基本的な疑問文と否定文のつくり方

  1. 文の中にbe動詞がある場合 → be動詞を使う
      例  肯定文     You are a student.
          疑問文   Are you a student ?
          否定文   You aren't a student.

  2. 文の中に助動詞がある場合 → 助動詞を使う     
     注)この場合の助動詞とはcan・will など日本語での意味がある助動詞と考えます。
      例  肯定文   She can play tennis.
         疑問文   Can she play tennis ?
         否定文   She can't play tennis.

  3. 文の中に一般動詞しかない場合 → do・does(過去形ならdid)を使う
       doを使う場合 → 主語が1人称・2人称と複数形の時
       例  肯定文   They study English everyday.
           疑問文   Do they study English everyday ?
           否定文   They don't study English everyday.

       doesを使う場合 → 主語が3人称単数の時
        例  肯定文   He likes baseball.
             注)主語が3人称単数なので一般動詞のlikeに3単現のs(es)がついています。
               「ちょっと寄り道」を参照してください。
           疑問文   Does he like_ baseball ?
           否定文   He doesn't like_ baseball.
                        ↑
    ※ 疑問文や否定文の時は必ず一般動詞についた3単現のs(es)を取り、原形(もとの形)に
       もどさなければなりません。

  ● こんな時はどうする?
       同じ文の中に動詞が2つある時は、上のどの方法でつくったらいいのでしょうか?
       それには次の「動詞の力関係」を頭に入れておけば大丈夫です。
        動詞の力関係    強い  助動詞  >  be動詞  >  一般動詞   弱い
       つまり2つの動詞のうち、力の強い動詞での作り方を優先すればいいんですね。

  ● 困ったもんだ、do と does
        What do you do ?
        Jane does her homework.
      この2つの文章を見て、おや?と思いませんでしたか?  
      上の文では do が2つも使ってあります。 下の文では肯定文なのに does が使って
      ありますね。 どうしてでしょう?
       do(does)には疑問文や否定文で使う意味のない助動詞としての使われ方と、
       「する・行う」という意味のある一般動詞としての使われ方の2種類がある。
      これが答えです。 
      ではどうしたら助動詞なのか一般動詞なのか見分けることができるのでしょう?
      これにもある程度の法則があります。 一般動詞は主語よりもあとに使われます。 
      この法則に従って上の文の do(does)がどちらなのかを考えてみましょう。 
      上の最初の文では you という主語をはさんで do がありますね。 法則に従うと 
      you のあとについている do は一般動詞の do 。  you の前についている do は
      疑問文をつくるための意味のない助動詞の do だということになります。
      次の文では Jane という主語の次についているので一般動詞だということになりますが、
      さらに Jane は3人称単数なので3単現のs(es)がついた形となっています。


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