不気味な幕開け

     毎年、石垣の草取りをするのに、取っても、すぐに草が生えてくる事と、生えた草の陰に蜂が
     巣を作っている事で作業が遅れる経験をしてきた。 そこで、去年は、いつもは5月の連休頃に
     取る石垣の草を3月から開始してみた(この辺の様子は、農業記・2002年、にゃおの実験
     ごらんください。 リンクで飛べます)
     結果、確かに早くから草を取ると、蜂が巣をする確率はぐっと低くかったのだけど、田んぼ準備が
     本格化する頃までに3回くらい草を取るハメになってしまって、全体的には効率が悪かった。
     端から端まで草を取り終えるのに3日間くらいかかったとしても、1回で済ませる方が楽というもの。
     にゃおは、今年は1回だけにする事にした。

     1度で済ませようとすると、いつも通り、4月下旬頃に取り始めるのがいい。
     連休は子供も家にいるし、主人も仕事だから、平日に一人でノンビリ取るのが一番だ。
     主人は一人で仕事をするのは勢が悪いという。 だからちょっとした事でもにゃおを巻き込む。
     それくらい一人でしろよな!!って思うような些細な事でも呼ぶ。 迷惑なことだ(苦笑)
     にゃおは逆。 誰かと一緒に作業をするのは煩わしい。 だって話に付き合わないといけないもん。
     にゃおは何かを始めると最初は独り言をぶつぶつ言ったり(怪しいオバサンか?(爆))、鼻歌を
     歌ったりするけど、だんだん集中してくると無口になる。 無言でひたすらやる方なのだ。
     それなのに横から何か話し掛けられ、ほとんど内容を聞いてないとしても、適当に相づちを
     打つ事すら面倒くさい。 だから一人の方がいいのだ。

     支度をして外に出る。 毎度、書くけど、4月ともなると陽射しはもう夏並みに暑かったりする。
     うっかりすると日焼けするからそれなりの準備が要るのだ。 さらに午前中、ビッシリ仕事を
     するとなると3時間近くになるから、ちょっとしたアメも準備(笑)  本当は水とか飲み物を
     持って行った方がいいんだろうね。 だけど、どういうわけか、にゃおは何かの途中で
     水を飲むっていう習慣がない。 途中で水分を補給した方が体に優しいってわかってるけど
     1度、作業を中断するともうやる気が失せてしまうので、できるだけノンストップでする。
     ただ、アメだと舐めながら作業ができるし、糖分も補給できるからいいかなぁ〜なんて
     勝手に思ってるわけだ。

     さぁ、やるぞ。
     今年、初めての石垣の草取りだから、たくさん蜂の巣があるだろうな。
     気を引き締めて取り掛からないとね。 カマで伸びた草を刈りながら、石垣の間は手で取って行く。

     ところが・・・だ。
     どういうわけか、今年は蜂の巣がほとんどない
     平均的に毎年、12個前後の蜂の巣が見つかるのだけど(←ちゃんと数えてたりする)、
     今年は3つしかなかった。  おかげで、始末も楽だったし、蜂の巣退治で時間をロスすることも
     ほとんどなかった。 にゃおに取ってはありがたい事だったのだけど・・・

     なんか、腑に落ちないんだよね。
     なんで今年はこんなに蜂の巣が少ないんだろう?
     どういうわけだか、いや〜な予感がするんだなぁ・・・

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