸自動車道)では本州側の起点(玄関)なので、片側2車線の自動車専用高速?道路。
_/_/ (しまなみ海道には7区間に8つの橋が有りますが、歩道・自転車道が無いのは、新尾道大橋だけ。)
_/_/ 
_/_/ この2橋は海上部において平行になるよう設置されているので、まずは『どっちが新で、どっちが旧?』という話に成るのですが、
_/_/ (ちなみに両岸では橋台も並んでいるため『何故、新は5径間で旧は3径間?』って思ったあなたは、橋梁専門家?)
_/_/ 東西南北で言えば、東側が尾道大橋で西側が新尾道大橋。(郊外側が尾道大橋、市街地側が新尾道大橋)
_/_/ 
_/_/ その位置関係だけで言えば、凡そがアニメや漫画でいう『尾道水道』の風景は、市街地から東側を望むカットが使われるため、
_/_/ 橋の一本柱(主塔)が手前で、二股の柱は奥側という2橋の位置関係も、まま正しく描かれています。
_/_/ 
_/_/ しかし、この橋を車で渡る際は『どこへ向って、どちら側の橋を通行しているのか?』に依って、見える風景は異なるはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ その辺り、他にも尾道を舞台にしたアニメはいくつか有るのですが、
_/_/ (古くは『かみちゅ』とか、近年では『ソラとウミのアイダ』とか、確か『たまゆら』でも数話……、『蒼穹のファフナー』は知らない。)
_/_/ 市街地から向島のマリンセンターへ向うのであれば、普通は尾道大橋経由ですし、だったら新尾道大橋は車の進行方向の右側に見えるはずです。
_/_/ (尾道大橋から新尾道大橋を見ることに成るので、やじろべえ構造のケーブルは、複数本分、現れるはずです。)
_/_/ 
_/_/ 果たして、これがその通りに描かれていたンですねぇ〜〜。^^;
_/_/ 
_/_/ 新尾道大橋の全景画では7本ずつ(計28本)描かれているケーブルが、移動する車から見た風景のカットでは6本分流れるのです。
_/_/ (アニメなので、ドローンで上空から見た橋の風景も有るわけですが、そのカットには客先の工場の敷地も描かれています。)
_/_/ 
_/_/ 『やるじゃん!』って、正直、感激させられました。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ただ、惜しむらくは、双方の橋の高さ関係です。
_/_/ 通行しているのが尾道大橋なら、その欄干が一定の高さに見えるのは良いのですが、新尾道大橋の欄干の高さは変化するはずです。
_/_/ なぜならば各々の橋の径間中央の高さは、両岸の支点高より、尾道大橋では高く(山なり)、新尾道大橋では低く(谷状)なっています。
_/_/ 簡単に言うと、2つの橋は『橋台』での高さが異なる(新尾道大橋の方が高い)ため、径間の中央付近だけ高さを揃えているのです。
_/_/ 
_/_/ 後から造った新尾道大橋を『何故、そんなややこしい線形にをしたのか?』の理由は、以前にも触れたよう諸説あるのですが、
_/_/ そんなオタク談義を『反省会』のネタにでもされたら、それは知ったかぶりの『KY(空気読めない)』に成ってしまう?
_/_/ 
_/_/ 実際、私はアニメで尾道大橋をこれほど丁寧に描いた作品を知らないので、嬉しく思っただけなのです。^^;
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_/_/ そんなこんな、第6話以降も千光寺や浄土寺と言った名所の紹介は『地元の者でも知らないスポット』と共に描かれていたり、
_/_/ 『あっ!ここって料理が美味しい温泉じゃン!』みたいな隠れ名所が描かれていたり……。
_/_/ 
_/_/ 『いつの間にやら、どさんこを越えたんじゃない?』問い直す私に、
_/_/ 『職場のお婆たちの間では「なんで主人公たちの胸が、あんなに大きいのか?」って、ヒンシュクを買っているけど……。』
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_/_/ それはねぇ……、『五等分の花嫁』の作者が作画しているから……、って言っても分かンないでしょうねぇ。
_/_/ (『五等分の花嫁』と言えば、週間少年マガジンの恋コメでは、異例の人気だったのですが……。)
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_/_/ ちなみに、TVアニメ『ぽんのみち』は、残念ながら3/27に1クール12話が終了。
_/_/ 竹原が舞台だった『たまゆら』のように、尾道市が続編の製作でも望めば、第2期の可能性も有るのでしょうが、
_/_/ メッセージアプリの中ですら盛り上がらないようでは……、ですね。^^;、
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_/_/ それでも興味をお持ちの方など居られたら、今なら(4月始時点)、YouTubeで『pon no michi episode 5』の検索で、
_/_/ 尾道大橋を車で通行しているシーンを見ることは出来るみたいです。
_/_/ (全24:24の内、15:15の辺りから15:53辺りまで。)
_/_/ ただし、そんな動画が閲覧出来ること自体、良し悪しの線引きは曖昧なので、閲覧は自己責任でお願いします。
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_/_/ ……と、アニオタが強引に橋オタ談義をすると、こんな感じに成っちゃうみたいですが、
_/_/ アニメなら『見りゃ分かる。』と言ってしまえば、それだけのことです。
_/_/ (映像の良否なんて、言葉や文字で説明しても伝わらないモノですし、そもそもアニメとか見る人の好き嫌いも有りますし……。)
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_/_/ 百聞は一見にしかず……と言うのは正論だと思うのですが、かと言って『橋』とか『トンネル』とかの製作で、
_/_/ 『出来上がったモノを見て頂ければ、全てを理解頂けます!』なんて言いようは通用しません。
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_/_/ 
_/_/ 先の尾道大橋だって、2つの橋が並んでいる風景だけ見れば『ワンダフル!』誰もが美しいと思うはずですが、
_/_/ 全景の見える『橋』ならまだしも、トンネルとかは上下線で平行設置されていても、その外観など見えません。
_/_/ 
_/_/ なので私は昔から『海底トンネル』とかの通行中は、妙な息苦しさ?と言うのか不安を覚えていた訳ですが、
_/_/ 最近、他人の作成した原寸一品図(単品図?加工図?)を見ていると、それに似た感じの不安感を覚えるのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 勿論『これは原寸システムから出力された一品図です。』と言われれば、それなりに正しいのだろう……と思わなくも無いのですが、
_/_/ その一品図を図面と照合して『問題無いか、チェックをして下さい。』って言われると、違和感を覚えるのです。
_/_/ 
_/_/ 何故ってそれは、その一品図から『美しさ』を感じられないから……。
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_/_/ 
_/_/ これはもう10年以上も前のことなので、今はもう、どうなっているのか?も分からないのですが、
_/_/ その頃に私が運用を任されていた原寸システムでは、図面との照合チェックが容易な部材には、
_/_/ 必ず、その一品図(単品図)へは、図面との照合用寸法が付加されていました。
_/_/ (主にHstとかXstとかガセットとか……、俗に言う小物部材ですね。^^;)
_/_/ 
_/_/ 対して主桁のウェブとかフランジとか、線形の影響の方が大きくて、図面との照合が困難な部材には、
_/_/ 各々の部材に関する『部材情報(プロパティ)リスト』が添えられていました。
_/_/ (基本的に主桁のウェブを図面通りの形や寸法値で加工する工場は、無いはずなので……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 図面との照合が容易な部材は、一品図に寸法を付加して、図面と照合。
_/_/ 図面との照合が困難な部材は、原寸情報を照査出来るリストを作り、線形情報や原寸仕様書と照合。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ これこそが橋梁製作に於いてはベストの組み合わせだと、信じて疑わなかった訳ですが、
_/_/ 最近のシステム原寸が出してくる一品図は、図面照合用の寸法ばかりが目立つ仕様に成っているようなのです。
_/_/ 
_/_/ 例えば主桁ウェブの一品図にVstの配置寸法が付加されていると、それを図面の配置寸法と照合出来なくは無いのですが、
_/_/ 主桁ウェブの一品図には必ずのように溶接縮みに対する伸ばしが加算されています。
_/_/ (1000ミリピッチの配置に1Mで0.7ミリの伸ばしを加算すると、ピッチは1000.7ミリとかに成る訳です。)
_/_/ 
_/_/ この小数点以下に端数の付く寸法値が、主桁や添架物の図面と照合出来る全ての寸法に反映されているとしたら?
_/_/ 
_/_/ つまり100の長さなら100.07なので、小数点1桁だと四捨五入で100.1。
_/_/ 3桁で表示されていても良さそうな寸法値まで5桁表示に成るので、そこら中で寸法値は重なってしまうのです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ それって、どう見たって『不細工』ですよねぇ?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 本来なら桁高2Mの添接孔の上下で+2の高さ方向の伸ばしまで、1Mで1ミリの均等伸ばしで原寸されると、そこにも100.1。
_/_/ 正直言って『一見にも値しない!』って、突き返したく成ることも有るのですが、私はしがない外注業者。
_/_/ 客先とて、これが当たり前の一品図とは思って居ないことを知っているので、出来る限りのことをしているわけですが……。
_/_/ 
_/_/ 数学者たちの言う『エレガント』とは申しませんが、もうちょっと『素朴な一品図』って作れないものなのでしょうかねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁもうこれは老婆心?じゃなく、私は年を取ってから気が短く成ってしまったのかも知れませんが、
_/_/ 一品図に付加されている寸法も『これが図面と照合出来る寸法なのか?』って目で見ると、我慢出来なく成ることが増えました。
_/_/ (横構ガセットとブレースが取り合う木口に『53、53』の縦横寸法が表示されているのを見た時は、気絶しそうでした。)
_/_/ 
_/_/ 正直に言うと、私が数年前から高血圧を覚えるように成ったのは、そんな一品図が増えた時期と重なります。
_/_/ 端的に言うと、その寸法値が何の長さなのかも知らずに一品図へ付加できる作業者って、無責任ですよね?
_/_/ 
_/_/ いかにも『寸法を付けろと言われたから付けました。』と言わんばかりの『イヤイヤ、面倒寸法』など、落書きと一緒です。
_/_/ 
_/_/ 一品図(単品図)って、私のようなチェッカーだけでは無く、この図を見ながら加工を行う作業者とて必要とする資料です。
_/_/ (図面だけ見ると分かり辛いから『一品(単品)』だけの図にしている、という見方も有ると思うのです。)
_/_/ それなのに『寸法値の誤読をするのは作業者の勝手』と言わんばかりの資料を作り、
_/_/ 『私は指示通り一品図へ寸法を付加して、納期を守りました!』みたいなことをするのが、責任ある行動なのでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 実際、小物なら図面と照合を行える寸法って、限られますよね?
_/_/ それすら知らない作業者が作ったとしか思えない一品図を、『客先へ納品する』という責任者の判断と行為。
_/_/ 秘書や会計責任者が勝手にやったことなので、私は知らない!って、言ってる政治家と同じではないでしょうか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一体全体、いつの頃からこのような原寸資料が出回り始めたのか知りませんが、
_/_/ 客先の言う『何故か、改善しない。』っていう状況から察すると、
_/_/ 多分、業務の責任者が担当者へ作業の指示をする際の方法に、問題なり難しさが有るのでしょうね。
_/_/ 
_/_/ 例えば日本語の分からない橋梁初心者に、英語で寸法付加の指示をする際に、
_/_/ 『ジス ドローイング …… ディメンジョン?』としか指示出来なかったとしたら?
_/_/ 
_/_/ それは責任とか無責任とかの問題ではなく、やって良い事と、やっちゃいけない事の問題ですよね?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私たちの世代なら、せめて作業開始の小一時間くらいは、自分でやって見せて『やってみろ!』と教えたものですが、
_/_/ (教えられる側は小一時間も見ていると『そんなこと分かってる。』退屈に成るものですが、
_/_/  『何でそんな面倒な手順で?』と気付けた作業者は、伸びたと思います。)
_/_/ 今どきは『これがお手本!』って、サンプルを渡すことさえ行って居ないのでは?……と、疑いたく成ってしまいます。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 『教えても、作業者自体が頻繁に変わるので、いたちごっこ。』
_/_/ 『教えられる側にも優劣が有って、品質を均等化するのは難しい。』
_/_/ 『そもそもが教えられる側に向上心が不足しているので、教えても無駄。』
_/_/ 
_/_/ きっと言いわけは色々と有るのでしょうね。しかし、だからと言って、
_/_/ 『自主チェックを行えるだけの力が無いので、資料のチェックはお願いします。』と客先へは頭を下げつつ、
_/_/ 実際には、図面との照合(検査)すら出来ない原寸資料を納品するような商取引が、いつまでも通用するとは思えません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ まぁでも、こんな時代に成ってしまった以上、それを嘆いて私が病気に成るのは愚策ですよね。
_/_/ きっぱりと断わるか、方針転換をするか、はたまた改善策を考えるか?
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに『一品図への寸法の付加』という点に於いては、
_/_/ 弊社が愛用しているソフトドローにも『自動寸法』なる機能は有るのです。
_/_/ しかし私自身、この機能を使いこなして無いンですよねぇ……。
_/_/ 
_/_/ 理由は単純に『ややこしいから。』なのですが、何故、そう感じてしまうのか?が問題ですよねぇ。
_/_/ 
_/_/ きっと私には、冒頭に記した『かつて運用を任されていた原寸システム』の考え方が沁みついているのでしょう。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 一品図の部材へ付加する寸法なんて、あの原寸システムの『単品加工図』の仕様通りで良いのです。
_/_/ 橋梁製作に於いては、図面と照合出来る寸法なんて限られるのだから、部材毎の『構造種』で、
_/_/ 一品図への寸法付加要領は固定出来るはずなのです。
_/_/ 
_/_/ 『この一品図に寸法を付加して欲しい。』と指示した際に、それが横構ガセットなら、
_/_/ 『主桁ウェブの板芯ライン、もしくはブレースの引付点を指示して下さい。』って、システムが問い返して来れば良いのです。
_/_/ そのことに依って、作業者は『横構ガセットは引付け点が大切!』なのだと分かるのです。
_/_/ 
_/_/ 私が見ても横構ガセットの主桁側溶接辺は判断出来るのだから、システムのAIだって、それ位は判断出来るように成るはずです。
_/_/ (AIなら構造種など指示しなくても、CLデータを図形認識させて『これは横構ガセット』だと判断出来るようにも成るはずです。)
_/_/ だとすれば『主桁の板厚は9ミリ』って答えるだけでも、一品図と図面との照合に必要な寸法は生成出来るはずです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに一品図への自動寸法付加に『これしか無い!』なんて正解は無いと思います。
_/_/ (自分が理解出来ることと、他人に理解して頂けることは、海と山ほどに異なると思います。)
_/_/ 
_/_/ でも『じゃあ何故、一品図に寸法を付加することは必要なのか?』を問われると、
_/_/ それは『図面との照合を行いたい=誤作を防ぎたい!』というのが、主な目的なのだと私は思います。
_/_/ 
_/_/ だったら、一品図(単品図)とは別の『チェック図』って名前の資料を作っても、良いじゃないでしょうか?
_/_/ その仕様を『図面との照合ができる仕様』という目的だけに絞れば、
_/_/ 必要な寸法の7割、8割くらいまでは自動化出来ると思うのですが、難しいのかなぁ?
_/_/ 
_/_/ 私は7割、8割の自動寸法でも『一品図(単品図)の仕様の均一化』には、寄与出来ると思うのです。
_/_/ 
_/_/ だって、そこまでなら初心者でもガセットに正しい仕様の寸法を付加する事が出来るように成るのでしょう?
_/_/ その土台の上に、各社の作業者が手作業で不足した寸法や加工用の情報を付加すれば、
_/_/ (材料は同じでも、調理方法が各社で異なるのは当たり前のことなので、)
_/_/ それこそが各社の仕様に適した、一品図(単品図)に成るのではないでしょうか?
_/_/ 
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_/_/ 
_/_/ ちなみに船や自動車などでは曲面が多いため、その形状を寸法値で管理すること自体が出来ません。
_/_/ でも現実には製品精度の管理は出来ているのだから、寸法値だけで管理するという考え方も、本来は間違っているのだと思います。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ソフトドローから出力される『加工図』には、図面との照合用寸法だけじゃなく、線形や原寸仕様との照合情報も出力して欲しい。
_/_/ そう成れば、私のような一品図チェッカーなど、不要に成りますね。^^;
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_/_/ 実は最近、ちょっと体調が優れないので、ちょっとした検査を行うことと成りました。
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_/_/ 『つい最近、入院騒動が有ったばかりなのに、大変ですね。』
_/_/ 看護師さんからは憐憫の言葉を掛けられる訳ですが、私とて、好き好んで通院をしているわけじゃ無し、
_/_/ 『厄年……って訳でもないのでしょうが。』としか応えられないのは、辛いところ。
_/_/ 
_/_/ 近所の先輩からは『お前、どんだけ不摂生を貯め込んでいるんだ?』って呆れられたのですが、
_/_/ 私と同業だった外注さんは、今の私の年齢よりも若くして亡くなったし、
_/_/ 私はここまで身体が持ったこと自体が、奇跡なのかも知れません。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そのように考えてみると、この検査で大きな問題さえ無ければ、人生ひとつ丸儲け!
_/_/ もう一度、四国88ヶ所を巡礼するも良し、高野山への一泊旅行も良し、永平寺まで足を延ばすのも良し。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ そう言えば、昨年から弊社でも使用させて頂いている『addCad(アドキャド)』でも、
_/_/ 3次元でのサーフェース・モデリングは出来ると判明しました。
_/_/ (私は3D面とサーフェースの違いを知らないと言うことだけで、約20年間つまづいていたようです。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 私はかつて、これでも『金型の3Dモデリング』には、職人魂の全てを注ぎ込んでいたので、
_/_/ その道が閉ざされた際には屈辱感で、自分自身が壊れてしまった経験が有るのです。
_/_/ 
_/_/ まぁ幸か不幸か、その後はアニメとかお釈迦様とか言ってる内に、運良く無事に30年近くを過ごせましたが、
_/_/ こんなはずじゃ無かったのに!っていう未練とは、無くならないものですねぇ……。
_/_/ (お釈迦様は『未練』を、好ましいものだと言われていませんが……。)
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに、サーフェースなら点を投影したり、オフセットしたり、トリムすることは出来るようなので、
_/_/ 多分、サーフェース同士の干渉も出せると思います。
_/_/ (多分、INTERFEREなのですが、これってソリッド編集のコマンドなんですよねぇ……?)
_/_/ 
_/_/ フィレットも簡単に入れられるようですが、もうちょっとサーフェースの基本概念を知りたいですねぇ。
_/_/ (ガイドとかパスとか『自動調整された○○』とか、そりゃ、何ンでっしゃろ?って感じです。)
_/_/ 
_/_/ まぁこれだけでも、自分の思う水準までマスター出来たら『ボケない程度の余生』くらいは送れそうですし、
_/_/ お小遣い程度でも収入を得られる仕事を作れたら、会社とて継続出来るかも知れない。
_/_/ (3Dプリンタも3Dゴーグルも、ホコリを被ったままですし……。)
_/_/ 
_/_/ なんとなく30年間止っていた時計が動き始めそうな予感……、って『何を今さら?』なのですが、
_/_/ ちょっとだけ、ワクワクしています。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ ちなみに5月の連休にはマツダスタジアムまで、カープの試合を見に行く予定。
_/_/ 
_/_/ お彼岸の墓参りは適わなかったので、本当にカープの観戦が実現できるのか、ちょっと不安は有るのですが、
_/_/ 順調なら4月中に墓参り、5月はカープ観戦の予定としたいです。
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 
_/_/ 今日も一日を無事に過ごせた事だけに、感謝!です。
_/_/ 
_/_/ 精進を致しますので、皆様も日々の精進を心掛けましょう!!
_/_/ 





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